登録日:2010/11/10(水) 11:19:30
更新日:2023/11/20 Mon 11:57:28NEW!
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神州纐纈城 仮面 城主 国枝史郎 石川賢 甲府が~! 纐纈城主
「故郷の人。…祝福あれ!」
『神州纐纈城』の登場人物。
人の血を絞って染め上げた纐纈布、それを生み出す纐纈城の城主。
奇病・奔馬性癩患に侵された身体を包帯で覆い、纐纈布で織った真紅の陣羽織を纏っている。
常に仮面で顔を隠しており、素顔を見た者はあまりの恐ろしさに即死してしまう。
主人公の土屋庄三郎および富士教団の光明優婆塞とは浅からぬ因縁がある。
(以下ネタバレ)
本名は土屋庄八郎昌猛。土屋庄三郎の父である。
かつては若き武田晴信(信玄)に仕えた知勇兼備の武将であったが、
弟と妻の密通を疑って狂気に陥り武田家を出奔。
いかなる経緯をへたものか纐纈城の主となった。
狂気に満ちた作品中でも随一の狂人。
初登場からして愛妾が部下と密通しているのを暴いて言葉責めの末殺すシーンである。
「手を下したのは万兵衛だ。殺させたのはこの俺だ。しかしお前にも罪がある。
お前の罪が一番重い。男を死地へ引き寄せたのだからな」
原作ブレイカーで知られる石川賢先生にもかかわらず、城主の狂気に関わる描写はほぼ原作通り。
むしろ原作のほうが狂っている。
石川版では纐纈城をめぐって高坂甚太郎や織田軍と戦い、(狂ってはいるが)
纐纈城を守り城主の地位に固執する様子がある。ついでに纐纈布で空も飛ぶ。
ところが原作では城に迷いこんだ甚太郎をきっかけに望郷の念をかきたてられ、
一人で纐纈城を出て旧主・信玄の治める甲府へと旅立ってしまうのだ!
タイトルガン無視、しかも纐纈城に漂着した息子の庄三郎をそれと知らずに放置したまま城主は歩く。
触れた者に死をもたらす奔馬性癩患をばらまきながら…
「なつかしい故郷!恋しい甲府!俺の祝福を受けてくれ!」
元の名を土屋主水、城主の弟!
兄弟の再会は何をもたらすのか!?
(以下超ネタバレ)
ヒント:みかん
虚無る虚無ると言われる石川先生だが、この作品については
未完の原作を巧みに(石川ワールドで)補完して完結させている。
ケン・イシカワのストーリーテラーとしての稀有な実力を証明している作品と言えるだろう…
最後のアレ以外。
「俺の追記を受けてくれ。…」「アニヲタWikiよ、修正させてくれ!」
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