登録日:2017/12/29(金) 00:00:00
更新日:2024/02/16 Fri 13:12:02NEW!
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bleach ノベライズ 小説 成田良悟 群像劇 スピンオフ xcution bleach can't fear your own world 檜佐木修兵 已己巳己巴 綱彌代時灘
だから 人はその歩みに特別な名前をつけるのだ
―――藍染惣右介
概要
漫画『BLEACH』完結記念のラストノベライズ第二弾として執筆された小説。全3巻。
作者は『BLEACH Spirits Are Forever With You』の成田良悟。
原作最終章『千年血戦篇』で不遇な扱いのまま出番が終了してしまった檜佐木修兵を中心に据えた群像劇。
戦争終結から半年後に発生した騒動について描かれる。
前作同様、原作ではあまり触れられず謎のままだった事柄について多く言及されている。
スマホアプリ『少年ジャンプ+』『BLEACH 公式連載アプリ』で2巻の内容まで先行公開されていた。
アニメ化はされてないものの、ゲームアプリ『BLEACH Brave Souls』にて配信中(現在、原作十五章まで配信)。
あらすじ
尸魂界とユーハバッハ率いる滅却師の軍勢との戦争「霊王護神大戦」の終結直後、霊王宮・鳳凰殿に封印されていた斬魄刀「已己巳己巴」が何者かに強奪された。
蘇った鳳凰殿の主・二枚屋王悦は現場に残された刀傷から下手人が四大貴族の関係者だと確信する。
大戦終結から半年後、檜佐木修兵は瀞霊廷通信の編集長として、大戦の回顧録作成のため取材に追われていた。
そんな折、護廷十三隊総隊長・京楽春水から四大貴族「綱彌代」の新当主就任を祝う号外作成の依頼が舞い込んでくる。
件の新当主・綱彌代時灘は先代の九番隊隊長・東仙要の親友・歌匡の夫であり、彼女を斬り殺した当人だった。
一方、流魂街をぶらついていた銀城空吾は妙な噂を耳にする。
最近現世で話題の宗教団体があり、その名前が「XCUTION」だと言うのだ。
大戦の傷が癒えない中、現世・尸魂界・虚圏の三界を再び巻き込む大事件が始まる。
主な登場人物
本作の主人公。九番隊副隊長。瀞霊廷通信編集長。
大戦でリジェ・バロの「万物貫通」に貫かれたが、その力があまりに鋭過ぎたために体組織の損傷が少なく九死に一生を得た。
元上司の怨敵である時灘の記事作成を引き受け、取材のため方々を走り回ることになる。
今回は瀞霊廷通信の仕事であると同時に京楽からの依頼でもある。
元々青臭くて感情的な気質だが、副隊長且つ編集長として物事をなるべく客観視しようと努力している。
浦原の取材中にアウラの強襲を受け、攫われた浦原の救出と時灘の打倒を目的に叫谷に向かう。
実は千年血戦篇時点で卍解は習得しておらず、本作のクライマックスにてようやく習得したことが判明した。
斬魄刀:「風死」
解号は「刈れ~」
命を刈り奪る形で読者的に有名な斬魄刀。
形状は二刀一対の両刃の大鎌が鎖鎌のように連結された独特な形状。鎖を巧みに操って鎌の刃を高速回転させつつ投げ飛ばすなどミドルレンジまで刃が届くトリッキーな攻撃ができる。
拳西からは「始解の時点でかなり威力が高い」と中々高評価をもらっていた。
本体は精神世界でも殆ど姿を見せず、黒い影・水溜まり・竜巻といった形で現れ、「血を寄越せ」「命を捧げろ」等の厨二発言を連発するらしい。
直接攻撃系と思われていたが本質は鎖の部分にあり、誰よりも死神らしくあり続けた檜佐木の生き様を体現した「命を自在を操る能力」に覚醒。
副次的な効果として肉体の再生能力を得た。
卍解:『風死絞縄』
本作で遂に判明した風死の卍解。
始解時の黒い鎖が大量に寄り集まり、「漆黒の太陽」とも形容される真っ黒な球体を形成する。
この球体から鎖が伸びて檜佐木と対戦相手に絡みつき、両者の霊圧を吸い上げて蓄積する。
鎖で繋がれたどちらかが負傷すると、蓄積された霊圧を使用して即座に傷を回復させる。なお攻撃を受けた瞬間の痛みはしっかり感じるようになっているらしい。
鎖を破壊しても同じように修復されるため、一度発動すると力尽くで逃れることはできない。ところで仮に催眠、洗脳系の能力の使い手であれば檜佐木を操ることで解除させることは不可能なのだろうか?
