ステラのまほう

ページ名:ステラのまほう

登録日: 2018/08/15 Wed 14:19:27
更新日: 2024/03/21 Thu 13:34:28NEW!
所要時間:約 12 分で読めます



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『ステラのまほう』はまんがタイムきららMAXで連載されていた4コマ漫画作品、及びそれを原作とするテレビアニメ。
作者はくろば・Uで、2012年10月号から2022年2月号まで連載。全10巻。略称は「ステま」、ステルスマーケティングは関係ない。


◆概要

2012年に連載開始された4コマ漫画作品。


高校に入学した主人公・本田珠輝(ほんだたまき)が同人ゲームを制作する部「SNS部」に入部し、部の先輩や友人と奮闘する物語。
タイトルの「ステラのまほう」は、珠輝が入部して最初に作った同人ゲームのタイトルでもある。本編中に魔法などのファンタジー要素は一切登場しない。


まんがタイムきらら系の4コマ漫画であるが、内容はギャグありシリアスありの青春ドラマである。
遥か斜め上にぶっ飛んだ感性&個性豊かで可愛らしい登場人物のほのぼのとした日常風景を描く一方で、
豊かな個性ゆえに生じるメンバー間の意見の相違や衝突も写実的に、かつ魅力的に描かれている。
また同人ゲームを製作する際のスケジュールの厳しさ、集団制作の難しさ、さらに勉強との両立の大変さにまで踏み込んでいる。
登場人物も可愛らしさや意欲といった王道的な一面のみならず、皆どこか「コンプレックスなどにより後ろ向きで人間くさい」「理想と現実の差を直面している」…という、所謂「陰」の一面も巧みに秘めており、これらの点でも評価が高い。
アニメ化部分まではまだキャラクターの可愛らしさが中心だが、この物語の本領発揮はそれ以降にあると言っていい。
どうせ同人あるあるネタだのパロネタとかで茶を濁しながら美少女達がきゃっきゃうふふするんでしょ?…と思って読んだらシビアで生々しい人間関係の縺れを見せつけられて愕然とする人も。
しかしシリアス多めではあるが、いわゆる鬱展開のようにただひたすら泥沼な展開に陥る訳ではないため安心してほしい。


本作で繰り返し語られるテーマに「なぜ今自分がそれを創るのか」がある。


自分より上手い人がいくらでもいるのに、勉強など他にやることがあるのに、
お金をもらっているわけでもないのに、なぜ今わざわざ自分が本気になって創るのか


という同人制作やクリエイター活動、部活動、そして青春に対する本質的な問いが本作には込められている。
登場人物の多くがこの問いに直面し、周囲と交流したり衝突したりする中で自分なりの答えを見つけていく。


まんがタイムきらら系の漫画の例に漏れず登場人物のほとんどは女性であるが、友情を超えた百合描写は控えめ。
男体化した上でのBL妄想はあるが...
申し分程度にだが主人公に惚れる先輩の弟…的な場面があったり主人公が重度のファザコンだったり、異性との絡み自体は少ないながらもある。
SNS部の部員は互いに「苗字+さんor先輩」で呼び合うことが多く、節々の描写はともかく平常時は比較的現実的な距離感を保っている。



◆あらすじ

高校の入学式の日、同人ゲームを作る部活「SNS部」と出会った本田珠輝
やりたいことを見つけたと思って入部したものの、
絵もプログラムもシナリオも音楽も、一から自分たちで作るのって大変!
先輩や幼なじみと一緒に、完成を目指してがんばります!



