神話では、二度目の龍と神との戦を起こした龍であり、ギルガンテスの系譜に連なる龍であり、多くの龍を従えた龍王であった。
その意思がなければ決して燃え尽きないと言われる黒い炎の吐息「獄炎」を得意とし、黒く輝く鱗と無数の鋭い棘に覆われた龍。
その蜂起によってカルザミスは龍が知恵を持ち続けることは人と神にとって大きな禍いになると認め、サンダルカスに命じて新たに生まれる竜から知恵の光を奪い取ったとされる。
神話の戦ではハザキルトスと共に多くの人々や神をその炎で葬ったとされ、同じく龍王の一柱であったラミアテスカトリがその相手を務めた。
ラミアテスカトリはダグザルカンの命を奪うことを条件に、この戦で生き残った龍の助命をカルザミスに願ったと言われ、カルザミスは人に害をなさないことを条件に、生き残ったすべての龍の命を助けることを約束したとされる。
蒼穹の王者と謳われたラミアテスカトリは一族を率いて参戦し、多くの邪な龍を倒し、遂にその命と引き換えにダグザルカンを打ち取ったとされる。
カルザミスはこの戦で散った偉大な二柱の龍を筆頭とし、生き残った知恵ある龍を七賢竜と呼び、それぞれに使命と共に悠久の命を与えたという。
ダグザルカンの死後、龍を奉じる宗教は幾度となく興されたが、神の怒りに触れ、都度滅ぼされたという。
だが、現在においてもダグザルカンを奉り神々を貶める邪教の系譜は続いていると言われている。
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