JLA/Avengers

ページ名:JLA_Avengers

登録日:2019/05/31 (金) 21:05:19
更新日:2024/04/05 Fri 13:51:38NEW!
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『JLA/Avengers』は2003年にDCコミックスとMARVELから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『JLA/Avengers』#1~#4*1
発売 2003年9月から
脚本 カート・ビュシーク
作画 ジョージ・ペレス


日本では未邦訳。


『DCユニバース』を代表するチーム『JLA』と『MARVELユニバース』を代表するチーム『アベンジャーズ』の共演を描いた作品。
2つのチームの共演は2つの会社のクロスオーバーが盛り上がっていた1980年代初頭に1度企画されるも、
編集部間の連携が上手く行かず頓挫し、この一件でクロスオーバーも一旦途切れることになった。
その後1990年代に2つの会社のクロスオーバーは復活し、1996年の『DCvsマーヴル』で2つの宇宙の共演が描かれたが、
『JLA』と『アベンジャーズ』の共演は描かれず*2没企画から20年後の本作でようやく実現となった。


ストーリーは『アストロシティ』や『マーヴルズ』で知られるカート・ビュシークが担当。
没企画版のシルバーエイジにおける『JLA』と『JSA』のクロスオーバーをモデルにしたアイテムの奪い合いがベース。
当時はシンプル過ぎると問題視された点を補うため、それぞれの宇宙や歴史を巻き込んだ壮大なものに仕上げている。
但し2つの宇宙の初共演となった『DCvsマーヴル』といった過去のクロスオーバーは無視されている。
また各章のタイトルは2つの会社の過去作から取られている。


アートは没企画でも担当予定だったとされ『クライシス』や『インフィニティ・ガントレット』で知られるジョージ・ペレスが担当。
彼の特徴とも言える膨大な書き込みが存分に発揮されており、2つの宇宙のヒーローが入り乱れる戦闘シーンは圧巻。
またこういったクロスオーバーでは描かれづらい平穏な交流シーンも盛り込まれている。


本作を最後に2つの会社のクロスオーバーは終りを迎え、互いの親会社がライバルになったこともあり再販も望めない状況にあった。
しかし膵臓癌で余命宣告を受けたジョージ・ペレスを支援するため、2022年にHero Initiative*3が主導となり再販が実現した。


MARVELではその後の作品に本作の影響は見られなかったが、DCコミックスではカート・ビュシークが担当した作品で、
『クライム・シンジゲート』やクローナのその後が描かれた。




『JLA/Avengers』#1
『Avengers/JLA』#2
『JLA/Avengers』#3
『Avengers/JLA』#4




『JLA/Avengers』#1



【物語】

突如『DCユニバース』と『MARVELユニバース』の星々にもう一方の世界の宇宙人が現れ暴れ始める。
早速調査を開始しグランドマスターと出会った『JLA』は、2つの世界に迫る危機を止めるためには、
2つの世界に存在する12個のアイテムを集める必要があることを知り、確証を得るため『MARVELユニバース』に向かう。
調査を続けていた『アベンジャーズ』は、現れた『JLA』を他の宇宙人と同じく脅威と見なし『DCユニバース』へと追い返す。
その直後メトロンから『JLA』が12個のアイテムを集め『MARVELユニバース』を滅ぼそうとしていると知り、
『アベンジャーズ』は一先ずアイテムの1つ『アルティメット・ヌリファイアー』を取り戻すため『DCユニバース』に向かう。
互いに相手のヒーローと世界の関係性を誤解したままメトロポリスで対面した『JLA』と『アベンジャーズ』は、
理解し合う暇もなく戦いを始めてしまう。その裏に大きな陰謀が蠢いていることも知らないまま。



【登場人物】

≪ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ/JLA≫

『DCユニバース』を守るヒーローチーム。地球に現れたターミナスとの戦いで異変を知り調査を開始する。
なかなか手がかりがつかめない中、突然現れたグランドマスターから情報を得て『MARVELユニバース』に向かった。
悲惨な現実を目にしながら任務を優先し千島列島に向かい12個のアイテムの1つ『アルティメット・ヌリファイアー』を入手するも、
『アベンジャーズ』の手で『DCユニバース』に追い返され彼らをグランドマスターの語った敵対勢力と思い込んでしまう。
そしてメトロポリスで『アベンジャーズ』と相対し戦いに突入する。


メトロポリスを守る鋼鉄の男。フラッシュからの情報やラトベリア*4とジェノーシャ*5の惨状、
ハルクとパニッシャーの暴挙を目撃し、『MARVELユニバース』のヒーローへの失望を強めていく。
その思いがメトロポリスでの戦闘を後押しした。


ゴッサムを守る闇の騎士。グランドマスターの言葉を疑い『MARVELユニバース』の状況を調査するも、
その結果スーパーマンに『MARVELユニバース』への疑念を抱かせることになった。


超人的力を持つアマゾン族の平和大使。


  • グリーンランタン(カイル・レイナー)

