登録日：2014/10/13 (月) 23:00:00
更新日：2023/12/21 Thu 13:13:45NEW!
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dx3rd ダブルクロス trpg セッション 偽りの仮面 f.e.a.r. リプレイ ボスラッシュ ugチルドレン また旅もの 矢野俊策 残酷な人形 破滅の剣 未来の絆 今回も壊滅するugn支部 1巻に一度は襲撃を受ける支部 (gmによる)いともたやすく行われるえげつない行為パート2 戦闘バランスがおかしい 難易度高いってレベルじゃない いつもの王子 ダブルクロス・リプレイ・オリジン
人知れず戦う超人たちの新しき物語、覚醒!
『ダブルクロス・リプレイ・オリジン』とは、富士見書房より販売されているTRPG『ダブルクロス』の第二版である『ダブルクロス The 2nd Edition(以下、DX2)』を使用したリプレイ作品である。
著者は同作のゲームデザイナーである矢野俊策。イラストはしのとうこ。
全4巻(完結)。
シリーズの通称は「オリジン」。
[既刊一覧]
ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面
ダブルクロス・リプレイ・オリジン 残酷な人形
ダブルクロス・リプレイ・オリジン 破滅の剣
ダブルクロス・リプレイ・オリジン 未来の絆
[概要]
本シリーズは主要プレイヤーを2名のみ固定し、巻毎に舞台となる街を渡り歩く「また旅もの」をコンセプトとしており、
主役の2人以外のメンバーは毎巻で入れ替えるという特徴的な構成となっている。
サプリメント『コントラストサイド』の発売に伴い、途中から敵役であったFH所属のキャラクターもPCとして登場する。
またデザイナー自身がGMを務めたということもあってシステムやテーマに対する考察が深く、
ルールに裏付けされた様々なギミックやシステムの根幹といえるロイスを扱ったシナリオは非常に評価が高い。
毎回、ハッピーエンドに成りきれないどこかビターな作風はデザイナーならではといったところ。
その一方で戦闘バランスが鬼畜の領域にまで達しており、プレイヤー達は常にギリギリの勝負を強いられている。
[あらすじ]
近未来。未知のウィルス“レネゲイド”に浸食されたものは“オーヴァード”と呼ばれ、超人的な力を発揮した。
しかしその力はたやすく暴走を引き起こすため、一般には秘密とされていた。
人知れず世界を救うために戦うレネゲイドの組織UGNに育てられた高崎隼人は、初任務としてある私立学園に潜入し、幼なじみの七緒と再会する。
しかしそこでは、学園の生徒にウィルスを埋め込み、強制的に暴走させるという陰謀が始まっていた!
隼人は七緒を救い、裏で糸を引く敵エージェントを倒すことができるのか!?
参加者及びPC(プレイヤーキャラクター)
矢野俊策
本作のGM(ゲームマスター)。
愛称は「王子」、弱点は梅干しとピーナッツ。
満を持してのデザイナー自らの執筆ということもあり、
様々なシナリオギミックやキャラクターのアイデンティティを揺さぶるシナリオは圧巻の一言。
そして、倍振り三倍振りが当たり前な鬼畜すぎる戦闘難易度もまた圧巻の一言。
高崎隼人
プレイヤー：大畑顕
コードネーム：“ファルコンブレード”
シンドローム：ハヌマーン/モルフェウス
Dロイス：生還者
全巻に登場。
事故で瀕死の重傷を負った際に能力に目覚め、UGNに保護された少年。
UGNでチルドレンとしての訓練を受けてきたが、他のチルドレンと違ってUGNに入る前の記憶も覚えており、
日常への未練から任務にも余り身が入っていない。そのため、真面目な椿からはいつも小言を言われている。
だが、その内には大切なものを護りたいという熱い思いが隠されており、
様々な出会いを経てオーヴァードとしての自身の在り方を見出していく。
戦闘では能力で生み出した日本刀を用いた高速の剣術を使用。
日本刀の材料には写真やネームプレートといった自身の思い入れが深い品を使う。
演じるのは三下をやらせれば右に出る者はいないとされるF.E.A.R.の三下、大畑顕。
今作ではいつもの負けロールもさることながら、主人公として落とされてからの逆転を見事に演じて見せている。
