Wonder Woman: Dark Gods

ページ名:Wonder Woman_ Dark Gods

登録日:2019/04/20 Sat 18:47:22
更新日:2024/04/04 Thu 13:24:41NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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『Wonder Woman: Dark Gods』は2018年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『Wonder Woman Vol.5』#46~#50
発売 2018年5月から
脚本 ジェームス・ロビンソン
作画 スティーブン・セゴビア(#46~#47)、リック・レオナルディ(#47)、ヘスス・メリーノ(#48~#50)


『Wonder Woman Annual Vol.5』#2
発売 2018年6月
脚本 ジェームス・ロビンソン
作画 マーク・ラミング、ジム・カラフィオーレ、スティーブン・セゴビア


日本では未邦訳。


ジェームス・ロビンソンによるワンダーウーマン・サーガの最終巻。
ワンダーウーマン姉弟と『バットマン・メタル』の影響で現れた『ダーク・マルチバース』の神々との戦いを描いている。
強大な存在である神々との戦いやワンダーウーマンの弟ジェイソンの別れといった最終巻にふさわしい壮大な作品となっている。
『Wonder Woman Annual Vol.5』#2では『ブラッケスト・ナイト』での展開を受けたストーリーが描かれている。




【物語】

ワシントンでヴェロニカ・ケイルとチーターの争いに割って入ったワンダーウーマンは、戦いの中で謎のヴィジョンと意味深な言葉を見聞きする。
チーターを取り逃したワンダーウーマンは行方を捜していたが、トレバーから世界中で『Dark Gods』が原因の暴動が発生していると報告を受ける。
同じように暴走するスーパーガールを退けたワンダーウーマンはジェイソンと合流し姿を現した『Dark Gods』に立ち向かうとするが、
突如『スターサファイア・コァ』の手で彼女たちの本拠地ザマロンに連れ去られてしまう。
ザマロンで『スターサファイア・コァ』と協力して『Dark Gods』の一柱Karnellを打倒したワンダーウーマンは地球に戻ると、
ワシントンで独り戦っていたジェイソンと合流し『Dark Gods』に挑む。



【登場人物】

アマゾン族の王女で超人的力を持つ。チーターやスーパーガールとの戦いの中で『Dark Gods』の存在を知りその対処に当たる。
ザマロンにおけるKarnellとの戦いの中で彼らの素性や自分が原因で彼らが現れたことを知り、
地球に戻ると決意を新たにジェイソンと共に『Dark Gods』に立ち向かう。
『Dark Gods』の主神King Bestを大西洋に沈め動きを封じるとトレバーと合流し状況を確認する。
その直後パラグアイに向かったジェイソンの危機を知り彼のもとに急行するが、『Dark Gods』に操られたジェイソンの攻撃を受け倒れてしまう。


  • ジェイソン

ワンダーウーマンの双子の弟。父ゼウスの力を受け継ぎ超人的パワーと空気を操る力を持つ。
さらに前回の戦いからオリンポスの神々の力を1つ引き出す鎧をゼウスから、自在に呼び出すことができる槍を母ヒッポリタから与えられた。
鎧の力で養父グラッコスの行方を探し出し、鎧の秘密を知るため運命の三女神と面会するなどして過ごしていると
『Dark Gods』の襲来を知りワンダーウーマンのもとに駆け付ける。
彼女が『スターサファイア・コァ』の手で姿を消してしまうと単独で事態の収拾にあたろうとするが、
目を覚ましたスーパーガールやトレバーが派遣した『ジャスティス・リーグ』と合流し『Dark Gods』に立ち向かう。
『ジャスティス・リーグ』たちがKing Bestに吸収されると再びピンチに陥るがワンダーウーマンが帰還し反撃に転じる。
鎧や空気を操る力で姉を援護しKing Bestを大西洋に沈めるとSavage Fireが暴れるパラグアイに向かうが、
『Dark Gods』に操られ助けに現れたワンダーウーマンに攻撃を仕掛ける。



≪ヒーロー≫

多くのヒーローが事態の収拾に当たるも、そのほとんどが一般市民と同様に狂気にのまれ被害を大きくしてしまう。


  • スーパーガール(カーラ・ダンバース/カーラ・ゾー=エル)

スーパーマンの従姉妹。クリプトンの神ラオへの信仰を持っていたため『Dark Gods』に操られてしまいワンダーウーマンに攻撃を仕掛けた。
激しい戦いを繰り広げるも『真実の投げ縄』で拘束され気を失い取り押さえられた。
その後独りで『Dark Gods』に挑むジェイソンの援護に現れ、『ジャスティス・リーグ』とも合流するがKing Bestに吸収されてしまう。


  • ジャスティス・リーグ

世界を守るヒーローチーム。
登場するメンバーは
ゴッサムを守る闇の騎士バットマン(ブルース・ウェイン)
超スピードを操る鑑識官フラッシュ(バリー・アレン)
海底王国アトランティスの王アクアマン(アーサー・カリー)
特殊な技術で半身が機械化された青年サイボーグ(ビクター・ストーン)
様々な超能力や変身能力を持つ火星人マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョンズ)
猛禽類のマスクをつけた悠久の時を戦い続ける戦士ホークガール(ケンドラ・ソーンダース)