◆登場人物

SNS部

正式名称「死んだ魚の目 日照不足 シャトルラン部」。
命名には深い理由があるとも、くじ引きで決めたとも言われる。
設立2年目で、前部長の百武照が創設した。届け出上は同好会。同人ゲームを制作している。
照の手腕によって規模に似合わず広い部室を獲得できたが、その事で後に数々のトラブルが舞い込むことに。


◎本田 珠輝(ほんだ・たまき) CV:長縄まりあ
本作の主人公。通称「たまちゃん」。SNS部での担当はイラストレーター。高校1年生。身長は148cmと小柄。


詳細は個別記事を参照。


◎村上 椎奈(むらかみ・しいな) CV:村川梨衣
SNS部の現部長で担当はプログラムとマネジメント。高校2年生。
黒髪ロングで後頭部をお団子型のシニオンに結っている。ジト目。


真面目でいつもテンションが低く、考えが後ろ向き。他人に対しても自分に対しても予防線を張ってしまうところがある。
しかしそれは心配や用心深さの裏返しでもあり、SNS部を大切に思う気持ちや責任感は最も強い。
前部長の照からは全体を見ていて気配りができると評され、指名で次の部長に就任した。
スケジュール管理やマネジメントの重要性を強く認識しており、しばしば納期よりクオリティを優先する部員を叱咤し妥協させる役割を担う。


SNS部に入部したきっかけは、幼なじみで数少ない友人のあやめに「プログラムがかける友人」として連れてこられたこと。
高1の時の文化祭で新作を発表できなかった責任を重く感じ、「1人で楽しむだけで十分じゃないか」と退部を考えるが、
照の人生観に触れたことと、「あやめに楽しんでもらいたい」と思えたことから続投を決意した。


中学3年の時、一時イラスト部にいたことがあるが、自分の能力に限界を感じてイラストの上達を諦めている。
その時使っていたペンタブは珠輝が入部した際に譲っている。


家族は母(村上菫)のみの母子家庭。菫は在宅SEで、プログラミングはその影響で始めた。
菫からは応援こそされているが、将来自分と同じIT業界の末端(所謂IT土方)で酷使される人材になってしまうことを危惧されている。


またコミュニケーションに苦手意識があり、あやめ以外の誰かと2人になってもあまり話せない。
また人ごみに行くと毎度都合よく体調を崩すため即売会にもあまり行けていない。体育祭などもこれで乗り切った(?)ようだ。
一見よくあるキャラ付けのネタに見えるが、当人はコミュ力不足について深刻に悩んでおり、得意なプログラミング以外では生きていけないのではないかと不安に感じている。



◎関 あやめ(せき・あやめ) CV:小澤亜李
SNS部のシナリオ担当。高校2年生。ペンネームは「Iri§(アイリス)」。
赤髪のショートヘアで、アンダーリムの赤いメガネをかけている。


お調子者でアイデアマンだが、SNS部の中でも常識はある方。
椎奈とは幼なじみで人付き合いが苦手な彼女の数少ない親友であり、こだわりが強く気難しい歌夜ともうまく付き合えている。


過去の作品は本人にとっては黒歴史で、中二病とも評される。代表作は「星屑のインテンツィオーネ(前編)」。
過去には文芸部に所属し、季刊誌や個人ブログで作品を発表していた。小学校時代の文集も厨二病。
シナリオの筆が乗ってくると自分の文を音読する癖があるが、それを聞かれるとその場で凍りついたまま羞恥の涙をこぼす。


その一方、創作に関しては「自分らしく在るために書く」という価値観を持っている。



自分の手が今世界に初めて生まれる物語を書いてる!! 評価や意味じゃない

そうやって創ることで 生きれる自分が誇らしく在れるんだーー!



