破壊神ビルス

ページ名:破壊神ビルス

登録日:2014/04/25 Fri 18:17:22
更新日:2023/12/15 Fri 13:28:00NEW!
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フリーザ、セル、魔人ブウ。すべてを超越する存在がいた。


「創造の前に破壊あり…」



破壊神ビルスとは、ドラゴンボールシリーズに登場するキャラクター。
劇場版「ドラゴンボールZ 神と神」から登場。


CV:山寺宏一


ここでは付き人のウイスについても解説する。


●目次


◆概要

その名の通り、この世界の破壊神
創造を司る界王神とは対極でありながら、
どちらかが滅びればもう片方も滅びるという一蓮托生の関係。


…なのだが、神格は同等ながらも、東の界王神はもちろん、15代前の界王神にも敬語を使われている。
当然ながら界王様あの神龍にも畏れられており、孫悟空にビルスには逆らわないよう注意していた。
なお、超で判明した別の宇宙の場合は対等だったり界王神の方が発言権が上な関係も存在している。


容姿は全身紫色のスマートな体型で、顔はやや猫っぽい。
服装は古代エジプトの王族が着用するような衣装だが、割とシンプルである。
ホルス神ではない。



◆人物

性格はかなりワガママで気分屋。
少しでも機嫌を損ねると、その辺にある星を所構わず破壊しようとする。
前述した界王や界王神が彼を非常に畏れている原因はこの点によるところが大きい。そのため破壊神としての評価は低めらしい。
太古の昔に地球に来たことがあるが、その際に恐竜たちが失礼な態度をとったため、絶滅に追い込んだと豪語している。


その一方で、宇宙の安寧を案ずる神らしい側面も持ち、全王が登場して以降は苦労人としても描かれている。
機嫌を損ねることさえしなければ基本的には友好的な存在であり、劇中でブルマを殴ってしまった時は、騒動の終結後に素直に謝罪している。
その他地球の食べ物に強い興味を抱いたり、ブルマの誕生パーティーに参加して楽しむなど、良識的な面もある。
彼を敵とみなして戦いを挑んできたZ戦士たちに対しても、必要最小限の攻撃で気絶させるだけにとどめている。


最大の欠点は破壊神としての仕事に関してもかなりの気分屋なこと。他の宇宙の破壊神は厳密な基準やスケジュールを組む者もいる中数十年単位で寝ていることが多く、破壊神の中でもサボリ癖の持ち主として認知されている模様。
惑星ベジータも自身が破壊する予定だったが、面倒くさかったので代わりにフリーザにお願いして「破壊してもらった」とのこと。
魔人ブウの件は500万年前も現代も彼が対処にあたるべきだったが、いずれも寝ていたせいで界王神が対応することになった。あわや自分含め全滅の危機に陥ったにもかかわらず、あまり真剣に反省している様子は無い。
結果として力の大会編では、「見守ろうとする界王神の方針と怠慢な破壊神の結果、悪人が多くなり人間レベルが最低クラス」であることが判明*1。人間レベルの低い宇宙はいらないと考えた全王に危うく宇宙ごと存在を消されそうになり、流石にこの時はシン共々焦っていた。


半ばコミカルな描写をされているが、生物の住む惑星を破壊して平然としている*2
自ら望んだ好敵手である悟空をあっさり殺そうとするなど、破壊神としてのドライな一面も持つ。
邪悪というわけではないが善良というわけでもない、歴代の映画版に登場する悪役とは一線を画する存在である*3


◆活躍

■映画『ドラゴンボールZ 神と神

39年の眠りから覚め、予知夢で自身に匹敵する強さを持つ「超サイヤ人ゴッド」と対峙する場面を見たこと、
予言魚から「強敵が出現する」というお告げを受けたことで、サイヤ人の生き残りがいる地球へと向かう。
ちなみにビルスの予知夢はウイス曰く「外れることが多い」らしい。


地球に降り立つ前に、界王の星に寄って超サイヤ人ゴッドの情報を聞き出そうとする。
その後地球へ向かう前に悟空から勝負を申し込まれ受けて立つが、圧倒的な強さを持ってノックダウンさせた。


地球へ降り立った後は、ベジータの元へ。
過去に父ベジータ王がビルスにひれ伏す姿を見ておりその恐ろしさを知っていたベジータは、ビルスの怒りに触れないようにと、自分の知人としてブルマの誕生パーティーへ招く。
初めて見る地球の食べ物に興味を示し、ウイスと共にそれなりに楽しんでいた。
途中、孫悟飯の不手際で機嫌を損ない地球を破壊しそうになるも、ベジータの体を張った宴会芸で事なきを得た。


しかし、ウイスの勧めでプリンを食べようとしたところ、ブウに全て食べられてしまったことで激昂。
今度こそ地球を破壊しようと動き出すことになり、向かってきたピッコロ、ブウ、天津飯18号(持ってた箸で)一瞬で戦闘不能に追い込む。
そしてパーティーをめちゃめちゃにしたビルスに抗議しに行ったブルマがビンタで倒されると、



よ…よくも…! オレの! ブルマをーッ!!! くそったれがぁーッ!!!