ダイス目はパッとしないが何故か侵食率だけはモリモリと上昇していく上、プレイヤーが好んで切り札ばかり取得するため、
常にジャーム化の危機に瀕している。「残酷な人形」での限界突破はある意味、伝説となっている。
玉野椿
プレイヤー：しのとうこ
コードネーム：“シルクスパイダー”
シンドローム：エグザイル
Dロイス：実験体
全巻に登場。
幼い頃から実験体としてUGNに育てられたチルドレン。
隼人とは対照的に何事にも真面目な優等生タイプであり、やる気のない隼人を叱って任務に向かわせるのは相棒である彼女の役目。
実験体として日常を知らずに育ってきたため、適度に順応を見せる隼人と違って集団に溶け込むことを苦手としている。
そのため、当初は淡々と任務をこなすだけであったか、隼人と同じく人々との出会いが彼女の心に変化をもたらしていく。
戦闘では爪を糸のように伸ばして武器にする他、仲間を敵の攻撃から守る壁役としての役目も担っている。
演じるのは本作のイラストレーターであり、後に『薬屋のひとりごと』のイラストも手掛けるしのとうこ。
仕事の合間を縫ってやり込んでいるだけあってチルドレンの王道とも言えるキャラクターを手堅く演じている。
どちらかというと敵が使うというイメージが先行していたエグザイルシンドロームのビジュアルの向上に貢献した他、
GMが仕掛けてきたシナリオギミックを解き明かすなどルールを熟知したプレイがウリ。
大宙ヒカル
プレイヤー：鈴吹太郎
コードネーム：“遥けき彼方より”
シンドローム：エンジェルハィロゥ/ブラックドッグ
Dロイス：秘密兵器
「偽りの仮面」に登場。
UGN双枝市支部の支部長。笑顔を絶やさぬ穏やかそうな女性だが、
その姿は立体映像で本体は衛星軌道上の人工衛星のハードディスクである。
未熟な隼人達にとっては上司というよりは保護者といった立場で接しており、妄言を繰り返す応理ともうまく付き合えている。
衛星軌道上の本体から地上に向けてレーザーを放つ他、索敵や電子戦も得意としている。
演じるのはF.E.A.R.の社長こと鈴吹太郎。
彼が好んでプレイする人外のキャラクターであり、又の名を衛星軌道支部長。
他のメンバーのサポートに回る事が多くスポットが当たる事は少ないが、
情報収集に戦闘にと八面六臂の活躍でセッションを支えるなくてはならない存在。
シナリオギミックに基づいて即座に演出を思いつくのはさすがと言える。
群墨応理
プレイヤー：田中天
コードネーム：“永遠の少年”
シンドローム：ブラックドッグ/ノイマン
Dロイス：古代種
「偽りの仮面」、「未来の絆」に登場。
UGチルドレンの教育係で、隼人と椿の師匠にあたる人物。
10歳程度の少年に見えるが、レネゲイドの神秘によって不老となった一族の出身であり、
彼自身も遠い年月を生きてきた古代種の1人である。
子どものように振る舞いつつもどこか達観した考え方をしており、シニカルな言葉を漏らす事も多い。
普段はふざけているが教え子の身は常に案じており、迷う隼人達を導き決断を委ねようとする。
釘を武器としており、敵に投げつけたり仲間へ指示を出すための暗号として地面にばら撒いたりと
使い方は様々である。
演じるのは「TRPG界の怪人」田中天。
「無印」で好評(?)であった暴走プレイは今回も健在だが、
主役の2人が未熟で発展途上の若者であり、最終的に唯一の成人(?)となったことで、
メンバーのフォローに回ることも多い。4巻1話とか
侵食率の上昇を踏み倒せる古代種のエフェクトを用いて切り札のデメリットを相殺、
味方の攻撃にわざと当たって攻撃回数を増やすなど、GMの鬼畜難易度な戦闘を前にして様々な作戦を講じてくる。
蓮見イサム
プレイヤー：田中信二
コードネーム：“スーパーソニック・スーパースター”
シンドローム：ハヌマーン/サラマンダー
Dロイス：変異種
「残酷な人形」、「未来の絆」に登場。
常にギターを持ち歩き、ギターで感情を表現する自称「ギターキッズ」。
同級生の柚木芽以がFHに狙われ、彼女を護るために隼人達と協力する。
隼人達にとっては後輩的な立場に当たり、時に任務との板挟みで迷いを見せる2人にまっすぐな言葉をぶつける事も。
