登録日:2013/05/12(日) 17:28:45
更新日:2023/10/03 Tue 13:55:46NEW!
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type-moon fate go apocrypha ドラゴンスレイヤー 対軍宝具 対人宝具 サーヴァント セイバー 黒の陣営 不死身 竜殺し 幸運e 正義の味方 ドイツ ジークフリート イケメン 騎士 贋作英霊 fgo 諏訪部順一 英雄 水着霊衣 ファヴニール クラスで偶然隣の席になった気さくなアイドル すまない… すまないさん 卑屈(謙虚) ニーベルンゲンの歌 アルマーニュ 竜属性
ジークフリートは、Fateシリーズに登場するキャラクター。
●目次
【Fate/Apocrypha】
黒の陣営のセイバーのクラスのサーヴァント。
胸と背中が露出した鎧を纏う威風堂々たる騎士。
外見は銀灰色の長髪と端正な顔立ちの美青年。
◆真名
真名はドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』に登場する竜殺しの大英雄ジークフリート。
アルマーニュ随一の英雄であり、ネーデルラントの王子とされる竜血の騎士。
北欧神話に登場する大英雄シグルド(シグルズ)とは同一起原の英雄とされ、Fateシリーズでも同一人物として扱う描写は多く、
今作におけるジークフリートも基本的な人物像のベースは上記の叙事詩のジークフリートだが、
ファヴニール退治等の作中の経歴もシグルドとジークフリートの逸話が混同されたものになっている。
『stay night』及び『CCC』では同一人物ととれる描写があるが、
『Apocrypha』においては「複数の伝承によって人物像は異なるも『ニーベルンゲンの歌』を基本に」と記載されている。
後の作品ではジークフリートとシグルドは起源こそは同じであるもののそれぞれ別人として扱われており、英霊シグルドも別として存在しているようだ。
生前の逸話・経歴の詳細はジークフリート(英雄)及びジークフリート(ニーベルンゲンの歌)の項目参照。
“竜殺し”の代名詞であり、シグルド(ジークフリート)が所有する剣、グラム(バルムンク)は竜の因子を持つセイバーの天敵として例示されていた。
また、その知名度から「真名の露見と共に弱点が露呈する英霊の具体例」としてアキレウスと共にツートップを張ってきた。
◆データ
【プロフィール】
クラス:セイバー
マスター:ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア
身長:190cm
体重:80kg(企画段階では70kg)
属性:混沌・善
性別:男
血液型:不明
誕生日:不明
特技:全自動願望成就
好きなもの:願いを叶えること
苦手なもの:空気を読む
イメージカラー:黒褐色
天敵:ファヴニール
【パラメーター】
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
B+ | A | B | C | E | A |
セイバーのクラス適正を持つだけに全体的に高水準なパラメータを持つ。
幸運が低いのはスキルの影響である。
【スキル】
○保有スキル
黄金律:C-
ニーベルンゲンの財宝によって財には事欠かさず、黄金に縁がある事を約束されている。
反面、幸運が低下している原因になっている。
仕切り直し:A
戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。FGOで追加された。
竜殺し:A
FGOで追加されたスキル。
竜種を仕留めた者に備わる特殊スキルの一つ。
竜種に対する攻撃力、防御力の大幅向上。
これは天から授かった才能ではなく、竜を殺したという逸話そのものがスキル化したといえよう。
○クラス別スキル
対魔力:-
『悪竜の血鎧』を得た代償に喪失している。
騎乗:B
セイバーのクラスとしては平均的なランク。幻想種は乗りこなせない。
企画段階では「グラニ」という神馬を乗りこなしていた為にライダーのクラス適正を持っていたが、
今作ではセイバーで呼ばれた為かBランクと幻獣種を乗りこなす域には至っていない。
【宝具】
『幻想大剣・天魔失墜』
ランク:A+ 対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉数:500
行くぞ……!
邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る。撃ち落とす!
黄金の夢から醒め、揺籃から解き放たれよ。邪竜、滅ぶべし!
『幻想大剣・天魔失墜』!!