妻に手をあげられたことにブチギレたベジータがビルスに猛反撃。
一時的に悟空を超える戦闘力を発揮するものの、最後はやはりダウン。



その後、地球にやってきた悟空から、「超サイヤ人ゴッドの状態で戦って、勝ったら地球を破壊するのはやめてくれ」という申し出を受けてこれを承諾。
ベジータ、悟飯悟天トランクス、そしてビーデルのお腹に宿っていた悟飯とビーデルの子(パン)の力で、悟空は超サイヤ人ゴッドに覚醒する。
悟空との死闘を繰り広げ、さらに超サイヤ人ゴッドのパワーを自身の中へ取り込んだ悟空に驚愕するが、最後は悟空の方が力尽きる。
久々に強敵と戦えたことに満足し、宣言通り「地球」(の、小さな岩山)を破壊してウイスと共に去って行った。


ちなみに悟空との戦闘中は余裕綽々のビルスだったが、ウイスが地球から持ち帰った寿司に付いているワサビを直食いしたことで、あまりの辛さに大暴れしている。
ウイスに沈黙させられ再び地球を破壊しようと意気込むが、正しい寿司の食べ方を教わり、それが美味かったので「三年経ったら起こしてくれ」と頼んで再び眠りについた。


結局プリンは食えずじまいだったが、「次に地球に来た時のお楽しみ」にしておくつもりらしい。



■映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」

ブルマが地球の食べ物で釣って手懐けており、フリーザとの戦いの最中に降りてきて溶けかけのイチゴサンデーを貪り食っていた
プリンは食べられたのだろうか。


かのゴールデンフリーザもビルスの存在に気づいた途端にビクつき、
ビルスに対して悟空と自分の戦いに手を出す気はないか確認するほどだったが、
パフェにしか興味はないビルスはこれを静観した。


と言いつつも、地球がフリーザによって破壊された際には(ウイスが)時を戻して地球を助けてくれた。付き合い自体はフリーザの方が長いはずだが、地球の美味しい食べ物が失われることを嫌ったか、フリーザの地球を破壊して逃亡という手段を気に食わなかったのかは不明。



ドラゴンボール超

第7宇宙の破壊神。
既に目覚めた状態で登場。
おいしい食事を求めてはあらゆる惑星を破壊し尽くしており、夢で見た超サイヤ人ゴッドを探し求めている。
破壊活動に一切意味はないとされ、破壊活動に意味をもたせるのは好きではないらしい(ただテキトーにやってるわけではないとのこと)。
当初、神と神に当たるパートでは劇場版よりも過激な部分がみられていた(ただし漫画版では自分の命を狙ってきた悪人の星しか破壊しておらず、こちらから攻撃しない限り無害の模様)。


神と神のぶつかり合いでビルスや悟空、宇宙そのものが破壊され無になりかけるが、悟空に格の違いを見せるために「格闘の神ならぬ格闘バカ」となって悟空と戦う。
ゴッドの状態が解けてもなお自らと互角に渡り合う悟空との格闘勝負に満足し、地球を破壊する直前で、疲れて寝たフリをしてウイスに連れられ帰って行った。
悟空との勝負で「全力を出した」と言いつつ、その実、劇場版同様に超サイヤ人ゴッドをはるかに凌ぐ実力を持っている。


その後はしばらく眠っていたが、その間にビルスの星に来ていた悟空とベジータの修行に付き合い、二人を神の気を使わなければ動けない亜空間へ放り込んだ。
劇場版同様ゴールデンフリーザと超サイヤ人ブルーの戦いを見届けているが、
悟空とベジータが瞬間移動で地球に行ったため、自らはウイスの移動能力で追いかけている。
この移動中に兄弟である第六宇宙の破壊神シャンパとその付き人でウイスの姉のヴァドスと遭遇した。