霊圧の吸い上げは両者の残存霊圧が均一になるように行われるため、どちらかの霊圧が先に尽きることはない。
この卍解だけでは相討ちに持ち込むのが精一杯なため、ギリギリまで弱体化させた後に卍解を解除し、第3者にトドメを刺してもらう必要がある。
本作の黒幕。
現在最も強い権力を持つと言われる四大貴族・綱彌代家の新当主。
元は分家の末裔だったが、謀略により本家の者を皆殺しにし、怪しかったものの確たる証拠もなかったために当主の座に就いた。
東仙の親友・歌匡の夫で、純然たる悪意で以て彼女を殺害した張本人。
「妻と親友に裏切られた夫」を演じて無罪になろうと画策するも、同期の京楽に見抜かれ処罰(軟禁)を受けることとなった。
過去に何かあったわけでもなく生来からの気質らしく、他者を虐げることに至上の喜びを感じる真性のサイコパス。*1
特に東仙に対する仕打ちは正しく外道の極みである。
頭が良くて捕まらないようにと隠蔽工作も一応しているが、趣味嗜好も目的も悪意というせいでそこから足がついている形。
その危険性から、当初はルキア処刑の黒幕なのではと京楽から疑われていた。
斬魄刀:「九天鏡谷」
解号は「奉れ~」
伊勢家の八鏡剣と同じく、綱彌代家に代々伝わる斬魄刀。
解放すると見えない鏡のような結界を展開し、鬼道を含む相手の技・術を跳ね返す能力を持つ。
京楽の見立てでは他にも隠された能力がある模様。
時灘自身の斬魄刀も存在するが、追放処分になった時に没収されている。
真の能力
斬魄刀:「艶羅鏡典」
解号は「四海啜りて天涯纏い万象等しく写し削らん~」
九天鏡谷は京楽の花天狂骨の名前を真似た制限状態*2であり、本来の始解はこちら。
綱彌代家が代々受け継いできた最古の斬魄刀の一つ。
真の能力は「他全ての斬魄刀の模倣」。
複数の斬魄刀の能力を同時発動、自在に操ることができる。
模倣された斬魄刀の能力は本物と遜色無いが、使用者の霊圧によって性能が上下する。*3
そもそもできないのか、霊圧消費が激しい等の使用者の負荷が理由かは不明だが、劇中で卍解の模倣は使用されなかった。
強力な能力の反動として「使用者が把握していない能力は使用できない」「使用する度に魂魄の寿命を削る」という対価が存在する。
後者の対価のため綱彌代家の歴代当主は使用しなかったが、己の愉悦のために命を削ることを躊躇しない時灘は際限なく能力を駆使した。
- 産絹彦禰
時灘の忠実な部下。幼い少年とも少女とも見える容姿をしており、言動・性格共に容姿と同じく幼い。
死神・虚・滅却師の特徴が混じり合った隊長格に匹敵する霊圧を持ち、鋼皮・静血装を使用できるばかりか、異常な成長性も備える。
作中では死神の瞬歩、滅却師の飛廉脚、破面の響転、完現術者の魂魄使役、これら全ての歩法を組み合わせたオリジナルの移動技術をも披露してみせた。
戦闘力も凄まじく、元十刃3名&元星十字騎士団2名&その他複数の破面をまとめて相手にできる程。
おまけにズタボロにされても痛みを感じている様子がなく、清之介の回道を少し受けただけで歩けるまでになる等回復力も高い。
これらの特徴から、相対した者は皆黒崎一護を連想した。
時灘は彦禰を「意思を持つ霊王」にすることで五大貴族による三界の統治を目論んでいる模様。
斬魄刀:「已己巳己巴」
解号は「星を巡れ~」⇒「葬送り記せ~」⇒「孵り亡べ~」
鳳凰殿の海底の刀櫓で厳重に封印されていた斬魄刀。白い光に塗りつぶされた様な刀身が特徴。
王悦曰く、「雑魚に握れる刀じゃない」。刀自体の意思で黒腔を開く等謎に包まれた力を持ち、虚としての霊圧を発している。
解放後の能力は「巨大な腕に変化する」という単純かつ強力なものだったが、解号の変化に伴い「黒縄天譴明王を超えるサイズの中級大虚のような怪物に変化する」能力に進化した。
更に解号が変化した際はサイズが小さくなったものの霊圧を凝縮した形態となり、全方位に虚閃を放つ能力が追加された。
彦禰は更に虚閃を霊弓で発射する等の応用を見せた。
更なる進化
卍解/帰刃:『已己巳己巴 鳳落八景』
