登録日:2019/09/16(月) 03:18:12
更新日:2024/05/09 Thu 13:43:52NEW!
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scp財団 scp foundation euclid 愛知県 公園 遊び scp-jp スクエア scp-794-jp
SCP-794-JPは、シェアード・ワールドの一つである怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクトで、JPのコードが示す通り日本支部で投稿されたオブジェクトである。
概要
SCP-794-JPは愛知県███市に存在する公園で、オブジェクトクラスはEuclid
「座敷童と遊べる公園」という噂を聞きつけた財団が調査を行ったことから発見、収容された。
このオブジェクトの異常性は、公園内で複数人で遊んでいる最中にある特定の文章(SCP-794-JP-1)を発音した際に発生する。
文章の内容は不明だが、唱えた場合どこからともなく人型実体(SCP-794-JP-2)が出現し、遊びに加わる。
この際遊んでいる人は人数が増えたことに違和感を持たず、遊びを継続するが、遊びを中断する、もしくは終了させるとSCP-794-JP-2は消失し、「あいつ誰だったんだ?」というように異常に気が付く。
SCP-794-JP-2の外見はケースによって異なるが、殆どの場合遊びの参加者と一緒にいても違和感のない恰好をしている。
実験記録794-JP-1 - 日付20██/██/██
参加者はD-794-1、D-794-2、D-794-3、D-794-4の4人
遊びの内容は「鬼ごっこ」
開始3分が経過した時点で、被験者の1人がSCP-794-JP-1を読み上げた。
結果SCP-794-JP-2が出現。外見は20代後半の男性のようで、標準的なDクラス職員と変わらぬ格好をしていた。
どうやら服装には応用が利くようである。
実験記録794-JP-5 - 日付20██/██/██
参加者はD-794-15、D-794-16、D-794-17の3人
遊びの内容は「麻雀」
起家はD-794-15
D-794-15がSCP-794-JP-1を読み上げ、SCP-794-JP-2が出現した。外見は70代前後の年老いた男性で、記述はないが恐らくDクラスの服装をしていると思われる。
実験記録794-JP-6 - 日付20██/██/██
参加者はD-794-18の1人
遊びの内容は「将棋」
先手はSCP-794-JP-2
D-794-18がSCP-794-JP-1を読み上げ、SCP-794-JP-2が出現した。外見は20台前後の女性。
実験記録794-JP-7 - 日付20██/██/██
参加者はD-794-19の1人
遊びの内容は「腕相撲」
SCP-794-JP-2がSCP-794-JP-1を読み上げ、SCP-794-JP-2が出現した。外見は30代後半のヨーロッパ人の男性。
上記の実験記録から、SCP-794-JP-2の人種や年齢、性別等にはばらつきがあることが分かった。
追記・修正をお願いします。
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麻雀で実験をするのは分かるが、何故3人で行ったんだ?さらなる調査を行う。 - 平田博士
実験記録を読んでいて、何か違和感を感じなかっただろうか?
なぜ「麻雀」を3人で行ったのか?
麻雀は知っての通り通常4人でやるゲームである。*1
なぜ「将棋」の先手がSCP-794-JP-2なのか?
SCP-794-JP-2の出現条件は遊びを行っている最中に文章を読み上げることである。
先手がいなければ将棋は開始できないし、明らかにおかしい。
何より、複数人で遊ぶことが条件であるのに、Dクラス1人だけでもSCP-794-JP-2は出現しているのである。
このオブジェクトの真相は、遊んでいる最中にある特定の文章を発音すると、遊びが終了した際グループ内から1人が消え、以降消えた1人を認識できなくなるというものである。
「増えていた」のではない
「減っていた」のだ。
最後に、この報告書には補遺がある。
実験記録794-JP-7以降、SCP-794-JP内で出所不明の玩具・遊び道具・電子機器が発見される事案が相次いで発生。現在、調査が行われています。
もしも1人で文章を唱えていたら、どうなるのだろうか?