ニーベルンゲン族から奪い取った財宝の一つ。
柄に青い宝玉が埋め込まれた、黄金の大剣。
作中では聖剣・魔剣と表記がぶれているが、これはこの剣が所有者によって属性が変化するため。
ジークの場合は魔剣に限りなく近い聖剣。
竜殺しの宝剣であり、真名解放を行う事で半円状に拡散する黄昏の波を放ち、遍く敵を撃ち滅ぼす。
この謎の波の源は青い宝石。これには現代では失われた神代のエーテルが貯蔵されており、それをエネルギーに変換している。
同ランクの『我が麗しき父への叛逆』が真っ直ぐに放たれる直線型ならば、此方は周囲の敵を一掃するのに適した拡散型。
クラレントとは威力的にも拮抗しており、近距離レンジであれば打ち勝てる事が示唆されている。
加えて竜殺しの属性を帯びた宝具であるため、竜の血を引く者には追加ダメージを与える特効を備えている。
特筆すべきは対軍宝具の中でもずば抜けた連射性能を誇る点。
魔力供給が豊富な状態ならば一度放った直後に間髪を容れずそのまま2発目を放つことが可能。
(参考までに『約束された勝利の剣』はフルパワーには2~3秒程のタメが必要とされる描写がある)
これによって真正面から宝具の撃ち合った際の追撃などで非常に有利な効果を発揮する。
ホムンクルスであるジークが使った場合、バルムンクと同威力の宝具を持つカルナが相手でも、その連射性によって互角以上に渡り合う苛烈な攻めを見せた。
但し、通常の魔術師をマスターとしたジークフリートでは竜の心臓による高速の魔力生成を活かせないので、
連射速度ではフランちゃんの特性を得て迅速な魔力形成が可能なジークには劣る模様。
それでも通常の対軍宝具に比べれば数段上の速度で連発出来る。
また本編の黒のサーヴァントは大量のホムンクルスによる継続的かつ安定した、高い水準での魔力供給を受けていたため、
フランの特性の利点が薄れているとされているので或いはジーク並の連射速度を実現できている可能性がある。
因みに生前のジークフリートが扱うバルムンクの場合は上記の竜の心臓の利点を生かすことでジークを一層上回る怒涛の連続発動が可能だったようだ。
『stay night』では、魔剣グラムはバルムンクの別名として同一視されていたが、設定変更か本作ではグラムはバルムンクの原典という扱いである。
『悪竜の血鎧』
ランク:B+ 対人宝具 最大捕捉:1
常時発動型の宝具。
悪竜ファヴニールの血を浴び不死身の肉体を得た逸話が由来。
Bランク以下の物理攻撃と魔術を完全に無効化し、更にAランク以上の攻撃でもその威力を大幅に減少させ、Bランク分の防御数値を差し引いたダメージとして計上する。*1。
更に宝具の攻撃が行われた場合はB+ランクに相当する防御数値を得る*2。
ただし、竜種特攻などの宝具やスキルを所持している場合はプラス分が計上されない。
作中では瞬間的にはAランクを超える破壊力を持つ筈のB+の筋力を誇るモードレッドやアキレウスによる通常攻撃にすら無傷の場面がある。
また、この防御の数値は、あくまで身体そのもので無防備に攻撃を喰らった場合。
剣を用いて防御態勢に入った場合は更に守備力が増すので、防戦時には鉄壁の硬さを誇る。
この宝具の防御力によってAランクの攻撃も微傷で済ませる程。
並のサーヴァントでは傷を与える事すらも出来ない極めて強力な防御となっている。
作中では令呪で強化されたモードレッドが放ったクラレントの真名解放をバルムンクで迎え撃った事もあって片膝をつきながらも持ちこたえていた。
最終決戦であるカルナとの戦いでは、彼が繰り出すAランク級の物理攻撃に魔力放出を加えたものと無数に斬り合っても継戦できるまでの化け物染みた頑強さを見せた。
上記の防御力故に、頑強さならば強力な防御宝具『日輪よ、具足となれ』すら凌ぐとされる程である。