あやめの過去作の大ファンである水葉との関係は複雑で、
メガネがある状態の「平部員・関あやめ」とメガネがない状態の「シナリオライター・Iri§」を使い分け一人二役を演じている。
本人は同一人物であるとバラしたいが、水葉が鈍感すぎて気づかないため話がどんどんややこしくなっている模様。
中学では一人称が「ボク」だったことがあり、Iri§の時はボクっ娘になる。


元腐女子で、現在はNL寄りの雑食。
ちなみに裕美音がBL趣味に嵌るきっかけを作ったのは彼女が文芸部時代に腐らせた後輩であり、つまり裕美音が腐った真の元凶


家では弟が2人いる長女。上の弟・春馬とはよく過去作を人質に取られ、喧嘩になる。
なお、春馬は珠輝に惚れたがアタックする以前に撃沈。



◎藤川 歌夜(ふじかわ・かよ) CV:悠木碧
SNS部の音楽担当で高校2年生。DTM部と掛け持ちしている。ペンネームは「Signa(しぐな)」。
金髪でふわふわツインテールで、誰とでも気さくに話せるコミュ力の持ち主。
照には「ふよんちゃん」と呼ばれている。


SNS部とは別に動画投稿サイトに音楽を投稿しており、そちらでは名の通ったクリエイターである。
創作のことになると人が変わり、作業中は他のことが目に入らなくなる異常なまでの集中力を持つ。
自分の楽曲に対して非常に強いこだわりがあり、作品のクオリティや自分の価値観に意固地な職人気質。
自分の作品は自分が産んだ子供のように大切にしている。


プロのギタリストだった姉・奏を篤く尊敬しており、最初は奏のために曲を作っていた。
ペンネームの「Signa」は、奏が歌夜に贈った曲「Sing Night」から取っている。
しかし奏が才能の限界を感じて音楽の道を諦めてしまい、そのことに強い反感を持っている。
そして自分が音楽で上を目指して"才能の限界"を否定しようと考え、プロミュージシャンを目指している。
この経験から、「創作は他者からの評価のためではなく自分のために行う」という価値観を持っている。
一方で、どれだけ曲を書いても奏には遠く及ばないことも自覚している。



何かを創る理由を見知らぬ誰かに置くっていうのは

『誰かが自分の作品をけなすかも』ーーって呪いと戦うことだと思うけどね



自分の価値観を否定されたり、合わない依頼をされると豹変し、周囲を凍りつかせる。
この時の何とも形容しがたい辛らつな振る舞いはSNS部のみならず、作中でもトップクラスに刺々しい。
しかし後輩ながら自分と異なる持論をまっすぐにぶつけてくる珠輝に対しては、試して泣かせながらも熱意を認め、
ゲームを他人に遊んでもらうための作曲を行うことを決めた。
さらに珠輝のゲームを2人のサークルとして出展することにし、珠輝には名前呼びを許した。
以降、珠輝のことを裕美音以外で唯一「たまちゃん」と呼ぶようになる。


過去には照と何度か意見の衝突があり、表面上は和解しつつも照の助言を受け入れきれていないところがある。
その一方、照の影響を最も受けているのも彼女であり、照のことを最も理解し、認めている。


天然たらしなところがあり、(無闇に価値観に触れない限り)男女問わずコミュニケーションの距離が近い。
後輩を急にお家デートに誘ったり風呂に誘ったりいきなり「大好き」と言ったりしている。
またファストフード店(アニメではファミレス)でアルバイトをしており、学業・制作・仕事の同時進行というとてつもなくハードなスケジュールだが、1つたりとも蔑ろにすることなくしっかりこなしている。
あやめ曰く「全てに本気」。



◎池谷 乃々(いけたに・のの) CV:日高里菜(きららファンタジア)
中等部の3年生で、SNS部の声優担当。かつては演劇部に所属していた。
恋詩露咲るるな(こいしろさき るるな)」という名前で動画投稿サイトに歌や踊りを投稿したり生放送を行ったりしている。
しかし動画投稿やハンドルネームについては一応リアルの知人には内緒。
ただ、ネットリテラシーについて疎い面があり、指摘されるまで地域に名の知れた有名校の制服を着て顔出し配信という、肝の冷える行動を長い事取っていた。
さらに勉強は得意ではないが優等生を演じており、生活の中でいくつものキャラを演じ分けている。
SNS部においては、声優だけでは手が余るために珠輝からスケジュール管理役を引き継いでいる。


