登録日:2014/12/11 (木曜日) 15:17:48
更新日:2023/12/21 Thu 13:46:58NEW!
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ウルトラセブン 宇宙人 ウルトラ怪獣 高野浩幸 浦野光 実相寺昭雄 サイケデリック ウルトラマンタイガ 悪役 ペロリンガ星人 円盤が来た 水棲人ピニヤ サイケ宇宙人 冷泉公裕 チビラくん ワルサー星人 円盤が来ない
「狼ガ来ターッ!」
……幾度モ言ッテイル内ニ誰モ振リ向キモシナクナル
本当ノ狼ハ、ソノ隙ニヤッテ来ル……
ソンナ地球ノ童話ヲ私タチモ知ッテイルヨ……
特撮ドラマ「ウルトラセブン」の第45話「円盤が来た」に登場した宇宙人。
身長:1.8メートル
体重:80キログラム
別名:サイケ宇宙人
演:高野浩幸(人間体)
声:浦野光
【概要】
ペガッサ星雲第68番ペロリンガ星からやってきた地球侵略を企む宇宙人で、サイケデリックに仕立てられた真っ赤な体色が特徴。宇宙空間を自在に飛行する能力を持つ。
強力な磁気と不透視バリヤーで星に見せかけた大円盤軍団で地球を制圧しようとしている。
この円盤は天文台やウルトラ警備隊にはわからない様になっているが、アマチュア天文学者にはわかるように細工されており、アマチュア天文学者からの度重なる通報を見間違いと錯覚させる事により生じる油断をついて地球に一気に攻め込もうとした。といっても露光時間を調整すれば違和感が出てくるので識別方法ゼロなんて事はない。
その計画遂行のため、何よりも星を見ることが好きな青年・フクシンに少年に化けて近づく。円盤を発見してウルトラ警備隊に通報したが信用されず、星の世界に行きたいと語るフクシンを家に招き、正体を明かして地球侵略の目的を語る。
ウルトラ警備隊に頭を撫でてあげながら再び連絡させるが、やはり信用されることはなく、もはや本部に取り次いでももらえずに落胆するフクシンを「星へ連れて行ってあげよう」と誘惑する。
しかし、フクシンが届けていた円盤の写真を長時間露光してみると感光しない違和感と、電話の中にペロリンガ星人の声が紛れていた事から遂に見破られ、円盤軍はウルトラ警備隊に、地球に侵入していたペロリンガ星人はセブンによって倒された。
ペロリンガ星人が変身した少年を演じているのは、「超人バロム・1」の白鳥健太郎役などで知られる高野浩幸氏。
「ウルトラマンティガ」ではキリエル人を演じた。
着ぐるみは没シナリオに登場予定だった「水棲人ピニヤ」を改造したもの。
後に、全身を銀色に再塗装され「ワルサー星人」として「チビラくん」に登場した。
ペロリンガ星人とセブンの戦いは無数のシャボン玉や線香花火をバックに行われるイメージ映像のようなものになっており、脚本にも「ホークと円盤群とが、星と光と影と、サイケな視覚の中で、サイケな感じの闘いを見せる」とある。
ちなみに飛行時に発していた不気味な声は悪魔ッ子の発していた笑い声の流用である。
【関連】
◆フクシン
演:冷泉公裕
アマチュア天文学者で、本作の主人公といえる人物。本名は「フクシン・サブロウ」
星を見ることが好きで、毎日夜を徹して天体観測に勤しんでいる青年。普段は町工場で働いている。
ある日、いつものように望遠鏡で星を見ていると大円盤群を発見しウルトラ警備隊に通報する。しかし、各地の観測所や天文台には異常は見られなかった事から見間違いとして処理されてしまう。
次の日も円盤を発見し、今度は証拠として写真も提出したがやはり信用されず人間不信となってしまい、そこに少年に化けたペロリンガ星人に家に招かれ「星に連れて行ってあげる」と誘惑される。
しかし、円盤やペロリンガ星人はウルトラ警備隊やウルトラセブンに撃退され、事件に協力したフクシンにはウルトラ勲章が贈られることになった。
