登録日:2011/04/12(火) 00:32:00
更新日:2023/08/07 Mon 13:54:26NEW!
所要時間:約 12 分で読めます
▽タグ一覧
逆転裁判 綾里千尋 弁護士 敏腕 所長 先輩 霊媒 師匠 姉 故人 異議あり! 待った! くらえ! 常識人 美人薄命 気の毒な被害者 檀れい 河原美雪 グラマラス 機械音痴 弁護士はピンチの時ほどふてぶてしく笑うもの ドs 発想の逆転 綾里一族 勾玉 みんなのトラウマ 没後が本編 河原深雪 大原さやか 壇れい 中村千絵 巨乳 恩人 お色気担当 憑依合体 もう一人の主人公
「綾里千尋」は、『逆転裁判』シリーズに登場するキャラクター。
(*1)
■概要
身長:168cm
スリーサイズ:B92/W61/H89
CV:河原深雪(ゲーム開発サポート業務担当、『3』本編)/大原さやか(成歩堂セレクションドラマCD・パチンコ版)/中村千絵(アニメ版)
演:壇れい(映画版)
欧米版の名前は"Mia Fey"。
法廷注目の若手敏腕弁護士にして、成歩堂の永遠の師匠。
また、綾里真宵の実姉でもある。風貌は巨乳でグラマラス。
プレイヤーのサポートキャラとして、弟子である成歩堂を全面的にバックアップしてくれる心強い存在。
一見あらゆることをそつなくこなす完璧な女性に見えるが、実は「機械に弱い」という弱点がある。
妹の真宵と同様、「倉院の里」出身。
実は霊媒の才能も強く、普通に霊媒師としても成功できたが、ある理由から里を出て弁護士になることを決意する。
その理由は母の「失踪」の真相を探るためと、後継者を決めるために真宵と争いたくないということであった。
初登場時は27歳。
ぶっちゃけ20代の割に老けt‥‥ゲフンゲフン!!
大変落ち着いた雰囲気である。
性格は温厚そうに見えるが、要所要所で毒舌を吐いたりと、その根はドS。
覚えの悪い成歩堂や天然裁判長に呆れたり、皮肉を言うこともしばしば。
時には検事にも喧嘩を売るあたり、かなりの負けず嫌いでもある様子(そのせいで成歩堂が女の戦いにびびることもあった)。
しかし、基本的には面倒見の良い姐御肌といった感じで、成歩堂や真宵からは大いに信頼されている。
案外あっけらかんとしており、自分の体形(つーか胸)で男性を誘惑して情報を得ることもある。なんという悪女。
とはいえ、個性的すぎるキャラクターの多い『逆転裁判』シリーズでは比較的常識人の部類に入るほう。
ちなみに、開発側によると、「千尋」という名前には、弁護士という職業がら「千回でも尋ねましょう」という意味がこめられているのだとか。
成歩堂を最初に「なるほどくん」と呼んだのは彼女であると思われる上、初対面の矢張も「ヤッパリさん」と呼んだりしていた為人にあだ名を付けることが好きな一面もあるようだ。
彼女の《信条》である「発想の逆転」及び
「弁護士はピンチの時ほどふてぶてしく笑うもの」は、後に成歩堂へと受け継がれた。
■ゲーム内での活躍
- 『逆転裁判』(1作目)
初登場は第1話「はじめての逆転」。
成歩堂に的確なアドバイスとノウハウを仕込み、勝訴に導いた。
この時、多くのプレイヤーは彼女に絶大な信頼を抱いたことだろう。
きっとこれから先も千尋さんがアドバイスをくれるに違いない。
裁判ゲーなんて難しいと思っていたけど、千尋さんがいれば大丈夫!
‥‥みたいな。
そして、第2話「逆転姉妹」では、千尋さんは死ぬ。
‥‥what?
