登録日:2011/07/09 Sat 14:03:24
更新日:2023/08/10 Thu 14:45:00NEW!
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アニメ フランス 日本 平田広明 犬 nhk 絵本 教育テレビ こづつみpon 高木淳 eテレ リタとナントカ 稲垣鈴夏 ジャン=フィリップ・アルー=ヴィニョ オリビエ・タレック
「リタとナントカ」とは、NHK教育にて放送されていたアニメーション。
原作はジャン=フィリップ・アルー=ヴィニョとオリビエ・タレック作の『Rita et Machin』という、2006年にフランスで生まれたシリーズ絵本である。
『作品のあらすじ』
誕生日なのにリタはご機嫌ナナメ。
こっちのプレゼントは大きすぎ!こっちは小さすぎ!
そのうちひとつの箱がピョンピョン動き出し、中から犬が現れます。
大喜びのリタは早速犬に名前を付けようとしますが、どうも素敵な名前が似合わないヘンテコな犬みたい……。
元気いっぱいでおしゃまな女の子「リタ」と、マイペースで不思議な犬「ナントカ」の日常を描く愉快なコメディー。
想像力豊かな二人が織り成す楽しい毎日。
今日はどんなことして遊ぶ?プールでシンクロ?サッカー?パリへ行く?
それとも宇宙を飛びまわる?
『登場人物』(日本名:原作名)
●リタ:RITA
(CV:稲垣鈴夏)
発想力の豊かな五歳の女の子。
マイペース、かつ想像力に富んだちょっと変わり者。
なまいき盛りで不機嫌になりやすい。いつも自分がリーダーのつもり。
心優しい一面もある。
[好きなこと]お姉さんのように振舞うこと。
●ナントカ:MARCHIN
(CV:平田広明)
リタの誕生日に家にやってきた犬。
リタがあれこれ名前を考えたけれど、決めかねて「ナントカ」と呼ぶことを思いつく。
穏やかで基本的にマイペース、いたずら好きで、そして食いしん坊。
やむを得ない場合だけ喋る。
[好きなこと]寝ること、チェス、哲学的思索、そしてスーパーヒーローになる妄想をするのが好き。
『作品の特徴』
このアニメーションの特徴としては、こづつみPON監督が担当した話では原作の絵本の雰囲気を壊さない為に絵本のような淡いタッチである事と、
業界初となるテレビアニメのアニメーターとフラッシュアニメーションで活躍したアニメーターが共に作成したアニメである事。
後者のコラボ理由として、
「テレビアニメのアニメーターは絵コンテや時間配分が上手であるが、キャラクターの演技が苦手であるので、
キャラクターの演技が上手なインターネットフラッシュを作っていたアニメーターに演技を担当させることにより、表現の幅を広げよう」
と考えたからである。
実際に、業界内ではこの作品でのコラボレーションがうまく言った事で注目を浴びている。
また、原作国であるフランスでも放送されている。
放送されるに当たって、登場人物であるリタやナントカの演技で
『椅子の上で立たせない(子供が実際に真似すると危険なので)』
や
『人物の顔に怒りマークや汗マークを貼り付けない(これは日本独特の表現であり、海外では汗は流れ落ちる物であると認識されているので一般的ではない為)』
など、向こうの国に配慮したつくりとなっていたりもする。
担当した監督が途中で入れ替わったことにより、話数で作風がまったく違った作品となっている。
高木淳が担当した話ではわりとアニメーションらしいベタッとした絵柄となっており、
こづつみPONが担当した話では原作を意識した絵本のような淡いタッチの絵柄となっている。
これは実際見てみないと分からないが、見てみると違いがはっきりと分かる。
監督が途中入れ替わった理由としては、絵柄の違いやキャラクターの演技が原作にそぐわないと感じた配給が急遽こづつみPONを指名したのだという。
ちなみに、こづつみPONは今回がはじめての監督作品であり、リタとナントカ以前はCMやみんなのうたのアニメーションを担当していた。
高木淳に代わったことにより作品がよくなった部分が多かったのは事実ではある。
が、このアニメが放送される前にフランス側に対し「原作を使ってアニメを作って良いか」と許可をもらう為に作られたパイロット版のアニメーションは、
実は原作に合ったとても良い作品であった。
なぜ、テレビアニメ化するにあたり、クオリティが下がってしまったのかは謎である。
興味のある方は、一度アニメをご覧になってから追記・修正して頂けると嬉しいです。
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