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その肩書きのとおり、格闘大会の最高峰・天下一武闘会を取り仕切るアナウンサーで、実況と審判も務めるスーツ姿の男性。
何気に終盤まで登場したが、最後まで本名や年齢は明らかにされなかった。
また、大会が開催されるパパイヤ島に住んでいるのか、や主催している武道寺との関係なども不明。
金髪のオールバックでサングラスをかけており、第23回大会からはちょび髭を生やしたナイスミドルとなっていた。

試合中にどんなトラブルが起きようとも実況を続けるプロ根性の持ち主。
また、選手達の闘いが観客から見えないような場所に移動した場合は、ホイポイカプセルから小型ジェット機を取り出して追いかけ勝敗を確認する事もある。
大会の常連だった孫悟空やクリリンなどとも顔見知りで、初期に登場したZ戦士達の成長を間近で見ていた数少ない一般人で、気功波や舞空術などが一般人からトリックだと思われるようになった時代（セル編以降）にもその存在を覚えていたり、セルを倒したのが悟空達であることを見抜いていた数少ない地球人。その為、ミスター・サタンが口先だけで悟空達に比べて強さで大きく劣ることにも気づいていると思われる。ある意味、この物語の生き証人とも言える。
選手の変わった名前が苦手なようで、「孫悟空そんごくう」を「まごごそら」、「餃子チャオズ」を「ぎょうざ」、「男狼」を「狼男」と言い間違えている。
ちなみに会場である武道寺は、劇中で悟空やピッコロなどに破壊される事が多く、後に彼らと再会した時は「今度は会場を壊さないでくださいよ」とさりげなく注意している。

【原作での活躍】

・第21回天下一武道会編

（当然ながら）この大会で初登場。
第20回以前の大会でも実況を務めていたのかは不明。

この武道会で悟空とクリリンの強さを目の当たりにし、第5試合を行う前に彼らへインタビューを行った。
その時に彼らが亀仙人の弟子だと知ったが、それまでは亀仙人はとっくに死亡しているものと思っていたようである。ちなみに亀仙流の奥義である「かめはめ波」を見たのも(当然ながら)今回が初だった。
実はこの大会では審判が別に存在していたのだが、鳥山先生が彼のキャラクターを気に入ったためか、途中からは彼が実況と共に審判を独占するようになった。

第5試合のクリリン対チュン戦では、観客に見えない程の素早い攻防をクリリンとチュンが解説する際に、「ちょっとわしをもちあげてくれ」という依頼でその体を支えたりもした。

決勝戦で悟空が月を見て大猿に変身した時は、これを一種の「技」だと勘違いし、立場上離れるわけにもいかず悟空が大暴れするのも省みずに実況を続ける。
その被害を食い止めるためにジャッキー・チュン(亀仙人)が月を破壊した時は、倒れていた悟空へのカウントをそっちのけで「風情もくそもなくなってしまいました!!!」と文句を言ってたため、ジャッキーから「ごちゃごちゃ言っとらんと早くカウントせいっ!!!」とクレームをつけられていた。
その後は悟空とジャッキーがダブルノックアウトとなり、大会の特別ルール*1を説明し、先に勝利宣言したジャッキーに優勝を言い渡した。

・第22回天下一武道会、ピッコロ大魔王編

第5試合の天津飯対ジャッキー・チュン戦で、天津飯が「太陽拳」を放って、ジャッキーどころか観客の視界をも奪うが、アナウンサーはサングラスをかけていたおかげで、つつがなく実況を続ける事ができた。
それを見て「サングラスをかければ眩しくない」事を知った悟空は、決勝戦で天津飯と対戦した時に亀仙人のサングラスを無断で借りて、太陽拳による目潰し攻撃を破った。
天津飯が悟空の場外負けを狙い、武舞台を気功砲で消し去ろうとした際は何とかそれを避け、空中戦にもつれ込んだ両者の対決の行方を見届けるために小型ジェット機で彼らを追った。
最後は僅差で悟空が先に地面に落ちたのを確認し、優勝者は天津飯だと宣言して今大会を閉じた。

……しかし、閉幕を告げて控え室へ戻っていた時にクリリンと一緒にタンバリンに襲われてしまう。
彼は怪我だけですんだが、クリリンは死亡し、武道会名簿（と悟空のドラゴンボール）は奪われてしまった。
その黒幕が、かつて世界を恐怖に陥れたピッコロ大魔王だと知った後、亀仙人の指示に従い、警察への通報を思いとどまり、悟空たちに世界を救ってくれるよう頼んだ。