涅骸部隊の総攻撃を受けて弱体化した已己巳己巴を彦禰が完全に掌握・取り込んだ形態。
刀身そのものは通常の日本刀に戻るが、彦禰の霊圧に已己巳己巴の霊圧が上乗せされ、彦禰の肉体のリミッター解除された超肉体強化状態となる。
その戦闘力は剣八と正面から長時間斬り合いを続けられる程。
已己巳己巴の正体は太古の中級大虚。
最上級大虚のように人型となることを良しとせず、異形のままあらゆるものを喰らい続け霊圧を膨れ上がらせた怪物。
当時はバラガンと比肩する程の実力を持ち、能力の相性から千日手となるためお互い不干渉を貫いていた。
霊王宮に侵攻した際に和尚と王悦に敗れ、大量の魂魄の塊であるため殺されずに名前を奪われ斬魄刀として封印された経緯がある。
最終的に消耗した彦禰を取り込んで真の名前を取り戻したが、その名を宣言しようとしたところで剣八に叩き潰され再封印される末路を迎えた。
- 道羽根アウラ
現世で話題の宗教法人「XCUTION」の代表(教祖)。
なかなかに美人でナイスバディのお姉さん。
本当に奇跡を起こせる、という触れ込みで急速に勢力を拡大している。
時灘から接触を受け、現在は事実上の部下として活動中。
霊王の鎖結を魂魄内に所持する。
本作におけるチート能力者の一人であり、完現術者としての固有能力を持たない代わりに基礎能力である「物質の魂の掌握」を極限まで高めている。*4
己の細胞・血液を分子レベルで自在に操作してあらゆる攻撃を擦り抜けることが可能。
更には隊長格が使用する九十番台の鬼道と同規模の術を行使する。
- 銀城空吾
死神消失編のラスボスにしてニートだったが現在は流魂街の住人。
尸魂界に反逆した理由が「死神達に仲間の完現術者達を殺されたため」だったと判明。
更に事件後に代行証の監視機能に気付き、黒幕として浮竹十四郎を疑っていたが、真相を確かめられないまま死に別れてしまった*5。
死神を何人も殺めてきた彼が地獄行きにならなかったことには檜佐木も少し驚いていたが、動機が動機だけに情状酌量の余地もしくはニートから更生して就活するよう強要させらているのがあるのかもしれない。
現世で宗教法人「XCUTION」が活動していると知り、情報収集を始める。
かつての仲間殺しの真相を知るために混成部隊に月島や沓澤と共に参加する。
護廷十三隊総隊長。
かつて時灘の追放処分に関わったため、彼から「敵」として見定められている。
五大貴族の始祖達が犯した原罪についても知っている。
時灘の野望を挫くため、破面や滅却師とも取引を行い混成部隊を組織して叫谷へ向かう。
- 山田清之介
真央施薬院総代。山田花太郎の兄であり、百年前の四番隊副隊長。
ずば抜けた回道の腕を買われて数十年前に現在の職場に引き抜かれた。その腕前は現在の花太郎をも上回る。
患者の命を助けるためならあらゆる手段を用意しないと気が済まないという医者の鑑のような人物。
しかし患者の治療以外の事柄に関しては倫理観のネジが飛んでいると花太郎からも評され、表面上は当時の上司・卯ノ花烈とよく揉めていた。
時灘の企みをある程度知っており自身のポリシーとも相まって務めているが、一方で陰謀に花太郎が巻き込まれないよう休隊を提案する。
十二番隊隊長。技術開発局局長。
破面、滅却師の研究が終了したため、次の研究テーマに完現術者を指定。
おあつらえ向きに尸魂界に居て、曲りなりにも反逆者でもある銀城達を実験体にしようと目論む。
破面のゾンビ化に続いて滅却師をもゾンビ化しており、私兵として使役する。
混成部隊には参加せず、叫谷への出入り口の管理を担当。
六番隊隊長。四大貴族・朽木家の現当主。
時灘から招集を受け、彼の目的を教えられる。
霊王の正体を知らないので、今の所四大貴族の中で情報面では最も不利な立場の模様。
四大貴族・四楓院家の先代当主。白哉と共に時灘に呼び出される。
今回の件については現在白哉と大して差はない立場だが、大戦時に霊王の正体を見知ったという違いがある。
自身の斬魄刀について言及し、「素手の方が強い」「拗ねる刀を宥めるのが日課」と述べた。