宇宙最強の兵器『パワーリング』を操るイラストレーター。


超スピードを操るヒーロー。ターミナスの破片を利用することで『MARVELユニバース』にたどり着き偵察を行った。
いきなりミュータントへの迫害を目撃してしまい、彼自身も攻撃を受けたため悪印象をチームに伝える結果となった。
その後『MARVELユニバース』では力の源となる『スピードフォース』が弱まるため、チーム全員が向かう際には待機した。


  • アクアマン(オリン/アーサー・カリー)

海底王国アトランティスの王*6


  • マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョーンズ/ジョン・ジョンズ)

様々な超能力や変身能力を持つ火星人。


  • アトム(レイ・パーマー)

特殊なスーツとベルトで体を縮小できる科学者。フラッシュに代わり『MARVELユニバース』行きに参加した。
『アベンジャーズ』の手で他のメンバーが追い返される中、独り取り残されてしまう。
その後『アベンジャーズ』の前に現れたメトロンを追い、彼とグランドマスターの密談を目撃する。


  • プラスチックマン(イール・オブライエン)

プラスチックの様に自在に肉体を変化させる力を持つヒーロー。



≪アベンジャーズ≫

『MARVELユニバース』を守るヒーローチーム。地球に現れたスターロとの戦いで異変を知り調査を開始する。
アイアンマンの開発した次元振動観測装置で『JLA』の出現を知り、千島列島で初対面となった。
彼らを追い返すことには成功するも危険な兵器である『アルティメット・ヌリファイアー』を持ち去られ不信感を強める中、
メトロンからの情報で『JLA』を脅威とみなし、メトロンから与えられた『マザーボックス』で『DCユニバース』に向かう。
市民のヒーローへの対応の違いに困惑する中、メトロポリスで『JLA』と相対し戦いに突入する。


  • キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)

実験で得た強靭な肉体と苦難の人生で鍛え上げた精神を併せ持つ英雄。
市民と仲良く交流しミュージアムまで作られる状況に、『DCユニバース』のヒーローは人々に代価を求めていると思い込んでしまう。
その思いがメトロポリスでの戦闘を後押しした。


  • アイアンマン(トニー・スターク)

自らが開発したパワードスーツで戦う社長兼発明家。次元振動観測装置や振動数変動装置を開発し『JLA』に対応する。


  • ソー

アスガルドの王オーディンの息子にして雷の神。好戦的な性格が災いして、『JLA』をすぐに疑ってしまう。


  • スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)

現実を歪める『カオスマジック』を操るミュータント。


  • クイックシルバー(ピエトロ・マキシモフ)

超スピードを操るミュータント。


  • ヴィジョン

様々な機能と人間性を併せ持つアンドロイド。


  • ホークアイ(クリント・バートン)

紫のコスチュームに身を包んだ弓の名手。しばらく『アベンジャーズ』を離れていたが連絡を受け復帰した。


  • ワスプ(ジャネット・ヴァン・ダイン)

縮小機能を持つ蜂のようなスーツを操る女性科学者。『JLA』追跡には参加せず基地でサポートを行う。



≪ヴィラン≫

  • ターミナス(MARVEL)

『セレスティアルズ』に対抗するために生み出された生命兵器。『DCユニバース』の地球に現れ『JLA』と戦った。
圧倒的なパワーと耐久力で『JLA』を追い詰めたが、彼らの連携で自身の攻撃を返され敗北した。


  • スターロ(DC)

顔に張り付くことで相手を洗脳するヒトデ型の宇宙生物。『MARVELユニバース』の地球に現れ『アベンジャーズ』と戦った。
市民だけでなくヒーローたちも操り『アベンジャーズ』を追い詰めたが、
スカーレット・ウィッチの『カオスマジック』で中枢にアクセスされ異常をきたし宇宙に逃げ去った。


  • 『MARVELユニバース』の怪獣たち

フィン・ファン・フームを始めとする怪獣たち。千島列島で『JLA』に襲い掛かった。



≪その他≫

  • クローナ(DC)

宇宙の始まりを探り宇宙に悪をもたらした罪で、肉体を失い永遠の流刑となった科学者。
宇宙を漂う中で自分を見失いかけながらも、宇宙を滅ぼす強大な力を得て真実を探し求めていた。
真実を追い求め『MARVELユニバース』の『Earth-10081』や『DCユニバース』の『反物質宇宙』を滅ぼし、
『MARVELユニバース』の『Earth-616』でグランドマスターの前に姿を現した。


  • グランドマスター(エン・ドゥイ・ガスト、MARVEL)

ゲームに強い執着を持つ太古からの存在。『エルダーズ・オブ・ザ・ユニバース』の1人。
銀河を使ったゲームについて考えているとクローナの接触を受けた。
その後ウォッチャー(ウアトゥ、MARVEL)と共に『JLA』の前に現れ、危機を防ぐ方法と敵の存在を教えた。
『JLA』と『アベンジャーズ』の戦いが始まると、メトロンと共にクローナとのゲームと真の目的について話し合う。


