はかた号

ページ名:はかた号

登録日:2017/07/20 Thu 21:52:03
更新日:2024/02/08 Thu 13:43:18NEW!
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高速バス 西鉄 西日本鉄道 キングオブ深夜バス はかた号 水曜どうでしょう 西鉄バス



はかた号とは、東京都と福岡県を結ぶ高速バスである。
所要14時間20分、運行距離およそ1150kmは日本最長クラス。



概要

西日本鉄道博多自動車営業所が単独で運行する路線。運行距離はおよそ1150kmと文句無しで日本一。所要時間では第二位の長さを誇る。運行距離の割に所要時間が短いのは運行区間の殆どが高速道路で、一般道の交通信号の影響をあまり受けないからである。
年間利用者数はおよそ2万人。


停車バス停

バスタ新宿 - 小倉駅前 - 砂津 - 黒崎IC<引野口> - 西鉄天神高速バスターミナル - 博多バスターミナル


朝と夜に1回ずつドアを開けて乗客の開放休憩を行い、途中で運転手の交代と休憩を兼ねてドアを開けない休憩も行われる。また運行距離が1000kmを超えるために運行開始前に燃料を満タンにしても持たないため、給油のためにも停車する。

沿革

1990年10月12日、西日本鉄道と京王帝都電鉄(当時)の共同運行で運行を開始した。2往復が設定され、西鉄・京王が1往復ずつ運行した。到着地での休憩時間を確保するため、先に出発地の会社が、後に到着地の会社が発車するようになっていた。例えば東京発の場合、先に京王が出発し、後から西鉄が発車する。福岡発はこの逆。


1999年1月18日、京王電鉄が運行から撤退し、支援業務だけを行うようになる。同時に2往復を西鉄一社では賄いきれないので1往復に減便。


2009年12月22日、それまでスーパーハイデッカー・平屋の車両で運行していたはかた号に初めてダブルデッカー車が投入される。ダブルデッカー車は車内スペースが広く、プレミアム・ビジネス・エコノミーシートの3つを1車両で展開できるようになった。
しかし毎日往復2千kmを走るという過酷な環境にダブルデッカーの栄華は長く続かず、2014年12月19日より再びスーパーハイデッカー・平屋車での運行に戻された。これによりエコノミーシートが通常時は廃止された。(多客期の増発便では設定がある模様)


車両

初代スーパーハイデッカー車

西鉄と京王がそれぞれ専用車両を用意し、西鉄は三菱・エアロクィーンシャーシに西工SD型ボディを組み合わせたもの、京王は三菱純正ボディのエアロクィーンをそれぞれ投入した。当初はサロン付としていたが、1994年投入車からサロンは廃止され、西鉄は談話室に、京王は談話室なし車両へ変更された。車内は3列独立シートが並ぶ。
なお京王ははかた号の運行から1999年に撤退し、専用車両は4列シートへ改造され、中央高速バスへ転用された。
途中で何度か代替わりしている。


ダブルデッカー車

2009年12月より投入されたダブルデッカー車は当時国産唯一だったダブルデッカー車である三菱ふそう・エアロキングが投入された。ダブルデッカーの車内空間を活かし、それまで3列独立シートだけだった座席を以下のグレードに細分化した。

  • 3列シートより幅を広げ、リクライニング角度も深くしたプレミアムシート
  • 従来の3列シートと同等のビジネスシート
  • ツアーバス対策として用意した4列シートで運賃が割安のエコノミーシート

また全クラス無線LANと電源コンセントを用意した。


2代目スーパーハイデッカー車

2014年12月から投入された車両。既にダブルデッカー車は製造中止となっており、平屋の三菱ふそう・エアロクィーンが投入された。
このエアロクィーンは西鉄夜行車共通塗装をベースにしながらもロゴ類が金色になっている。
エコノミーシートが無くなり、プレミアムシートとビジネスシートに2本化された。

  • プレミアムシートは個室感覚を出すため、パーティションを設置。生地は本革。
  • ビジネスシートは座席配置を1-1-1アブレストにし、生地を本革とモケットのコンビネーションに変更。

3代目スーパーハイデッカー車

運行開始30周年を記念し2020年7月から投入された現行車両、車種は先代に引き続き三菱ふそう・エアロクィーン。
安全面では通信型ドライブレコーダー・左側方監視システムなどパワーアップしているが、座席は先代同様2クラス制で座席仕様はほぼ先代と変わりない。
細かい点では

  • プレミアムシートは各席にあったiPadを排し、代わりにロールカーテン・ワイヤレス携帯充電器を設置。
  • ビジネスシートはダブルクッションを採用、最後尾の女性専用席を廃止。

また先代まではプレミアムシート専用であったWi-Fiは全席で使用可能になった。


水曜どうでしょうとはかた号

水曜どうでしょうの番組内で度々登場していたこともあり、はかた号は夜行バスの中でトップレベルの知名度を誇る。
初めて登場したのはサイコロ4。この時は乗車ではなく、レンタカーで中央自動車道を走行中に遭遇。常に夜行バスに苦しめられているスズムシの口からは「あれは人間の乗るものじゃない」だの「何の目を出して連れて行かれるのやら」だの散々に言っていた。


そのバチが当たったのか、サイコロ5では期間中2度もはかた号に乗ることに。2度目のはかた号乗車中、番組企画者の1人は「ケツの肉が取れる夢」を見たとのこと。


その後番組5周年企画「札幌〜博多 3夜連続深夜バスだけの旅」では第3ランナーとして登場。当初は馬鹿な企画を立案したミスターを懲らしめるため、ミスター1人で乗せる予定だったが、いろいろな事情が重なって大泉洋も乗車することになった。



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