一夜にしてヒーローになった彼だが、どこか居場所のないような顔をしながら浮かれることもせずいつものように望遠鏡を覗く。そして、あくる日には始業のサイレンの中いつものように自転車で勤めに出かけるのだった。
なお、小説版「ウルトラマンメビウスアンデレスホリゾント」にも
姿こそ出ないものの登場しており、地球に侵入したサーペント星人の円盤を偶然発見・撮影してGUYSに通報。
隊長が有能だったのとペロリンガ星人での前歴から、今回はすぐに信用してもらえた。
ウルトラ怪獣散歩でのペロリンガ星人
第3シーズン第5回、6回でメフィラス星人、ケットル星人と組んで埼玉県川越市や鉄道博物館を訪れ、観光を満喫する姿を見せた。
やたらと実相寺アングルを行っていたが、これは『セブン』本編第45話の演出を手掛けた監督が実相寺昭雄監督だった事に由来するものと思われる。
『ウルトラマンタイガ』でのペロリンガ星人
第6話「円盤が来ない」で「星に帰りたい男」として51年ぶりに登場。
次元を超えてやってきたらしく、かつてウルトラセブンに登場した星人と同一人物であることが示唆されている。
演者は高野浩幸氏。なんと51年前と同じ役者さんである。まさか子役時代と同じ役を51年ぶりに演じるとは思ってもみなかったことだろう*1。
本編では終始人間態で活動を行い、本人が星人態を見せることはなかったが、終盤にペロリンガ星人の同胞が星人態で登場した。
【その他】
本作は実相寺昭雄監督が自身で手掛けた作品の中でも特にお気に入りだったそうで、自分用に16㎜フィルムにして自宅で見ていたり、「劇場用作品としてリメイクしたい」とまで言っていたという。
フクシン役の冷泉公裕氏は、自転車に乗ったフクシンがダンプと交錯するシーンで、実相寺監督から「本当に当てるつもりでダンプが来るよ。当たったらおしまいだけど仕方ないね」と、中々すごい事を言われたそうだ。
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▷ コメント欄
- 名前スゲーな -- 名無しさん (2014-12-11 15:27:46)
- メビウスの小説版にも名前出ていたな、フクシン青年。 -- 名無しさん (2014-12-11 16:09:06)
- ベロリンガかと思った -- 名無しさん (2014-12-11 17:04:20)
- 周りの人間の掌返しが印象的。所詮人間は結果を出さないと評価されない生き物なのか・・・・・・・ -- 名無しさん (2014-12-11 17:13:04)
- 公式よ、ぺロベルト星人はまだですか? -- 名無しさん (2014-12-11 17:18:21)
- ペガッサ星雲ってペガッサ星と関係あるのかな? -- 名無しさん (2014-12-11 17:38:28)
- 何でこう防衛チームは一般人の証言を信じようとしないのか。 -- 名無しさん (2014-12-11 18:16:53)
- あぁ、あの、舌が異様に長くて全身がピンク色の太った宇宙人だろ? -- 名無しさん (2014-12-11 18:46:09)
- フック星人の時しかり、証言を信用しないウルトラ警備隊 マスコミにバレたら大バッシングだな -- 名無しさん (2014-12-11 18:48:18)
- 中の人は後にキリエルにwww -- 名無しさん (2014-12-11 19:02:04)
- ついにプロテペガペリンガ揃い踏みか。 -- 名無しさん (2014-12-11 19:11:16)
- ↑訂正 ついにプロテペガペリロンガ揃い踏みか。 -- 名無しさん (2014-12-11 19:11:58)
- ↑4「たとえ千回の通報が千回ともウソでも、出動するのが我々の義務」という言葉を忘れたのかね -- 名無しさん (2014-12-11 19:28:51)
- 侵略が目的だが、どこかユーモラスな宇宙人。「オオカミガキターッ!」とジェスチャーを交えて計画をしゃべったり、フクシンが言われるがままに警備隊に電話を掛けると、「ヨーシヨシ」と彼の頭をなでたりする。 -- 名無しさん (2014-12-11 23:11:08)