破壊神シャンパ編

第六宇宙で一番美味い食べ物の自慢のためにシャンパがビルスの星にやってきた際に、第七宇宙の食文化の発達で逆にシャンパを打ちのめす。
第六宇宙の地球は人間同士の争いのため荒廃し、第七宇宙でいう所のゆで卵といった食べ物が一番美味い食べ物だった。
この事が原因でシャンパに勝負を挑まれ、神同士が直接戦う事は空間の崩壊を起こすため、悟空らに代理の格闘試合を任せる。
この格闘試合でビルスは互いの地球の交換を、シャンパは第六宇宙・第七宇宙合わせて7つしかないスーパードラゴンボールのうち四星球を抜いた6つを賭けた。
なおアニメ版においては試合中は外野でシャンパとルール変更で揉めたり、頻繁に対立するなど仲の悪さを見せた。


未来トランクス編

未来から再びやってきたトランクスに対し、時間移動という大罪を犯したトランクスを責めながらも、
その一件が全王の耳に入ることのないように内々で処理し、
ゴクウブラックの正体を突き止めるために(漫画版ではゴクウブラックの正体が判明してから)ウイスと共に、第10宇宙へと赴き、
ゴワスを暗殺しようとした、ザマスを破壊することで現在世界での彼の暴走は未然に食い止めている。


ちなみに未来トランクスからは最初、ウイスが神様だと勘違いされてご立腹だった。


自身がザマスを破壊したことで未来世界も救われたと豪語するが、時の指輪の効力により失敗していたと知ると、
悟空たちの前では悪びれていないように振舞いながらも、時間を超える権限を持つゴワスに未来に向かうように促している*4
一件が解決した後には、ブルマを妨害しタイムマシンが発明されることを防いでいる。


宇宙サバイバル編

力の大会に自分が介入できない上に、負ければ全王によって第7宇宙が消滅させられてしまうため終始落ち着きがなく、
メンバーに対して叱咤激励を飛ばす基本的にコメディータッチなキャラ。この件もあって界王神との関係は当初と比べると大分よくなっている様子。
フリーザがやっとのことで抜け出せた破壊神シドラの破壊エネルギーを息だけで吹き飛ばすなど、破壊神の中でもかなりの実力者らしい描写が見られた*5
なお、漫画版では破壊神同士の手合わせをした他、不完全ながらも身勝手の極意を披露。
また「全宇宙をステージにかくれんぼ大会」の一件で恨みをかったことも判明し、これによって他の破壊神から狙われるが、見事立ち回って見せた。



◆戦闘力

簡単に言えば、劇中での時点(純粋ブウを倒した後の世界)ではトップクラス
悟空との初戦では、超サイヤ人3になった彼をデコピン一発で止め、最後は手刀一発で気絶させている。
界王をして「強さの次元が違う」ほどであり、戦闘後の悟空はベジータと合体して戦うことを一瞬考えたが、すぐに諦めている。
惑星ベジータが健在であったころは、ベジータ王を足蹴にしており、幼少期に既に父を超えていたベジータからも恐るべき存在として見られていた。
コルド大王もブウとビルスとは戦うなとフリーザに伝えていた。


戦闘では歴代の悪役が見せてきた変身能力や固有の特殊能力といった物は見せず、
技といえるものは指から放たれるエネルギー球(鳥山明曰く「名前を付けるとしたら"ビルス玉"」)ぐらい。


一方で、神としての職務を行う際には、掌をかざし破壊と唱えるだけで痕跡も残さず消滅させる芸当を見せている。
「ドラゴンボール超」では自らを絶命させうる高密度のエネルギーをそのまま消し去る(エネルギーを破壊する)能力を見せた。
破壊神の破壊は次元を超えて作用し、パラレルワールドの同一存在をも消滅させるとのこと。
しかし、近年ではビルスによるものではないが、破壊の力に耐え抜く者も現れている。


主な戦闘手段は純粋に生身の肉体から繰り出される体術であり、故にただひたすらに「強い」。
超サイヤ人ゴッドに覚醒した悟空相手に5割、最終局面でも7割程度の実力しか出していないにも拘らず、終始悟空を圧倒していた。
鳥山は2人の力関係について、「ビルスの力を"10"とすれば、超サイヤ人ゴッドの悟空の力は"6"くらい」とコメントしている。
→しかしこの設定はドラゴンボール超前のZの映画名義の設定で、シドラの破壊玉を吹き飛ばしたり明らかにゴッドの数十倍以上強いと思われる合体戦士やジレン、ブロリークラスから破壊神という物差しで比較されるようになった辺り「映画版のみ」の設定の可能性が高い。


これほどの力を持ちながら、初対面の悟空に自らの戦闘力を一切感知させないクリアな気を持つ。
ビルスのような高い神格の「神」が持つ気は非常にクリアなものであり、
同じ神である界王や界王神はその気を感知できるが、神の域に到達していない者にその気を感知する事はできない。
ビルス曰く「戦闘力が表面化するようではまだまだ」とのこと。
ただし、悟空のような瞬間移動の能力は持っていないため、星から星へ移動する際はウイスや移動キューブの能力に頼っている。