承認欲求が強く、他人からの評価をかなり気にする。動画投稿もコメントで評価を得ることや再生数を稼ぐことに熱心。
その幼さゆえに自己中心的で、再生数稼ぎのためには手段を選ばずに行動することも。作者曰く『クソガキ』。
ただし、これは家族仲が冷え切っていて赤の他人から承認されることに生きがいを求めていたという理由もある。
反面、ファンのことを大事にし、表現に妥協はしないなどエンターテイナーとしての想いは熱い。コスプレにもこだわる。
自分の容姿やコスプレの完成度にも自信を持っているが、ナルシストというよりはプロ意識の現れである。
納期に関しても遅れることを一切許さないため、先述の通りクオリティを優先する方向にあるSNS部のスケジュール管理役としてはこの上なく適任。



身体全体で表現するぐらい本気じゃないと書いた人に失礼ですから!

半端で済ますのはエンターテイナーとしてクソ格好悪いです!



一方で、SNS部では評価を得ることを目的にしないよう度々歌夜に牽制されており、歌夜のことを完全に怖がっている。
もっとも方向性は若干違えど「ファンを大事にするエンターテイナー」という点では同じため、何だかんだで曲を贈ってもらっていたりと上手く折り合いはつけている。


年相応以下の性知識しかなく、投稿している歌の歌詞の暗喩的な表現はあまり理解せず歌っていた。
珠輝に教わるまで子供はコウノトリが運んでくると信じていたほど。深く考えずにオシャレという理由で淫紋的なタトゥーシールをつけていたこともある。



◎百武 照(ひゃくたけ・てる) CV:赤崎千夏
SNS部初代部長で現OG。通称「照先輩」。SNS部員に変なあだ名をつけて呼んでいる。
珠輝が入学する半年前すなわち自身の卒業半年前にあやめ、椎奈、歌夜を集め、SNS部を結成した。
才色兼備で自分を「なんでもできる」と語り、数々の部活を渡り歩きその先々で功績を残してきた伝説的な人物である。



そうしないともったいないからさ だって今っていう時間は1回しかないんだから



マイペースで巻き込み体質。自分の話したいことを一方的に話し、人の話はあまり聞かない。
しかし「明日死んでも後悔しないように生きる」という価値観や生き様は後輩3人に大きな影響を与えた。
さらに卒業後に珠輝と出会い、SNS部の新入生であることを知ってからは神出鬼没に珠輝の前に現れて試したり助言したりする。


ゲーム制作においてもイラスト・企画・マネジメントを1人でこなす実力がある。
ジェネラリスト志向で「広く浅く、ちょっとだけ深く」がモットー。
しかしこれは歌夜から、「中途半端」「自分の能力を見限るのが早い」「他人を信頼できないことの裏返し」と分析されている。
「なんでもできる」も本当になんでもできるというより、まずは見栄を張って行動してみるという意味である。


現役時代、センター試験の1ヶ月前までSNS部に入れ込みゲームを完成させるが、勉強まで手が回らず受験は失敗。
滑り止めの大学に入学するも、自主退学して浪人生となる。


この『ステラのまほう』という作品における「全ての元凶」であり、珠輝と共に物語のテーマを背負う存在。言うなれば「ラスボス」
この物語の裏側を一手に担い、表の主人公である珠輝とは残酷なまでに対照的な人物である。
照本人の内面においても、表のマイペースさとその裏側にある深い内面が対比的に表現されている。


寝間着から百武照に着替える

この人生ひまつぶしを可能な限り遊び尽くすためだけの


愉快で薄っぺらなお洋服


実際のところ彼女が作中で見せる「マイペースで刹那的な自由人」という姿は意図的に演じているアバターに過ぎず、その本質は「人生に絶望したニヒリスト」。
幼少時に受けたあるトラウマから「百武照」という存在を本気で嫌悪しており、消滅願望を抱いている節がある。
「明日死んでも後悔しないように生きる」という価値観も、正確には「明日に希望を抱けないため、やりたい事は今日やるしかない」という悲壮なものである。
一応自分の在り方が歪んでいるという自覚はあり、なんとか自分を好きになろうと足掻いてはいるものの、むしろ下手に自覚があるせいで自己嫌悪をますます募らせるという悪循環に陥ってしまっている。


