登録日:2017/05/30 (火) 18:11:29
更新日:2024/02/06 Tue 11:21:51NEW!
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dcコミックス アメコミ バットマン ロビン バットマン・インコーポレイテッド リバイアサン パンドラ prime earth earth-0 ポストフラッシュポイント グラント・モリソン クリス・バーナム フレイザー・アービング アンドレス・ギナルド new 52 ダミアン・ウェイン
『Batman Incorporated: Demon Star』は2012年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。
『Batman Incorporated Vol.2』#0~#6
発売 2012年5月から
脚本 グラント・モリソン
作画 フレイザー・アービング(#0)、クリス・バーナム(#1~#6)、アンドレス・ギナルド(#6)
日本では2014年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。
異才グラント・モリソンの描くバットマン・サーガ第3部第2巻。
世界を舞台にしていた前巻から一転して、
バットマンのホームタウンであるゴッサムを舞台に『バットマン・インク』と『リバイアサン』の戦いを描く。
戦いの舞台は小さくなったものの、その激しさは前巻以上。
レギュラーシリーズの作品だが、2011年のリブート前の設定とリブート後の設定が入り混じっており独特の世界観になっている。
『Batman Incorporated Vol.2』#0
『Batman Incorporated Vol.2』#1
『Batman Incorporated Vol.2』#2
『Batman Incorporated Vol.2』#3~#4
『Batman Incorporated Vol.2』#5
『Batman Incorporated Vol.2』#6
『Batman Incorporated Vol.2』#0
リブートから1周年を記念して行われた『ゼロ月間』企画の一遍。全レギュラーシリーズでオリジンや過去のエピソードが描かれた。
【物語】
時を巡る冒険から帰還した際、最悪の未来を目撃したバットマン。
彼はその未来を回避するため世界中のバットマンからなる組織『バットマン・インコーポレイテッド』を設立し、その仲間たちを集めていく。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。最悪の未来を変えるため、ブルース・ウェインとして新会社『バットマン・インク』を作り、
バットマンとして仲間をスカウトしていく。
- ロビン(ダミアン・ウェイン)
ブルースの息子で3代目ロビン。父と共にロシアのバットマンをスカウトする。
- ルシアス・フォックス
ウェイン・エンタープライズのCEO。ブルースの命令でバットマン型のロボット、バットボットの製造を進める。
- ナイト(シリル・シェルドレイク)
イギリスのバットマンで2代目ナイト。バットマンと共に殺人事件を解決し『バットマン・インク』に加入する。
その後、オーストラリアのバットマンとしてジョニー・ライリーのスカウトに向かう。
- スクワイア(ベリル・ハッチンソン)
ナイトのサイドキックで3代目スクワイア。2代目ダーク・レンジャーを襲名するか悩むジョニーの相談役となる。
- ジョニー・ライリー
タトゥー・スタジオを営むアボリジニの若者。かつてオーストラリアのバットマン、ダーク・レンジャーの相棒スカウトとして活躍した。
『バットマン:ブラックグローブ』でダーク・レンジャーが殺されたのは自分が同行しなかったのが原因だと思い、
『バットマン・インク』への加入を思い悩む。
- ラビル
ロシアのバットマン。方向音痴の酒飲み。『バットバス』で移動する。『Batman and Robin Vol.2』#1で殺されている。
- ナイトランナー(ビラル・アスラー)
フランスのバットマン。イスラム系移民でパルクールを駆使して戦う。
- マスケティア(ジャン・マリー)
フランスのバットマン。ナイトランナーの活躍を目にしてフランスのバットマンの座を彼に譲り引退した。
- マン・オブ・バッツ(ウィリアム・グレートイーグル)、レイブンレッド(チャーリー・グレートイーグル)