もう一度言う。
2話目で、千尋さんは死ぬ。
死ぬ。
しかも冒頭で。
大事なことなので3回言いました。
そのあまりにも早すぎる「退場」に、ショックを隠しきれないプレイヤーも多数。
そもそもいきなりアドバイザーが死んでどうするんだ。こっちはまだ初心者なのに。
かと思いきや、それ以降は「霊媒」という非ィ科学的な手段で登場し、成歩堂たちをサポートしてくれるようになる。
よって、死んでしまっても、そんなに困ることもなかったり‥‥。というか、結構頻繁に出てくるので死んだ実感が湧かなかったり‥‥。
しかし、この設定、今でこそ(割と)受け入れられているが、当時は拒否反応を示していたプレイヤーも少なくない。
まあ、『逆転裁判』ではよくあることである。
ちなみに、この第2話は開発当初は1話目となる予定だったそうだが、「いきなり死んではプレイヤーが感情移入できないだろう」というツッコミが入り、2話目になった。
- 『逆転裁判2』
真宵や春美に憑依する形で何度か登場し、絶体絶命のピンチに陥った成歩堂に助言を与えてくれる。
また、第2話では成歩堂がある理由からそれを逆手に取り、春美に千尋を「霊媒」するように頼み、
春美に裁判のようすを「見せない」ようにするという手段が取られたこともある。
- 『逆転裁判3』
『3』では、なんと彼女が主人公のエピソードが2つ収録されている。
そのうちのひとつが第1話「思い出の逆転」。
プレイヤーは新人弁護士の千尋を操作して、裁判に挑むこととなる。
‥‥え? チュートリアル用の適任キャラが居なかったから? 聞こえんなぁ~
そして被告人は‥‥なんと、大学生時代の成歩堂。なんという胸熱。
ちなみに、この頃の師匠は『1』に登場した星影宇宙ノ介先生。第1話では彼がサポートキャラとなる。
ちなみに、若い頃(24)は現在よりやや胸が小さく(といっても他の人と比べれば充分おっきい)顔もまるで別人。
言動も何もかもが初々しくて可愛い。
成歩堂のルーツを感じられる天然発言もしばしば。やっぱり師弟である。
いったい3年間で何があったんだ‥‥。
まあぶっちゃけデザイナーが変わっただk(ry
『3』のネタバレ
実は『3』のキーパーソンであり、もう一人の主役。
最終話の第5話「華麗なる逆転」では、過去に彼女が扱った2つの事件が現在の事件と密接に絡み合う。
千尋は6年前、共に「星影法律事務所」に所属していた、恋人で先輩弁護士・神乃木荘龍と共に、脱獄した死刑囚を弁護する。
しかし、事件の真犯人・美柳ちなみが死刑囚に自殺を促して死なせたため、審理は被告人不在という形で強制閉廷してしまう。
それでも諦めなかった千尋は、神乃木と共に独自の捜査を続けるも、それを疎んだちなみが神乃木を毒殺(未遂)する。
恐らくこの時は既に恋人同士だったため、前述の裁判の件もふくめて、千尋が受けた悲しみは相当なものだった。
しかしその1年後、また別の事件で関わったちなみの罪を見事に暴き、勝訴(第1話「思い出の逆転」)。
また、この時に弁護したのが成歩堂であり、成歩堂との師弟関係が始まったのもおそらくここから。
‥‥時は流れ、『3』の第5話「華麗なる逆転」。
成歩堂は真宵と春美から、山奥の霊場に一緒に行こうと誘われる。
当初は乗り気ではなかった成歩堂だが、とある雑誌に載っていたその霊場の記事の中に、
成歩堂のかつての恋人であり、有罪判決を受けて刑務所にいるはずの「ちなみ」とそっくりの顔を持つ女性の写真が載っているのを目にする。
真相をたしかめるため、成歩堂は真宵たちとともに霊場へと向かった。
しかし、成歩堂たちが霊場に到着したその夜、殺人事件が発生。
そこには、死刑が執行され、もうこの世にいないはずの「ちなみ」の姿があった。
ちなみはある人物に「霊媒」されて現世に舞い降り、これまで自身が味わった屈辱を晴らす「復讐」のために、真宵の命を狙ったのである。
しかし、千尋の機転により真宵は死を回避することに成功した。
その後、成歩堂とゴドー検事(正体は神乃木である)が対決する裁判にて、
春美に霊媒される形で千尋も現れ、ちなみとの長年の因縁に終止符を打った。
この時、千尋はゴドーと少しだけ会話をするが、バッグボーンを知っているだけにこの終盤の2人のやりとりはなんとも切ない。
そして、真宵にこの事件の《真実》をすべて話す。
ゴドーと成歩堂の直接対決では千尋は手助けはせず、傍聴席から成歩堂を見守った。
終審後は、3年間見守ってきた成歩堂をようやく『一人前』と認め(この台詞は無印2話からの伏線にもなっている)、
「また‥‥いつか、会いましょう。なるほどくん」と言い残し、成歩堂の前から去っていった。
- 『逆転裁判4』以降
『4』以降は、残念ながら千尋本人は登場していない。
ただ、成歩堂の事務所内には千尋が気に入っていた観葉植物「チャーリーくん」が今も置かれており、
成歩堂をはじめ、事務所のメンバーがずっと大切に世話をしている。
そして、千尋から受け継いだ成歩堂の弁護士としての《信念》は、成歩堂の部下である王泥喜法介や希月心音にも受け継がれていった。
『6』の特別編、二日目の法廷パートのある場面で、成歩堂が真宵を見て「あの人」の顔を思い浮かべる描写がされている。
作中では千尋の名前や姿は出てこないが、成歩堂の心の中にはきっと今も千尋が存在しているのだろう。
■おもなドS発言
チヒロ(ああ。敵の悲鳴って‥‥なんて心地よく、ムネにヒビくの!)
