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更新日:2026/08/07 Thu 08:39:27NEW!
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西暦202X年、車の自動運転が普及した日本
そんな時代に、公道の自動車レースが開催されていた
世界中で人気を集めるレースの名は
M F G
MFゴーストとは、しげの秀一の漫画作品。
週刊ヤングマガジンで2017年9月から2025年2月まで連載していた。
概要
著者の代表作である『頭文字D』の事実上の続編にあたり、同作から20年程度が経過した近未来を描いている。
なお、前作では現実では違法となる公道での競争が舞台になっていたが、今回は「公道をクローズドサーキットとした正式なレース大会」が舞台となっており、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェなどの海外スーパーカーが数多く登場するのも特徴である。
テレビアニメはFelixFilm制作で2023年10月~12月まで1期(小田原パイクスピーク編)が放送。
その後、2024年10月7日~2024年12月22日まで2期(芦ノ湖GT~ザ・ペニンシュラ真鶴編 前半)が、2026年1月から3月まで3期(ザ・ペニンシュラ真鶴編 後半~シーサイドダブルレーン編)が放送された。
『頭文字D』から続投した人物はテレビアニメ版と同じ声優が担当しており、テレビアニメで藤原拓海を演じた三木眞一郎はナレーションを担当している。また、新劇場版の声優も今作から登場するキャラクターを一部担当する。
「舞台が箱根」「海外スーパーカーが多数登場」*1「主人公の愛車が小型で低馬力」という点から、1970年代に一世を風靡した元祖自動車バトル漫画『サーキットの狼』との類似性も指摘されており、『頭文字D』よりも中高年世代の読者が多いとも言われている。
2025年7月からは、本作の直接の続編となる『昴と彗星(すばるとすばる。英題:Subaru and Subaru)』の連載が週刊ヤングマガジンで開始された。
あらすじ
全世界でガソリンエンジンを用いた自動車の生産が中止され、電気自動車や燃料電池自動車といった電気動力の自動車が普及した西暦202X年。そんな世相に逆らうかのような「内燃機関だけを用いた自動車」のみで行われるカーレース「MFG」が日本で開催され、世界中で人気を集めていた。
そのMFGに参戦するため、イギリスから一人の青年が来日した。彼の名はカナタ・リヴィントン。イギリスのレーシングスクールを首席で卒業した彼は、MFGへの参加に加えて、行方不明になっている父・片桐健を探すという2つの目的があった。
カナタは亡き母・キャサリンの親友である西園寺夫妻に迎え入れられ、夫妻が懇意にしている自動車整備士の緒方から、MFGへの参戦車両としてトヨタ・86を提供される。現在のMFGは大馬力を発生するスーパーカーが席巻しており、入賞はおろか予選突破すら難しいと考えられていた…が、カナタはその下馬評を覆す目覚ましい走りで、「神15」と称されるMFGのトップレーサー15人に食い込む大活躍を見せつける。
そんなカナタを鍛えたのは、天才的な腕前を持ちながらも事故でプロドライバーを引退した「悲運のラリースト」こと藤原拓海だった。彼を知るMFGの上層部や元走り屋たちがカナタに注目する中、彼に触発された若手レーサーたちの覚醒も相まって、MFGに新たな風が吹き込もうとしていた。
MFGとは
エグゼクティブ・オーガナイザーのリョウ・タカハシが提唱した「内燃機関のみで動く自動車どうしで競い合う公道レース」。
よって、作中の世界で普及している電気自動車や燃料電池自動車など、モーター駆動の車は参加できない。ただし、ハイブリッド車に関してはモーターアシスト機能を封印、または撤去することで参加が許されている。
また、本作の日本では富士山が噴火して関東のあちこちが大災害に遭ったという設定があり、その復興支援イベントの一環としても位置づけられている。開催コースは必ず1箇所は「災害の影響で走りに何らかのデメリットがある場所(通称・デスエリア)」が設定されており、災害の記憶を忘れさせない工夫が凝らされている。
こうした事情から一般人がコースに立ち入らないように観客席は設けられておらず、ドローンによって中継される映像を有料配信することで観戦してもらう形式を取っている。コースには火山性の毒ガスが噴出しているような描写もあるが、それに対する安全対策の類がなされていなかったりするというかレースなのに私服でヘルメットすらしないというのはどうなのか。
その他、レースクイーン「MFGエンジェルス」のパフォーマンスや歌も人気を博している。
名前の意味は長らく明かされなかったが、最終回間際で「Mount Fuji Ghost」の略称であることが明かされ、富士山噴火による災害からの関東復興を目指して付けられたことが高橋啓介により語られている。
関東地方以外の日本各地からもMFGを誘致したいという声が多数上がっているものの、上述の理由から「関東でやることに意味がある」として、他の地域に範囲を広げることはないとされている。
基本的に内燃機関だけで動く車であれば何に乗っても良いし、馬力の制限もないが、
などの制限がある。
その他、参加車両はすべてナンバープレートが付いていることから「日本の車検に適応する(公道走行可能である)こと」もレギュレーションに含まれていると思われる。
特に2番目の車重とタイヤの制限(グリップウェイトレシオ)がこのレギュレーションのキモであり、軽くてパワーがそこそこの日本車より重いけどパワーのある外車の方が有利と見られている。
そういう車は得てして高額なので「リッチマンズレギュレーション」と揶揄されている。
その実態は「グリップが低いのならスローイン・ファストアウトより古典的なアウトインアウトで走るべき」という物。
これを裏付けるように、MFG専用タイヤは「タテ(加減速方向)よりヨコ(コーナリング方向)のグリップが高い」とされていて、実は車なりに曲がってドカンではタイヤの性能を活かせないというトラップが仕込まれていた。
欧州育ち*4のカナタやミハイル、沢渡はこのトラップを苦ともせずにタイムを出し、リッチマンズレギュレーションを崩すきっかけとなった。
予選タイムアタックで上位15位の車が決勝レースに進むことが出来、このトップ15の選手は「神フィフティーン」と呼ばれ、全ドライバーが目指すべき目標となっている。
出場する車両にはカーナンバーをドアに貼り付けて走行し、40位までは前大会のランキングに準じた番号を、それ以降は先着順で好きな番号を選べるようになっている。ポイントランカー車両のカーナンバーには、金色の縁取りが施されてアピール度が高くなっている。
賞金額が恐ろしく高額なのも特徴で、各レースの1位には1億円、2位でも5000万円…ととんでもない額が振る舞われ、シーズンチャンピオンには10億円が授与される。その他、オーバーテイクの回数やポールポジション獲得などの追加ボーナスも入る。
また表彰台に登ったドライバーには更なるご褒美としてMFGエンジェルスからのキスを貰うこともでき、トップから順に指名権を与えられる(なお女性であっても受けなければならないようで、作中唯一表彰圏内に入った女性ドライバーであるエマは男性スタッフ(カナタ)を指名しようとしたが却下され「日本人は融通が利かないわ」と文句を垂れていた)。
その実態は、統括本部長の史浩をはじめとする元「プロジェクトD」のメンバーと仲間たちが、「頭文字D」の最終回でかつて語った「レース関係の仕事に就きたい」という夢を約20年越しに実現させたもの。
登場人物
主人公と関係者
- カナタ・リヴィントン/片桐夏向(かたぎり かなた)(86号車)
搭乗車:ZN6型 86 GT(前期型)
CV.内田雄馬
本作の主人公。19歳。身長181cm
日本人の父とイギリス人の母の間に生まれた日英のハーフ。出身地はイギリスのケンブリッジ。
イギリスの名門レーシングスクール「ロイヤルドニントンパークレーシングスクール (RDRS)」を首席で卒業した天才。その創造性と独創性から、周囲からは「沈黙の芸術家(サイレント・アーティスト)」と称されていた。
4歳からレーシングカートに乗ってレーサーとしてのキャリアをスタートさせ、フォーミュラレースを含む数々のタイトルを幼くして獲得し、将来を嘱望される存在だったが、17歳の頃に母が危篤状態に陥ったのを機に帰郷。19歳で来日するまでレーサーとしては一時引退状態にあった。
その後、MFGへの参戦と、自分にとって最後の身内となった父を探すために来日。選手登録にあたって父の名字である「片桐」を名乗ることで、自分の存在を父にアピールする。
来日前に、恩師の拓海からは「周りの選手より馬力が低い車を選べ」という課題を与えられており、奇しくも拓海の乗っていたAE86型にルーツを持つトヨタ・86(ZN6)に乗ることとなる。
MFGに参戦する車両としては如何せん非力ながらも86の応答性とバランスの良さを気に入り、天性のドライビングセンスと師匠譲りのテクニックを武器に遙か格上のスポーツカー達を相手に、上位争いを繰り広げていく。