五番隊隊長。彦禰と遭遇し、後を追った先でグリムジョー達との混戦を目の当たりにする。
そのまま京楽の招集を受けて混成部隊に参加することになり、叫谷到着直後に現れた已己巳己巴の眷属を抑えるため殿を買って出る。
斬魄刀:「逆撫」
解号は「倒れろ~」
対象の神経を支配して方向感覚を狂わせる能力を持つ。
本作では錯覚の方向を任意で入れ替えたり、敵が慣れてきた頃に能力をオフにする・左右の感覚だけ逆にするなど、かなり悪辣な使い方も可能であると判明した。
また、現在の平子は「熱さ」と「冷たさ」を逆にしようとしている模様。
卍解:『逆様邪八宝塞』
本作で遂に判明した逆撫の卍解。名前・設定共に原作者考案。
効果範囲内にいる者の「敵と味方の認識」を逆にする能力を持ち、強制的に同士討ちを引き起こす。
平子本人は撫子の花のような台座に包まれ、敵が同士討ちして最後の一人になるのを待つだけとなる。
京楽や刳屋敷剣八の卍解と同じく周囲を無差別に巻き込む厄介なタイプで、近くに味方が居ると味方も同士討ちを始めてしまう。
一対一ではそもそも能力が発動しないため、「平子が敵陣のど真ん中に単独で突っ込み発動する」という状況下でなければ真価を発揮しない。
十一番隊隊長。
戦いの気配を察知してグリムジョー達の混戦の場に現れ、そのまま混成部隊に参加する。
十一番隊副隊長&三席。
剣八に従い混成部隊に参加する。
浦原商店店主。
檜佐木から取材を受けている最中にアウラの襲撃を受け、破道の九十九・五龍転滅も使った攻防を繰り広げるが雪緒の能力で捕縛されてしまう。
時灘は浦原に新たな崩玉を作らせる腹積もり。
店員の雨とジン太が浦原作の被造魂魄の類であることが示唆された。涅ネムとは構造から別物とのこと。
尸魂界史上最悪の反逆者。大戦終結に伴い、無間に再収監される。
収監前に詰め寄る檜佐木に対して、東仙を殺した理由は「私なりの慈悲」「最も忠実な部下が絶望で心朽ち果てるのは忍びなかった」と述べた。
先代九番隊隊長。
東仙が世界に絶望した理由と、藍染の部下になった経緯が語られる。
あんなことをされれば誰だって復讐に走る。
完現術者。流魂街の住人。生前同様、銀城と行動を共にしている。
ブック・オブ・ジ・エンドの弱点として「生まれて間もないものには過去が挟めない」ことが判明。
完現術者。流魂街の住人。月島同様、銀城と行動を共にしている。
タイム・テルズ・ノー・ライズの使い方を完全に把握し、生前以上の能力行使を可能とした。
でもやっぱり剣八は苦手。
完現術者。ワイハンス・エンタープライズ社長。飛ぶ鳥を落とす勢いで急速に事業を拡大させている。
宗教法人「XCUTION」代表を名乗る道羽根アウラから直接接触を受け、真意不明ながら協力関係となる。
事実上の虚圏の女王。元第3十刃。
大戦終結後にネル達に救出され、虚圏に帰還。
救出された直後に京楽と兵主部一兵衛に遭遇したが、
魂魄バランスが乱れた状態で十刃クラスが死亡すると世界に致命的な影響が出るため、むしろネル達共々虚圏に送迎する待遇で見逃された。
ユーハバッハが彼女を生かしておいた理由については、改造して自らの兵にする予定だったのか破面への見せしめのつもりだったのか不明のままだと語られている。
京楽からの要請を飲んでグリムジョーやネルと共に混成部隊に参加する。
元第6十刃。ハリベルらと行動を共にしている。
混成部隊への参加の見返りとして、一護との死闘に邪魔立てしないことを要求した。
元第3十刃。
暴走しがちなグリムジョーのストッパー役。
- ルドボーン・チェルート
葬討部隊隊長を務めていた破面。
藍染敗北後の虚圏の覇権争いに参加していたが、理知的なハリベルの帰還に伴い恭順する。
『Spirits Are Forever With You』のヒロインだった破面。
よく現世に遊びに出かけており、ルドボーンに愚痴られている。
彦禰との戦闘で負傷した破面達を治療した。
元星十字騎士団の滅却師。
ユーハバッハに敗北後、敗北を予知したユーグラム・ハッシュヴァルトの命令を受けていた彼の側近に治療され一命を取り留めた。