・第23回天下一武道会編

前述のとおり今大会からちょび髭を生やすようになる。
前大会の終了後に殺されたクリリンがドラゴンボールで生き返った事を知らなかったため、今大会で彼と再会した時は腰をぬかすほど驚き思わず念仏を唱えていた。
まあ、目の前で死亡したところを見ているから、そりゃ無理もないわな…。

決勝戦でマジュニアの正体がピッコロ大魔王の生まれ変わりだと判明し、観客が一目散に逃げていくが、そんな混乱状態にありながらも勝負が決するまで会場へ留まり実況を続ける。
観客が全ていなくなってしまった（＝関係者以外誰も聞く人がいない）にもかかわらず「ささあーここれはたいへんなことになりました!!!　マジュニア選手はじつはあのピッコロ大魔王だったのです!!!」と、実況を継続。
その徹底した実況ぶりに思わずブルマも「プロね…」と感服。
会場が吹っ飛ばされた後も悟空とピッコロの激闘が続き、悟空の決死の特攻が決まってピッコロが場外に落下した時は、「孫選手の勝ちです!!!」と悟空の優勝を高らかに宣言してこの波乱に満ちた大会の幕を閉じた。

・第25回天下一武道会、魔人ブウ編

前大会(第24回大会)で集まった選手のレベルが今までと比べてとんでもなく低かったようで、退屈な大会だったと嘆いていた。
その事もあって今大会で久々に悟空達と再会した時には、「ずーっと待ってたよ!!」と喜びを露にする。
当然、セルを倒したのはミスター・サタンではなく悟空達だという事を見抜いていた。
今まで色々と不思議な出来事に出くわして免疫がついていたからか、悟空の頭上に天使の輪が浮かんでいても「キミたちならなんでもありだ!!」とそれ以上の詮索はしなかった。

少年の部決勝でトランクスと悟天が昔の武道会を彷彿とさせる激闘を繰り広げると、「わたしは長いあいだかれらを待っていたのだ!!!天下一武道会はこうでなくては!!!」と心の底から喜び、また大人の部の本戦でクリリンが巨漢のプンターを軽く倒した時にも「やっぱりさすがだ!!」と感動する。
なお、この大会では少年の部開始前にセルゲームを題材にしたミスターサタンの映画を飛行船で上映していた。その際にはアメリカ縦断ウルトラクイズよろしく「みんなー映画を観たいかー!?」と観客席を煽っていた。
他のメンバーにも期待を寄せていたが、その後悟空達を含む選手が大勢いなくなってしまい流石に呆然とした。
この前代未聞の事態を前にどう進行していこうか係員と相談していたところにサタンが登場し、彼の提案したバトルロイヤル形式で優勝者を決める事に。
激闘の末見事サタンが勝ち残り、彼の優勝を告げて大会は閉幕……と思いきや、そこに先ほど会場から抜け出した悟空達が急に現れる。
バビディの術にかかったベジータが観客席を破壊し始め会場は騒然となるが、すぐに彼らが別の場所へワープしたため何がなんだか分からず呆気に取られていた。

・第28回天下一武道会編(最終回)

21回大会からは24年、魔人ブウ編からも10年は経っているので、この頃には髪が後退しており、昔と比べて顔の皺も増えた。
今回も悟空の活躍に期待を寄せていたが、第2試合で悟空がウーブと一緒に試合を抜け出してしまったため、また呆然としつつもそれを見送っていた。

【ドラゴンボールGTでの活躍】

ベビーを倒し平和が戻った地球で再び武道会が開かれる事となり、久しぶりに登場して本戦を取り仕切っていた。

また、100年後の未来には彼の子孫と思われる男性が登場し、先代にも引けを取らない実況で大会を盛り上げていた。
服装やサングラスがやや近未来感のある感じになっている他、こちらは銀髪という差異がある。

【類似人物】

・ZTVのアナウンサー

セルゲームの実況を担当。自称「世界一勇気のあるアナウンサー」。
とは言っても実際はサタンの勇姿をお茶の間に届けるためだけにいたごく普通のアナウンサーであり、超サイヤ人に変身して外見が変化した悟空は勿論、クリリン、ヤムチャ、天津飯、ピッコロが過去に武道会に出場していた武道家だという事に気づかなかった。
容姿がかの有名なゼミナールにいた面接官に似ているが、親族なのかは不明。