見た物を完全に記憶できる「映像記憶」の能力を持つギフテッド。母親のキャサリンもこの能力を持っており、普段はこの能力を隠すようにと母親に言われていた。
カナタのそれは母親から更に進化し「映像と自分の動作をシンクロできる」という能力になっていて、MFGデモンストレーション映像をベースに自分のドライビングを重ねる事で、脳内ドライビングシミュレーターとしてイメトレに使われている。そのため、他のドライバーなら何十回と見てようやくコースを覚えるところを、カナタは3回程度で覚えてしまう。
また昔のヨーロッパのレースでちらっと会った程度である下記の沢渡も、この能力でバッチリ覚えていた。
母・キャサリンの教育により日本語の会話はほぼ完全にマスターしているものの、文字を書くことや箸の使い方は苦手。ただ自分の姓名や伝票は上の能力を使って「見て覚えている」ので書ける*5。
また母国イギリスがメシマズで有名な国である為か、日本の食文化に対し度々カルチャーショックを受けている。
真面目な好青年を地で行く性格で、MFGへの参戦目的もあくまでも自分の限界への挑戦、そして父親探しであり、高額な賞金を得てぜいたくな暮らしをすることは望んでいない。むしろ人並みに働いて普通に暮らすことを望んでおり、レースの合間には鎌倉駅近く、小町通りのカフェ(原作版)/小田原市内(アニメ版)のカフェでアルバイトをしている。
また早朝のランニングや移動のちょっとした間(電車の中など)、睡眠中であってもレースのイメージトレーニングをするなど、鍛錬を怠らず才能に寄りかからない努力家の面もある。
レースで得た賞金に関しては緒方と等分する契約をしているが、当初は緒方の側から「カナタのリスクが大きいんだから8割持っていけ」と勧められたにも関わらず、等分することを強く主張した経緯がある。
こうした謙虚で真面目な性格から、ホームステイ先の西園寺家からは実の息子同然に迎え入れられ、一人娘の恋とも次第に惹かれ合っていく。
シーズン終了のエピローグでは3年後に恋と結婚しつつ、F1のドライバーにまで上り詰めたことが示唆されている。10年後にはヨーロッパでのレーサー生活に区切りをつけ、息子と娘をもうけ、第二の故郷ともいえる日本に居を構える。
- 西園寺恋(さいおんじ れん)
CV.佐倉綾音
カナタがホームステイする西園寺家の一人娘。17歳。
両親以外には内緒でMFGのレースクイーン「MFGエンジェルス」のナンバー7としてアルバイトしている。エンジェルスとしては「ナンバー7」と名乗り本名などは伏せているため、ファンの間では正体不明の謎のエンジェルスとして人気を集めている。
「外見だけで人を好きにはならない」がモットーだったが、ホームステイすることになったカナタに一目惚れしてしまい、彼の父親探しなどを手伝うようになる。その中で彼の内面も好きになるとともに、カナタからも想いを寄せられるようになり、両想いの関係となる。
エピローグでは、エンジェルスを引退し高校卒業後にカナタのいるイギリスへ海外留学して、そのまま彼と学生結婚を果たす。
- 緒方(おがた)
CV.畠中祐
カナタのホームステイ先である西園寺家と親しい自動車整備士。26歳。本作の本名不明枠
以前は走り屋で、MFGに参戦したこともあるが腕前が伴わず予選落ちの惨敗を喫した。
それ以降は病気の父を養うことと、実家の自動車整備工場である「緒方自動車」の借金を返済する目的もあり、走り屋を引退して整備士に専念している。MFGドライバーの相葉とは友人同士である。
初対面の時点でカナタを気に入っており、カナタに86を提供するとともに、彼のセコンドとしてコース状況を無線で連絡するなどしてサポートする。
借金はかなりの額であったようだが、カナタとの契約が「賞金の半分は緒方さんの物」という事になっていた*6ので、カナタの活躍で全額返済できた模様。
物語の中盤あたりで自身の86のパワー不足を負い目に感じるあまり、自費でGRスープラを購入して乗り換えてもらうことをカナタに提案するが却下されている。
続編となる『昴と彗星』では主人公の1人である工藤彗星のセコンドを務めることとなり、彼にGR86(SZ)を提供する。
- 相葉瞬(あいば しゅん)(9号車)
搭乗車:R35・GT-R NISMO(MY18) → R35・GT-R NISMO(MY21)
CV.小野大輔
神奈川県小田原市出身のMFGドライバー。24歳。
外国製スーパーカーが席巻する中で、国産車である日産・GT-R(NISMO)*7でトップ10入りを果たしたことから「GT-Rのアイバ」の異名で知られる人気ドライバー。
元「チーム・スパイラル」のリーダー池田竜次が主宰する「ゼロ・アカデミー」出身・卒業生でもある。
大の尻好きかつ熱血漢でアグレッシブな走りから「カミカゼヤンキー」とも呼ばれるが、熱くなりすぎてタイヤのペース配分を考えない走りをし、後半に失速してしまうなどムラがあるのが弱点。
この点は前作のGT-R乗りであった中里毅とよく似ているが、熱心な努力家でもありカナタの走りを自分なりに研究したこともあってか、作中全敗していた中里と違いラウンドが進むにつれて成長していくシーンを見せる。
選手登録にやってきたカナタと偶然出会った際に、彼の素直な性格を気に入り、先輩として面倒を見るようになる。
またエンジェルスのナンバー7に片思いをしており、今年度のランキング5位以内に入ったら彼女にプロポーズするという(一方的な)目的を持っているが、このことが原因でカナタとの(僅かな期間だが)関係が悪化したことも。
本編終了後のシーズンでは、ナンバー7への想いはカナタに譲ったものの、京子と恋仲になって目標であったランキング5位以内入賞を果たし、NISMOの公式サポートを受け、本格的なプロレーサーとして頭角を現していく。
演者は新劇場版頭文字Dで高橋涼介の声優を担当している。
- ミハイル・ベッケンバウアー(12号車)
搭乗車:982J2型 718ケイマン S → 718ケイマン GTS → 982C型 718ケイマン GT4
CV.神谷浩史
ポルシェの育成アカデミーの卒業生。20歳。本作における最大のライバル的存在。
前回大会の途中から参戦してトップランカー入りを果たし「サイボーグ」「シュツットガルトの刺客」の異名を取る天才ドイツ人ドライバー。
MFGのレベルの低さに辟易しており、開幕戦から第4戦までトップを独占し、さらにトップ3に入賞しても表彰式をボイコットするなどの嫌味な態度が目立つ。この為トップクラスの実力者ながらMFGファンからの人気は低い。
一方でメンタル面の弱さが課題であり、自分の想像を超えた出来事が起こると取り乱してしまうクセがある。
ポルシェのトップモデルである911シリーズではなく、それよりも馬力の低いMRのケイマンで出場しており、その理由は「駆動方式の違いとグリップウェイトレシオによるもの」だと実況は推測している*8。
アカデミーから車を貸してもらっているのか、718ケイマンS(開幕戦)→718ケイマンGTS(2戦目~3戦目)→718ケイマンGT4(4戦目~最終戦)と短時間に2台乗り換えてたりする。
第4回目となるMFGでは総ナメにしてドイツに帰国するつもりでいたが、自身の予想とは裏腹に沢渡やカナタといった自身に比肩するドライバー達に苦戦させられ、最終戦を目前にしてカナタの走りに敗北感を感じ、弱点であったメンタルの弱さが露呈。
ドツボにハマってしまうが、最終ラウンドでカナタとの競合いの中で闘争心を取り戻し、彼を終生のライバルと認める。その後は沢渡も交えた超僅差で3位でゴールイン。初めてトップを逃したものの、これまでボイコットし続けていた表彰式に出席しカナタに敬意を評する。
そしてカナタに勝つことを新たな人生の目標とし、前向きな気持ちでドイツに帰国していった。
ちなみに女性には興味が無いようで、表彰式でのエンジェルからのキスは露骨に嫌そうな顔をしていた。なんならカナタと握手を交した際「きれいな肌をしている」と発言しており、ソッチ系の疑惑がある。
- 奥山広也(おくやま ひろや)
CV.阪口周平
前作5th Stageからの登場人物の一人であり、相葉のGT-Rのチューニングを手掛けている「オートショップ スパイラル・ゼロ」の代表。
第1戦終了後に相葉の紹介でカナタに会い、86のチューニングも手掛けるようになった。
前作では大した出番はなかったのだが、今作では主要キャラの1人として多くの出番や活躍が与えられている。
以前は神奈川県で活動する走り屋チーム「チーム・スパイラル」でS15シルビアを駆っていたが、その時期にカナタの師匠である拓海と対決して惨敗したことを今も覚えており「あの世代の走り屋で彼を知らない者はいない」と高く評価し、彼の教え子のカナタを補佐できることを誇りに思っている*9。
過去の経験から安易に車の馬力を上げることを良しとせず、妥協のない足回りを中心としたチューニングだけでどこまでタイムを縮められるかというテーマを追求している。
作中では”足の魔術師”と評されており、彼の手腕はカナタが期待する以上のもので、ラウンドが進む度に強化されていく86の完成度にカナタを唸らせている*10。
続編である『昴と彗星』にも引き続き登場しており、主人公の1人である工藤彗星にシミュレーターを提供している。