また気配りにも長けていて、メンバー間のムードメーカーとして機能している。
愛用のギターは同時に敵と戦うための武器でもあり、ギターを弾く事で衝撃波を発生させることができる。
演じるのは「無印」で檜山ケイトを演じた田中信二。
PC①以外を演じると言動がおかしくなるというジンクスにより、珍妙な台詞をだだ漏れさせるおかしな少年が出来上がってしまう。
自身のHPを消費して敵全体に強力な攻撃ができるため、彼がいなければ勝利できなかった戦闘も多い(彼がいるから戦闘の難易度が跳ね上がったとも言える)。
星乃聖音(シザーリオ)
プレイヤー：久保田悠羅
コードネーム：“ヴァイオラ”/“シザーリオ”
シンドローム：バロール/オルクス
Dロイス：戦闘用人格
「残酷な人形」に登場。
女子中学生である星乃聖音と共生するレネゲイドウィルスの意志集合体(DX3でいうところのレネゲイドビーイング)。
表の人格である聖音はレネゲイドのことももう1つの人格のことも知らず平凡な日常を送っているが、
レネゲイド関連の事件が起きるとシザーリオの人格が浮上し、ジャームとの戦いに赴くことになる。
重度のシェイクスピアマニアで、コードネームも『十二夜』の主人公が使う2つの名前(本名ヴァイオラ・男装時の偽名シザーリオ(シーザリオ))から等、よく作品の台詞を引用する。
演じるのはF.E.A.Rの開発部長で、後にスクウェア・エニックスのゲーム『OCTOPATH TRAVELER』・『ブレイブリーデフォルトII』のシナリオに携わる事になる久保田悠羅。
ともすればセッションが破綻しかねない設定のキャラクターを回してのけるのはさすがの一言。男性が2重人格の少女をロールプレイするってハードル高ぇなおい。
しかし、シナリオとの噛み合わせが悪かったのか途中から表の人格はほとんど出てこなくなり、
裏人格が出っ放しとなってしまう(ハンドアウトまで裏の人格に渡されるほど)。
辰巳狛江
プレイヤー：安達洋介
コードネーム：“真円の狼”
シンドローム：キュマイラ/バロール
Dロイス：不死者、伝承者
「破滅の剣」「未来の絆」に登場。
FHチルドレンを育成する鷲見学園で訓練を重ねる空手少女。
レネゲイドと格闘技を融合させたオーヴァード空手の完成と格闘技団体設立という野望を抱いている。
FHに所属してはいるが非常に陽性で他人を疑う事を知らないお人よしな性格。
UGNである隼人達とも結果的には協力し合う事となり、奇妙な友情を築いていく。
恩師に認めてもらおうと怜央の任務に協力し、FHの裏切り者を探し出そうとするが……。
演じるのはF.E.A.R.の他作品でイラスト等を担当する安達洋介。
本人の演じ方や後述の怜央の暗躍との比較もあって余り悪役らしくないキャラクターとなっているが、
対立プレイをしながら情報交換を行うなど押さえるところはしっかりと押さえている。
また隼人の中の人が羨むほどの負けっぷりを始め、色々とハードな展開が連発する「破滅の剣」において
1人で燃え・萌え・(笑)を担うバイプレーヤーっぷりを発揮する。
冷静に考えると子ライオンを抱えて回る女子高生ってぐうかわではなかろうか。
オーヴァード空手は後にちゃんとデーターとなっている。
春日怜央
プレイヤー：遠藤卓司
コードネーム：“獅子の騎士”
シンドローム：オルクス/ソラリス
Dロイス：装着者、特権階級
「破滅の剣」に登場。
"プランナー"都築京香に忠誠を誓う、春日一族のエージェント。
自身は表に出ず、子供のライオンを操って潜入・調査を行う。
利用できるものは部下やUGNすら利用し、冷徹なまでに任務遂行を第一とする危険な男であり、
隼人達と協力することになったのもあくまで利害が一致しただけである。
狛江と共に裏切り者の調査を進める過程でUGNとFHが抱える暗部を垣間見ることとなるが……。
演じるのは悪役よりも悪役らしいF.E.A.R.のシステムデザイナー、遠藤卓司。
最初から最後まで表舞台には顔を出さず暗躍する、任務達成のためにジャーム化すら厭わない大博打を打つなど、
これがFHだと言わんばかりに悪役を貫徹する姿勢が何よりも素晴らしく、その行く末を是非見届けて欲しい。
余談だが、主役である隼人達とは最後の最後までロクな会話シーンがなく、セッション中に交わされている会話は全て、