アメリカのインディアン保留地区のバットマンとそのサイドキック。インディアン保留地区でバットマンの協力を得て作った風力発電を発表する。
- ミスター・アンノウン(治次郎)
日本のバットマン。バットマンからテスト期間の終了を言い渡される。テスト期間中は様々なヴィランと戦っていた。
- エル・ガウチョ(サンティアゴ・バルガス)
アルゼンチンのバットマン。自立心が強くチームとしての活動を拒否していたが紆余曲折を経て『バットマン・インク』に加入する。
- アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。スカウトを終えたブルースをねぎらう。
『Batman Incorporated Vol.2』#1
【物語】
ゴッサムで犯罪と戦いながら『リバイアサン』を追うバットマンとロビン。そんな彼らを密かに狙うものがいた。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。ロビンと共に『リバイアサン』に関係があると思われる逆向きの五芒星を追う。
- ロビン(ダミアン・ウェイン)
ブルースの息子で3代目ロビン。『リバイアサン』のボスで母のタリアによって5億ドルの懸賞金がかけられ暗殺者に狙われている。
- バットマン・インコーポレイテッド
バットマンが結成した世界のバットマンによる警備会社。『Batman Incorporated: Leviathan Strikes!』Chapter 2での戦いで全滅の危機に陥るが、
何とか生き延びサンフランシスコの『バットケイブ・ウェスト』に集合する。
≪ヴィラン≫
- ゴートボーイ
ゴッサムのことをよく知るタクシー運転手で元二流の暗殺者。ゴートボーイの名は山羊の頭を意味するゴッサムと
コメディアンのビル・ヒックスから名付た。前妻が亡くなり息子が施設に送られるのを防ぐためロビンの懸賞金を狙っているが、
息子と同年代のロビンを狙うのに罪悪感を感じている。
親友のサムや食肉加工業者の力を借りて狙撃ポイントにロビンを追い込むが、誤ってサムを殺してしまう。
一旦逃走し今度は『ミュータント団』を襲撃するロビンを狙う。
- リバイアサン
ラーズ・アル・グールの娘でダミアンの母タリアの率いる組織。世界征服とバットマン・ロビンへの復讐を目論んでいる。
ゴッサムの悪人たちを取り込み社会生活からゴッサム侵攻を進める。
- トニー・グリム
ゴッサムのウェストサイドを支配するギャング。『リバイアサン』の食事会に参加するが協力を拒んだため、兄ジョーの脳みそを食べさせられ殺された。
- ミュータント団
『バットマン:ダークナイト・リターンズ』に登場した『ミュータント団』を思わせる組織。
『リバイアサン』のために働いていたところをロビンに襲撃される。
≪その他≫
- バットカウ
食肉加工業者で解体されかけていた牛。悪魔の星を意味する逆向きの五芒星を付けられている。ロビンが気に入り彼のペットになった。
『Batman Incorporated Vol.2』#2
【物語】
『リバイアサン』の首領タリア・アル・グールは父ラーズ・アル・グールのもとを訪れ、自らの人生を振り返る。
【登場人物】
- タリア・アル・グール
『リバイアサン』の首領でラーズ・アル・グールの娘。ダミアンの母でもある。ラーズからバットマンとの戦いをやめるよう言われるが拒否する。
幼いころからラーズの英才教育を受け彼を信頼していたが、母の存在に飢えており母のことをはぐらかすラーズに不信感を募らせていた。
バットマンに出会い彼を愛するようになるが彼から拒絶され、その後生み出したダミアンからも拒絶されてしまい
その怒りを『リバイアサン』ではらそうとする。
- ラーズ・アル・グール
『リーグ・オブ・アサシンズ』の首領でタリアの父。タリアを呼び出しバットマンのとの戦いを止めようとするが拒絶され幽閉されてしまう。
- メリザンド
ラーズの妻でタリアの母。ライブ会場でラーズと出会い彼の思想に共感しタリアを生んだ。その後、ラーズに捨てられ占い師として生きていた。
運命に導かれ現れたタリアにアルゴルの星と自身について語るがラーズの一番弟子ウブーによって引き離されてしまう。
- ドクター・ダァク(エベネザー・ダァク)
『リーグ・オブ・アサシンズ』の仲介人だった男。ラーズから独立しタリアを人質にしようとする。
この事件をきっかけにタリアはバットマンと出会うことになった。
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。ドクター・ダァクを追っていたところタリアと出会い彼女の命を救った。