虚圏に潜伏している独立部隊と合流し、十二番隊に囚われたキャンディスとミニーニャの身柄奪還を目標としている。
混成部隊への参加の見返りとしてキャンディス達の身柄引き渡しを要求した。
元星十字騎士団の滅却師。
リルと同様の経緯で命を拾い、行動を共にしている。
ゾンビ化したバンビエッタ・バスターバインを連れたまま。
元星十字騎士団の滅却師達。
涅にゾンビに改造され、銀城達を急襲する。
- ハッシュヴァルトの側近
聖兵の女性滅却師。
星十字騎士団クラスの実力者だったが、ハッシュヴァルトに付き従うために騎士団入りを辞退した。
「全知全能」で未来を見たハッシュヴァルトから一人でも多くの滅却師を救うよう命令を受け、リルとジジを治療した。
- 零番隊
ユーハバッハの親衛隊に全滅させられたが、本編で言及していた通り全員復活。
零番離殿の霊脈と零番隊の霊力が融合しているため、離殿が全滅しない限り和尚の力で復活できるとのこと。
- 黒崎一護と仲間たち
旅先の夏梨と遊子の身に危険が迫ったため、黒崎一心も含めて全員空座町を離れている。
用語
既存用語については新たに判明した事柄を記述する。
- 四大貴族(五大貴族)
襲撃等で全員を一度に喪う事態を防ぐため、五大貴族だった頃から同じ場所に全員が集まることが許されていない。
「五家が揃い、霊王の正式な許諾を得た場合に限り五大貴族は霊王宮と同格の立場を持ち、中央四十六室を超える瀞霊廷の意思決定機関となる」という法が存在する。
五大貴族の始祖達が犯した「原罪」により今の世界が形作られた模様。
- 志波家
没落理由が「分家の志波一心が尸魂界を出奔したため」だと判明。
没落前から志波家は冷遇されていたらしく、この件が決定打になった模様。
しかし冷遇されていた状況を良しとして流魂街に本家屋敷を構えていたなど、元々フリーダムな気質だった模様でもある。
- 綱彌代家
本作初登場。四大貴族筆頭と言われる程の絶大な権力を持つ。
尸魂界の「過去」を管理する役割を持ち、大霊書回廊の創設前は全ての歴史を記録する番人だった。
現在でも映像庁の業務を裏から取り仕切っている。
大昔には、映画『MEMORIES OF NOBODY』に登場するダークワンの前身となった龍堂寺家の追放にも関わったらしい。
霊王の欠片を収集しており、その一環として完現術者の抹殺を計画した。
全員が何らかの霊王の欠片を魂魄内に所持していることが判明。
これが原因で親が虚に襲われた。
時灘が「心臓と左腕は滅却師に回帰した」と述べていることから、元は滅却師であったことがより強く示唆されている。
心臓や四肢以外の部分も三界各地に散らばっており、それらを綱彌代家が収集している。
霊王の欠片と魂魄が融合している者は魂魄自体が強靭で、霊王の爪を所持していた流魂街の少女は藍染の崩玉によって魂魄の大部分を削り取られても死なないばかりか死神としての素養を持ち続けた。*6
- XCUTION
現世で話題の宗教法人。完現術者の組織とは別物。
教義として尸魂界の存在を教えており、「新たな王と世界が訪れる」と説いている。
千年血戦編で現世で生じた異常な地震なども利用することで勢力拡大している。
- 真央施薬院
貴族専用の病院。総代は山田清之介。
貴族向けなので一番隊舎より豪華な造りで、技術開発局に似た雰囲気の施設。
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▷ コメント欄
- 「尸」魂界じゃね? -- 名無しさん (2017-12-29 10:05:38)
- ようやく記事が完成か…待ち遠しかった -- 名無しさん (2018-01-18 14:45:31)
- 10年平和ちゃうかったんかい -- 名無しさん (2018-02-02 14:14:12)
- ↑もしかしたらこの出来事は秘密裏で処分されていた可能性がある? -- 名無しさん (2018-02-06 21:47:09)
- もう外伝ってレベルじゃねぇよな。完全に続編だわ -- 名無しさん (2018-02-27 11:33:06)