実はSNS部自体、後輩達を巻き込んで無謀な挑戦をして盛大に失敗する事で失望させ、自分の存在を黒歴史として葬り去ってもらうために最初から失敗前提で立ち上げた部であり、そもそも本人は成功するとは欠片も思っていなかった。
しかし思いがけずSNS部は成功してしまい、皮肉にもSNS部は「百武照と後輩達の楽しかった思い出の象徴」という立ち上げ当初の意図とは真逆の意味を持つ事となる。
だが、同時にそれは「百武照という大嫌いな女が身勝手な理由で後輩達の人生をかき乱した過去の象徴」でもあり……。



イラスト部

◎布田 裕美音(ふだ・ゆみね) CV:前川涼子
珠輝の幼なじみで同級生。珠輝の面倒を見るのが好き。イラスト部に所属する、自他共に認める腐女子
大のBL好きで、同人誌を買い漁りイベントにもよく参加している。趣味はBL妄想。
どちらが攻めかという話に非常に敏感。曰く、「たまちゃんは総攻め」。
いつも妄想しているが物語やセリフを考えるのは苦手。


イラストは珠輝の影響で始めた。珠輝にとってもゲーム制作を始める動機を作った人物である。
かつては体が弱くよく学校を休んでいたため友達が少なく、誰かと遊んだ経験が少なかったが、
珠輝と出会ってから彼女が作ったオリジナルゲームで遊ぶようになり、打ち解けていった。
そのおかげで学校にも通えるようになったこともあり、珠輝には大きな恩を感じると共に大切な親友だと思っている。
今ではその大切な親友を男体化してBL妄想に巻き込んでいるが、特に負い目は感じていない。


裕美音のBL妄想はしばしば話のオチにされる。
読者からは「ゆみねぇ」と呼ばれるが、ホモネタをもじり「ゆがみねぇ」とも呼ばれている。



◎飯野 水葉(いいの・みなは) CV:今村彩夏(アニメ)、金子彩花(きららファンタジア)
通称「はーちゃん」。イラスト部所属の高校1年生。桃色の長髪。
勝気な性格で、珠輝をライバル視している。
あやめが過去にIri§名義で書いていた作品に感銘を受け、Iri§先生を追ってSNS部に入部しようとしたが、
SNS部が同人ゲームの締め切り間際の修羅場だったためにぞんざいに扱われてしまう。
またIri§の代表作「星屑のインテンツィオーネ(前編)」に入れ込んでおり、あやめの意志とは裏腹に周囲に布教して回っている。
このため、自身をぞんざいに扱ったあやめを嫌う一方、尊敬してやまないIri§先生は大好きとややこしいことに。


二次創作については原作至上主義者であり、原作者が意図していないCPやシチュエーションは認めないスタイル。
イラスト部ではこの点でなんでもCPにしたがる裕美音とよく対立している。


名家の出であり家は珠輝の家の5倍ほど広く、家のしきたりが非常に厳しい。
しかし水葉はしきたりをあまり守っておらず、名家の娘の風格や落ち着きは皆無。
家族からは学業や家を疎かにして創作や部活動に入れ込んでいることを問題視されており、
このことを同学年の姉・夏にフォローされつつ難儀されている。
ちなみにその際あやめにもフォローされたことから、以降はあやめの事を見直して尊敬する先輩として扱っている。が、それはそれとしてIsi§先生の正体には気づかないためさらにややこしいことになってしまった。