「復活の『F』」では悟空とベジータはゴッドの力を得たサイヤ人の超サイヤ人、「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(後に超サイヤ人ブルー)」に覚醒する。
ウイス曰く、超サイヤ人ブルーであっても単身ではビルスに勝てないが、悟空とベジータが手を組めば互角に渡り合えるとされている。
フリーザが修行によって身につけ、戦闘力のピークは前述の超サイヤ人ブルーを凌ぐゴールデンフリーザ形態を「やるじゃないか」と賞賛しているが、
それに特に脅威を感じていないあたり、単独での戦闘力は上回っている事を伺わせる。


この通り今までその強さを見せつけたドラゴンボールのキャラクターの中では紛れもなくトップクラスであるが、
ウイスを筆頭に、それ以上の実力を持つと思しいキャラクターも作中では複数確認されている*6


超サイヤ人ブルー界王拳には冷や汗をかく描写があるほか、漫画版では、ベジット超サイヤ人ブルーならばビルスを上回っているのではないかと界王神は推測している。
また、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』では、パワーアップを続けたブロリーに対して悟空が「たぶんビルス様より強いぞ」と推測している。
あくまでも戦いを終えた後の悟空の感想ではあるものの、ブロリーが超サイヤ人に覚醒した段階で力の大会を経てレベルアップした悟空とベジータが超サイヤ人ブルーで手を組んで戦ってなお「フュージョンしなければ勝てない」と判断しており、(上述したウイスの言葉をそのまま受け取れば)超サイヤ人の段階のブロリーでビルスと互角以上と悟空が判断しても特別おかしくはない*7


その他、超では他宇宙の破壊神や宇宙で五本の指に入るという大神官、
そして戦闘こそ行わないが勝てるものはいないという宇宙の頂点・全王が登場している。


また、ビルスよりも強い破壊神(ビルス本人曰く腕相撲で負けただけ)や、更に破壊神を超える人間がすでに他の宇宙には存在していることも判明している。
漫画版では破壊神の中でもトップクラスの実力とされており、破壊神対決ではキテラと共に最後まで残った。
同時に、全王という立場的にも破壊力的にも上のキャラクターが現れたことでそれまでとは一転して中間管理職化が進行した。
そんなこんなで今ではすっかり初期の威厳は無くなったものの、2013年に神と神で登場して以降10年以上に渡り宇宙最強の破壊神として君臨し続けている実力は伊達ではなく、漫画版においては悟空とベジータはまだまだビルスに及ばないという描写が為されている。


公式では明言されていないが、人間を破壊神としてスカウトする制度がある(作中では悟空とトッポがスカウトを受けた)や第11宇宙のディスポがビルスに似ていたこと、ベルモッドがギッチンの元親友であることなどからファンの間ではビルスら破壊神も元人間なのではないかと見る向きもある。




◆ウイス


皆さん、言葉遣いに気をつけてください


ビルス様のお気に障ると、あっという間に太陽系ごと破壊されてしまわれますよ…


CV:森田成一


ビルスの付き人。逆立ってまとまった髪型をしている長身の美青年。
本人曰く「ウイスという生命体」。破壊神を補佐する存在であり、破壊神が存在しない期間は機能停止するらしい。
丁寧な口調で話すが、ビルスに対しては付き人と保護者を兼ねている面もあるため、主人に対しても物怖じしない言動で話す。


地球に来た際には、ビルスがZ戦士と戦っている最中、呑気に寿司やアイスクリームを食べていた。
そもそもビルスが地球の破壊に乗り出したのは、ウイスが彼にプリンを勧めたことが最大の原因である(全然悪気はなかったのだが…)。


その正体は大神官から派遣されたガイド天使であり、ビルスの師匠。
鳥山曰く、「ビルスの力が"10"とすれば、ウイスの力は"15"くらい」とのこと。
本人は戦う事は嫌いらしく、劇中では詳しい彼の実力が発揮された場面は少なかったものの、ワサビの辛さにのたうち回るビルスを一撃で鎮めている。
また、天使は"戦闘を行ってはいけない"*8"常に中立でなければいけない"という厳しい掟があり、これに背くと問答無用で消滅させられる。そのため、ザマスからも脅威とはみなされていなかった。
ただ、フリーザが地球を破壊した時は時間を巻き戻して悟空たちの危機を救っており、常に中立とはいうもののあくまで戦闘時に手を貸すようなことさえしなければ問題はない模様。
ビルスより強いがあくまで「神」はビルスであり、ビルスに睨まれると焦って機嫌を取っている。