『日輪よ、具足となれ』はバルムンクの直撃すらも平然と耐える防御力を備えているので、それすらも上回るとされるこの宝具の凄まじさが窺い知れる。
但し、「背中に菩提樹の葉が貼り付いていた為に竜の血を浴び損ねてしまい唯一の弱点となった」という伝承により、
この宝具も背中は効力の対象外であり、更には背中を隠す事も許されない。
例えば、マスターが全方位バリア等でジークフリートを援護した場合、彼の背中の直線上の部分にのみぽっかり穴が開く。
もっとも、大英雄ジークフリートの背を取れる相手はかなり限られるわけだが。
◆人物
性格は英雄らしい英雄で高潔な騎士そのもの。
強者との闘いに喜びを感じ、戦場での嘲笑を嫌う武人。
生前の在り方から「頼まれ続けた者」と呼ばれ、その命令にちゃんとした意味があるのなら、素直に従う。
一方で英雄として誇り高い気質の持ち主であり、生前の後悔から弱者への理不尽な暴力は許さず命令にすら反逆する高潔な人物。
原典では野蛮さや暴走気味な部分もあるが、今作では誠実な人間である。
その高名さに恥じず実力は本物で、陣営を統率するヴラド三世は「想定し得る限りで最高の勇者」、
マスターであるゴルドや原作の地の文でも「セイバーの中でも最強の英霊」と絶賛している。
また作中でモードレッドの戦闘を目にし、ヴラド三世にその力量を尋ねられた際に「自分なら勝てる相手」と評していることからも、その実力は窺える。
生前、ハーゲンによって暗殺でその生涯を終えるも、今作のジークフリートはハーゲンによってワザと暗殺されたという。
頼まれ続けた人物と評される彼は自らの行いの結果、一部の人間に死を望まれ、
その生き様故に自ら死を選び、友ハーゲンに自らを殺す事を依頼し、暗殺された。
この結末に英雄として、およそ完璧として生き抜いた彼に生前の後悔はなかった。
だが、争いを起こさない為に選んだ自らの死が結果的にそれが引き金になり、より大きな混乱を招くことになってしまう。
彼にとって、善も悪も関係なく、私腹を肥やす役人の頼みも頼まれれば応じ、逆に苦しみの嘆く人々を「頼まれなかった」という理由だけで救わなかった。
善悪は人によってそれぞれ、視点によって幾らでもそれは変わる。
全ての人間を救う事は出来ない、成らばせめて頼まれた願いについては叶えようとそれだけを心に誓っていたという。
しかし、求められるまま他者の願いを叶えつづけ、まるで「願望機」のような日々の中で自らの欺瞞に気づいてしまう。
自らが何を望んでいたか、希望も夢もなくなっていた自分の空虚さに。
そして死の瞬間にある願いを抱く。
自らが王子などではなく、ただの一人の男であったのならば。
もし第二の生があったのならば。
ひたむきにこの志を追う事が出来たのではないかと。
誰に頼まれるではなく、ただ自分を信じる者の力になりたい。
彼が死に際に求めたもの、それは『正義の味方になりたい』という願いだった。
聖杯大戦に参戦した動機はこの願いを叶える為。
マスターであるゴルドの命令に忠実にあろうとしたのも、彼自身の人柄でもあるが、叶えたかったこの願いの為でもある。
彼がジークの命を救ったのも、生前の過ちを繰り返さない為だった。
◆活躍
召喚されて早々に彼の真名を見抜かれる事を恐れたマスターであるゴルドから会話を禁じられてしまう。
先にも触れたように今回の召喚に応じた目的から、「余程利が無く度し難い命令でもない限りは従う」という方針を当人も立てていたので、それを承諾する。
しかし、これが後の波乱の原因になることを2人はまだ知らなかった。
召喚後は監督役であるジャンヌの命を狙うカルナに対し、その殺害を阻止する為に交戦。
技量はカルナに僅かに劣るものの、頑強さなら『悪竜の血鎧』のお陰でカルナを上回る。