・あの世一武道会アナウンサー

あの世で開催された「あの世一武道会」の実況を担当するアナウンサー。
頭がキノコ状になっており、目が隠れている。
役割は天下一武道会のアナウンサーとほぼ同じだが、やたら甲高い声が特徴。実は鈴置氏でここだけの出番と裏声にしたが、かなり苦労したと語っている。

「アニヲタwikiにご来場の皆様たいへん長らくお待たせしました!!
　ただいまより第XX回、天下一追記・修正会をはじめます!!」

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「名脇役」という言葉は、この人の為にあるような言葉 -- 名無しさん (2016-01-31 17:34:04)
好きだわ。サタンがセルを倒したわけではないことを感づいていながらサタンには一定以上の敬意を示していたのも良いよね。 -- 名無しさん (2016-01-31 17:57:41)
↑サタンの強さだって知ってるだろうからね。 -- 名無しさん (2016-01-31 18:01:15)
どんな異常事態になっても最後までレフェリーを続けるリングアナの鑑。何気に悟空とかなり古い知り合いでもあるんだよね。超にも出て欲しい -- 名無しさん (2016-01-31 18:34:54)
♪おっもっいっでの～てんかいーちぶーどうかいー　えいこおのみち～い～い～ -- 名無しさん (2016-01-31 19:19:53)
某カードゲームアニメのMCの元ネタはやはりこの人なんだろうか。 -- 名無しさん (2016-01-31 19:51:27)
ここまでカッコいい実況は5D'sのMCくらい -- 名無しさん (2016-01-31 21:11:06)
アナウンサーと言うが、カウントも取ったりとレフェリーでもあるよね -- 名無しさん (2016-01-31 21:27:52)
天下一武道会を意識したセルゲームにもしもこのアナウンサーが連れてこられてたら、悟空達がぺてん師みたいな扱いされなかったんだろうな。 -- 名無しさん (2016-01-31 22:55:44)
↑逆にサタンがペテン師になる -- 名無しさん (2016-01-31 23:02:35)
↑サタンが英雄扱いされなくなるとブウが倒せなくなるので、あの場にいなくて結果的には良かったってことになるね -- 名無しさん (2016-01-31 23:08:04)
↑悟空が英雄になれば　特大元気玉が問題なく完成するはずだ -- 名無しさん (2016-02-01 07:26:56)
↑×3ちゃんと実力で優勝したわけだから、ペテン師扱いはされないだろう。ただ世間では悟空達より格下の格闘家と認識されるようになるんだろうけど -- 名無しさん (2016-02-01 07:45:10)
サタンを除けば、悟空の実力を知っている数少ない一般人。 -- 名無しさん (2016-02-01 13:19:43)
見てる人は見てる、っていうのを象徴してるよねえ -- 名無しさん (2016-02-01 20:49:44)
確かアニメかなんかであった悟天とこの人の会話が好き。「お父さんを知ってるの？」「ええ　君のお父さんが君くらいの年の頃から知っていますよ」的な奴 -- 名無しさん (2016-02-01 21:24:14)
↑5 例えこの人が来てて悟空がセル倒しても悟空はさっさと引き上げて自己主張しないだろうから絶対にないｗそもそも第23回天下一武道会で悟空がピッコロを倒している事が世間には全く知られてないんだぜ？ -- 名無しさん (2016-02-08 18:10:34)
つーか、セルゲーム編以降のあの世界の世間が、悟空達の事をろくに知らなかったり、気の力をトリックに決まってると言われて殆どの人があっさりと信じるという展開に無理を感じた。第23回天下一武道会なんてセルゲーム編から１０年も離れていないし、ピッコロ大魔王編とかベジータ襲来とか、テレビのニュースでも取り上げられたような事件だってあったのに -- 名無しさん (2016-02-08 22:20:20)
↑×1アナウンサーの人が気功派についてのフォローとかしてくれそうだが -- 名無しさん (2016-02-08 22:55:07)
名前すら不明で、アニメじゃ声も出るたび変わってるのに誰もがすぐに顔が出てくるキャラクターは中々いない。 -- 名無しさん (2016-02-29 23:10:34)
新装版の背表紙にもしっかり映ってるあたり名脇役っぷりがわかる -- 名無しさん (2016-03-19 01:08:05)
↑7 犬国王とかも気づきかけてたんだけどね。 -- 名無しさん (2016-08-22 19:39:57)