ビルス曰く「音痴」で*9、普段は寝起きが悪いビルスもウイスが「目覚めの歌を歌って差し上げます」と言った途端に起きる。
またビルスと違って眠る必要がない。
星と星の間を超高速で移動する術を持っている。


「復活の『F』」でも再登場し、地球の食べ物で釣られる形で悟空とベジータに修行をつけている。
相変わらずチートじみた強さで二人を翻弄し、二人の服にサインペンで落書きした。(なお漫画版ではこの時の修行がジレン戦の勝因に繋がった。)
しかも作中では時間を巻き戻す能力(三分以内)があることまで発覚しており、その意味不明っぷりはとどまるところを知らない。
主に寝ぼけて太陽などをぶっ壊したビルスを殴りに行くのに使っているらしい。


「ドラゴンボール超」では姉のヴァドス、父の大神官が登場。
1000年前はヴァドスの弟子で、今でもヴァドスの方が少しだけ強いらしい。
ウイス本人はあくまで姉が自分より強かったのは昔の話だと言っている。
これまでと異なり悟空に稽古をつける際にうんちを踏んでしまったり、砂時計型爆弾を瞬間移動で押し付けられて黒焦げにされる(界王様の時と違って悟空は爆発前にさっさと瞬間移動して逃げた)など隙のあるシーンも増えている。


「ブロリー」では悟空、ベジータ、フリーザを追い詰めたブロリー相手に余裕を崩さず攻撃を回避するなど相変わらず次元の違う実力を見せつけた他、
ゴジータの驚異的なパワーに称賛を送っていた。



◆余談

■登場の逸話

ビルスが登場する映画「ドラゴンボールZ 神と神」は、
敵が邪悪な存在ではない」「敵味方共に誰一人死亡しない」「悟空が勝てない」等、
今までのシリーズからしても異色のストーリーとなった映画である(但し、この後に続く『復活のF』と『ブロリー』では死亡者が出ている)。


元々ビルスは歴代同様「悪役」という立ち位置にあり、他人に「破壊の心」を植え付ける邪悪な存在で、サイヤ人の悪の心のルーツという設定だった。
しかし製作当時、東日本大震災がその爪跡をいまだに残していたこともあり、
「ポジティブな話にして子供たちに笑顔を与えたい」という鳥山明の意見から、ビルスを「完全な悪ではない敵」として描くことになった。
「地球を破壊しようとする」ビルスとの戦いがあるにもかかわらず、一般人がパニックを起こしたり街を破壊するなどの描写がないのも、こうした配慮のためである。
また、悟空たちが「勝てない」という結末を据えることで、ドラゴンボールがこれからも続いていくことを予感してほしいという願いも込められている。


ビルスのモデルは、鳥山が飼っているコーニッシュレックスという種類の猫。
当初のモデルはトカゲであり、長い尻尾にわずかながら面影が残っている。
名前の由来は脚本家の渡辺雄介は、「ウイルス」をそのままローマ字読み(Virus)した所から採っているが、
鳥山はこれを「ビール」と勘違いしてしまい、付き人のウイスの名前を同じアルコール関連で「ウイスキー」から採用している(それでも「ウイルス」に近い名前ではあるが)*10




さて、何を追記・修正しようかな…


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*1 事実、ピッコロ大魔王、フリーザ、ドクターゲロ、バビディなど危険な思想を抱く者が多かった
*2 漫画版では単なる気まぐれではなく、粗野な人間を排除する「破壊神の仕事」として描写。
*3 とはいえ他の破壊神と比べると話の通じる相手ではある
*4 破壊神は立場上時空を超える訳にはいかないため
*5 尤も、シドラと異なり破壊神ではないトッポの破壊エネルギーをフリーザは抑え込めなかったため、シドラの出した破壊エネルギーが大したことなかった可能性もある
*6 ジレンや合体ザマスなどはビルス以上の実力者と認識されてるような描写がある
*7 まして漫画版の悟空なら宇宙サバイバル編の全覧試合でビルスの本気を見たことがあるため、尚のことおかしくない。
*8 修行の手合わせは例外
*9 神と神でベジータが歌った「楽しいビンゴ」がウイスの歌と良い勝負らしい
*10 後に宇宙サバイバル編で一気に他宇宙の破壊神が登場したことを考えると、結果的にこの勘違いは正解と言えよう。

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名無し

2024年3月は湯ノ花幽奈と対決した
アンパンマンでフリーザと共演している

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2024-02-23 11:42:39

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