  • メトロン(DC)

全知の力を与える『モビウス・チェア』に乗り世界を観測し続けてきたニューゴッズ。
『JLA』を追い返した『アベンジャーズ』の前に現れ、『JLA』の危険性の情報と『マザーボックス』を与えた。


  • スペクター(ハル・ジョーダン、DC)

神に仕える復讐の天使。かつてグリーンランタンだったハルを依り代にしている。
ターミナスを倒した『JLA』の前に現れ、ターミナスが別の世界の存在だと教えた。


  • クエーサー(ウェンデル・ヴォーン、MARVEL)

『クォンタムバンド』を通じ、無限のクォンタムパワーを発揮するヒーロー。
アステロイドベルトの深宇宙探査機地にいたところ、宇宙の異変を発見し『アベンジャーズ』に報告した。




『Avengers/JLA』#2



【物語】

メトロポリスでの『JLA』と『アベンジャーズ』の戦いは、スカーレット・ウィッチの『カオスマジック』の暴走*7で一旦幕を閉じた。
距離を取った2つのチームは一旦アイテムの回収を優先し、互いの全戦力を投入した争奪戦を繰り広げる。
その一方、戦う中で認め合い裏に潜む何かを感じたバットマンとキャプテン・アメリカは独自の動きを取る。
激しい戦いの末に残されたアイテムは『コズミックキューブ』のみとなり、2つのチームはサベッジランドで最後の決戦に挑む。



【登場人物】

≪12個のアイテムと戦い≫

グランドマスターとメトロンがヒーローたちに教えた強大な力を持つ12個のアイテム。
全てを揃えることでグランドマスターは世界が救われ、メトロンは世界が滅びると語る。
『JLA』はグランドマスターから、『アベンジャーズ』は強化された『カオスマジック』と『マザーボックス』の力で位置を知った。
いくつかのアイテムは本来属していない世界に隠されている。
回収されたアイテムは戦いでの使用を防ぐためか、グランドマスターによって管理される。
それぞれのチームのメインメンバーがもう一方の世界へ回収に向かい、サブメンバーが迎撃を試みる。


  • アルティメット・ヌリファイアー(MARVEL)

宇宙魔神ギャラクタスすら打ち倒すという究極兵器。#1で『JLA』によって回収され、メトロポリスでの戦いの引き金となった。


  • パワーバッテリー(DC)

グリーンランタンの『パワーリング』にエネルギーをチャージするランタン型バッテリー。
カイルの自宅に置いてありフラッシュが回収に向かうも、先回りしていたアイアンマン*8とホークアイがアイテムを回収した。


  • ラーの宝珠(DC)

加工した隕石のついた古代エジプトの王笏。メタモルフォ(レックス・メイソン、DC)誕生の原因となった。
『MARVELユニバース』のSanto Rico*9へスーパーマンとグリーンランタンが回収に向かい、
ワンダーマン(サイモン・ウィリアムズ、MARVEL)とウォーバード(キャロル・ダンバース、MARVEL)が迎撃に現れた。
グリーンランタンがワンダーマンを相手取り、ワンダーマンが戦いを優位に進める。
しかしウォーバードを倒したスーパーマンの援護でワンダーマンも敗北し、『JLA』がアイテムを回収した。
スーパーマンはこの戦いの裏に何かを感じるも、『アベンジャーズ』の世界の向き合い方に納得できず戦いを止めずにいる。


  • エタニティブック(DC)

宇宙の歴史が秘められた強力な魔法の本。アーサー王時代から存在する。
『MARVELユニバース』のアスガルドへワンダーウーマンとアクアマンが回収に向かい*10
ハーキュリース(MARVEL)とシーハルク(ジェニファー・ウォルターズ・ジェイムソン、MARVEL)が迎撃に現れた。
ワンダーウーマンが自分の世界の因縁からハーキュリースを相手取り激しい戦いを繰り広げる。
アクアマンはシーハルクに追い詰められるも、アトランティス人の性質*11を利用して距離を取り『JLA』がアイテムを回収した。


  • ワトゥームの杖(MARVEL)

世界に6つ存在するという持ち主に強大な力を与える杖。
『DCユニバース』の『フラッシュ・ミュージアム』へスカーレット・ウィッチとクイックシルバー*12が回収に向かい、
ホークマン(カーター・ホール、DC)とブルービートル(テッド・コード、DC)、ブラックキャナリー(ダイナ・ランス、DC)が迎撃に現れた。
両者が激しい戦いを繰り広げるも、『カオスマジック』の力でホークマンたちを倒し『アベンジャーズ』がアイテムを回収した。


  • ウスールの緑鐸、ニョルラスの銀輪、カリソスの赤壺(DC)