MFGドライバー
- 石神風神(いしがみ ふうじん)(1号車)
搭乗車:991J3型 911 GT3
CV.安元洋貴
前回・前々回のMFGを制したディフェンディングチャンピオン。37歳。
「高性能な車に乗り、その性能をそのまま引き出す走りをすれば良い」という合理的な考えの持ち主で、そのセオリーを実現すべく世界屈指のスポーツカーとして知られるポルシェ・911GT3を愛機とする*11。
また、高橋啓介と同年代であり、以前別のレースで戦ったことがあるという。
本作における中里枠”噛ませ”筆頭であり、歳のせいなのかリスクをとりたがらない守りに徹した走りが目立ち、同じポルシェ乗りのミハイルからは「ロートル」「走りに加齢臭が漂う」などとコケにされ、他の人物からも「のろい」「情けない」などと散々。
開幕戦ではベッケンバウアーの追撃をかわせる唯一のドライバーと目されていたものの、パワーで大きく劣る彼のケイマンSになす術なく抜き去られ大差をつけられてしまう。
その後もミスでスピンしてクラッシュしたり、順位をどんどん落としていくなど、見る影もなく落ちぶれていく。
最終戦ではあまりの低迷ぶりから「結果次第で引退を考えよう…」とか「去年と一昨年で20億円稼いだからもう十分だ」と漏らすなど、完全に戦意を失ってしまっていた。
ただし、前回チャンピオンなだけあって決して技量がないわけでなく、瀬名や望といった実力者を相手に鉄壁の守備で手詰まりの状態に追い込んだりもしている。
- 赤羽海人(あかば かいと)(2号車)
搭乗車:F142B型 488GTB
CV.諏訪部順一
前回大会で総合2位を収めた、真紅のフェラーリ・488GTBを駆る実力者。26歳。
本人は別にフェラーリに強いこだわりがあるわけではなく、ただ単に「道具として優秀だから」という理由で乗っている*12に過ぎない。しかし、やはりフェラーリに乗っている者の性であろうか、ランボルギーニ・ウラカンを駆る大石にはライバル心を抱いている(…のだが、作中競り合ったのは開幕戦のみだったりする)。
実力派ドライバーである一方で、車の調子に左右されやすく終盤では失速しがちなのが弱み。またレース外では「MFGきってのプレイボーイ」であり、女好きでかなりの遊び人らしく表彰台にあがった際にキス役を指名するエンジェルは毎回異なるという。
開幕戦の予選ではターボ周りのトラブルにより、本来の馬力が出ない状態でのアタックを余儀なくされたが、その状態で自己ベストタイムを更新できたことで、MFGのレギュレーションに隠された意図に気づき始める。
そして開幕戦では怒涛のオーバーテイクを見せ、10位からスタートだったのを3位で完走。第2戦でもカナタを相手に車の圧倒的なパワー差で辛勝するなど大きな活躍を見せた。
しかし第3戦では沢渡とベッケンバウアーに僅差で迫ったものの、実力の差を見せつけられ叩きのめされてしまい、カナタにもターボによってパワー不足を解消した86の前には敵にもならずブチ抜かれ、初めて表彰台を逃す。
これ以降は見下していた石神よろしく噛ませ化し、前評判通り終盤では失速してしまう。
続編となる『昴と彗星』では弟(赤羽陸斗)がいることが判明。赤羽自身もレースに参戦する陸斗のセコンドを務めている。兄と違いロータリー車にこだわりを持っていて、RE雨宮のパーツでチューンされたマツダ・RX-8を愛機としている。
演者は新劇場版頭文字Dで中里毅の声優を担当しており、更にリアルでフェラーリに乗っている。
- 大石代吾(おおいし だいご)(3号車)
搭乗車:ZFCSJ型 ウラカン LP610-4
CV.浪川大輔
白いランボルギーニ・ウラカンを駆り、ランボルギーニこそがスーパーカーの王者と信じて疑わない青年。25歳。
「スーパーカーは大排気量の自然吸気エンジンを積むべきだ」という偏った考え方から、先代458イタリアからターボを搭載するようになった488GTBに乗る赤羽を嫌っている*13。
裕福な家庭に生まれ、実家の資金力にものを言わせて速い車を手に入れるやり方から、相葉などの一部のドライバーからは嫌われている。開幕戦では第2戦までにウラカン・ペルフォルマンテ*14を持ってくるようマネージャーに要求していた(のだが、作中最後まで車を乗り換える事はなかった)。
一方でカナタやベッケンバウアーの走りを目の当たりにして狼狽えたり、第4戦のジャンピングスポットでビビり散らかしたり、かと思えば実力勝負に持ち込んでオーバーテイクを決めて見せたりと、憎めない一面もある。また、ミッドシップ+4WDのダブルハンデを食らいながらも前回大会で総合3位を収めているだけあって、決してクルマ任せのドライバーではないことも事実ではある。
- 沢渡光輝(さわたり こうき)(4号車)
搭乗車:DFM5P型 A110 → A110S → A110R
CV.逢坂良太
フランスに留学してレースの腕を磨いた本格派ドライバー。21歳。
普段はレースに対する情熱を微塵も見せず「17歳の女子高生と豪遊するのが趣味」「18歳になったらどうする?フリます」と豪語する中々のHENTAI。今大会は開幕戦を欠場したため第2戦からの参戦となるが、その理由も「現在の彼女の誕生日だったからデートしていた」という徹底ぶり。
このような普段の生活ぶりから、だらしない女たらしかと思えばそうではなく、付き合っている17歳の女性以外には絶対に手を出さないという強いこだわりがあり、色々な女を追いかける赤羽を嫌っている。
第3戦の最中に出た言葉「無分別に女を食い散らかすより、こだわりのある変態のほうが美学がある」とはまさに金言であろう。
変態だが一度本気を出したときの実力は凄まじく、比較的非力(約252PS)な愛車のアルピーヌ・A110でポールポジションを取るなどの活躍を見せる。
フランス留学中に「ユーロFE-3*15」というカテゴリーでカナタと戦った経験があるが、資金難から性能の乏しいマシンに乗らざるを得ず敗北している。そのため、今回のMFGでカナタを倒し、雪辱を果たそうと考えている。
カナタやベッケンバウアーと接戦を繰り広げつつも後一歩という局面で敗れることからA110のパワー不足を感じ、第4戦からよりパワーのある上位グレードのA110S、最終戦で最上位グレードのA110Rと短時間に2台乗り換える。
本編終了後は、ルノーニッサンの公式サポートを受けて引き続きMFGに参戦している。
- 坂本雄大(さかもと ゆうだい)(5号車)
搭乗車:4SCSPD型 R8 V10 Plus → R8 V10 Performance
CV.櫻井トオル
サングラスとパーカーのフードで常に表情を覆い隠している、2代目アウディ・R8使いのドライバー。27歳。お陰で相葉からはダークサイドの暗黒卿呼ばわりされる。しかしその素顔は…
無口で無表情な印象を与えるが実際は毒舌家で、車の中ではしょっちゅう毒舌が飛び出していて、カナタの86を”ゴミ”呼ばわりしたことも*16。相葉とは以前に絡んで大クラッシュを喫したことから因縁があり、レースでも接触を交えた激戦を繰り広げる。
MFGには参戦して4年目であり、その経験からMFGはクルマがすべてで、大排気量エンジンと4WD、電子制御で完全武装した車でクルマまかせな走りをするのが正解だと、どこぞのランエボ使いのような超合理的思考を持つ。
しかしその考えはMFGにおいては大きな間違いで、大石も駆る兄弟車であるウラカンと同様、ミッドシップ+4WDのダブルハンデによるグリップウェイトレシオに苦しめられ*17、当初は上位グループを走っていたのだが、どんどん順位を落としていくハメに。
ライバルだった相葉にも差を付けられ、最終戦になってマイナーチェンジモデルのR8・V10パフォーマンスに乗り換えたものの、復調するどころか逆に更に順位を落としており最下位一歩手前の14位にまで落ちぶれてしまう。
- 柳田拓也(やなぎだ たくや)(6号車)
搭乗車:F13型 M6クーペ → F82型 Ⅿ4 DTM Champion Edition
CV.坂田将吾
BMWに乗るドライバーで、27歳。作中では”コーナリングの魔術師”とも称され、そのコーナーワークはベッケンバウアーや奥山からも高く評価されている。
第2戦までは予選で高順位を取った後、車の馬力と図体を活かして逃げ切るという保守的な戦法を取っており、560PSの重量級マシン(約1900kg)であるM6クーペに乗っていたが、公道のコースにおいて大柄なⅯ6ではやはり苦戦を強いられる場面が多く、軽量級マシンで果敢に攻めるカナタや望のドライビングの前に敗北。
しかしこれを契機に、これまでのような守りの走りでは通用しないと悟り、第3戦からはM6より小型でコーナリング性能が高いM4・DTMチャンピオンエディション*18に乗り換え、攻めのスタイルにへと切り替える。
その甲斐あってか欧州製マシンを駆るドライバー達のなかでは大きく低迷することなく、一度はベッケンバウアーをもオーバーテイクする活躍を見せた。
- 大谷洋介(おおたに ようすけ)(7号車)
搭乗車:C190型 AMG GT S → AMG GT R
CV.石川界人
デビュー3年目の若手ドライバー。23歳。MFGは経験値がすべてという持論を持ち、過去2年分の経験を元に自信を持って今大会に挑む。一方で赤羽同様レース外ではかなりの遊び人であるらしい。
