新宿Loftの撮影ポイント

ページ名:新宿Loftの撮影ポイント

新宿Loftと言えば、皆さんご存知の新宿歌舞伎町にある老舗ライブハウスで、アイドル対バンイベントが数多く行われる有名な場所です。このライブハウスはちょっと変わった形のフロアと絶妙な明るさ(暗さ)のため、ライブ撮影の良い練習場になると思ってます。自分も(家から近いこともあって)、一番写真をよく撮っているライブハウスで、今もいろいろと試してみたり、練習したりしています。

そんな新宿Loftで写真を撮るポイントを少し紹介したいと思いまして…。

 

まずは撮影ポジションですが、下のフロアマップに赤で示した①から⑦まで、ざっくり7か所あると思います(フロアマップは公式サイトよりお借りしました)。

 

①は、一段高くなった柵の後ろで、ここからはステージが正面に見えますが、ちょっと遠いです。しかし段さはそれほど高くないので(ステージがそれほど高くないこともあり)演者の上半身しか撮れません。さらに後ろに客がいることも多いので、ここからカメラを上げて撮るのも無理なので、望遠レンズで上半身のみを撮るか、あるいはフロアの様子も含めてライブの雰囲気を撮る感じになります。

②は、柱の前のポジションで、角度的に悪くなく、しかも周りに迷惑にならずに踏み台が使えます(踏み台禁止のイベントもありますのでお気を付けください)。踏み台を使う人が複数いる場合、お互い邪魔をしないよう、できれば事前にコミュニケーションを取っておくと良いと思います。

③は下手最前スピーカー前です。スピーカーが大きいのでフロア全体は見れず、かなり角度もありますが、モッシュに巻き込まれる心配もなく意外と撮りやすい場所です。無理に上手側は狙わず、下手側に来た演者を狙うと良いかなと思います。

④はドセン。圧縮がきついライブだと死にますが、好きなように撮れますね。アップも、広角も楽しめます。マイクかぶりを避けたいのでしたら、ドセンより1人分か2人分横からの方が良いかもしれませんが、自分はドセンが取れるなら遠慮なくドセンから撮りますw

⑤上手ですが、ここは柵が切れているので、柵の横(場合によっては柵より手前)からも撮れます。スピーカーはあるいし、角度もきついですが、ここの良いところはフロアに乗り出してくる演者が撮れることです。柵に足をかけたり、最前客の手を掴んだりしているようなシーンが撮れます(フロア側が暗くてピントが合わないこともありますが)。

⑥は上手の段の上ですが、①より近いので、少し撮りやすいです。しかし、①と同様全身を撮るにはちょっと厳しい感じです。圧縮も少ない場所なので撮りやすいですが、自分はここから上手く撮れたことがないので、ここで撮るなら⑤に移動してしまいます。

⑦上手側柱前です。ここも踏み台が使えれば撮りやすい場所ですね。②よりはモッシュに巻き込まれる危険性があるので、その点は注意が必要でしょうか。

 

さて、この新宿Loftの撮影難易度は、照明が暗いこともあって少し高めです。もちろんライトをたくさん使って演出をするグループと、暗い演出でライブを行うグループでは大きく異なりますが、基本的に大箱ライブハウスのような明るさは期待できません。

そのため、明るめのレンズが必要で、ズームレンズなら70-200 f2.8クラスのものを使いたいところです。それでも、シャッター速度1/500秒で撮るならISO3200以上が必要になります。ISO AUTOで撮っていると、ISOが12800まで上がることも結構な頻度であったりしますね。f4.0~5.6等のズームレンズで撮るなら、暗い場面ではピントすら合わないか、ブレを覚悟でシャッター速度を1/125秒とかに落とす必要がでてきます。人間の目は瞳孔が自動的に開閉するため、暗い場所では瞳孔が自然に開いて多くの光を視神経に導きます。そんな人の目で見て「少し暗いな」と思う場面は、実際には相当暗いものです。暗いな、と感じる場面はおもいきって撮影はせず、明るいと感じる場面だけを撮るのが良いかと思います。

大口径単焦点レンズが使えるなら状況は変わり、比較的撮りやすい現場になります。中望遠単焦点レンズ、例えば85mm f1.4(あるいはf1.2)、105mm f1.4なんかがあれば2段ISOを下げられますし、135mm f2.0あたりでも1段分ISOが下げたり、シャッター速度をを短くできますので、暗いシーンでも撮っていけます。もちろん、ズームができない分、狙った画角では撮れないので、少し広めに撮っておいて後からトリミングするというひと手間が必要になりますが、まずは撮れてないと話にならないので、その点を考えると単焦点は有利だと思います。

 

 

最後にTipですが、新宿Loftは2018年にスピーカーを新しくし、最大音量が上がりました。③や⑤のスピーカー前で撮る場合、グループにもよりますが、爆音で耳が痛くなる場合もありますので、爆音が苦手な人は耳栓を装着したほうが良いと思います。

ちなみに自分は爆音好きなので、一切耳栓はしませんw

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