黒く燃える魔術の力を宿した炎。
古くは神話に登場する数々の龍が得意としたとされ、術者にその意思がなければ決して燃え尽きぬ炎であると言われている。
ただ燃え尽きぬだけでなく、獄炎は通常の魔術で作られる炎よりもはるかに高い温度を持っていたとされ、神話の記述によると大岩や鉄製の盾さえも容易に燃やし尽くしたとされている。
この黒く燃える炎の再現には多くの魔術師や魔導学者が挑んできたが、それを達成した者は少なく、例外なく短命でその生涯を終えたと言われている。
そのことから、獄炎の再現には膨大な魔力を必要とすることが推測され、アニマの慢性的な欠乏故に術者の命が削られていった可能性がある、と研究者は見ている。
そのため、現在では獄炎はあくまでも神話の中の存在であり、再現性はないというのが通説となっている。
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