中の人達同士によるものだったりする。
NPC(ノンプレイヤーキャラクター)
楠森七緒
隼人の幼馴染で「偽りの仮面」のヒロイン。
当初はただの一般人であると思われていたが、実は特殊な能力を有したオーヴァードであることが後に発覚する。
彼女自身は自分の能力に気づいていないが、隼人との悲しい別れの記憶を敵に利用されたことで無意識下で能力を発動。
本来ならば決してありえない幼馴染との再会を夢見て待ち合わせ場所へと向かうが………。
柚木芽以
イサムや聖音と同じ学校に通う友人であり、「残酷な人形」のヒロイン。
特殊な能力を危険視されてUGNに記憶処理を施されており、自分がオーヴァードであることは知らない。
しかし、FHの襲撃を機に能力が暴走。彼女の処遇を巡って隼人達は孤立無援の戦いを余儀なくされる。
柏木伊織
UGチルドレンの少女。「未来の絆」のヒロイン。
FHのチルドレン養成所である鷲見学園に潜入しており、隼人達と共に学内で起きている行方不明事件を追う事となる。
春日恭二
公式パーソナリティにしてFHの名物エージェント。永遠のやられ役。
度重なる敗北と失敗でやる気を失っていたが、狛江の熱意や黒幕の暗躍もあって奮起。
本人も知らぬ内に作中において重要な役回りを演じる事となる。
鵜月幹安
「偽りの仮面」のラスボス。
元FHのエージェントであり強力な力を持ったオーヴァードであったが、
非日常の世界で生きる事に疲れを覚えて表舞台から姿を消す。
そして、とある目的のために楠森七緒を利用せんと暗躍するが……。
ロゼッタ･ロナーリア
「残酷な人形」のラスボス。
FHのエージェントであり、柚木芽以の過去を知る人物。
特殊な力に目覚めた芽以を拉致しようと配下を動かし、隼人達を追い詰めていく。
前後巻の2人が悪役ながらもどこか共感できる部分があるのに対し、
すがすがしいまでの外道としてプレイヤーの前に立ち塞がる悪役の鑑。
真神修夜
「破滅の剣」のラスボス。
過去に行われた実験により運命を狂わされた悲しき復讐者。
隼人の隠された過去と関わりがあり、互いに引けぬ思いを抱えて対立することとなる。
武器の違いはあれどシンドロームから戦い方に至るまで隼人と鑑写しの存在であり、
ある意味では彼が辿ったかもしれない可能性の一つであると言える。
マスターマインド
「未来の絆」のラスボス。
ある目的のために二大組織を跨いで暗躍する裏切り者。
隼人と椿の前に最後の越えるべき壁として立ち塞がる。
その詳細と結末については是非リプレイを読んで頂きたい。
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▷ コメント欄
- これ、二巻のチルドレン二人がプールではしゃぐシーンが一番好きw -- 名無しさん (2014-10-14 00:14:26)
- ジャイアントグロウス最大まで取得してたら、ほんとにつばきーんぐしてたのだろうか -- 名無しさん (2014-10-14 05:19:41)
- まさか爪で単分子ワイヤー攻撃かますとは……最初見た時は衝撃受けたわ、流石イラストレーター -- 名無しさん (2014-10-14 11:56:13)
- 懐かしい -- 名無しさん (2014-10-15 13:11:35)
- すげぇ項目だな -- 名無しさん (2014-10-15 13:56:19)
- いいね -- 名無しさん (2014-10-15 19:33:49)
- 安達さんの女性キャラクターはご本人のノリノリな演じぶりもあって、みんなすごい可愛いと思う -- 名無しさん (2014-10-15 21:34:13)
- ↑トキノ・ケイも安達さんだっけ？狛江のギャグに走りつつ溌剌とした愛らしさは好きだな。 -- 名無しさん (2014-10-15 22:21:23)
- 本文でも書かれてるけど、椿さんは普通にやるとビジュアル的に色物になりがちなエグザイルをスタイリッシュ路線な描写でもやれますよという事を示してくれた点で偉大なPCだよなぁと思う -- 名無しさん (2021-04-21 15:24:25)
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