しばらく後にラーズと戦い勝利しタリアと一夜を共にしている。
- ロビン(ダミアン・ウェイン)
ブルースの息子で3代目ロビン。『バットマン・アンド・サン』での出来事の回想に登場する。
『Batman Incorporated Vol.2』#3~#4
【物語】
バットマンはマッチ・マローンを名乗り『リバイアサン』の情報収集を行い彼らの隠れ家を突き止める。
さっそく隠れ家に向かおうとするバットマンだったが酒場の歌手ルミナのピンチを知り彼女のもとに向かい『リバイアサン』の罠にはまってしまう。
【登場人物】
- バットマン/マッチ・マローン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。酒場で情報収集を行うためにマッチ・マローンを名乗る。ゴートボーイにたどり着き『リバイアサン』の隠れ家を聞き出すが、
酒場で出会った歌手ルミナを優先してしまい罠にはまりゴートボーイに殺されかける。
- ロビン/レッドバード(ダミアン・ウェイン)
ブルースの息子で3代目ロビン。命を守るため死を偽装し『バットケイブ』にいるよう命じられてるが、彼自身はオットー・ネッツを殺したせいと思っている。
父の危機を知るとアルフレッドを眠らせてレッドバードを名乗って駆け付ける。
≪バットマン・インコーポレイテッド≫
- ナイトウィング/バットマン(ディック・グレイソン)
初代ロビンで現在はブルースから独立して活動している。マッチとしての情報収集を周りに信じさせるため、
バットマンのコスチュームを着て彼を脅しつける。その後バットマン救出作戦に参加する。
- アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。バットカウの世話の他、マッチの運転手などを務める。ブルースがルクスのもとに向かうと、
ダミアンと共に指揮を執ろうとするが彼に眠らされてしまう。
- エル・ガウチョ(サンティアゴ・バルガス)、フード(ジョージ・クロス)
アルゼンチンとイギリスのバットマン。バットマン救出作戦の先鋒を担当する。
- ウィングマン(ジェイソン・トッド)
『バットマン:ブラックグローブ』で死亡した初代に代わる人物。バットマン救出作戦の指揮を執る。
その正体は死亡した2代目ロビンで現在はレッドフードとして活躍するジェイソン・トッド。
- ナイト(シリル・シェルドレイク)、レッドロビン(ティム・ドレイク)、スクワイア(ベリル・ハッチンソン)、アウトサイダーズ
『バットマン・インコーポレイテッド』のメンバー。バットマン救出作戦のフェイズ2を担当する。
- バットウィング(デビッド・ザビンビ)
アフリカのバットマン。マンバット軍団の対策を担当する。
≪ヴィラン≫
- ゴートボーイ
ダミアンを殺したと思っている暗殺者。『リバイアサン』から金を受け取ったが生贄にされることを恐れており、マッチに『リバイアサン』の隠れ家の情報を渡す。
その後ルクスを使ってマッチを罠にはめ、『リバイアサン』に加入するための3人目の生贄にしようとする。
- タリア・アル・グール、ヘレティック
『リバイアサン』の首領とその従者。薬や教育による洗脳で徐々にゴッサムを侵略していく。モナーク・シアターでバットマンの破滅を待つ。
- 暗殺者
『リバイアサン』に協力する様々な暗殺者。マーリンやスポーツマスターといった名の知れたものから無名のものまでいる。
『バットマン・インク』と激戦を繰り広げる。
- マンバット
『リーグ・オブ・アサシンズ』の忍者が変化した蝙蝠人間。『バットマン・インク』と暗殺者の戦いに割り込もうとするが、
バットウィングの超音波で動きを封じられ解毒剤を打たれてしまう。
≪その他≫
- ルミナ・ラックス
マッチが情報収集を行った酒場の歌手。テレビに通じる美貌と歌声の持ち主だが、妹のための非合法な薬のために裏社会で生きている。
マッチにチンピラに絡まれていたところを救われた。その後『リバイアサン』の隠れ家に向かうマッチに電話をかけ彼を罠にはめる。
- スモールフライ/フライ
子供ような身長の悪党。大柄なブリーとコンビを組んでいる。マッチからはスモールフライと呼ばれるがその度にフライと訂正している。
マッチから『リバイアサン』の情報を聞かれるが拒否する。その後ゴートボーイに殺された。
- バットカウ
ダミアンの飼牛でバットケイブでアルフレッドに世話されている。検査でピッグ教授が開発した化学物質を変異させた人工ホルモンが検出され、
