黒銀の狼団の主要な戦闘要員。アルトロゥ出身のエルフで、弓を得意とする。
ヒュームが多い黒銀の狼団の中では、彼女より年長の者は少ないが、それを知る者は団長のモルドくらいである。
王国では珍しい東域産の複合弓を使っており、女性ではあるが、団員の中で彼女の弓に勝るものは少ない。
白の魔術を使うことができ、範囲は広くはないが「防壁」の魔術を使えるため防衛戦では重宝される。
また、アルトロゥで生まれ育ったエリーゼは、特に植物性の物に対する強化術に長けており、主要な団員の持ち物には彼女の手によって魔術文様を縫い込まれた物も少なくない。
金の長髪をなびかせて戦う様子はウェルテミスのようだと称えられ、男ばかりの団の中には彼女に好意を持つ者も多いが、エリーゼ自身にそれを受け入れるつもりは全くなく、少なくとも背中を任せられない相手とは付き合えないと公言している。
しかし、故郷の自室には動物を模して造られた人形が数多くあり、愛らしいものには非常に目がない。
普段はそれを意識的に隠しているので、多くの団員は凛々しい姿の彼女しか知らないでいる。
また、彼女は人前では妖精を出さない。
そのため団員の中には彼女が操精術を使えないのだと思っている者も多い。
しかし、その理由は彼女の妖精は子猫の姿をとっており、もっぱら愛玩用だからである。
名をハウゼンと名付けられた猫型の妖精は、主に彼女の自室以外では呼び出されず、彼女以外には見た者はいない。
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