かつて銀河を支配した悪魔デーモンズ・スリーを呼び出す遺物。
『DCユニバース』のハッピー・ハーバーへソーとヴィジョンが回収に向かい、
レッドトルネード(ジョン・スミス、DC)とファイヤーストーム(ロニー・レイモンド、DC)が迎撃に現れた。
ソーをも圧倒するレッドトルネードの竜巻を止めるためヴィジョンが内部破壊を試みるも、
逆にその身に秘められていた竜巻の精霊にヴィションが吹き飛ばされてしまう。
最後にソーが雷を放とうとするもファイヤーストームの原子の檻に防がれ、『JLA』がアイテムを回収した。


  • メデューサ・マスク(DC)

見たものの感情を狂わせる仮面。本来はサイコ・パイレート(ロジャー・ヘイデン、DC)の所有物。
『MARVELユニバース』のワカンダへマーシャン・マンハンターとプラスチックマンが回収に向かい、
イエロージャケット(ハンク・ピム、MARVEL)とワスプが迎撃に現れた。
当初は互角の戦いを繰り広げいていたが、本気を出したマーシャン・マンハンターの超能力で『JLA』が勝利した。
しかしブラックパンサー(ティ・チャラ、MARVEL)が密かに動き、『アベンジャーズ』がアイテムを回収した。


  • 古の冬の小箱(MARVEL)

氷の巨人ユミルの『フィンブルの冬』が込められたというアスガルドの秘宝。
『DCユニバース』のスモールビルへアイアンマンとホークアイが回収に向かい、
グリーンアロー(オリバー・クイーン、DC)とキャプテン・アトム(ナザニエル・アダム、DC)が迎撃に現れた。
ホークアイ*13が『鉛箔抑制アロー』でキャプテン・アトムを、アイアンマンがグリーンアローを倒し、『アベンジャーズ』がアイテムを回収した。


  • イービル・アイ(MARVEL)

強力な力を持ったアヴァロンの秘宝。
『DCユニバース』のパラダイス・アイランドへスカーレット・ウィッチとクイックシルバー、ヴィジョンが回収に向かい、
フラッシュ*14とスティール(ジョン・ヘンリー・アイアンズ、DC)が迎撃に現れた。
スカーレット・ウィッチがロード・オブ・カオスからの悪影響で倒れるも、ヴィジョンがスティールを相手に時間稼ぎ、
クイックシルバーがアイテムを持ち去ろうとするが、全力のフラッシュには敵わず『JLA』がアイテムを回収した。


  • 運命の槍(DC)

磔にされたキリストの腹を刺した聖遺物で、持ち主に強大な力を与える。別名ロンギヌスの槍
『MARVELユニバース』のウォッチャーの月面基地へワンダーウーマンとグリーンランタンが回収に向かい、
クエーサーとフォトン(モニカ・ランボー、MARVEL)が迎撃に現れた。
ワンダーウーマンとグリーンランタンが勝利を掴むも、アイアンマンの不意打ちで『アベンジャーズ』がアイテムを回収した。


宇宙の神秘の力を秘めた魔宝石。
『DCユニバース』のアポコリプスへソーとホークアイ、クイックシルバーが回収に向かい、
フラッシュとスティール、ファイヤーストームが迎撃に現れた。
『インフィニティ・ジェム』は『インフィニティ・ガントレット』としてダークサイド(DC)の手に落ちていたのだが、
『DCユニバース』ではその力を発揮できなかったためダークサイドは『インフィニティ・ガントレット』を放棄した。
その直後フラッシュとクイックシルバーの奪い合いになり、『JLA』がアイテムを回収した。


  • コズミックキューブ(MARVEL)

現実改変能力を持つ輝く立方体。
『MARVELユニバース』のサベッジランドに両軍全員が集結し激しい戦いを繰り広げる。



≪その他≫

  • クローナ、グランドマスター

今回の事件の元凶。宇宙の真実を探る実験で宇宙を滅ぼしてきたクローナだったが、『Earth-616』ではグランドマスターが邪魔となり失敗していた。
クローナは実験のためにグランドマスターを排除しようとするが、彼から宇宙の始まりから生きる存在を教えられた。
詳細を望むクローナに対しグランドマスターは、互いの世界のヒーローによる12個のアイテムの奪い合いを提案した。
クローナが勝利した場合、彼は『MARVELユニバース』を滅ぼしてでも望む情報を手にする。
グランドマスターが勝利した場合、クローナは『MARVELユニバース』で何もせず別の宇宙に去る。
追加ルールとしてクローナはお互いが賭けるヒーローを交換することを提案し、
『アベンジャーズ』は自分の世界を滅ぼすために戦うことになってしまった。


  • メトロン

全知の力を与える『モビウス・チェア』に乗り世界を観測し続けてきたニューゴッズ。 独りギャラクタスの観察をしていた。


  • バットマン(ブルース・ウェイン)、キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)

人間の限界まで鍛え上げた2つの世界のヒーロー。
メトロポリスでの戦いでいつかのように千日手の状況の中、互いを認め合い真実を求め動き出す。
『バットケイブ』でメトロンを追うことに決め、『ファンタスティック・フォー』の力を借りてグランドマスターの基地にたどり着く。
そしてその場にいたアトムからグランドマスターとクローナのゲームを知った。


