レッツラゴン

ページ名:レッツラゴン

登録日:2011/05/12(木) 16:15:32
更新日:2023/11/10 Fri 13:35:28NEW!
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赤塚不二夫 週刊少年サンデー シュール ギャグ漫画 実験作 人類には早すぎる漫画 漫画 小学館 レッツラゴン



『おそ松くん』のユーモアが『天才バカボン』でナンセンスに近づき『レッツラゴン』でシュールに発展した。これは俺が目指していた世界だった」

―赤塚不二夫


レッツラゴンは、かつて週刊少年サンデーにて連載されていた、赤塚不二夫先生の爆笑シュール漫画で有る。
過去にはコンビニコミック「少年アカツカ」(小学館)に収録された他、文庫版も発売されていた。



◇主な登場キャラ


  • ゴン

主人公。やる時はやる、逞しい少年。との事。ゲテモノ食いでも有る。
連載当初は親父の育児放棄にもめげずに逞しく生きる……という感じもあったが、すぐに親父以上のワルに。
どれぐらいワルかというと、特に理由もなく親父を発狂に追い込む等。
因みに、兄が大勢居たが、親父のスパルタ教育により全員死んでおり、その生き残りがゴンである*1


  • 親父

ゴンの親父。おでんをただ食いした事が有る。
連載当初はゴンを育児放棄する身勝手なクズ親父だったが、後には相棒と認めて共に数々のイタズラを仕掛ける。
寧ろ、そうなってからの方が常識的になったのはご愛嬌。
実はゲンちゃん、ベラマッチャに次いで被害者になる回数も多い。


  • ベラマッチャ

ゴンが山奥でキャンプした時に見つけた熊。後にゴンの子分になる。
連載当初はただのブサイクな熊だったが、すぐに普通に喋るようになる。
語尾は「~ベラマッチャ」
喋るようになると共に熊としての怖さを失い、ゴンや親父の玩具になる。
どうしようもないバカで、やっぱり他人に迷惑をかけるのを何とも思っていないクズだが、感動エピソードが作られる等、赤塚漫画共通の主人公より目立つ脇役ポジ。


  • イラ公

何時も寝ている猫。起こされると機嫌が悪くなる。
ゴンの家で飼われているというか住み着いているブサイクなネコだが、その強さはゴンや親父が束になっても敵わない程。
その為、ゴン達はイラ公を怒らせることを恐れているが、連載が進むとたまにイタズラにも荷担するようになった。


  • ゲンちゃん

あまり頭のよくない豆腐屋の子供にして主人。
ゴンや親父のイジメの対象になっているが、喧嘩は強く、反撃することもある。
意味なく殺されたりした回数ではNo.1だろう。


  • 本官さん

ご存知、目ン玉繋がりのお巡りさん。一度ストリップを披露した事が有る。
……のみならず、転勤が決まった時には日頃の鬱憤を晴らすべく他人の家の食卓で脱糞したりと公権力を盾にやりたい放題したりした。
一方、ゴンとベラマッチャから日記をプレゼントされ、言葉巧みに新しい日記と交換する換わりに凄まじい内容を記した日記を奪われる等、酷い目にも逢っている。


  • 武居記者

当時のガチの担当編集。
漫画内で作者と虚々実々のやり取りを繰り広げる……というか、実話だとすると犯罪者その物なので全てネタなのだろうと思われる。
新人時代から赤塚不二夫に鍛え上げられ、担当として共にギャグ漫画を作り上げたことを語った本まで上梓しているデカ鼻。
漫画に関係なく扉絵部分等で繰り広げられた武居記者ネタは読み物としてもハイレベルで驚嘆させられる。



◇内容
とにかくシュール。普通に死ネタ(例:本官さんがダイナマイトで爆死する等)やHネタ(例:本官さんとゴンの担任の先生のストリップ等)、下ネタが有り、読む人を選ぶ。
尚、赤塚不二夫先生の漫画の中では、アニメ化されていない。
そのためおそ松やバカボンに比べると知名度は低い。
というか、実在の人物をバカにしたり、ギャグ描写も四肢切断や脳改造、洗脳や殺人の場面が普通に描かれているので、時代に関わらずアウトと言える。
色々と衝撃を与えた『おそ松さん』第2期2話の内臓松の元デザインみたいなのも普通に出てくる。




追記・修正するのベラマッチャ!!


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  • 『おそ松さん』の下ネタや内臓ネタで驚いたり呆れてる人間すら遥か彼方に追いやれるレベルの漫画。流石は『おそ松くん』から続いた赤塚ギャグの最後発にして原作者自らが認めた到達点w -- 名無しさん (2017-10-28 03:13:07)

#comment

*1 更に、その兄達とはア太郎やおそ松、チビ太やデコッ八といった他の赤塚漫画の登場キャラクターである。母親もおそ松がトラに負けて死んだのを見て、ハタ坊と共にショックで死んでいる。

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