竜の血を浴びてから無敵に等しい肉体を得た彼にとって、それ以降の戦闘とは一方的に攻撃して終わらせる半ば単純作業のようなモノという認識であったが、
その強靭な肉体にすらダメージを与えるカルナの強烈な一撃と技量に驚嘆。
久しい緊張感に満たされた闘いに戦士としての喜びを抱き、数時間に渡って互角の闘いを繰り広げるも、
互いのその桁外れの防御力故に埒が開かず、共に再戦を願いながら去っていた。
尚、この際にこれほど長きに渡って戦ったのであれば互いに真名を察していたのでは、と後にジークは考察している。
生前にも出会った事の無い力量を誇るカルナには敬意を抱いており、
口を開くなというマスターの命令に反してまで別れ際に再戦を願うなど、武人として誇り高い一面を見せている。
一方のカルナもジークフリートに対して、かつて見た本物の英雄アルジュナと似た眼をしていると評し、彼もまた再戦が叶う事を願っている等、良きライバル関係と言える。
互いに宝具やスキルを大して出さない様子見の小競り合いであり、強大な防御力を誇る不死身の英霊同士なので勝敗に決着はつかなかったが、
辺り一帯にクレーターが出来る熾烈な激戦を繰り広げた。
その後、味方であるフランケンシュタインと共に、襲撃してきたアキレウスを迎え撃つ。
ここでも不死身の英霊同士の闘いなので互いにダメージを与える事が叶わず膠着状態になるが、
不意の一撃でアタランテの矢によって後方で吹き飛ばされてしまう。
ジークフリートにダメージ自体は殆ど無かったものの、焦ったゴルドに(アキレウスの不死身の仕組みもわからないまま)令呪で宝具の使用を強制され、
その直後に真名を晒すのを避ける為に取り消しの令呪を使用され宝具の無駄撃ちを回避した。
結果的に二画もの令呪を無用に浪費するという歴代でも指折りのお粗末な連携になってしまった。
戦略の為の会話の禁止が足を引っ張り続け、意思疎通がまるで上手くいかずマスターのゴルドとは信頼関係を築くことが出来なかった為である。
因みに戦闘後の会議において「バルムン-」と残り一文字まで宝具の真名を出しておきながら「(宝具の真名が)露見した可能性は低い」という発言にうなずいたりと天然と思われる発言に思われるが、それを聞いていたはずのアキレウスが分からなかったので、単に描写の問題だったのだろう。
※アニメではここを考慮されたのか「バル-」まで縮められている。しかし、漫画ではそのままである。
上記の事情もあり、ジークフリート自身はあくまで命令に準じることを良しとする姿勢だったが、
何しろコミュニケーションすら互いの合意でとっていないのでマスターとの関係は良好とはまるで言えないものだった。
その問題が、アストルフォと共に離反したホムンクルスを連れ戻す任務を与えられた際に爆発。
マスターであるゴルドがホムンクルスに反撃された為に激昂しながら暴行を加える事態になる。
当初はマスターの行動に静観を決めていたがアストルフォに英雄の誇りを指摘され、ゴルドの暴挙を諌めようとする。
しかし、信頼関係を築こうとしなかった者同士では上手くいく筈もなく会話も録に成り立たず、ゴルドに対して反抗、気絶させる。
そして、自らの願いの為に一度はホムンクルスを見捨てようとした事を恥じた彼は、
息絶えたホムンクルスを助ける為に自身の心臓を彼に差し出して彼の命を救う事を決意する。
無論、そんな事をすれば自身の消滅は避けられないが彼はそれを承知の上であり、ホムンクルスの未来を案じながらも彼に心臓を託してその命を繋いだ。
最後は自らを叱咤してくれたアストルフォに礼を告げ、満足そうに消滅していった。
『―――ああ、これで良かったのだ―――』
黒の陣営、そして聖杯大戦の最初の脱落者。
最優のセイバーにして、その中でも指折りの強者である大英雄ジークフリートのまさかの早期脱落に衝撃を受けたファンも多いとか。
