登録日:2016/07/15 Fri 12:03:26
更新日:2024/01/25 Thu 13:52:45NEW!
所要時間:約 5 分で読めます
▽タグ一覧
scp foundation 哲学 scp-jp 日本生類創研 殿堂入りコレクション-jp dr_toraya euclid 現実改変 蝗 0匹のイナゴ 0匹逃げたぞ!←0匹とも捕まえた!←あと0匹残ってるんだ scp-240-jp
おい誰か手伝ってくれ!
あと0匹足りないんだ!
SCP-240-JP 0匹のイナゴ
SCP Foundationにおける日本支部で創作されたSCiPの一つ。
SCP-240-JPはバッタ目バッタ科に分類される昆虫の一種。要するにイナゴである。
オブジェクトクラスはEuclid。
あるサイトの昆虫収容施設に隔離した状態で収容されている。
もちろん異常存在を収容するのが目的の財団がただのイナゴを収容するわけはない。
このイナゴは生存中は普通のイナゴだが、現実改変能力を持っていて自分たちに何らかの被害があり総数が減った場合、その事実をなかったことにする。
元々は日本生類創研の実験施設で発見された。…またお前らか!
死亡した場合その事実を消し去る、すなわち不死身のイナゴを作ろうとしていたようだ。
そちらの実験記録によると、特性を備えたイナゴが最初に0匹生まれ、2匹を工具で破壊しても数は変わらず0匹。
また2匹水没させてもやっぱり残ったイナゴは0匹。その後も様々な破壊実験を行ったが、ケージ内のイナゴは0匹をキープし続けた。
実験は成功したのである。
財団に収容後も事故や実験等で4匹から[データ破損]匹も死亡しているにもかかわらず、現在の収容総数は収容当初から変わることなく0匹のままである。
またこの総数のためか管理に失敗し、よく収容違反を起こす。
財団施設の屋内ならまだいいが、財団所有の田んぼに逃し深刻な被害が出そうになったことも。
また外見上は0匹いるだけのイナゴなのでイラストや画像作成の難易度が低く検索すると結構ヒットする。
ただ、数え間違えたのか0匹足りなかったり、逆に0匹多かったりする。
追記修正はイナゴを0匹捕まえてからお願いします。
&link_up(△)メニュー
項目変更&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
[#include(name=テンプレ3)]
よし0匹いるな、全部捕まえたぞ
いえ、0匹つかまえたのであと0匹です
* *
* + 最初から1匹も見当たらないです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *
by飯島
どう考えても、おかしい。
少なくとも1匹以上のイナゴを捕まえたのでなければ、そもそも収容されてないはずである。
実は、上述の内容は間違ってはいない。
このイナゴの能力は自分たちに何らかの被害があり総数が減った場合、その事実を総数が最初からその数だったと現実改変することでなかったことにするのだ。(補遺では『「死んだ」事実を消去するために「生まれた」事実ごと消去する』と推測されている)
例えば元々は10匹いたとしよう。
実験によって2匹減少し、総数が8匹になると、最初から8匹しかいなかったという風に記憶・記録が改竄される。
さらなる実験でまた2匹死亡すると、また改竄されて最初から6匹だけということになる。
- ただのイナゴ
10匹いました→2匹死にました→8匹になりました
日生研スタッフ「殺したら数が減った、失敗だ!」
- 日本生類創研が作りたかったイナゴ(赤字が改変部分)
10匹いました→0匹死にました→10匹になりました
日生研スタッフ「殺しても数が変わってない、成功だ!」
- 実際に出来たイナゴ=SCP-240-JP(赤字が改変部分)
8匹いました→2匹死にました→8匹になりました
日生研スタッフ「殺しても数が変わってない、成功だ!」
つまりこういうことである。
その事実に気づかずに実験を繰り返した結果0匹、要するにいなくなったのである。
じゃあNeutralizedじゃないかと思うだろう。
だがこのことに気付けるのは第4の壁の向こうにいる我々、または現実改変に耐性のある財団職員だけなのだ。*1
仮に耐性のある職員がいたとしてもそのことに気づけるのは本人あるいは耐性のある職員だけなのだ。
そんな理由でこのSCPは今の0匹の状態で収容され続け、0匹収容違反し、0匹捕まえては収容しているのだ。流石に財団もおかしいと思っているのか、Neutralizedへの再分類が検討されているようだが。
関連オブジェクト
- SCP-240-JP-J - 0本の頭髪
日本生類創研の実験施設くさい建物(根拠なし)で発見された人型オブジェクト。
この人は普段は普通の人だが、現実改変能力を持っていて頭髪に何らかの被害があり総数が減った場合、その事実をなかったことにする。
脱毛した場合その事実を消し去る、すなわち不滅の毛髪を作ろうとしていたようだ。
そちらの実験記録によると、特性を備えた毛髪が最初に0本生え、2本を工具で脱毛しても数は変わらず 0本。
また2本を[検閲済み]のエサにしてもやっぱり残った毛髪は0本 。その後も様々な脱毛実験を行ったが、頭部の毛髪は0本をキープし続けた。
実験は成功したのである。
財団に収容後も事故や実験等で4本から[データ破損]本も脱落しているにもかかわらず、現在の本数は収容当初から変わることなく0本のままである。
……という、SCP-240-JPをパロったハゲネタオブジェクト。
なお、財団の研究員の一人がこのオブジェクトに変化したという報告があったが、心神喪失状態で無毛となった頭部にブラッシングしている以外の異常性は認められなかった。
追記・修正は、もう0匹イナゴを捕まえてからお願いします。
CC BY-SA 3.0に基づく表示
SCP-240-JP - 0匹のイナゴ
by dr_toraya
http://ja.scp-wiki.net/scp-240-jp
収容違反記録 事案240-0 案件番号: ████
by k_u_m_a
http://ja.scp-wiki.net/k-u-m-a-001
SCP-240-JP-J - 0本の頭髪
by blackey
http://ja.scp-wiki.net/scp-240-jp-j
この項目の内容は『クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス』に従います。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,66)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
#lsd()
#comment_num2(num=30)
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