SCP-794-JP スクエア
余談-メタタイトルについて
一般的な意味で解釈すればこの「スクエア」は、問題の事象が発生する広場、公園そのものととるのが普通だろう。
しかし、都市伝説的な意味での「スクエア」と言えば有名な「山小屋の一夜」が思い起こされる。
知っている方も多いだろうが、これは「雪山に5人で登山に出掛けたが、運悪く遭難。さらに一人が死亡してしまい命からがら山小屋にたどり着く。救助が来るまで寝ないように、山小屋の四つの角に一人ずつ待機して、次の角の人のところまで歩いて行ってタッチし続ける」というものである。
……おわかりの通り、これは絶対に4人では成立しない。ではいないはずの5人目は一体だれなのか……?というお話。
このメタタイトルは「いないはずの一人がいつの間にか現れている」怪奇現象だから「スクエア」というダブルミーニングと思わせて、実は「いるはずの一人がいつの間にか消えている」全く逆の怪奇現象である、という二重の仕掛けである。
追記、修正をお願いします。
CC BY-SA 3.0に基づく表示
SCP-794-JP - スクエア
by hal_aki
http://ja.scp-wiki.net/scp-794-jp
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- 財団が1人遊びの実験をする→特性により実験対象ごと実験の事実が忘れられる→出所不明の遊び道具だけ残る、ってこと? -- 名無しさん (2019-09-16 04:12:54)
- ↑そう考えると怖いな…消えたのはどこ行っちゃったんですかねぇ… -- 名無しさん (2019-09-16 05:57:25)
- 似たような話読んだ事あるんだけど、読んだ時期とこのSCPのナンバーを考えるとこっちが元ネタなのかも。聞いた話は特定の言葉を唱えるんじゃなく特定のゲーム機を持って集まるといつのまにか持ち主のないゲーム機が落ちてるっていうもので、高校生の都市伝説調査サークルがどんどん自分達の人数を少なく認識していき最後には…ってやつ -- 名無しさん (2019-09-16 06:36:56)
- ↑SCPの方が元ネタだろうという意味です。分かりづらくてごめん -- 名無しさん (2019-09-16 06:39:26)
- メタタイトル、『◯人ならできたはずの事象から1人減ってる』という現象に『4人ではできないはずの事象に5人目が加わる』スクエアを付けてるのが皮肉的で小気味いい -- 名無しさん (2019-09-16 09:16:03)
- 中に入った医者と患者の母子が減った事になるSCPの都市伝説版 -- 名無しさん (2019-09-16 11:57:15)
- スクエアって吹雪の山小屋の意味が分かると怖い話のことか -- 名無しさん (2019-09-16 15:13:49)
- ↑俺もタイトル聞いてそれを連想した。むしろ↑5の人の言ってる都市伝説のことがピンと来ないんだよね… -- 名無しさん (2019-09-16 19:07:50)
- あれや。0匹のイナゴの亜種 -- 名無しさん (2019-09-16 19:39:50)
- 腕相撲の記録の時点ですでにおかしかった、読み上げた人が消えちゃったのね -- 名無しさん (2019-09-17 00:33:15)
- 三麻あるやろ…って思ってしまった -- 名無しさん (2019-09-17 21:41:45)
- 大した危険もない(ように見える)遊ぶだけなんて実験でわざわざ麻雀選んで三麻の方が不自然やろ -- 名無しさん (2019-09-17 22:05:52)
- しかも4人目カモンと言わんばかりの三麻。財団的には四麻にプラスワン出来るかという実験の方がやりたいと思うだろう -- 名無しさん (2019-09-17 22:21:08)
- ナンバーの794は「無くし」かな? -- 名無しさん (2019-09-18 20:37:09)
- そりゃ違和感覚えないわな……元からそこにいたんだから -- 名無しさん (2020-02-08 14:03:29)
- >SCP-794-JP-2がSCP-794-JP-1を読み上げ、SCP-794-JP-2が出現した この文章でおかしいと思わんのか担当職員・・・ -- 名無しさん (2020-12-29 02:28:34)
- 吹雪の山小屋と公園っていう閉塞的な空間と開放的な空間って言う対比もある? -- 名無さん (2022-07-15 06:48:49)
- 山小屋の4人で人が減った解釈は洒落怖だか師匠シリーズだかで初めて読んだ気がする -- 名無しさん (2023-04-09 18:43:19)
- ↑9 気づくのが遅い -- 名無しさん (2023-04-30 13:14:45)
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