チヒロ(裁判長‥‥暗い夜道には気をつけることね‥‥)
ナルホド(よかった、千尋さんは見てくれているぞ)
チヒロ「冷ややかな目で。」
チヒロ「あなたは、私には勝てないの。
一生かかっても‥‥いいえ。死んでも、勝てやしない。
この私の前で‥‥永久に、恥をかきつづけるのよ!」
■余談
『逆転裁判』のプロトタイプでは、作務衣のヒゲデブオヤジが彼女のポジションだった。こちらも序盤で死んでしまう。恐らく千尋さんと同様に霊媒される予定だったのだろう。
結局そんなプロト千尋さんのデザインは、その後裁判長に流用された。もしそのまま実装されていたら、真宵ちゃんやはみちゃんがサイバンチョを霊媒していたのかもしれない。実装されなくて本当に良かった。
キャラクターデザインをしたスエカネクミコ女史による『1』攻略本の公式漫画では、
竹刀を振り回して成歩堂を調きょ……指導したり、真宵に勝手にとりつきラーメン屋台の親父に色仕掛けしたりとやりたい放題やっている。
この作品での最強人物はきっと彼女に違いない。
初期の段階では敬語で話すキャラだったのだが、急遽タメ口へと変更になったという経緯がある。
しかし、当時の開発スケジュールが厳しく、脚本の原稿チェックが全体に回せず修正出来なかった所が多々あった。
その為、『1』では所々(探偵パートの「調べる」コマンド等)に敬語で話す千尋を見る事が出来る。
これまではPVや特別法廷に登場していなかったため、音声はゲーム中のものしかなかったが、
2014年の『逆転裁判123 成歩堂セレクション』の限定版に付属するドラマCD『逆転のコンビネーション』にてゴドーと共に正式に声優が決まった。
「アニヲタくん、発想を逆転して」
「『秀逸な項目を探す方法』を探すのではなく」
「秀逸な項目にするために、『項目を追記・修正する方法』を考えるの」
(*1) SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS、SNKプレイモア、2006/12/14
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,54)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- よく考えたら小中は大会社の社長なのに殺人をわざわざ自分で行うって変だな。殺し屋雇うなり誰かを脅してやらせたり部下に殺させるなりが自然だと思うが -- 名無しさん (2013-10-23 23:39:49)
- 仕事柄殺し屋も信用できなかったんじゃね?もしくは殺し屋も信用しなかったか。 -- 名無しさん (2014-02-01 10:32:52)
- ↑↑弱み握られる怖さを知ってたからじゃない? 仮に誰かに殺させたとしてその人がビビったり金のためなんかで裏切ったらまた人を使わなくちゃならなくて…ってイタチごっこになるのを恐れたのかも。裁判長や検事も脅しているあの状況なら負けるはずないと思ってたろうし -- 名無しさん (2014-05-09 13:20:25)
- 映画の俳優、小池栄子でも合いそうじゃない。小池さんナイスバディで気強いし。キャラは被ってる。 -- 名無しさん (2014-08-21 09:13:59)
- 服のせいなのかデザインのせいなのかやや太って見える -- 名無しさん (2014-09-04 09:53:09)
- 結局、成歩堂は千尋さんを超えることができたんだろうか? -- 名無しさん (2014-12-22 00:15:55)
- 少なくとも3-5ではナルホドが千尋に並んだことを認められたと感じた。その後のバッジ没収からの体たらくはシラネ -- 名無しさん (2014-12-22 00:33:58)
- ↑↑そんなあなたに5をオススメする -- 名無しさん (2015-01-02 23:53:58)
- この人は永遠に成仏できないんだろうな -- 名無しさん (2015-03-04 10:55:11)
- 成仏とかあるのか、逆裁世界に -- 名無しさん (2015-05-22 09:34:07)
- まぁナルホドのバッチ剥奪の件は自分も(3の時間帯からみれば)小中とか言うぽっと出の小悪党に殺害されてる身だから少なくともそこはお互い様と割り切ってそうだけどな。 -- 名無しさん (2015-05-31 17:22:56)