未知の宇宙線を浴びて超能力を得た科学者ヒーローチーム。
キャップの頼みでメトロンの調査を進めており、彼の行方を追うための『タイムバイク』をキャップに提供した。
シング(ベン・グリム)が届けたため、バットマンは彼の見た目とそれに反した性格に驚いていた。


  • ザターナ(ザターナ・ザターラ、DC)

言葉をさかさまに唱えることでパワーを発揮する魔術師。
オラクル(バーバラ・ゴードン、DC)の指示でロード・オブ・カオスにアクセスし、
スカーレット・ウィッチを通じて『アベンジャーズ』の動向を探る役目を担当する。サベッジランドの戦いにも参加する。



サベッジランドでの最終決戦はスーパーマンがソーを倒し、『アベンジャーズ』がスーパーマンに集中したことで大きく動いた。
グリーンランタンが『キューブ』の確保に向かうもウォーバードの妨害を受け、
フラッシュが奪い返すも『MARVELユニバース』ではクイックシルバーの方が素早く再び奪われた。


そこで勝負は引き分けと判断したグランドマスターとクローナが現れるも、
バットマンとキャプテン・アメリカが『キューブ』を奪い、その力でクローナを消そうと試みる。
しかしグランドマスターはそれを許さず、今度は『JLA』の勝利と判断しクローナを追い返そうとする。


クローナは約束を反故にしてグランドマスターに襲い掛かり、彼の意識からギャラクタスの存在を知り呼び出した。
ヒーローたちの攻撃を物ともせずクローナは真実を求めギャラクタスを打ちのめすも、
グランドマスターは最後の力を振り絞り12個のアイテムに力を注ぎ、世界は1つに収束し光に消えた。




『JLA/Avengers』#3



【物語】

無限に広がるマルチバース、その中には『JLA』が守る世界と『アベンジャーズ』が守る世界が存在し、交流を重ね固い絆で結ばれていた。
交流と戦いの日々を振り返る中、スーパーマンとキャプテン・アメリカの2人は言い知れない違和感を覚えていた。



【登場人物】

≪JLA/アベンジャーズ≫

2つの世界を守ってきたヒーローチーム。互いの世界*15に迫る危機に対し、協力して立ち向かってきた。
幾度の共闘を経て固い絆で結ばれており、折を見て互いの基地で交流会を開いている。


  • スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)、キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)

正義と真実を守るために戦うヒーロー。2つのチームの交流に違和感を感じている。


  • グリーンアロー(オリバー・クイーン)、ホークアイ(クリント・バートン)

凄腕の弓使いコンビ。良き喧嘩仲間で交流会のたびにその腕を競い合っている。


  • エロンゲイテッドマン(ラルフ・ディブニー、DC)、ワスプ(ジャネット・ヴァン・ダイン)

それぞれのチームの盛り上げ役。『JLA』の衛星基地での交流会をルアウ風にするよう提案した。
ワスプは『アベンジャーズ・マンション』での交流会で混乱するキャップに過去の戦いを教え落ち着かせようとする。


ワンダーの名を持つヒーロー。『JLA』の衛星基地での交流会で、恒例の腕相撲対決を行う。


  • レッドトルネード(ジョン・スミス)、スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)

人の心を持つアンドロイドと似た人物ヴィジョンを夫に持つミュータント。
『JLA』の衛星基地での交流会でレッドトルネードが義理の娘トラヤの写真を披露し、
それを見たスカーレット・ウィッチは養子を持つことを考え始めた。


  • スナッパー・カー(DC)、リック・ジョーンズ(MARVEL)、エドウィン・ジャーヴィス(MARVEL)

チームのサポート担当。『JLA』の衛星基地での交流会でスナッパーがテリヤキバーガーを振る舞った。



≪過去の強敵たち≫

2つのチームが協力して戦ってきた強力なヴィラン。


スーパーマンのライバルである惑星コレクターと『ファンタスティック・フォー』のライバルである天才科学者。
それぞれもう一方の世界に侵攻するも、ドクター・ドゥームは宇宙の果て『ソースウォール』に取り込まれ、
ブレイニアックは『アベンジャーズ』の基地『ハイドロベース』付近の海に沈んだ。


敵の能力をコピーするアンドロイドと最硬の金属『アダマンチウム』で作られたアンドロイド。
隠れ家で2つのチームを罠にはめ追い詰めた。


  • キー(DC)、グリムリーパー(エリック・ウィリアムズ、MARVEL)

科学と関わり深いヴィランと魔術と関わり深いヴィラン。
強力な力を持つ『サーペント・クラウン』を手にしザターナとマンティス(MARVEL)の力を利用することで、
セレスティアル・パワー』への扉を開こうとした。


  • ロード・オブ・タイム(DC)、カーン(MARVEL)

時間を操る強大なヴィラン。2つのチームを誘導し『Chronal Egg』というアイテムを奪い合わさせた*16



違和感に限界を感じたスーパーマンとキャプテン・アメリカは、互いをその原因と断じ激しく糾弾し合う。
ついに2人が拳をぶつけ合ったその瞬間、世界にヒビが入り全てが崩れ始めた。