同じ食肉加工業者の牛を使ったハンバーガーから洗脳薬が検出されている。
『Batman Incorporated Vol.2』#5
『バットマン・アンド・サン』に収録された『Batman Vol.1』#666のその後が描かれる。
【物語】
『バットマン・インコーポレイテッド』に助けられたバットマンだったがこのままでは最悪の未来が回避できないと悟り、
その元凶となるダミアンに未来について語り彼を止めようとする。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。ピンチを脱するもダミアンの行動力を見て最悪の未来を変えられないと思い、ダミアンの説得に乗り出す。
- ロビン(ダミアン・ウェイン)
ブルースの息子で3代目ロビン。父を救いに向かう行動力が最悪の未来につながるとして活動を禁じられてしまう。
≪最悪の未来≫
- バットマン(ダミアン・ウェイン)
ブルースの息子で未来のバットマン。亡くなったブルースの後を継ぎバットマンとなった。人間をジョーカー化させるウイルスと戦っている。
ウイルスへの免疫力を持つ赤ん坊を街から救い出し、最後の砦となった『アーカム・アサイラム』に届けるが……。
- バーバラ・ゴードン
ゴッサム市警本部長でウイルスから逃れた人間が集まった『アーカム・アサイラム』のリーダー。この未来では車椅子生活を送っておりワイルドな性格。
バットマンに憎まれ口を叩きながらも活躍をねぎらう。
- アルフレッド
ウェイン家に仕える執事……ではなくダミアンのペットの猫。
- ジャカネイプス
人語を操る天才ゴリラ。『アーカム・アサイラム』の患者だが唯一の分子生物学者のためバットマンに利用されている。
- ドクター・ハート(サイモン・ハート/トーマス・ウェイン)
『バットマン:R.I.P.』や『バットマン&ロビン』でバットマンと戦った悪魔崇拝者。
過去にダミアンがバットマンになるのに関係しており、現在は大統領の側近としてゴッサムの対処について助言する。
『Batman Incorporated Vol.2』#6
【物語】
ダミアンに最悪の未来について語っている間に『リバイアサン』の罠にはまった『バットマン・インク』のメンバーを救うため、
バットボット共に犯罪通りのホームレス用宿泊所にむかったバットマン。そこに待っていたのは悟りに至る十山羊図とタリアの罠だった。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。罠と知りながら単身ホームレス用宿泊所に乗り込み、タリアを止めようと進み続ける。
≪バットマン・インコーポレイテッド≫
- バットボット
バットマン型のロボット。バットマンの命令で入り口をこじ開けた後は、外で待機しマンバット軍団と戦う。
- アウトサイダーズ、スクワイア(ベリル・ハッチンソン)
バットマンが設立したヒーローチームとナイトのサイドキック。
罠の爆弾に巻き込まれ『アウトサイダーズ』のルッカーとヘイローのフォースフィールドで被害を抑えるが、全員重傷を負う。
- バットウィング(デビッド・ザビンビ)、ナイト(シリル・シェルドレイク)
アフリカとイギリスのバットマン。罠の爆弾に巻き込まれるが比較的軽症でバットウィングは『アウトサイダーズ』の、ナイトはスクワイアの治療に当たる。
ブルースと家族同然の関係の『バットマン・インク』のメンバーたち。バットマンの指示で『バットケイブ』で待機しバットマンとタリアの会話を聞く。
≪ヴィラン≫
- タリア・アル・グール
『リバイアサン』の首領。『バットマン・インク』を罠にはめバットマンをおびき出し、彼にゴッサムとダミアンのどちらかを選ぶよう迫る。
- ヘレティック
タリアの従者。ゴッサムかダミアンかを決めないバットマンの前で人質を殺し、罠の爆弾に巻き込まれた『バットマン・インク』のメンバーに襲い掛かる。
- マンバット
『リーグ・オブ・アサシンズ』の忍者が変化した蝙蝠人間。バットボットと戦闘になる。
≪その他≫
- ジェームズ・ゴードン、ハービー・ブロック
ゴッサム市警の刑事たち。警官隊と共にホームレス用宿泊所を取り囲みバットマンを待っていた。
- タイタス、バットカウ、アルフレッド
ダミアンのペットたち。タイタスはダミアンに買い与えられた犬。アルフレッドは執事のアルフレッドが動物保護センターの知り合いからもらった猫。
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