登録日:2011/05/16(月) 08:51:58
更新日:2023/10/13 Fri 13:21:33NEW!
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『HITMAN2:SILENT ASSASSIN』はアイドスから発売されているPC用ステルスサードパーソンシューティングゲーム。
XboxとPlayStation2に移植されており、そちらはタイトルに「2」が入っていない。
■概要
ヒットマンシリーズの第二作目であり、「HITMAN:CODENAME 47」の続編。
主人公・エージェント47を操作して各ステージ毎に設定された任務を達成する事が目標。
基本的にはタイトル通りターゲットの人物を殺害する事が最終的な目標となるが、ターゲットは護衛に守られており往々にして敵兵が闊歩するエリアのど真ん中にいる為、当然一筋縄ではいかない。
プレイヤーは様々な手段を講じてターゲットに近付く必要がある。
非常に自由度が高く、クリアする方法はプレイヤーの手に委ねられている。
たとえば、変装してターゲットに接近し、誰も見ていない瞬間を狙って絞め殺すも良し、遠くからライフルで狙撃するも良し、ステージ毎に用意されたギミックを使って車に爆弾を仕掛ける、
飲み物に毒を混入する、捌いたフグの肝を料理に混ぜる、勿論圧倒的な火力で護衛を殲滅した後ゆっくりターゲットを料理するなんて事も可能なのである。
ミッションは「隠密性」と「攻撃性」の二つで評価され、隠密性が高く、攻撃性が低いほど高い評価となる。
姿を見られて怪しまれたり殺した護衛の死体を発見されて警戒されると隠密性は下降し、無駄に人を殺したり発砲すると攻撃性が上昇する。
高評化を得る場合は誰の目にも触れず、無駄に敵を殺さず、静かに素早く目標を達成する事が重要になる。
……と、ここまではいい点ばかり書いてきたが、作りが粗いと言わざるを得ない部分も多々ある。
例を挙げれば、NPCの思考ルーチン(勝手に車に轢かれ、死体が見付かって警戒されてしまうなど)、シナリオ(暗殺対象の顔も判明していないのに殺し屋を送り込む組織)、調査不足による世界観の崩壊(ネタとしか思えない日本編)など。
正直突っ込みどころは満載だが、これに目を瞑る事ができ、且つこの手のゲームが好きならハマることが出来るはず。そもそも日本編はもはやギャグとして成立してるレベルだし。
難度は低めで、敵を殺しながら進めばクリア自体は結構簡単。
しかし全てのミッションでサイレントアサシン(最高ランク)獲得を目指すと難度が跳ね上がる。
初見ではまず不可能で、何度も同じミッションを繰り返しプレイし敵の配置と巡回ルートやステージの構造を頭に叩き込み、自分なりの計画を練っておかないと厳しい。
このゲームはやはり見付からずに目標を達成するのが醍醐味なので、一度クリアしてからが本番といえるだろう。
シリーズ全体に言えることだが、同じステルスゲームの金字塔であるメタルギアシリーズやスプリンターセルと比べると出来るアクションが限られていて、
長時間の移動やひたすら敵が隙を作るのを待つといった地味な作業を強いられる事も多いが、その分慎重さを要求され、「暗殺者」を体感出来る。
■あらすじ
イタリア・シチリア島のある教会に住み込みで庭師をする男。――彼は、数年前裏社会にその名を轟かせ、半ば伝説と化した殺し屋である。
産みの親を殺し、裏社会を抜け出した庭師はそれまでの人生を捨て、友人であり、師であるヴィットーリオ神父と共に穏やかな日々を過ごしていた。
そんなある日、ヴィットーリオがマフィアに誘拐されてしまう。
「シチリアにようこそ」
残されていた手紙には、身代金50万ドルを要求する旨が記されていた。
――過去を精算する時が来た。
庭師は銃を取り、友を救う為、再び闇の中へと身を投じた。
「組織」の暗殺者、「47」として……
■システム
- 変装
このゲームの味噌。倒した相手の服を奪い、その人物に成り済ます事によって、本来民間人の立ち入りが制限されているエリアに侵入しても発見されずに済む。
ただ、隠密性を得る為とはいえ相手を殺してしまうと攻撃性が上昇してしまう為、なるべくは予めステージ内に用意されてある服装を使う、クロロホルムで対象を眠らせるなどの工夫が必要となる(クロロホルムは余り長時間眠らせて置く事が出来ない他、使用出来る回数が少ない、背後からでなければ使用出来ないなどの制限も多い)。
変装した人物に則していない物を持っていたり、不審な行動を取ると警戒され、場合によっては警備に捜索される事もある為、過信は禁物。
- 移動
本作には歩き、走り、忍び歩き、しゃがみ歩きの四つの移動手段が存在する。
走っている所を警備兵に目撃されると怪しまれたりするので状況によって歩いたり走ったりを使い分けなければならない。
背後から忍び寄り、目標を絞殺したり眠らせる場合、足音で気取られるので忍び歩きをする必要がある。本作では忍び歩きの速度が遅いので焦って失敗する事も多いかも。
テクニックと冷静さを要求される。
■登場人物
教会で庭師をしていた男。その正体は伝説の殺し屋。主義思想を持たず、完全に金だけを目的に動く。
後頭部にバーコードのタトゥーを彫られたスキンヘッドが特徴的で、このせいか近付いただけで敵に怪しまれる。
早着替えの達人。
- ダイアナ・バーンウッド
「組織」に所属する女性。仕事の仲介や任務のサポートを行う。声だけしか登場しない為、どんな人物なのかは殆ど分からない。
回を重ねるごとにサポートが適当になっていく。
- ヴィットーリオ
本作のヒロイン。47が住み込みで働く教会の神父。47から多額の寄付を受け取っているようだ。
マフィアに誘拐される。
- エージェント・スミス
毎度ヘマをやらかす事でお馴染みのエージェント。別にアンダーソン君に執着はしてない。
- ジュゼッペ・ジュリアーニ
神父を誘拐したシチリアマフィアのドン。
- マサヒロ・ハヤモト
早元組の親分。
中部地方の京都にあるアラスカと見紛う程の極寒の雪山の中にひっそりと聳え建つ城に、サブマシンガンを持った忍者達に守られながら住んでいる。
ドイツの大使とミサイル誘導装置を取引しようとしていたヤクザであり、将軍
フグが好きで、タモリに似ている。息子もヤクザで元気いっぱい
- セルゲイ・ザバロツコ
ロシアンマフィアのボスである禿げ散らかしたおっさん。ロシア軍の将軍とも深い繋がりを持つ。狙撃するとタイムパラドクスになるから注意。
実は組織を介して47を操っている黒幕。
- 17(セブンティーン)
47の旧式に当たるクローン。
初見では彼の罠に嵌まって焦る事になるかもしれない。
サイレントアサシンを獲得するために眠ったまま長距離を引き摺られる可哀相な奴。
警告:護衛は追記・修正する人物を探している。
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