気がつくとヒーローたちはバラバラのメンバーで、それぞれ吹雪のメトロポリスと炎渦巻くマンハッタンに目覚めた。
自分たちだけで無く市民も世界を移動した状況や敵対した記憶と協力した記憶の共存に混乱しながらも、
ヒーローたちは一体化しつつあるメトロポリスとマンハッタンの中心地、異変の元凶と思われるエネルギーの前で集結を果たす。


スーパーマンとキャプテン・アメリカが再び衝突しかけるも仲間の呼びかけで冷静さを取り戻すと、
2つの宇宙を融合させようとするクローナの姿をしたエネルギーを止めるため団結して立ち向かう。



≪JLA/アベンジャーズ≫

2つの世界を守ってきたヒーローチーム。記憶も世界も入り混じった状況に混乱しながらも、協力して異変に立ち向かう。
スカーレット・ウィッチとグリーンランタンに全員のパワーを集中させることで世界が一時的に落ち着いた状態を取り戻すと、
『アベンジャーズ・マンション』で融合しつつある宇宙や過去の姿となったヒーローたちの異変を確認する。
そして全ての鍵をグランドマスターが握っていると考え彼の基地に向かおうとすると、
突如現れたファントム・ストレンジャー(DC)の導きで異次元の道を進んでいく。


  • スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)

メトロポリスを守る鋼鉄の男。キャップと互いに不信感を捨てきれずにいたが、仲間の説得で事態の対処を優先する。


ゴッサムを守る闇の騎士。


  • ワンダーウーマン(ダイアナ)

超人的力を持つアマゾン族の平和大使。コスチュームが胸に鷲の飾りがついた過去のものになっている。
ワスプと共にスーパーマンとキャップの説得を行った。


  • グリーンランタン(ハル・ジョーダン)

宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。後継者であるカイルの存在は無くなっている。


超スピードを操る鑑識官。ウォリーが後を継いだ事実が無くなっている。


  • アクアマン(オリン/アーサー・カリー)

海底王国アトランティスの王。コスチュームは同じだが腕が義手では無くなっている。


  • マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョーンズ/ジョン・ジョンズ)

様々な超能力や変身能力を持つ火星人。


  • キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)

実験で得た強靭な肉体と苦難の人生で鍛え上げた精神を併せ持つ英雄。


  • アイアンマン(トニー・スターク)

自らが開発したパワードスーツで戦う社長兼発明家。アーマーがモデル20からモデル16になっている。
スーパーマンと共にエネルギーや地球の調査を行い、異なる地球同士の融合で異変が生じていることを発見する。


  • ソー

アスガルドの王オーディンの息子にして雷の神。髭が生えている。


  • スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)

現実を歪める『カオスマジック』を操るミュータント。コスチュームが初代のものになっている。


  • ヴィジョン

様々な機能と人間性を併せ持つアンドロイド。


  • ワスプ(ジャネット・ヴァン・ダイン)

縮小機能を持つ蜂のようなスーツを操る女性科学者。コスチュームが黄色のハイレグに赤のタイツの過去のものになっている。


  • ジャイアントマン(ハンク・ピム)

巨大化能力とアリを操る力を持つスーツを操る天才科学者。その名の通り過去に名乗っていたジャイアントマンになっている。


  • エドウィン・ジャーヴィス

『アベンジャーズ』のサポート担当でアイアンマンの執事。『アベンジャーズ・マンション』でヒーローたちの帰りを待ち続けていた。



異次元の道を進んだヒーローたちは傷つき倒れたグランドマスターの元にたどり着き、彼から真相を聞かされる。
グランドマスターは12個のアイテムを使い2つの世界を融合させ、その結合点でクローナを倒そうと考えていた。
しかし異なる世界の融合は失敗し、記憶の変化やスーパーマンとキャップの衝突を引き起こした精神の鋭敏化を招いていた。
グランドマスターの攻撃から生き残ったクローナは世界の融合を強引に進め、その果てに宇宙の始まりを知ろうとしていた。


真相を知ったヒーローたちだったが自分たちの今の記憶、2つのチームの共闘の記憶が偽りだと認めきれずにいた。
しかしグランドマスターが最後の力で見せた真実の歴史、戦いと栄光そして悲劇に満ちた歴史を受け入れ、
ヒーローたちは最後の戦いに挑む決意を固めたのだった。




『Avengers/JLA』#4



【物語】

2つの世界に危機が迫る中、『JLA』と『アベンジャーズ』は協力してクローナの居城に向かう準備を整える。
そして2つの世界の中心に飛び込んだ『JLA』と『アベンジャーズ』はクローナの野望を食い止めるため突き進む。
時間と空間の乱れによってあらゆるヒーローとヴィランが集い激しくぶつかり合う中、
『JLA』と『アベンジャーズ』は2つの世界の平和を取り戻すため全てを懸けて戦い続ける。