開幕戦はメルセデスAMG GT Sに乗り、予選では4位、本戦では5位と上位で完走し、2戦目からは”公道も走れるレーシングカー”とも称される超高性能マシンであるメルセデスAMG GT Rに乗り換えたのだが、車の電子デバイスが過剰反応してドライビングのリズムが狂うことに悩まされてしまい*19、10位で完走と大きく順位を落としてしまう。
さらに第3戦ではほとんど出番もなく、しかもレース前日に深酒して体調不良というプロ失格の状態で挑んで最下位に沈み、第4戦ではしれっと予選落ち。最終戦の予選では低迷によるスポンサー離れを危惧し「予選落ちは惨め」と自虐していたが、最終戦でも続けて予選落ちするハメになるなど、AMG GT R共々不遇な扱いを受けている。
挙句の果てに作者も存在を忘れかけていたのか、最終ポイントランキング発表時に大石洋介と名前を間違えてしまっていた。
- ジャクソン・テイラー(8号車)
搭乗車:991J1型 911・カレラGTS
CV.中村悠一
ニュージーランドからやってきたポルシェ使い。27歳。
客観的に分析する技に長けたドライバーのようで、度々他のドライバーの実力を分析し評価しているシーンがある。
当初ベッケンバウアー・赤羽・沢渡の3人が現在のMFGでもっとも優れたドライバーと評価しているが、開幕戦でカナタと競り合い敗北したことで、彼を「モンスター」と称してリスペクトするようになる。スポーツマンシップに溢れる真面目な青年だが、レース外ではかなりの遊び人とのこと。
肝心の活躍であるが、同じ911に乗る石神と同様やられ役で、終始抜かれっぱなしであり、石神はまだ他車を苦戦させる描写はあったが、彼の場合はそういったシーンすらなく全くと言っていい程イイとこナシ。
最終戦に至ってはやらかしまくっており予選から最下位。決勝では低迷していく焦りから無理に攻め込んだ結果、オーバーステアを誘発してリアフェンダーを壁に叩きつけスピンし車が破損。それでもめげずに応急処置を施してなんとか完走を目指すも、再び壁にぶつけてスピンしてしまい、カナタを巻き込んで彼の順位も大きく下げた挙句リタイアとなってしまうなど、大戦犯を犯しテイラーにとって最悪な結果でシーズンの終わりを迎えてしまった。
ただ、そのような中でもカナタに謝罪のアイコンタクトを送るなど、彼の生真面目さが伺える。
演者は頭文字Dの新劇場版で高橋啓介、テレビシリーズで死神GT-Rこと北条凛の声優を担当しており、更にリアルでポルシェに乗っている。偶然かカナタとは死神(デス)エリアと呼ばれる場所で競り合っていたり、クラッシュに巻き込みかけたりもしている。
- エミール・ハンニネン(10号車)
搭乗車:URZ100型 LC500 S package
CV.三宅健太
BLITZ製のエアロでチューニングされたレクサス・LC500に乗る外国人(作中では国籍未発表だが『MF GHOST マンガ&アニメ完全ガイドブック MFG神15の真実』ではフィンランド出身である事が明かされた)ドライバー。31歳。
モチーフとなったのは2016年にトヨタのテストドライバーを務め、ヤリスWRCの開発にも関わったフィンランドのラリードライバー、ユホ・ハンニネンではないかと推測されている。
開幕戦の予選では11位だったが、作中ではレース終盤に初登場し、レース2週目にてヤジキタ兄弟を突破したカナタに猛追され、セクター3の濃霧の中、視界ゼロの状態で果敢にオーバーテイクを仕掛けてきたカナタに驚愕して抜き去られる。
その後は一切出番がないまま予選と同じ11位で完走したものの、第2戦以降は予選走行している1コマを最後に、本戦には進出できず出番を終える。
彼自身の出番は原作において38話のわずか2コマのみ、台詞は「WHAT!!」と「クレイジー!!ボーイ…」の二言だけ。アニメ版では少しだけ出番が増えたものの台詞の増量はナシと、下手なモブより出番がない。にもかかわらず下記の夏目や京極と違いアニメ公式サイトには、まるで主要キャラであるかのようにしっかりと立ち絵付きでキャラクター紹介がされており、エミールという名が設定された他、声を担当するのは三宅健太氏である。
彼の出番が早々に終わってしまったのは車が主な原因と思われる。そもそもLC500はスポーツカーというより”GT(グランド・ツアラー)”の性質を強く持つラグジュアリー・クーペであり、車名のLCも「Luxury Coupe」の頭文字をとった略。
スポーツカーと違い速さよりも高級感や官能性、快適性を重視した車で、LC500も5リッターの大排気量の車ではあるが、FRの純内燃機関ながら参戦車両の中では最も重い約1940kg。
柳田のⅯ6をも超える重さで、しかもあちらと違い官能性を重視しているため過給機も付けられていない自然吸気。
軽さ、軽量化に勝るチューニングはないといわれるスポーツカー界隈で、この重さはスポーツカーとしては論外であり、搭載しているエンジン「2UR-GSE」も2007年にデビューしたIS F譲りのもので設計が古く、この重さを補う程のパワーもない*20*21。
重さ故に太いタイヤを履けグリップウェイトレシオの面で有利…と言いたいが、ここまで重いと消耗面に加え制動力(ブレーキ)の面で相当キツいだろう。
レースには不向きな車であり、MFGのような狭くタイトなコーナーの多い公道でのレースなら尚更で、しかも主な相手が911 GT3やGT-R NISMOといった生粋のスーパーカーやスポーツカーであり、明らか場違いで持ってくる車を間違えている*22としか言いようがなく、国産車のみが相手ならともかく、各国のガチなスポーツカー達が相手では活躍させつづけるのも難しかったのだと思われる(逆に言えば、よくこんな鈍重な車で神15入りできたなという話であるが…。小田原パイクスピークが得意コースだったのかもしれない。カナタを「クレイジー」と評していたが、LCで参戦した彼も大概である。前回ランキング10位は伊達ではないということか。しかし同じレクサスでも希少なスーパーカーであるLFAはともかく、せめて明確にスポーツモデルとして位置づけられているRC Fにすべきではなかったんだろうか)。
なお本作での登場の遥か後にSUPER GTにてLC500が登場し、そちらはデビュー戦で1位から6位までを独占するという快挙を成し遂げるなど、サーキットで大きな活躍を見せていたが、GT500の方は「各社共通企画のカーボンモノコック」、GT300の方は「鉄パイプのフレーム」で作られた「見た目だけLC500」で市販モデルとは別物である*23。
演者は前作の頭文字Dにおいてパープルシャドウメンバーである石井の声を担当していた。モブだがハンニネンよりは断然出番も台詞もある。
- 夏目慎太郎(なつめ しんたろう)(11号車)
搭乗車:WD40(E92)型 M3クーペ
BMW・M3に乗る11号車のドライバー。開幕戦のみ登場しており、彼の姿は作中一切描かれておらず、所謂モブキャラの一人。
参戦車両の中で最も旧式であるM3(E92型)にもかかわらず、予選では(不調だったとはいえ)遥か格上の488GTBに搭乗する赤羽よりも上の9位につけるなど、モブながら神15の一人なだけはある実力を持つ。
しかし本戦では赤羽にあっさりオーバーテイクされ、それになんとか追従しようとするも、途中マシンを破損させてしまいその影響でリタイアを余儀なくされた。
余談だが、アニメ版の彼のM3の排気音は明らか実車とは異なるものとなっている。YouTubeに公開されていたメイキング映像によると2世代先の後継であるM3(G80型)から収録されている模様*24。
- 前園和宏(まえぞの かずひろ)(13号車)
搭乗車:FK8型 シビック・タイプR → NC1型 NSX コンセプト
CV.宮園拓夢
物理学の博士号を持つ理論派のドライバー。28歳。
前回大会までは、ハイブリッド車であるNC1型ホンダ・NSXからハイブリッドシステムを撤去*25して出場していたが、コンピューターのセッティング不足で思うような走りができずにいた。(レギュレーションを満たす為とはいえ、わざわざハイブリットシステムを除去してまでNSXを選択するあたり、彼も相当なホンダ党なのかもしれない)
そのため開幕戦のみ、作中MFGに唯一参戦した前輪駆動であるFK8型ホンダ・シビックタイプRに搭乗していたものの、ヤジキタ兄妹やカナタに翻弄され、またハイパワーFF特有のタイヤの消耗にも苦しんでしまい結果は14位と惨敗。
しかし第2戦ではNSXを万全の状態に仕上げ再び投入。それからは成績も向上し、上位ランカーをしばしば脅かす走りを見せている。
だが、NSXに乗り換えた後もカナタの驚愕の走りには敵わず、理論派ゆえにカナタのセオリー無視のオーバーテイクに対して理解が追い付かず、トラウマを植え付けられる事となる。
- 八潮翔(やしお かける)(16号車)
搭乗車:エキシージ S(Series3 初期型) → エミーラ V6 First Edition
CV.田邊幸輔
「ヤジキタ兄妹」と称される異母兄妹ドライバーの兄。22歳。ロータス車を愛機にし、MFGでは数少ないMT乗り。デブ専疑惑がある。
妹の望とのフォーメーション走行を得意とする。カナタのことは予選時から注目しており、同時に美形であるということで両方の面で対抗意識を燃やしている。