- 月島さんの御陰で時の神の生贄に -- 名無しさん (2018-02-27 14:00:16)
- 今までの小説編の集大成みたい -- 名無しさん (2018-06-18 18:54:23)
- 今回で滅茶苦茶明かされた情報量多くない? アウラの過去とか材料になってたアイツとか -- 名無しさん (2018-09-29 09:24:49)
- 最後の五大貴族の名前が明かされてないのは単に出す予定がないのか既存キャラの名字なのか…?没落していないってことは『藍染』や『浦原』ではないんだろうが -- 名無しさん (2018-10-06 13:38:49)
- 霊王ってなんだよ -- 名無しさん (2018-11-01 14:18:55)
- 檜佐木がようやく最終巻で卍解。遅すぎるがおめでとう -- 名無しさん (2018-12-13 14:32:39)
- ブレソルで時灘(CV津田健次郎)と彦禰(CV村瀬歩)が春に配信 -- 名無しさん (2019-01-19 19:46:48)
- 騎士団入りを辞退できる事に驚き。陛下が優し過ぎる。 -- 名無しさん (2019-05-11 20:11:01)
- アニメ化しない代わりにゲーム化するのか…。映像化おめでとう! -- 名無しさん (2019-12-15 22:44:39)
- ↑6アニオリだと「瑠璃千代」家っていう設定だけどこの小説だとどうなってるかは不明。斬魄刀異聞篇や護廷十三隊進軍篇みたいな他のアニオリの内容は小説内で拾ってたけど -- 名無しさん (2020-04-08 14:41:54)
- ↑瑠璃千代の霞大路家は上流貴族ではあるけど四大貴族でも五大貴族でもないですよ -- 名無しさん (2020-04-08 15:09:51)
- ↑済まぬ… -- 名無しさん (2020-04-08 15:40:12)
- 風死の命を自在を操る能力って要するに治癒能力? -- 名無しさん (2020-04-24 23:01:47)
- ↑どう読んだらそうなるんだ -- 名無しさん (2020-10-27 18:45:01)
- ↑2ポケモンで言えば延々といたみわけがかけられてる状態 -- 名無しさん (2021-08-13 22:08:03)
- ユーハバッハが(死んでるとはいえ)新たな霊王になるのは皮肉だと思った。まあ生きてないだけ前よりはマシなのかね。 -- 名無しさん (2021-09-02 12:46:18)
- 敵である石田を後継者にしたユーハバッハ、敵である霊王の後継者になったユーハバッハという皮肉 -- 名無しさん (2021-09-14 09:49:11)
- 拳西も終盤叫谷に行ったメンバーなのに名前載ってなくね…? -- 名無しさん (2021-10-19 01:57:54)
- 霊王等の未回収の伏線が回収されているし、コミック化及びアニメ化して欲しいんだよな・・・ -- 名無しさん (2021-11-19 00:07:29)
- 仮にアニメ化するならどれだけ尺・クールが必要か、媒体は地上波TVアニメか複数パートに分ける映画orOVAになるのかと気になる要素はある 今後の千年血戦篇の演出次第では作画のハードルも上がってそうだ -- 名無しさん (2022-11-20 23:13:18)
#comment
*2 弓親の瑠璃色孔雀/藤孔雀と同じ仕組み。京楽に対する敵意を忘れないようこの名前を付けた。
*3 花太郎の瓢丸を使用した際はオリジナルが治癒不可能な重傷までも完治させたが、元柳斎の流刃若火を使用した際は明らかに攻撃力が劣っていた。
*4 浦原曰く死神で言うなら斬魄刀が使えない代わりに白打と鬼道の腕前が藍染クラスというような状態らしい。
*5 この件の真相は京楽も知っている模様なので、闇の中に消えたわけではない
*6 おそらく松本乱菊のことと思われる。
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