【登場人物】

≪JLA/アベンジャーズ≫

2つの世界を守ってきたヒーローチーム。打倒クローナのために協力して戦いに挑む。
全員で協力して次元移動船を造り上げ、2つの世界の中心にあるクローナの居城に向かった。
そしてキャプテン・アメリカの指揮のもとでクローナの部下となったヴィラン軍団と激しい戦いを繰り広げる。
彼ら以外のヒーローも地球での人命救助を行っている他、時間と空間の乱れで戦場に現れ戦いに協力する。
また時間と空間の乱れの影響で時折容姿が変化している。


メトロポリスを守る鋼鉄の男。キャプテン・アメリカに指揮官になるよう頼んだ。
その後キャップに呼ばれた際に、自分たちは世界に干渉しすぎではないかという不安を吐露した。
決戦ではキャップから預かったシールドを武器に突撃役を務める。


ゴッサムを守る闇の騎士。決戦では潜入役を担当し、クローナの居城の情報収集を行う。
途中バトロック(ジョルジュ・バトロック、MARVEL)に苦戦している間に敵の増援で追い詰められるも、
ブラックパンサー、ハントレス(ヘレナ・ベルティネリ、DC)、ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ、MARVEL)の援護を受け反撃する。


超人的力を持つアマゾン族の平和大使。決戦では前線で活躍し奥へと進む仲間のために殿を務め、
強敵サーター(MARVEL)にシーハルクと共に立ち向かう。


  • グリーンランタン(ハル・ジョーダン、カイル・レイナー)

宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。フラッシュと本来の歴史の後継者について話し合った。
決戦ではフラッシュを消された怒りからカイルの姿を取り戻し、体に残っていた『コズミックキューブ』の力で『エクストリーミスツ』(DC)を倒した。


超スピードを操る鑑識官。決戦では偵察から戦闘までこなすも、ホークアイを助けた隙を突かれドリームスレイヤー(DC)に2人共々消されてしまった。


  • アクアマン(オリン/アーサー・カリー)

海底王国アトランティスの王。決戦では早くに時間と空間の乱れによってグリーンアロー*17と入れ替わり姿を消してしまう。
その後帰還を果たし*18水中生物を操るテレパシーでアトゥマ(MARVEL)率いる海棲人を倒した。


  • マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョーンズ/ジョン・ジョンズ)

様々な超能力や変身能力を持つ火星人。決戦ではテレパシーで仲間全員の意識をつなぎ連絡役を務める。
しかし時間と空間の乱れによってブラッドウィンド(フレデリック・ウィドマー、DC)*19と入れ替わり、テレパシーによる援護が途切れてしまう。


  • アトム(レイ・パーマー)

特殊なスーツとベルトで体を縮小できる科学者。次元移動船の開発のために招集された。決戦ではサポート役を担当する。


  • キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)

実験で得た強靭な肉体と苦難の人生で鍛え上げた精神を併せ持つ英雄。他のメンバーの承諾を得て指揮官となった。
その後スーパーマンに突撃役とシールドを頼んだ際に、自分たちは十分に世界と向き合ってないのではという不安を吐露した。
決戦では次元移動船から指揮を執る。途中プロメテウス(チャド・グラハム、DC)の襲撃を受けるも、
時間と空間の乱れによってエネルギーシールド時代に変化し勝利した。


  • アイアンマン(トニー・スターク)

自らが開発したパワードスーツで戦う社長兼発明家。決戦ではグリーンランタンと組んで、自身のアイディアを即座に再現して活躍する。


  • ソー

アスガルドの王オーディンの息子にして雷の神。決戦ではスーパーマンと共に突撃役を務める。


  • スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)

現実を歪める『カオスマジック』を操るミュータント。決戦では早くに時間と空間の乱れによってクイックシルバーと入れ替わり姿を消してしまう。
その後何とか帰還しクローナに囚われた宇宙の化身キスメット(DC)とエターニティ(MARVEL)を発見する。


  • ヴィジョン

様々な機能と人間性を併せ持つアンドロイド。グランドマスターの元では平静を装っていたが、
スカーレット・ウィッチとの子供が本来の歴史では亡くなっていることにショックを受けていた。
そのことで取り乱すもマーシャン・マンハンターとスカーレット・ウィッチの説得で乗り越えた。
決戦ではラジオアクティブマン(チェン・ルー、MARVEL)とソラー(サイラス・キング、MARVEL)に追い詰められたスーパーマン*20を救うため、
ボロボロの体に残った全太陽エネルギーを照射しスーパーマンを復活させ倒れた。


  • ワスプ(ジャネット・ヴァン・ダイン)

縮小機能を持つ蜂のようなスーツを操る女性科学者。決戦では偵察と新たな仲間へのアドバイスを担当する。


  • アントマン、ジャイアントマン、イエロージャケット(ハンク・ピム)