彼の脱落が陣営内に与えた衝撃は大きく、特に活躍を期待していたヴラドの怒りは凄まじかった。
ホムンクルスの事情を知っていたケイローンやアストルフォも自身の命を度外視したジークフリートの行動には驚愕していた。
特にアストルフォは彼の事を堅物のつまらない奴だと誤解していた分、ちゃんと話しておきたかったと残念がっており、
後にモードレッドがジークフリートの死を嘲笑した際には強い怒りを見せた。
消滅後はホムンクルスの内にて幻想として姿を現した。
◆余談
- 叙事詩『ニーベルンゲンの歌』
ジークフリートが登場する叙事詩『ニーベルンゲンの歌』は様々な派生作品や元になった作品がある。
Fateに登場するジークフリートもそれらの影響が見られ、
名無しの竜である筈がファヴニールになったり義兄の花嫁(ブリュンヒルド)を抱く等、色々とチャンポン状態になっている模様。
第五次聖杯戦争に参加したアトラム・ガリアスタは竜に纏わる英雄を召喚することを狙っており、当初は竜殺しとして最大の知名度を誇るジークフリートの召喚を狙っていた。
しかし、ある人形師は研究の為にジークフリートの触媒である菩提樹の葉を消費しており、事実上SN時空の時代で彼を呼ぶのはコレ以外の触媒を手に入れなくてはならない。
- 設定担当
ジークフリートの設定担当を務めたのは東出祐一郎及び奈須きのこ。
中でも東出はジークフリートが大のお気に入りであるようで、FGOで入手すると早々にレベルを一気に上げてきのこを引かせたという。
なお、企画段階ではライダークラスの適正(グラニに乗っていた為。)があるとされていたが、原典においては弓の名手という逸話があり、アーチャークラスの適正も考えられる。中の人を考えると色々とニヤリとする逸話である。(同一存在とされるシグルドに弓の逸話は無いが。)
【Fate/Grand Order】
最初期より星4のセイバーとして実装されている。パラメーターは上記参照。
◇概要
担当声優はアーチャー役でお馴染みの諏訪部順一氏。後にアニメ版『Apocrypha』でも同役で出演している。
諏訪部「長年アーチャーやってきたもんでセイバーをやってしまい、すまない…」
スキルに「仕切り直し:A」と「竜殺し:A」が追加された。
宝具は変わらず、竜特攻性能を誇る『幻想大剣・天魔失墜』。
「黄昏の剣気」という設定だが、使用時に放つビームは何故か鮮やかな蒼になっている。
原作の挿絵からして蒼い光なので細かい所は気にしなくていいのかもしれない
2018年4月25日Apocryphaスペシャルコラボ直前キャンペーンの一環としてモーションが改修された。通常時は威風堂々した直立姿勢になりBusterやExtraアタック時にはバルムンクを簡易解放したと思わしきビームサーベルの様な状態で攻撃しArtsやQuick攻撃では大剣とは思えない巧みな剣術で戦うようになった。
宝具は柄を捻り青い宝玉の真エーテルを開放し、噴き出した長大な魔力を振り下ろすアニメ版準拠な派手な演出に変更された。
イラストは描き下ろしなのだが、長身の彼をカード枠に収めるために前傾姿勢を取らせた結果、これもまた腰が低く見える一員になってしまった。
再臨のたびに鎧が豪華になっていくが、第3再臨では竜の角、翼、尾が生える。……大丈夫?なんかに乗っ取られてない?
なお、本作では彼の後正式にシグルドも実装されており、ジークフリートの妻は『ニーベルンゲンの歌』のクリームヒルト・シグルドの妻は『ヴォルスンガ・サガ』のブリュンヒルデとなっている。『指輪』準拠でブリュンヒルデにならなくて良かったね。
◇人物
マイルームでは最初は「背中に回らないで欲しい」と言うが、高信頼度になると背中を託してくれる。
幕間の物語ではかつての友と戦い、自らの願いを改めて口にした。
本編シナリオでは1章「邪竜百年戦争」に登場し、普通に話してくれる。