ラウンド後半あたりから妹に置いていかれるようになってしまい*26、最終戦でロータス・エミーラを投入。低迷気味だった成績に向上の兆しが見え、6位だったところゴール直前でスピンしてしまって後続に抜かれてしまったが自身最高順位の7位で完走を果たした。
- 北原望(きたはら のぞみ)(18号車)
搭乗車:96018型 4C
CV.芹澤優
「ヤジキタ兄妹」の翔の妹。20歳。愛車はアルファロメオ・4C。
開幕戦前に出会ったカナタに一目惚れし、恋よりも積極的にアタックする。レース中でもカナタの86を自分の車のスリップストリームに入れて引っ張るなど、フェアな条件での勝負を好む。
ドライバーとしては兄を上回るセンスを秘めており、第4戦でカナタやベッケンバウアーに沢渡の走りを真近で見た事で覚醒。
最終戦では上位ランカー相手にも渡り合う成長を見せ、自己最高の5位でゴールした。
演者はアニメ版の主題歌も担当している。
- 京極貴光(きょうごく たかみつ)(23号車)
搭乗車:F82型 Ⅿ4クーペ
第2戦のみに参戦した23号車のドライバー。予選は15位、本戦では14位で完走を果たしている。
原作では名前とBMW(車種不明)に乗っている事のみが記載され、本人はおろか走行シーンも描かれておらず、夏目以上に謎に包まれたドライバー。
アニメ版では搭乗車種がBMW・M4である事が判明し、濡れた路面に苦戦する翔を追い詰めるなど走行シーンが描かれている。
- 諸星瀬名(もろぼし せな)(885号車)
搭乗車:DB22型 GRスープラ SZ-R(アニメ版のみ) → DB42型 スープラ RZ*27
CV.八代拓
群馬県出身でドライバー育成計画「ドリームプロジェクト」のドライバー。21歳。名前は恐らくアイルトン・セナが由来と思われる(作中カナタからも「セナっていい名前です」と心の中で称賛されていた。)。
「赤城」「妙義」「秋名」のレコードタイムを更新したことから、「上毛三山のスカイウォーカー」を自称し、群馬県人としての誇り「群馬プライド」を大切にしている。
カナタとは彼の師匠である拓海と、自身の師匠である啓介がかつて同じ走り屋チームで活動していたことから、同じ教えを受けた者として年齢関係なくフレンドリーに接する。
運営側に近い立ち位置の人物から直接教育を受けたドライバーであるため、他選手へのハンディとして開幕戦からの参加は見送られており「予選走行でデモ走行タイムを超えるMFGドライバーが2名以上現れるまでは出場させない」という制限が課されていたが、第2戦にてミハイルと沢渡によって条件が満たされたため、第3戦から出場することになる。
荒削りながら優れた才能を秘めたドライバーで、相手のテクニックを素早くコピーして自分のものにするという特技を持つ。
デビュー戦では師匠のFDと同色*28のGRスープラに駆り、オーバーテイクを連発して5位で完走、しかしカナタや最上位勢との実力差を感じ、第4戦では実戦における経験値の少なさが露呈するものの、自身の特技を活かして急速に成長し、最上位勢相手にも引けをとらない走りを見せた。
本編終了後は11号車となり、TOYOTA GAZOO RACINGの公式サポートを受けて引き続きMFGに参戦している。
カーナンバーの885は、8(は)8(や)5(い)の語呂合わせ。彼のセコンドである雪平がつけたもので、作者や奥山には「語呂合わせでセンスの欠片もない」と評されてしまった。
続編となる『昴と彗星』でも引き続き登場し、沢渡を下し優勝を成し遂げるなどトップクラスのドライバーとして成長している。
また主人公の1人であり自身の後輩にあたる佐藤昴のセンスを高く評価しており、レースに参戦する彼女のセコンドを務めたがっている。
- エマ・グリーン(624号車)
搭乗車:AM601型 V8 ヴァンテージ
CV.相沢菜々子
イギリスから来日した女性プロレーサー。19歳。カナタのレーシングスクール時代の同期生で、拓海の教え子の一人。現在はBTCC(イギリスツーリングカー選手権)に参戦している。スタイル抜群(身長174cm。緒方曰く「巨乳のかわい子ちゃん」)の金髪美女であり、カナタを一方的に恋人扱いしているが、当のカナタはライバル視こそしているものの、恋人として意識していることは全く無い。
拓海の教え子なだけあって彼女も非常に優れたドライバーであり、特に接触を含めたラフなレース展開に滅法強く*29、彼女に接触したドライバーは、それ以上の手痛いプッシュで反撃されることから「魔女(ウィッチ)」の異名で恐れられている。
ハイパワーFR車のアストンマーティン・ヴァンテージを引っ提げて、第4戦のみのスポット参戦でカナタに勝利することを目指すが、レースではベッケンバウアーとのトップ争いの末敗北。さらにカナタにも抜き去られた事で3位でのゴールとなった。
表彰式ではカナタの唇を強引に奪った後(エンジェルスには佐藤真美からキスを受けた)、改めてカナタの強さに感銘を抱きつつイギリスに帰国していった。
ちなみにカーナンバーの624は、スクールでカナタと初対面した6月24日にちなんでいる。
- 桜野舞(さくらの まい)(860号車)
搭乗車:ZN8型 GR86
最終戦「熱海ゴースト」から参戦した18歳の女性ドライバー。愛車はBLITZ製エアロでフルチューンされたトヨタ・GR86。
運転免許取得前からカートレースやドリフト競技で腕を磨き、晴れて免許取得を機にMFGにエントリーした「三度の飯より運転が好き」と豪語する少女。
練習走行をしていたカナタの前に現れ同乗を懇願し、その熱意に興味を持ったカナタは1度だけ同乗を許可する。その1回きりの走行で縦が弱くて横が強いというMFGの専用タイヤの特性を理解した後「カナタの一番弟子」を自称し、初出場にして決勝進出を果たすという快挙を成し遂げる。
本編終了後は、瀬名と同じくTOYOTA GAZOO RACINGの公式サポートを受けて引き続きMFGに参戦している。
MFGスタッフ
- リョウ・タカハシ/高橋涼介(たかはし りょうすけ)
CV.子安武人
MFGのルールを制定した謎の人物。ただ名前(アニメ版では中の人)からしてイニD読者にはバレバレ。
中の人は未だに医者で多忙な存在。弟からは仕事一筋で結婚しないものだと思われていたがMFG作中で結婚した。
最終戦を前にカナタ(と読者)の前に登場したが、正直イニDの時の面影はあまりない。寧ろ弟同様、若返っているようにも見える。
カナタに自身が片桐健の主治医だったことや片桐健のことを話し、カナタからアドバイスを求められると、「MFGを1年戦ったのはプラスになるが、2年間戦うとマイナスになる」「最終戦を優勝してそれで本来の主戦場のヨーロッパに戻るべき」と助言を送った。
最終話のカナタと恋の結婚式にも出席しており、来ていた藤原拓海に手伝って欲しいことがあるから、日本に戻って来るよう言っていた。
4WDを嫌っていることから4WD車のタイヤハンデがきついとか噂されている。
- 上有史浩(じょうゆう ふみひろ)
CV.細井治
MFG統括本部長で実質的運営のトップ。
イニDからの継続出演だが、当時は出番そのものがレッドサンズ→プロジェクトDのメンバーではかなり少なかったこともあり、名字が一度も出てこなかった。某同人誌で出てきたネタがようやく解決したことになる…が、それにしてもアウト臭い名前をしている。
誰だっけ?の人でも「ARCADE STAGEシリーズで『それじゃあカウント行くぞ!』『3、2、1、Go!』でレースを始めてくれてた兄ちゃん」と言えば思い出せるだろう(現在の『THE ARCADE』でもストーリーナレーションで出演)。
リョウ・タカハシの指示を受けて、カナタの動向に注目する。
今作で判明したことだが実はぽっちゃり体型が好みであり、エンジェルスには必ず1人そういう人をねじ込んでいる。
- 高橋啓介(たかはし けいすけ)
搭乗車:FD3S RX-7 Type R
CV.関智一
ご存じ前作の主人公格の一人であり、現在は不動産業や車のアフターパーツ販売を手掛ける実業家で「TKマッハコーポレーション」の社長。MFGの運営にも参画している。
時代遅れとされる黄色の「なんとかセブン」を操って、選手用のデモラン動画の作成にも協力しているが、その走りが実はコースレコード物で、ミハイルが更新するまで2年ほどあったことから「神フィフティーンとか言われてるけど大したことない」と、若干見下し気味。しかもこのデモランは「映像の見栄えを重視しており、全開走行ではない」というもの。
プロジェクトⅮでの活動後はプロの世界に入り華々しい活躍を見せたとのことで、本職のレーサーを引退してもなお一線級の腕前を保持し続けている。
登場当初は顎に髭が生えやや老けた顔つきをしていたのだが、弟子である瀬名に稽古をつけたあたりから急に若返っている。久々に赤城を攻めたことで垢が抜けたのかもしれない。一応妻子持ち。
- 中村賢太(なかむら けんた)
CV.岡野浩介
啓介の走り屋時代の弟子で、現在はTKマッハコーポレーションの不動産部門でチーフを務める。日焼けした肌の色は若い頃と変わらないが、体型はでっぷりと太ってしまっている。