巨大化能力とアリを操る力を持つスーツを操る天才科学者。本来の歴史ではワスプに暴力を振るった事実に苦しんでいる。
決戦では時間と空間の乱れによる容姿と能力の変化を活かし、様々なポジションで活躍する。


  • 次元移動船

『JLA』と『アベンジャーズ』が協力して造り上げた船。アクアマンが提供したアトランティスの戦艦をベースに、
アトムとアイアンマン、ジャイアントマンが中心となり改造を施している。改造の際には親睦を深めるため全員素顔になっている。
ヴィジョンが人工知能の代わりとなり、グリーンランタンの『パワーリング』が主動力。
次元の移動にはソーの『ムジョルニア』のエネルギーを加えフラッシュの『コズミック・トレッドミル』で振動数を調整し、
スカーレット・ウィッチの『カオスマジック』で作動する。
移動専用のため武装は機能せずキャタピラを備えている。戦闘中はキャップの移動基地として活躍する。



≪ヴィラン≫

  • クローナ(DC)

宇宙の始まりを探り宇宙に悪をもたらした罪で、肉体を失い永遠の流刑となった科学者。
それぞれの宇宙が具現化したキスメットとエターニティを捕えており、
ギャラクタスの遺体で作った居城で2体を一体化させ宇宙の始まりの秘密を知ろうと目論んでいる。
人心を操る力を持ち、ヴィランや悪の組織を操りヒーローの対処を任せる。



≪その他≫

  • メトロン

全知の力を与える『モビウス・チェア』に乗り世界を観測し続けてきたニューゴッズ。
実はクローナに『MARVELユニバース』を教えた張本人。そのためクローナからは共犯者と見られていた。
しかしメトロン自身にその意識は無く、クローナに本当に求めているものを問い姿を消した。











激戦の末にスーパーマンはクローナへの道を塞ぐ最後の壁にたどり着いた。
ソーから『ムジョルニア』を受け取ったスーパーマンは、全力の一撃で壁を破壊しクローナへと突き進む。


しかしクローナはキスメットとエターニティから奪ったエネルギーでギャラクタス以上の存在に進化し、
ヒーローたちを薙ぎ払い自らの目的を果たそうとキスメットとエターニティに迫る。


そこに消えたはずのフラッシュが現れクローナが気を取られた一瞬の隙を突き、
同じく消えたはずのホークアイが力の源の球体を破壊、クローナはキスメットとエターニティに吸い込まれ姿を消した。


全てに決着が付き歴史が正されたことで戦場には事件が始まった時点での『JLA』と『アベンジャーズ』のメンバーだけが残された。
2つの世界はスペクターの力で本来の交わることのない状態を取り戻し、ギャラクタスも再び動き出した。
そしてヒーローたちは互いに世界と向き合い続けることを誓い合い、それぞれの世界に帰還を果たすのだった。











戦いを見届けたメトロンは宇宙のエネルギーが全ての始まり『コズミック・エッグ』に戻ったのを確認し、
その中に含まれたクローナの残滓もやがて新たな宇宙になるとグランドマスターに語った。
今回の事件は未知の事態の観察を望むメトロンと新たなゲームを望むグランドマスターの仕組んだものだった。
2人はヒーロー、クローナ、自分たち自身も望む結果になったことに満足し、いつかまた試すことを提案し別れを告げた。




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*1 #1と#3は『JLA/Avengers』、#2と#4は『Avengers/JLA』。
*2 『DCvsマーヴル』の続編『Unlimited Access』では過去の『JLA』と『アベンジャーズ』の共演が描かれた。
*3 引退したり病気で働けなくなったクリエイターを援助する基金。ジョージ・ペレスも立ち上げメンバーだった。
*4 ドクター・ドゥームが治める国。
*5 マグニートーが治めていたがこの頃は壊滅している。
*6 コスチュームは当時連載されていた『Aquaman Vol.6』直前のもの。
*7 『DCユニバース』のロード・オブ・カオスの力で強化されたが、スカーレット・ウィッチに悪影響を与えている。
*8 『マザーボックス』の力でアーマーのセンサーが強化され、その力でアイテムの在り処にワープできる。
*9 ジャイアントマンとワスプによって救われた街。記念像も作られたが現在は破壊されている。
*10 ワンダーウーマン曰く、オリンポスに向かう時と同じ感覚。
*11 ウナギのような肌らしい。
*12 『フラッシュ・ミュージアム』で『スピードフォース』の存在を知り接触を試みている。
*13 グリーンアローとの弓勝負を期待していた。
*14 『MARVELユニバース』へ向かう時を考え、スティールが開発した『スピードフォースバッテリー』を身につけている。
*15 お互いに『Earth-One』を主張している。
*16 元ネタは1982年に没になったクロスオーバー企画の案。
*17 同じタイトルでデビューした。
*18 この際外見が当時の最新のものになっている。
*19 かつてマーシャン・マンハンターと一体化していた時期があった。
*20 レックス・ルーサーからスーパーマンの弱点を教えられラジオアクティブマンは『クリプトナイト』の放射線を、ソラーは赤い太陽光線を放った。

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