原作・アニメともにいいキャラだねアナウンス兼レフェリーであそこまで職務に忠実なのは本当に「プロ」だね悟空達の強さをよく知っていて信用もしている数少ない人物だが、天下一武道会以外のイベントでも活躍しているのだろうか？ -- 名無しさん (2016-08-26 23:28:58)
内海賢二さんの好演が懐かしい。ジャッキー・チュン(亀仙人)のよいこ眠眠拳(催眠術)に、それは拳法なのかと訝しがっていた場面などよく覚えてる。 -- 名無しさん (2016-11-19 17:32:45)
数々の漫画やアニメの審判・実況キャラで最も最初に出てくる人じゃない？　それでも名前が一切不明というのだから正に名脇役だわ。 -- 名無しさん (2016-12-16 17:23:41)
ラッキーマンのウルサイマンと審判マンって、このキャラを分割した気がする。熱い実況とプロフェッショナルの審判っていう風に。 -- 名無しさん (2016-12-16 17:34:57)
悟空が足の骨折られて倒れたまま動けない状況でもしこの人がカウント取ってたらピッコロさん優勝してたな… -- 名無しさん (2016-12-23 23:53:34)
ドラゴンボールのひとつの良さに「悟空達は知られざる存在」「本当の活躍を知ってるのはわずかな人のみ」というのがあったね。普通の少年漫画なら名声とか出世がステータスになるのに。そういう意味で単に味のある審判以上に重要なキャラだったな。 -- 名無しさん (2018-09-16 16:18:36)
↑2 -- 名無しさん (2019-02-01 22:34:55)
レベルが低かった第24回はチャパ王、ミスターサタン、パンプット辺りが出てたんだろうな・・・スピンオフ的な格闘漫画って形では見てみたいな -- 名無しさん (2021-01-06 14:31:12)
チャパ王（腕が八本に見えるほど速い）やパンプット（肘打ちで石壁を破壊）にサタンが勝てるとも思えんが…… -- 名無しさん (2021-01-06 18:06:12)
第23回までの大会に出ていたチャパ王等の強者たちは、悟空らのあまりの強さにレベルの差を痛感して軒並み引退、後に残った有象無象の中ではサタンが一番強かった……みたいな感じか？ -- 名無しさん (2021-01-06 18:09:44)
ピッコロ大魔王による武闘家暗殺事件を恐れたから節もあるね、何気に悟空はピッコロ大魔王から世界を救った英雄なのに国王以外何で皆忘れてるんだと言うメタ的なお約束を破壊してるキャラでもある -- 名無しさん (2021-07-22 04:28:32)
↑そもそも悟空がピッコロ大魔王と戦ったのは世間一般には公表されていないので忘れてるも何もない（国王は脱出の際に偶々その姿を見ていただけで、報告したブルマも「正義の味方が倒した」としか伝えなかった。なのでチチも原作では悟空がピッコロ大魔王を倒した事を知らなかった）。 -- 名無しさん (2021-08-29 20:29:39)
25回の大会のときに再開喜んでたシーンはめっちゃ印象残るよね -- 名無しさん (2021-08-30 17:10:35)
>ここまでカッコいい実況は5D'sのMCくらい -- 名無しさん (2021-08-30 17:21:33)
↑（投稿ミス）ワンピースのギャッツを忘れてもらっちゃ困る。　あいつも中々の名実況よ -- 名無しさん (2021-08-30 17:22:16)
よくよく考えればこの人は多分サタンとブウの無敗八百長を知っていたんだろうけど、この人がそれを黙認していたって事は、それほどサタンが人々の希望である事を強く認識していたって事なんだろうな。 -- 名無しさん (2021-08-30 18:20:36)
普段はあの寺で僧侶やってるとどこかで読んだ記憶がある -- 名無しさん (2021-09-05 10:03:54)
↑2　その頃にはサタンは参加者じゃなくて挑戦者と戦うエキシビジョン的な扱いになってるし、挑戦者決定戦勝利者が事実上の優勝者、決勝戦は英雄に捧げる演武、みたいな感覚に薄々なってるのかも。 -- 名無しさん (2022-05-04 08:52:29)
読者の目線から限りなく近い所から物語を見ている名脇役 -- 名無しさん (2023-03-26 20:06:09)

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*1 先に立ち上がり、「優勝したもんねー！」とにこやかに宣言する

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・第21回天下一武道会編

・第22回天下一武道会、ピッコロ大魔王編

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