以前は車のアフターパーツ部門に配属されていたが、開発能力の足りなさを啓介に指摘されたことと、会社の収益の柱である不動産部門を強化する目的で異動させられた。本人はパーツ部門に戻りたいと希望しているが、啓介いわく「地上げのセンスがある」とのことと、パーツ部門の採算の悪さから却下されている。
- 田中洋二(たなか ようじ)
CV.光部樹
MFGの実況アナウンサー。「MFGの生き字引」を自称している。
原作では声のみの登場だったが、アニメ版では容姿が登場し、その後の原作でもアニメ版を逆輸入する形で容姿が登場した。
- 上原(うえはら)
CV.古島清孝
MFGエンジェルスの総合マネージャーで、エンジェルス達のクエスチョンタイムの質問役も務めている
彼も本名が不明であったが、続編である『昴と彗星』によると本名は「宗男(ムネオ)」であるとの事。
MFGエンジェルス
- ナンバー7(セブン)
CV.佐倉綾音
恋が茶髪のウィッグとメイクで変装した姿。本名は明かさず「ナンバー7」の登録名で活動している。
- 栗原京子(くりはら きょうこ)
CV.飯田友子
MFGエンジェルスの最古参で、他のエンジェルスをまとめるリーダー格。実年齢は27歳だが、初参加時からプロフィール上の年齢は24歳で通している。男勝りで姉御肌な性格で、同じような性格の相葉に密かに好意を抱いている。
カナタに惹かれる恋の良き相談相手であるほか、他のエンジェルスが恋の正体を外部に漏らさないように監視する役割を買って出ている。
- 佐藤真美(さとう まみ)
CV.林鼓子
「はみけつの真美」の異名を取るエンジェルス。その異名は、椅子から立ち上がる際に尻に食い込んだパンツを直しながら立ち上がるパフォーマンスから来ている。
はたから見れば一見ドジっ子のようにも見えるこのパフォーマンスも、実はすべて計算ずくで行っていることであり、本人の趣味も読書と小説の執筆という知的なもの。
カナタに振り向いてもらおうと、連絡先を書いたメモなどを渡したりウインクしたりとモーションをかけるが、カナタ本人は全く意に介していない。
- 浜崎萌絵(はまざき もえ)
CV.北原知奈
ツインテールの髪型と愛嬌の良さで、今もっとも人気があるエンジェルスだが、本来はかなり毒のある性格らしく、京子曰く「性格悪いランキングがあればそっちでも1位」らしい。
- 沢村まりえ(さわむら まりえ)
CV.鈴木杏奈
恋の同期のエンジェルスで、スレンダーな体型の女性が集うエンジェルスの中でぽっちゃり体型なのが特徴。彼女が登用されたのは史浩の鶴の一声があったからともっぱらの噂である。
いわゆる「おバカタレント」枠でもあり、エンジェルスの中ではコミックリリーフ役として認知されている。
ミハイルからは「ボンレスハム」と称され嫌われている一方で、翔からは密かに好意を持たれている。
続編である『昴と彗星』でも引き続きエンジェルスとして登場している。
ゲスト解説者
- 小柏カイ(こがしわ かい)
CV.神奈延年
開幕戦の小田原パイクスピークで解説者を務めるプロレーサー。現在はチーム監督としての役割に徹している。
拓海とは走り屋として競い合った仲でもあるが、彼の近況は知らされていなかったらしく、イギリスで元気に過ごしていることを知った際には嬉し涙を流した。
現在もプロレースに身を置いていることもあり、当然リョウ・タカハシの正体を知っているが、絶対に口外しないようにMFG運営本部から口止めされている。
なお、小柏を含めたゲスト解説者は原作ではセリフのみだったが、アニメ版では中年になった姿も登場している。
- 池田竜次(いけだ りゅうじ)
CV.中井和哉
第二戦の芦ノ湖GTでの解説者。小田原市の市議会議員であるが、その他に実家の寺の住職、さらにはモータースポーツによる青少年育成スクール「ゼロ・アカデミー」の主宰者と、多彩な活躍を見せている。相葉はこの「ゼロ・アカデミー」の卒業生。その割にメンタルが…
自らの走り屋としての経験から「人間が公道で扱えるのは晴天時でせいぜい350馬力程度、悪天候なら200~250馬力程度」であるという持論がある。そのため、大馬力を電子デバイスで強引に制御しているスーパーカーが席巻している現状について、レギュレーションの真意が正しく理解されていないと考えている。
- 秋山渉(あきやま わたる)
CV.松本保典
第三戦「ザ・ペニンシュラ真鶴」のゲスト解説者。埼玉県で活動していた元走り屋で、拓海とは同じAE86乗りとして競い合っていた。走り屋卒業後にプロドライバーに転身、全日本ジムカーナ選手権や全日本ラリー選手権、ツーリングカーレースなど、多彩なジャンルでのレースで活躍している。また、MFG運営理事のひとりでもある。
実は作品開始から1年前の時期に拓海と会って近況報告を受けており、その後の実況中に拓海が既婚者であることをしれっとバラした。
- 須藤京一(すどう きょういち)
CV.田中正彦
第四戦「シーサイドダブルレーン」のゲスト解説者。栃木県の日光いろは坂で活動していた元走り屋で、全日本ラリー選手権のトップラリーストとしての実績を持つ。現在は一線を退いているが、MFGの運営理事を務めつつ、国内のラリー振興に精力的に取り組んでいる。
アニメで姿を見せたが、頭にタオルを巻いたラーメン屋のオッサンスタイルは相変わらず。
年数が経過したこともあり、言動は丁寧になっているが、自分が気に入らないものに関して毒を吐く性格は変わっていない。
赤羽がエマにラフファイトを仕掛けて返された時に警告すら出さなかった時は「運営委員会がオッサンだから若い女性に甘い」と指摘。
ガソリンエンジン車が生産中止になり電気動力車が主流になった世相に対して「ヨーロッパやアメリカが日本のハイブリッド技術を潰した結果に過ぎない」「電気自動車が増えたせいでかえって発電コストが増し、二酸化炭素削減という目的も達成できていない」と言い、総じて「電気自動車はゴミ」と舌鋒鋭く切り捨て、運営本部の史浩を慌てさせている。
アニメ版では第3期のTurn34にて遂にその姿が描かれ、相変わらず頭にタオルを巻いたスタイルと、前作とほとんど変わらない容姿であった。
その他の登場人物
- 藤原拓海(ふじわら たくみ)
『頭文字D』の主人公で、レーシングスクールでカナタを鍛えた師匠。詳細はリンク先にて。
- 池谷浩一郎(いけたに こういちろう)
CV:八尾一樹
前作に登場した「秋名スピードスターズ」のリーダーで、群馬スピリットを受け継ぐ瀬名の出場に伴って登場したゲストキャラ。
ガソリンスタンド所長となっており、ハゲている。未だに真子の事を引きずっているようで独身。
続編となる『昴と彗星』で愛車をシルビアS13からローンで買ったフェアレディZ RZ34に乗り換えていることが判明したが、二話目でかつての愛車同様、即板金コースとなり借金が膨らんだ。
- 武内樹(たけうち いつき)
CV:岩田光央
同じくゲストキャラ。
相変わらずガソリンスタンドで働いており、妻子持ちになり太った。
- 健二(けんじ)
CV:高木渉
同じくゲストキャラ。
妻子持ちになったが、相変わらず苗字不明。続編『昴と彗星』でもやっぱり不明である。
- 松本修一
CV.西凜太朗
前作のプロジェクトD編(4th Stage以降)において拓海のハチロクを担当していたメカニック。
今作では「松本コンセプト」というチューニングショップの代表を務めており、その手腕は”群馬県のゴッドハンド”と称されている程。
また「ドリーム・プロジェクト」のメカニックも務めており、瀬名のGRスープラのチューニングを手がけている。
- 片桐健(かたぎり けん)
カナタの父親。大学で彫刻を専攻していた頃に妻・キャサリンと出会い結婚したが、カナタが物心つく前に失踪。その後、日本で仏師として活動していたことが判明するが、カナタが来日した頃には末期癌を患い余命いくばくもない状態に陥っていた。
カナタが片桐の姓を名乗ってMFGにエントリーし、自分を探していることには気がついていたものの、幼い頃にカナタを捨てたような形になってしまったことを負い目に感じており、自分から連絡を取ることが出来なかった。そのため、入院先の群馬大学医学部附属病院でカナタのレースを観戦し応援することでせめてもの償いとしていたが、第3戦の最中に容態が急変し息を引き取った。
- 片桐楓(かたぎり かえで)
CV:園崎未恵
片桐健の妹で、カナタの叔母。健が入院した群馬大学医学部附属病院で働いており、高橋涼介の婚約者でもある。
健の死後にカナタと会い、第3戦の最中に健が亡くなったことや、彼が亡くなる間際までカナタを応援し続けていたことを伝えた。
- キャサリン・リヴィントン
CV:久川綾
カナタの母親で、物語開始前の時期に病死している。大学でクラスメイトだった恋の母いわく、非常に情熱的でエキセントリックな人物であったらしく、大学在学中の18歳時に片桐健に出会った後、キャサリンの側から猛アタックをかけてわずか19歳という年齢で結婚している。
カナタと同じく映像記憶能力の持ち主であったが、その能力を周囲にひけらかすことがないように厳しく教育していた。
- 恋の父親
CV.斉藤次郎
名字、名前ともに作中では語られていない。ああ本名不明が増えていくIT関連の会社を経営しており、仕事の合間に片桐健の捜索を手伝うなど、カナタを家族として快く迎え入れている。
家族として以上に、車好き、カーレースファンとしてカナタを尊敬しており、毎回欠かさずMFGを観戦し、そのテクニックに度肝を抜かれている。