悪竜ファヴニールを相手に威風堂々と名乗りでる、英雄らしい人物に変わりないが、
自分に非がないにも関わらずにやたらと謝る腰が低い一面が判明した。
「―――すまない。空気が読めない男で本当にすまない」
マスター間では、上記の腰の低さと口癖のように出る「すまない」、そしてゲーム上の初期の性能から「すまないさん」の愛称を得るに至った。
この愛称は公式も把握済みで、度々「すまない、○○で本当にすまない」という語呂の良さからネタにされ、完全に定着している様子。
サーヴァントとして召喚される度、ジークフリートは思う。
竜を殺した英雄と謳われるが、自分が最後にした事は更なる悲劇を生み出しただけにすぎなかった。
これまでいろんな人間の血を流したのだから、お前が守って来た者にも血を流させるという言わんばかりの絶対応報。
だから彼の自己評価は常にマイナスで、何かにつけてこう呟くのだ。
「すまない」と。
◇ジークフリートの正義
2018年4月25日Apocryphaスペシャルコラボ直前キャンペーンで絆レベル5になると聞ける新たな会話が追加された。その中で彼は生前を振り返り今の自分が信じる正義について語ってくれる
「生前の俺には望みらしい望みが無かったそういう意味では願望機の様なものだった
今か?今は既にして望みは叶っているよ
人理を守る、人を守る、マスターを守るその全てが俺の願いでね」
◇性能
そしてゲーム的な性能が―――微妙。
最高位レアの星5に次ぐ星4のサーヴァント最高のステータス総合値を持つが、システムに対して有利でない部分ばかり高いため非常に使いにくいのである。
- HPが高く、攻撃力の低い耐久型ステータスだが…
- 壁役に欲しいターゲット集中効果なし
- 仕様上、耐久型に欲しい回避・無敵etcの防御強化スキルなし
- 素の攻撃力が低いため火力が伸び悩む
- 竜殺しはパッシブではなく使用すると数ターン適用の上、クラス相性の補正より倍率が低いため、
弱点をつけるクラス(主に竜が所属するライダークラスに優位なアサシン)の方が遥かに竜殺し向き。
なお、当初竜殺しは第3再臨で習得するスキルだったが、あまりに使いづらい割に習得が遅すぎたため、サービス開始から少ししてから初期スキルに変更された。 - ステータス成長のタイミングと1章でのスポット参戦時のレベルの相性が悪く、大々的に出てきた割にあまり強くない。
…とまあかなりの惨状であった。
竜属性のランサーやバーサーカー相手にはクラスの相性&竜殺しで3ターンのみとはいえさらに有利をとれるため活躍できる。
エリザベート(ランサー)やアルトリア(ランサー)相手なら宝具を食らっても素のHPの高さもあり持ちこたえてくれる。
また、ゲオルギウスの宝具『力屠る祝福の剣』で竜属性を付与できるため、本来竜属性を持たないエネミーも突破できる可能性はある。
…というのがFGO初期のお話。
なお現在では最終再臨を行っていると挑戦できる2つのサーヴァント強化クエストをクリアすることで竜殺しスキルに魔力放出相当のB強化(1T)が追加され、宝具威力も強化、更に宝具に3TのNP獲得量アップも手に入れた。
これにより1Tのみではあるものの問題であった火力不足は解消され、スキルをしっかり育てれば竜相手以外にも全体宝具役として活躍が見込めるようになった。
そしてこの強化により竜属性相手の爆発力は相当なものになり、
上記のエリザベート(ランサー)やアルトリア(ランサー)などの有利クラスはもちろんクラス相性等倍の竜属性相手に対してもクラス相性有利な並の単体宝具を超える超火力を叩き出せるようになり一時期の汚名を完全に返上することとなった。
更にスキル1にNP最大30UPに攻撃力3ターンアップも加わりもうすまないさんとは言わせない…!