トレバーの依頼でジェイソンの援護に現れた。『Dark Gods』には操られず、スーパーガールを交えKing Bestに挑むも吸収された。



≪Dark Gods≫

未知のマルチバース『ダーク・マルチバース』から現れた神々。普段は巨大な石像の姿をしているが戦いでは人型となる。
主神King Bestが『ダーク・マルチバース』の人間に力を与えたことで誕生した。
『バットマン・メタル』での戦いでワンダーウーマンが願ったオリンポスの神々の帰還が歪んだ形で叶えられ『Prime Earth/Earth-0』に現れた。
突如呼び出されるも自分たちの存在意義である信仰を集めるために、それまでの信仰を奪い狂気をふるまいて世界中で混乱を引き起こしていく。
その一方で自分たちを呼び出した存在であるワンダーウーマンに狙いを定め攻撃を仕掛ける。


  • King Best

『Dark Gods』の主神で他の神々の生みの親。他の神々より一回り大きく石像のままで活動する。
最初は他の神々に任せ自身は動こうとしなかったが、『ジャスティス・リーグ』とスーパーガールを吸収すると暴れ始めた。
ワンダーウーマンとジェイソンの連携で大西洋に沈められてしまうが、物ともしておらずパラグアイに現れジェイソンを洗脳した。


  • Karnell

『Dark Gods』の一柱で愛の神。燃えるような白い髪に金色の鎧を身に着け2本の剣を武器とする。
過去の経験から無条件な愛は存在しないと考えており、相手の愛という感情に隙を見つけ大きなダメージを与える。
『スターサファイア・コァ』の本拠地ザマロンに現れ、彼女たちに壊滅的なダメージを与えワンダーウーマンを呼び寄せるよう仕向けた。
ワンダーウーマンと精神と生身の激しい戦いを繰り広げ追い詰めるも、自分の素性を明かしたことが災いし隙の無い同情の愛の一撃で敗れた。
肉体は消滅するも精神は残っており中国では彼の引き起こした酒池肉林の狂気が残っていた。


  • Savage Fire、God With No Name、Mob God

『Dark Gods』の神々。それぞれ戦争の女神、疑いと無の神、混沌と秩序の女神。
Savage Fireは南アメリカで戦争を、God With No Nameはロシアで集団自殺を引き起こし、Mob Godはイギリスから信仰以外の全てを捨てさせた。
ワンダーウーマンが地球から姿を消した直後ジェイソンに襲い掛かり、援軍が現れると各地に移動し被害をもたらした。
パラグアイにジェイソンが現れると合流し、助けに現れたワンダーウーマンに洗脳したジェイソンと共に襲い掛かる。



≪その他≫

  • スティーブ・トレバー

アメリカ海軍の上等兵曹でワンダーウーマンの恋人。『Dark Gods』が起こした異変を前に『ARGUS』に協力する。
ワンダーウーマンやジェイソンを通信で援護し、ドローンでKing Bestに攻撃を仕掛ける。


  • ヴェロニカ・ケイル

エンパイア社のCEOで『Godwatch』のリーダー。ドクター・サイバーの進言で再びチーターを捕らえ研究していた。
その後チーターが逃げ出し命を狙われるもワンダーウーマンに助けられた。


  • ドクター・サイバー、ドクター・ポイズン(マリナ・マル)

ヴェロニカ・ケイルの協力者。ドクター・サイバーはしばらく関係を断っていたがチーターの情報を手に入れ報告した。
ドクター・ポイズンはチーター研究の指揮を執っていたが、一瞬のスキを突かれ逃げ出されてしまう。


  • チーター(バーバラ・ミネルバ)

ウルズカルタガの呪いによって姿を変えられた考古学者。
ワンダーウーマンから逃走を繰り返していたところをヴェロニカ・ケイルに捕獲されその体を研究されていた。
突如昏睡状態に陥っていたが『Dark Gods』の到来とともに目覚め、
ウルズカルタガの呪いから解放され『Dark Gods』に選ばれるためにケイルに襲い掛かった。
しかしワンダーウーマンに防がれ意味深な言葉を残し姿を消した。


  • グラッコス

かつてヘラクレスと共にイアーソーンのアルゴー船で旅をした英雄でジェイソンの養父。
ジェイソンの前から長い間姿を消していたが、テロ集団『コブラ』に不死について研究されていた。
鎧の力を駆使したジェイソンに救出され再会を果たし、鎧について疑問を抱くジェイソンのために運命の三女神の力を借りる。


  • 運命の三女神

過去、現在、未来を象徴するギリシャ神話の女神たち。グラッコスの口添えでジェイソンの相談に応じる。
ジェイソンの鎧は元々ゼウスが『Dark Gods』に対抗するためにワンダーウーマンに残したものだと教えジェイソンを不安にさせるが、
今はジェイソンが選ばれたと語り姿を現した『Dark Gods』のもとにジェイソンを向かわせる。


  • スターサファイア・コァ

かつて『グリーンランタン・コァ』と敵対していた愛情を力の源とする『ランタン・コァ』。ワンダーウーマンが所属していたこともある。
突如現れたKarnellによって壊滅的なダメージを負い、Karnellの策略によってワンダーウーマンを呼び出した。
ワンダーウーマンと共にKarnellに挑み、よどみない愛の一撃で勝利した。




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