建国神話の頃の北領において、ザルゼリア帝国を建て、初代皇帝に即位したと言われるヒューム。
その頃の北領は、北領の邪龍ミルドラシア、白き炎の龍ガルゴレス、獄炎の黒龍王ダグザルカンと、その名を轟かす龍王たちが次々と征伐され、地上から龍の影響が薄くなってきた頃であったとされる。
その頃北領の中央部は翡翠の翼龍ピスノアによって支配されていたが、勇猛なるレオニード一世はその剛弓を以て天高く飛ぶピスノアの翼を射抜き、これを射落とした。
地に落ちたピスノアは炎を吐いてこれに応じたが、レオニード一世の肌を焼くことはできず、一刀のもとに切り伏せられたという。
その後、レオニード一世の姓を取り、ザルゼリア帝国が拓かれたという。
以降、皇帝を継ぐ者も、永らくレオニードの名を名乗る者はいなかったが、近年になり、共和制の時代に弱体化した帝国を再び強国に押し上げる基礎を作ったレオニード二世、そして今上帝であるレオニード三世と、その偉大なる名前を継ぐ皇帝が現れ始めている。
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