加えて7章から登場した「ムシュフシュ」や2部4章から登場した「マハーナーガ」などは竜属性をもつランサークラスのエネミーということで、彼にとっての絶好のカモであり、活躍の機会が増えたことも追い風。
ただし強くなったとはいえ対竜火力以外は(素の火力やNP効率)は今一つなままなのには注意。
しかし裏を返せばはまった時の火力自体は本物なので半端に育てることはせず、是非最後まで育ててあげてほしい。
総括すると今や対竜特性相手の火力は星4以下の全体宝具サーヴァントNo. 1
全体宝具セイバーにおいてもトップランク
星5を含めた全体宝具でも最上位層に位置する
そして肝心の竜特性も誰でも入手しやすいゲオルギウスを使えば弱体無効の上から付与できるので汎用性も高いという特攻アタッカーのお手本の様なサーヴァントになった。
後に実装されたシグルドはクリバフを持つ竜特攻単体宝具なため役割分担ができる。
ちなみに聖杯を使いレベル上限を100まで引き上げると、ジャンヌ・ダルクに次ぐ全サーヴァント2位のHPを発揮できる。
◇ストーリー・イベントでの活躍
第1部1章「邪竜百年戦争」
『Apocrypha』では喋る事を禁じられていた為に本編では殆ど喋らなかったが、今作では普通に喋っている。
本編シナリオでは1章「邪竜百年戦争」に登場。
寡黙だが情に深く、前線に出て味方を守る勇者。
漫画版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では、ゲオルギウスの「汝は竜なり 罪ありき」で、ジル・ドレェが操る聖杯により強化された大海魔に竜属性を付与し、竜退治の逸話を持つジークフリートの幻想大剣・天魔失墜』で猛攻を加えた。
2016年ネロ祭再び
エキシビジョンマッチとして「魔竜再臨」という名の超高難易度クエストが実装され、
『悪竜の血鎧』を含めた新たな専用スキルを2つも使用してくる。
①“吼える悪竜の血鎧”
パッシブスキルで、“防御力が超絶アップ&被NP発生量アップ【デメリット】”という効果。
防御力が超絶アップの効果は凄まじく100%を遥かに超える数値を持つ。
防御力上昇の効果は、ダメージを与えた相手の攻撃力を下げて判定するシステムのため、
たとえ宝具であろうが攻撃力を参照する計算式が途中にある以上ダメージを0にする超絶防御能力である。
例え、防御力無視の宝具を使用されてもさらに90%?のダメージをカットするため、軽ダメージしか通らない。
もしもこの時のジークフリートのHPがもっと高ければ彼を倒すのは至難の業であっただろう。
※数値的な内訳(防御力200%UP&ダメージ90%カット)
――なお、大英雄ジークフリートが強いだけで味方のすまないさんにはこの鎧は実装されていない。そして対魔力もない。
因みに2017年のネロ祭でも復刻としてこのジークフリートと戦うことができたのだが、昨年はまだ未実装だった名探偵の宝具により背中の弱点をバッチリ見抜かれ、一撃の元葬られる事態が多発してしまった。此処でもすまないさんの受難は続く
②“無尽の黄金”
こちらも実装されていないが、アクティブスキルとして戦闘開始直後に使用してくる。効果はNPフルチャージ。
1度使用すると2度と使ってはこないが、事前に対策をしないと初っ端から大ダメージを喰らうことになる。
※なお、エキシビジョンクエスト実装当初はデバフ(防御ダウンなど)を彼に使用すると片っ端から仕切り直しで解除&HP回復する仕様だったが、
後に使用不可能に変更されている。これが公式曰く「予定に無かった」のか、実は「強すぎたために変更」なのかの真実は不明。
その他のイベント
- '15お月見:1章の聖女・聖人・大英雄の竜殺し三人組のうち1人だけハブられる(代理はフランスで大活躍したことになったNOUMIN)。
- '15ハロウィン:フリーに登場。名前が『✝「舞い降りし最強の魔竜」✝』。
- '16贋作:贋作英霊の1人。役割は「クラスで偶然隣の席になった気さくなアイドル」。
ジークフリートは弓矢の逸話もすごいのでクラスはアーチャークラスとなっている。「すまない―――などと言うつもりはない!(集中線)」 - '16ハロウィン:中盤にて突然の出オチ要員。まさかのプリンプリン姫枠。「唐突ですまない…。(青空に浮かび上がりながら)」
- '17マンガで分かる:序盤にて、主人公がワイバーンを倒した後ジークフリートの事を想起する――と思いきや、なぜかアニメ版Fate/Apocryphaの番宣をするジークフリート…なんでさ?「出番が無くてすまない…Fate/Apocryphaもよろしく…!(瞳キラーン)」ちなみにイベント配信時は既に脱落済みである。