- 北斗の先駆けwww -- 名無しさん (2014-12-12 10:04:37)
- メトロン星人に次ぐ地球人の家屋で何気なく話す宇宙人でもある。 -- 名無しさん (2014-12-12 17:49:32)
- 「星へ連れて行ってあげよう」と言ってるが、他の人が本当に自分の意思でペロリンガ星に行ったのか、また向こうではどういう待遇を受けてるのかを一切話さないあたり狡猾 -- 名無しさん (2014-12-12 18:14:24)
- 狼少年の童話を応用した作戦というけど、フクシン1人ならともかく、複数のアマチュア天文学者が同時に同じ見間違いを繰り返したら、さすがに不審がられるとは思わなかったのか -- 名無しさん (2014-12-12 20:54:32)
- 浦野さんが中々思い出さなかった宇宙人だね(加工されてるから当たり前だけど) -- 名無しさん (2014-12-12 21:01:26)
- 円盤がきたって、ほぼ毎回きてんじゃねーかよ -- 名無しさん (2015-06-11 10:26:13)
- ↑この「円盤がきた」というタイトルは「狼がきた」のパロディだよ -- 名無しさん (2016-01-04 02:34:08)
- 擬人化したら化ける -- 名無しさん (2016-11-12 17:20:15)
- ペガッサの親類みたいなものかな -- 名無しさん (2017-03-09 18:17:27)
- 侵略者としてはともかく、個人としてはフクシン青年にどんな感情を抱いてたんかね -- 名無しさん (2017-04-06 08:22:34)
- サコミズ隊長有能すぎだろ -- 名無しさん (2017-08-17 16:04:42)
- 令和の時代にこいつがねえ・・・ -- 名無しさん (2019-08-10 17:48:23)
- タイガのは同一人物なのかそっくりな別人なのか -- 名無しさん (2019-08-17 20:21:34)
- とあるロボアニメの設定に最新鋭のステルス技術が時代遅れの機械には見破られてしまう、軍事技術はイタチごっこの世界だからなんてのがあったがそれでふとこの話が思い出された -- 名無しさん (2019-08-17 21:14:25)
- タイガのペロリンガは、マックスメトロンみたいに今回だけセブンと繋がってる話なのか、それともセブン世界でフクシンと接触した個体と似たような経験をした、並行世界の同一個体(超ウルトラ8兄弟世界のハヤタ達みたいに)なのか -- 名無しさん (2019-08-26 19:29:39)
- ↑次元を超えてやってきたと言ってたから、おそらくセブンに登場した本人が何らかの要因でタイガ世界に流れ着いたと思われる -- 名無しさん (2019-08-26 20:01:35)
- そんなに星に帰りたいならなんでわざわざ侵略しに来たんだか -- 名無しさん (2019-08-26 20:23:43)
- インデペンデンス・デイの何十年も前に、「小型円盤の大群と地球戦闘機のドッグファイト」を映像化していた作品。(ケロニアやゼットン星人はほぼ無抵抗状態だったので除外) -- 名無しさん (2020-11-08 17:17:23)
- フクシン青年に絡んでた源さんは渡辺文雄さんか。連想ゲームのキャプテンのイメージしかないけど -- 名無しさん (2022-11-10 06:18:33)
- セブンの中で一番好きなエピソード。フクシン青年の冴えない感じとかラストシーンで見せる「また味気ない日常に戻るのか…」って表情でいつも切なくなる -- 名無しさん (2023-05-10 02:10:13)
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