- 逆裁1の1話の時、あーこの人が色々とアドバイスしてくれるのかと思いきや次の話でいきなりお亡くなりになってショックだったのはみんな同じかな。しかし真宵ちゃんに霊媒されて出て来るというね…あれにはおいおいと思った。 -- 名無しさん (2015-10-03 19:10:19)
- 3の4話で千尋さんの名前を聞いたちなみが意味深な反応をするけど、千尋さんが知らない顔をしていたのは何故だろう?本家と分家の違いはあれど同じ綾里の血筋だし、面識があったはずだけど… -- 名無しさん (2016-02-02 19:34:45)
- ↑千尋さん自身は舞子から何も聞かされてなかったんじゃね。当人も従姉妹とは1ミクロンも思ってなかったみたいだし。それにしても、初めての事件であんなことになって一年後にようやく告発しかもそれが実の親族による犯行だったとか悲惨としか言いようがない -- 名無しさん (2016-02-02 21:04:09)
- どうやらアニメでも死亡シーンは再現されそうだな・・・ -- 名無しさん (2016-03-06 19:33:47)
- さすがに千尋さんはもう出てこないよね…寂しいなぁ -- 名無しさん (2016-03-17 20:51:02)
- アニメの視聴者には霊媒云々は受け入れられるんだろうか? -- 名無しさん (2016-04-03 12:42:28)
- ↑高校生が薬を飲まされて小学生になる作品が受け入れられてるんだ。大丈夫大丈夫 -- 名無しさん (2016-04-17 19:24:18)
- 新聞の番組表に「ヒロイン殺害容疑者妹(真宵)美女(梅世)証言」とあり(これは3話の内容です)、千尋さんがヒロインと知ってショックだった…今の今までそれは真宵ちゃんだと思ってたから -- 名無しさん (2016-06-05 12:21:35)
- ↑そのうえ、2では完全に便利なドラえもんと化していたから千尋さんにヒロインという感情がわかなかった -- 名無しさん (2016-06-07 15:41:36)
- 6のDLCで成歩堂が真宵ちゃんに千尋さんの面影を感じるシーンがあったのが本当に良かった -- 名無しさん (2016-07-06 22:37:11)
- 3の髪かき分けるモーションが格好いい -- 名無しさん (2016-09-06 19:37:20)
- 逆裁のおっぱい担当 -- 名無しさん (2016-11-30 21:13:57)
- おっぱいキャラなら千尋よりエロいの多いぞ -- 名無しさん (2017-06-15 15:08:28)
- パチンコ・スロット版どちらも出てくるだけで激アツ扱いでかなり優遇されていた。特にスロットは完全に千尋さん待ちゲーにw -- 名無しさん (2017-09-03 00:43:03)
- おっさんになって逆転裁判をプレイしてみるとキリオさんの方がエッチだなと感じるようになった。 -- 名無しさん (2017-10-04 17:59:00)
- ペタン娘なのにエロいよね -- 名無しさん (2018-10-03 22:42:28)
- それ、マヨイちゃんかはみちゃんじゃね? -- 名無しさん (2018-10-08 15:59:33)
- 今思うと3の恩恵がなかったら本当にいきなり死ぬのと霊媒云々でネタキャラ扱いされてそうな気もしないではないな人ではある。 -- 名無しさん (2020-04-17 16:42:39)
- それはそう -- 名無しさん (2020-05-30 19:41:15)
- 逆転大全ではもう一人の主人公と表記されている。 -- 名無しさん (2021-10-16 13:35:15)
- メキシコではよく女性弁護士や女性警官がマフィアに殺されてるが、それみたいな人だな -- 名無しさん (2021-11-07 10:23:42)
- 3の時ってまだ20代だったのか、、、アラフォーに見えてた -- 名無しさん (2023-01-23 15:29:44)
- 成歩堂はポッと出の小悪党に嵌められ弁護士資格を失ったが、ポッと出の小悪党に嵌められ殺された千尋さんに通じるかもな -- 名無しさん (2023-06-16 19:45:13)
- 肩幅凄くて中日の監督だった与田さんを思い出す -- 名無しさん (2023-06-19 11:10:56)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