- '19水着イベント:「眼鏡キラーン!」 「おまえが剣を取らぬなら、おまえの分まで俺が戦おう」「どうするホクサイ。俺は、おまえの望むように力になろう」実装から4年の時を経て水着霊衣スーパークールビズ実装。黒いスーツに時計や指輪と王族らしい豪華な霊衣となっているが、シグルドに色々吹き込まれたのかメガネを着用し普段より知性を押し出している。そして同じく4年の時を経てカルデアからの同行サーヴァントに抜擢されカルデアメンバーの参謀を担って作戦を考案したり、その天然真面目ぶりでボケをこなしたり、剣士として英雄として自分に憧れる水着北斎と交流したり、最後にはテキスト通りの前面に出て仲間を守る勇者としての姿を見せたりの大活躍を見せた。
生前終ぞこんな愉快な姿を見る事がなかったと思われる奥さんにも見せてあげたいと専らの評判
―――すまない。追記・修正してもらって本当にすまない。
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▷ コメント欄
- 反対意見もなかったようなので、コメント欄のリセットを行いました。 -- 名無しさん (2017-07-30 23:04:03)
- すまないさん…アポとFGOでの落差が…w -- 名無しさん (2017-08-05 20:14:37)
- アポでもジークとかいうなろう系主人公の踏み台扱いだしお世辞にも良い扱いとは言えないよ、下手すりゃ活躍の機会が多い分FGOの方がマシなレベル。 -- 名無しさん (2017-08-05 20:25:04)
- あれが踏み台とか脳みそゴルドかよ -- 名無しさん (2017-08-06 21:35:15)
- やーい脳みそゴルドー! -- 名無しさん (2017-08-06 22:03:39)
- アタランテのダメージ描写は、吹っ飛ばされる原作や漫画より、アニメの刺さるだけ方が的確なのでは?と思う。例えAランクダメージだろうがEランクまで削減されるんだから吹っ飛ぶ描写はありえん。刺さるか跳ね返される描写が普通だと思うね。 -- 名無しさん (2017-08-18 09:30:49)
- 意識外からの衝撃で吹っ飛んだだけでダメージがそうでもないなら、吹っ飛ぶだけのほうが正しく見える感じもするけどな -- 名無しさん (2017-08-20 23:37:20)
- そもそも小説の時点でゴルドがすまないさんを酷い扱いしてたからあんなことになってるのにジークのせいにされてもな… -- 名無しさん (2018-02-02 04:28:50)
- FGO、今までのモーションがいまいち迫力無い感じでなんか物足りなかったので一新されて派手になったのは嬉しい。特にバルムンクの演出。 -- 名無しさん (2018-05-02 03:25:29)
- 仰向けで寝るとボーリングよろしく穴が空いたりするんだろうか -- 名無しさん (2018-08-03 10:10:25)
- オニランドで最初の方こそはネタ扱いだったが終盤のアレは燃えた -- 名無しさん (2018-11-02 00:47:17)
- かっこいいけどやり取りとかお互いの立ち絵とか諸々の関係でサラリマン同士の名刺交換にしか見えんかったぞ -- 名無しさん (2018-11-14 14:15:44)
- FGOの新モーションはむしろバルムンクが唯一の不満点だなぁ。なんでアニメの謎直線ビーム採用しちゃったんだ -- 名無しさん (2019-01-06 22:34:44)
- 水着剣豪イベントんときはカーミラから「あなたは存在そのものが高貴」って褒められたり黒幕の殺気に気後れした北斎を庇って敢然と立ち向かうところを見せたりといい役貰ってたわ -- 名無しさん (2019-10-30 15:11:18)
- すまないさんもシグルドもちょっと天然っぽい。 -- 名無しさん (2021-11-01 18:50:50)
- FGOでの幕間とか見るに普段は割と気さくな人 声も似てるエミヤに近い -- 名無しさん (2022-03-17 20:11:09)
- 遂に奥様参戦 -- 名無しさん (2022-06-09 13:48:27)
- ↑すまないさん、シグルドに負けず劣らずの愛妻家でしたね。 -- 名無しさん (2022-06-09 17:18:17)
- 嫁がブリュンヒルデに負けず劣らず濃い… -- 名無しさん (2022-06-11 19:00:11)
- あとはシグルド一家の方も娘が実装されれば家族で対になる。 -- 名無しさん (2022-07-09 06:34:33)
- ↑落ち着けw確かに9割ぐらいジーク君は2人の息子みたいなもんだけど息子じゃないw -- 名無しさん (2022-07-09 08:01:24)
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*2 正当な英霊の宝具のみ、という条件が小説では記載されていたが、マテリアル等後の媒体では存在しない
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