◆テレビアニメ

2016年10月からテレビアニメが放送された。全12話。SILVER LINK制作。
内容は星屑のインテンツィオーネの頒布まで。OVA2話分も存在する。
OVAはアニメオリジナルエピソードだがシナリオ構成は原作者介入の元行われている。


原作の潰れた饅頭横長の楕円形で特徴的だった人物絵がかなりポップなアニメ絵になっており記号的な演出が強調されているなど、原作とはだいぶ雰囲気が異なる。
また2クール以降の予定が無かった事から、1クール以内で消化できない一部伏線についてはカットされている。



主題歌

オープニングテーマ「God Save The Girls」
歌:下地紫野
OP映像では原作者オリジナルのドット絵が用いられている。
楽曲も疾走感や高揚感に溢れた明るい一曲であり、きららアニメOPとしては非常に人気が高い。
歌唱の下地紫野は本編にもマリカ役として出演しており、下地にとってはデビューシングルでもある。


エンディングテーマ「ヨナカジカル」
歌:たまきとゆみね(長縄まりあ・前川涼子)



Webラジオ

TVアニメ「ステラのまほう」SNS部の進捗どうですか?
2016年8月28日から2017年1月17日まで音泉にて配信。パーソナリティは長縄まりあ(本田珠輝役)と前川涼子(布田裕美音役)。



◆ゲーム

Webゲーム

原作者くろば・U自ら制作したゲームが3作、公式ページにて公開されている。
いずれも、オリジナルのドット絵を始め音楽以外はほとんど原作者自らが作っている。


すたーちぇいさー
「2014年エイプリル企画」と題して制作・公開された。落ちてくる星を集めるというシンプルなゲーム。


すたーしゅーたー
「2015年エイプリル企画」と題して制作・公開された。シューティングゲーム。


すたーらいなー
「アニメーション放映記念企画」と題して制作・公開された。パズルゲーム。



きららファンタジア

初期より参戦。
本田珠輝、藤川歌夜、村上椎奈、関あやめ、布田裕美音、百武照、飯野水葉、池谷乃々、鶴瀬まつりが登場している。


ファンタジー世界のはずだが何をどうやってるのか本業の方々共々この世界でも同人ゲームを制作している。
ちなみに一応PC(もしくはそれに類するもの?)はあるらしい。普及はあまりしてないのでゲームの需要は少ないようだが。
学業などの生活、将来に関するしがらみから解き放たれたためか原作における闇要素は照先輩が魔王になりかけたぐらいで少な目。でも〆切はあるらしい。
Iri§先生は現在進行形で黒歴史を量産してるし、るるなはこの世界でも炎上しまくっていると、ある意味安定している部分もあるけど。


メインシナリオでは6章「進め!デバッグ探検隊!」に登場。
召喚の副作用によって世界が相当狂ってしまったようで、道を先に進もうとしても進めない「無限ループ状態」に陥ってしまった。
そのような中で本来敵側である七賢者の一人「フェンネル」と共闘することになる。
なお、副作用は他にも生じており、ユミーネ様がBLの開祖として教団を築いていた模様。
一見ギャグなのだが狂信的になった一派が解釈違いで裕美音を暗殺しようとしており結構ヤバい状態であった。





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  • くろば・U先生自身が同人ゲー製作に携わっているからかリアルなネタが多い。 -- 名無しさん (2018-08-15 16:00:35)
  • 愛がある項目だなぁ…。売れ上げが良くなかったのは、前がNEWGAMEだったからかな? -- 名無し (2018-08-15 20:32:50)
  • 商業ゲームを作る話の後に同人ゲームを作る話が来たのは何のあてつけかとも思った。迷路帖もそうだけどタイミングが悪かったのかね、控えめに言って。 -- 名無しさん (2018-08-15 23:55:31)
  • アニメだとたまちゃんがゆみねのことをゆみ姉と言ってるように聞こえる -- 名無しさん (2018-08-16 01:32:24)
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