- 西園寺真由子(さいおんじ まゆこ)
CV.岡田恵
恋の母親で、カナタの母キャサリンとは美大のクラスメートだった。現在は絵画教室を開いている。
夫ともどもカナタを快く家族として迎え入れているが、彼の身を常に案じており、MFGに出走することには内心で反対している。そのため、カナタの驚異的なドライビングを見て体調を崩してしまったことがあり、それ以降は観戦を控えている。
- 恋の祖母
搭乗車:DA65T型 キャリイ
CV.沢海陽子
新潟に住む恋の父方の祖母。農業を営んでおり、サマーブレイク中に遊びに来たカナタと恋を迎え入れる。
3ペダルHパターンのスズキ・キャリイ(11代目)を愛車にしており、そのアクセルワークはカナタも舌を巻く程で、「ファンキーなドライバー」と評している。
アニメ版では近年の軽トラブームに則ったのか、キャリイのCGモデルが作られOPにも堂々と登場を果たすなど、妙に気合が入った演出がなされている。
- 片桐久遠(かたぎり くおん)
最終話のエピローグで登場した、カナタと恋の間に生まれた息子。5歳。
- 片桐きなこ(かたぎり きなこ)
最終話のエピローグで登場した、カナタと恋の間に生まれた娘。3歳。
- アグネス・ベッケンバウアー
CV.井上麻里奈
ミハイルの姉でゴリゴリのドイツギャル。22歳。
ミハイルと共に東京のマンションに定住しており、MFGのレベルの低さからドイツに帰りたがっている弟とは対照的に「トーキョー楽しすぎて、ドイツなんてゾッとする」と言うほど日本を気に入っている。
ミハイルについて「自身過剰でコミュ力ゼロ」「めんどくさい中二病」と揶揄する一方で、ドライビングについては「MFGで負けるわけがない」とも評しており、ミハイルがスランプに陥って落ち込んでいた際も彼の元に駆け付けて励ますなど、面倒見のいい一面もある。
- 雪平治
CV. 高野憲太朗
またまた本名不明枠。諸星瀬名のセコンドを務める男性。本作では声のみの出演で詳細は不明(アニメ版では顔の半分下が描かれている)だったが、続編である『昴と彗星』にて姿が描かれ詳細が判明し、本名は治。元レッドサンズで賢太の舎弟だったらしくスバリスト(愛車は初代レヴォーグ)。
ドリームプロジェクトの一員として活動しており、『昴と彗星』では主人公の一人である佐藤昴のセコンドを務めているが、瀬名のセコンドからは外されており実質降格。
コースとデスエリア
- 開幕戦「小田原パイクスピーク」
箱根ターンパイクの超急勾配を駆け登り、大観山から芦ノ湖の麓へと下り、国道1号へ。さらに最高地点から標高差864mの急坂を一気に駆け降り、ターンパイクの料金所へと戻る、全長40.8kmのコース。
このうち国道1号の箱根関所南から東風祭交差点までのおよそ20.8kmは、正月に一度はテレビで目にする箱根駅伝の6区とほぼ同じコースを走る為、視聴者、特に駅伝ファンからすれば非常に馴染み深いコースでもある。
そのため、アニメ1期放送後の2024年に行われた第100回の記念大会では、テレビの映像を見ながら頭の中にユーロビートが流れたという視聴者もいたとか。
デスエリアは小涌園前から大平台ヘアピン手前の大平台駅付近にかけての箱根温泉郷部分の濃霧。ナビとラインに頼りながら走る必要があるが、カナタはデモムービーをベースに全開で踏み切っていた。
ラリーの選手ならペースノートさえあれば同じことが出来そうだが(というかある程度は建前でもそれで運転していることになっている)、それを一人でできるのはカナタならではの能力。
だがデスエリア以上の難所がコース終盤に存在する。それは西湘バイパスの分岐から東風祭交差点に至る1.9kmの直線「カマボコストレート」。
名前の由来は東風祭交差点の手前に位置する箱根駅伝・小田原中継所としてお馴染みの老舗蒲鉾店『鈴廣』。
千歳橋から交差点まで若干の下り勾配以外ほぼ平坦となり*30、86のようなパワーの出ないマシンにとっては最大の難所である。
逆にGT-Rのようなハイパワーマシンでもタイヤとブレーキがほぼ終わっている状態で突入するため、飛ばし過ぎてブレーキングポイントを誤れば交差点でオーバーランする危険性も。
- 第2戦「芦ノ湖GT」
芦ノ湖スカイラインなどの芦ノ湖周辺の道路を用いた25.3km。
デスエリアは清掃してもなぜか同じところに降り積もる火山灰、通称スリッピートラップ。
路面が滑るのであれば自分から滑らせて、リアタイヤでコーナリングするカナタに拓海の姿が被る。
さらに雨上がり直後に霧が発生すれば、開幕戦以上に劣悪な状況に陥る。
- 第3戦「ザ・ペニンシュラ真鶴」
真鶴道路を含めた真鶴半島を舞台とする17.4kmのコース。
富士山噴火の直接の影響というわけではないが、当時の電力不足を再現し、真鶴道路のトンネル内の照明が切られている。
このためトンネル出口で一瞬視界がホワイトアウトする「ブラック&ホワイト」がデスエリア。
これ以外にも福浦ICから吉浜海水浴場にかけての右上りターンからの左下りターンが難所で、スパ・フランコルシャンに実在する有名ターンの名を借りて「オー・ルージュ」と称されている*31。
- 第4戦「シーサイドダブルレーン」
ここから2戦は静岡県熱海市に舞台を移して行われる。
このコースは相模湾沿いの有料道路「熱海ビーチライン」と、山側で並走する国道135号線を使用した全長21.7kmのコースだが、決勝では6周と総走行距離が130kmと一気に伸びる為、長期戦を見据えた戦略が不可欠。
地下水が滝として噴出しており、ダブルレーンの下側では道路が冠水していてハイドロトラップとなり、上側は滝の部分をジャンプで飛び越えるジャンプステージとなっている。この2つがデスエリア。
高速コースといいつつ直線はほとんどないため、直線でもコーナーでもない部分をいかに速く走るかが実は重要。
ここでカナタは溝落としに匹敵する実際にはリスクしかないようなテクニックを披露する。
- 最終戦「熱海ゴースト」
山間部を中心に構成された全長13.7kmのコースだが、高低差が激しく熱海の市街地を走る為、コース幅が狭い。尚、終盤の春日町交差点(国際医療福祉大学熱海病院前)から東海岸町までは第4戦と共用する。
コース内に、路面に向かって真横に吹き出す間欠泉が2箇所存在し、これを浴びると数秒ロスる。
熱海にある貫一・お宮の像(熱海を舞台とした小説「金色夜叉」の登場人物)から名前を取って、住宅街のS字カーブに位置する1個目が「貫一」、JR東日本・来宮変電所付近の2個目が「お宮」と命名されている。
住宅街側は噴き出す頻度も低く水量も少ないが、変電所側は噴出の頻度が高く水量も多い。
間欠泉が吹き出すタイミングは完全にランダムで予測できず、露骨に運がタイムに響くのでまさにデスエリア。
また、同じ路面のイン側とアウト側で路面のμに差があり、一般のレースのセオリーであるアウト・イン・アウトが必ずしも正しいとは限らないセクターがある。作中のMFGドライバーの中ではカナタがこのことにいち早く気づいて活用しており、このラインは「カナタライン」と呼ばれるようになった。
ゲーム化
『ARCADE』はもちろん、それ以前に単体でプレステ作品になった『頭文字D』と比べるとあんまりないのだが、本作もゲームに収録されている。
カジュアルスマホゲーができるデジタル自動車図鑑スマホゲーム『ドリフトスピリッツ』におけるコラボ参戦。
ドリスピの外部作品コラボの慣例通り『頭文字D』のコラボとは完全に別枠扱いで、作中に登場するクルマを再現したものが素の新86やケイマンとは別の車種として実装。この手の例によって現在は再入手手段がないが。- 『頭文字D』のアーケードゲーム、『THE ARCADE』に登場車種が、またコラボイベントの名目を取ることでコースも実装。
こちらは『湾岸ミッドナイト』や『Hot-version』のコラボ要素と異なり*32コラボ期間が終了すると入手できなくなるのは…見るからにイベント景品なもの以外では…ドレスアップパーツの「ナンバーゼッケン」、実況ドローンが再現されるようになるプレイヤーカスタマイズパーツくらいで、車種やコースそのものは恒常的に実装される。まあそもそも本作も『頭文字D』第三章の色も濃いしな
ver2.7現在は車種が北原望・石神風神登場まで、コースがMFG第三戦までフォローされており、特に真鶴は昼・順走を選ぶとちゃんとトンネルを抜けた際にホワイトアウトする演出もある*33。小田原、箱根(芦ノ湖に相当)はデスエリアの再現は無いが、カマボコストレートをはじめとする全体的なスピードレンジの高さは原作と共通。
追記・修正は他の車より馬力の低い車で予選を突破してからお願いします。
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- 2期の諸星の声はどうなるのか。 当初発表されてた声優が公道レース題材の作品で絶対やったらアカンことやらかしたから続投だとめちゃくちゃ顰蹙買うだろ。 中村悠一も劇中でポルシェ乗ってて、本人もポルシェ乗ってるから事故起こしたら大変なことになるって安全運転なのに、まさか無車検で自賠責切れてる車乗って事故起こす不届き者がいるとは思わんだろ。 -- 名無しさん (2024-07-07 20:19:23)
- ↑ 事故起こしたのは放送真っただ中だったはずだけど、特に降板とかなってないし、今でも特にアナウンスないから続投なのでは? -- 名無しさん (2024-07-07 21:12:12)
- アニメのエンジェルスがエロい -- 名無しさん (2024-07-08 19:25:59)
- 209500の違反行為を通報+問題箇所の復元を実行。 -- totomipeople (2024-07-08 20:20:42)
- ↑2 このご時世で下半身は白いビキニパンツ1枚ってある意味潔い気もする -- 名無しさん (2024-07-09 00:27:21)
- 作者のコメントが毎回病んでることで有名な作品 -- 名無しさん (2024-07-10 16:43:53)
- ↑ベルセルクの作者が亡くなったときにフューチャーされたね「楽しくなさそうだしやめさせてやれよ」って声が出てたな -- 名無しさん (2024-07-12 09:30:11)
- 毎度思うが、よく上有史浩という名前で出して炎上しなかったよな -- 名無しさん (2024-08-07 18:50:29)
- 人間臭さの極みだった前作と比べると、良くも悪くも毒気が無くなってしまった印象なんだよな。頭文字Dの同窓会的な感じで見てる -- 名無しさん (2024-10-28 10:23:27)
- しげの先生アメ車嫌いなのかな… -- 名無しさん (2024-12-19 01:42:25)
- アメ車はアメ車で別種のロマンやけんの。レトロV8はある種の信仰レベルだし -- 名無しさん (2025-02-16 03:08:47)
- マッスルカー向きのレギュレーションでもないしコルベットはMRで四駆と同じように規制かかるからな -- 名無しさん (2025-11-11 21:05:49)
- 主人公が1位じゃなくても、勝てなくても話が展開できるし、SF(ドローンの性能等)でもあるのでプロジェクトD編になってからはあの手この手で拓海を勝たせてた頭文字Dに比べると伸び伸びした作風だなとは思う。 -- 名無しさん (2026-05-20 13:31:57)
#comment
*2 ブリジストンかヨコハマタイヤのどちらかを選べる。バランスの良さではブリジストンに分があるが、ここ一発の勝負どころのグリップ感はヨコハマタイヤに分があるとされている。
*3 軽量化するとタイヤの幅が狭くなるので相対的に有利とも不利とも言えなくなる。
*4 向こうのサーキットは日本よりもグリップが低く、古典的アウトインアウトをベースのドライビングを教わるとか。
*5 ただこのせいでキャサリンと知り合いだった西園寺ママに映像記憶能力が受け継がれていることがバレた。
*6 カナタが8割を受け取るべきだと進言したが、彼の強い主張で半分ずつ山分けすることになった
*7 開幕戦~第3戦までは2017年型。第4戦以降は2020年型に乗り換えている
*8 RRである911はトラクションとブレーキに優れる一方で、リアに重量が寄り過ぎているゆえリアタイヤの消耗が激しく、元からナーバスな挙動がさらに不安定になりやすい欠点がある。MFGのようにタイヤに気を使うレギュレーションだと尚更で、本作だと8号車のテイラーがいい例だろう。実際上記の欠点に加えリアのディフューザーを最適化しにくいという理由からMRにされた991・RSRというレーシングモデルがある。
*9 拓海とのバトル前は挑発的な性格が目立っていたが、彼とのバトルを経て性格や考えが改められるきっかけにもなった
*10 第2戦はパワーには手を付けず足回りを中心に、第3戦ではパワー不足に限界を感じてきたところでターボを装着し大幅にパワーアップ(200PS→300PS)。第4戦では空力強化を中心にTRD製の「14R」ボディキットを装着する。
*11 ちなみに連載中であった2018年に991はモデルチェンジして992型となり、2021年には992GT3も発表されたが、徐々に低迷していく中でも石神は最後まで991GT3から乗り換える事はなかった。恐らく作中ミハイルが「歴代RRポルシェの中でも”991”GT3は最強だ」という発言をしてしまったことから、出せなかったのだと思われる。出してしまうとミハイルは「ポルシェの育成アカデミー出身の癖にポルシェにわか」ということになってしまうし…
*12 本人曰く「買おうと思えば買える」が、上述のこだわりのなさからリース契約で借りたマシンに乗っている
*13 ただエンジンのダウンサイジング化が進む現在の自動車業界の流れから見ればこの認識は古いものになりつつあり、ランボルギーニも例に漏れずSUVである『ウルス』やハイパーカーの『SC63』はV8ツインターボに。さらにウラカンの後継車に当たる『テメラリオ』はV8ツインターボ+ハイブリッドとなってしまった。折れるんだろうか…。
*14 ランボルギーニ・ウラカンのハイパフォーマンスモデル。ペルフォルマンテもイタリア語でパフォーマンスを意味する。なおマネージャーはV12モデルであるアヴェンタドールを用意していたようだが、大石は「あんな直線番長で戦えっかよ」と却下した。実際MFGのコースやルール下では大柄でパワーがあり過ぎるアヴェンタドールは不向きであり、この発言からも大石が単なるパワー厨でないことは伺える。
*15 開始時の年代を考えるとFIA-F3の電気版ではなく、現在ではフォーミュラリージョナルに再編されている旧F3ユーロシリーズの電気版。
*16 アニメ版ではカットされた
*17 本人もこれを承知のうえで選択しているようで、雨などコンディションを問わず活躍できる為とのこと。
*18 京極貴光も搭乗するⅯ4(F82型)の特別仕様車で標準モデルは約430PSのところ500PSまで引き上げられており、空力パーツやロールゲージなども装着されたよりレーシーな仕様となっている。
*19 この戦いでは雨によって路面の状態が悪かったのも大きい。
*20 ガチなスポーツカーを目指したわけではないのでそりゃそうだろという話ではあるが、重い部類であるR35やNSX(2代目)でさえ1800kg以下で、さらにこれらは四駆かつツインターボやハイブリッドを採用しパワーで重さを補っている。外車になるが、直線では世界最速クラスだが重くてサーキットには不向きと言われているブガッティ・ヴェイロンでさえ約1,888kgで、しかもLCの倍以上のパワーを持つ。
*21 カービデオマガジン『ベストモータリング』では同じV8NAを搭載する7代目シボレー・コルベットと群馬サイクルスポーツセンターで競わせる動画が公開されている。馬力では勝るLCであったが、結果は大差付けられての完敗であり各プロドライバーからも「(コルベットと比較して)何を目指しているのかわからない。スポーツカーらしさがない。」「快適に運転できるけど、(スポーツカーのような走りは)ちょっと無理ですよね」との評価であった。
*22 LCの名誉の為に言っておくと、決して遅い車というわけではなく、最高出力は477PSで0-100km/hは4~5秒台と一般的な大衆車から見れば十分俊足である。
*23 特にGT300の方はテールの落ち込みが実車より強く、本物ではないとわかる。
*24 M3(E92型)は歴代で唯一V型8気筒エンジンを搭載している事が最大の特徴であり、それ以外は直列4気筒(初代のみ)か6気筒で、G80型は直列6気筒ツインターボエンジンである。またMFゴーストに現行のG80型/G82型(M4)は一切登場しない。
*25 オリジナルのNSXは車体中央のV6ツインターボエンジンに加え、左右前輪に1つずつ+後輪に1つの、合計3つのモーターを設置したハイブリッド4WDだが、前園車はモーターをすべて撤去したことで、エンジンのみで後輪を駆動するミッドシップ車に変わっている。
*26 神15入りしているだけあって実力や才能がないわけではなく、スピンしかけた際、的確なクラッチ操作でスピンの危機を免れるなど、卓越したテクニックを持ち合わせている。
*27 第4戦以降はBLITZ製のAERO SPEED R-Conceptワイドボディキットを装着
*28 純正色に設定されているライトニングイエローとは別のようで、特注で別の黄色にオールペンされていると思われる。
*29 エマが参戦中のBTCCもそうだが、このクラスのツーリングカーは「ケンカレース」と称されるレベルでぶつけ合いが日常茶飯事で、レースが終わると「モデルチェンジ済み」とネタにされるほど変形している車も珍しくない。
*30 箱根駅伝でも下り勾配と連続するカーブでダメージを負った膝に更なる追い打ちをかける場所で、小田原中継所までの残り3kmが上り坂に感じるランナーもいる。
*31 実際のオールージュは最初の右上りターンだけで、2個目の左下りターンはラディオンだったり、オールージュの語源がこのターンの近くを流れる川の水が鉄分を含んでいて赤く見えるからであり、ベニンシュラの下は海なので「マー・ブレウ」になるんじゃないかとかは内緒。
*32 前者は車種以外すべて、後者はコース以外すべて再入手不可能。
*33 ただしトンネル内のキセノンランプは明らかに点灯している
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