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真選組(しんせんぐみ)は、空知英秋作の少年漫画『銀魂』に登場する架空の特殊部隊。モデルは新撰組。
江戸の治安を守る特殊警察(しかし、一般の警察のするような仕事をすることもある)。局長の近藤勲・副長の土方十四郎・一番隊隊長の沖田総悟を中心に数十人で形成している。全十隊が存在し、一つの隊には十人前後が所属している。たまに武州などで行われる新隊士の募兵で人数を増やしている模様。幕府に属している(この事から攘夷浪士達には「幕府の犬」、銀時や神楽には「税金泥棒」と呼ばれている)ので実力・実績・権力もある。だが、必ずしも幕府には忠誠を誓っておらず、幕府に関係がある重要人物であろうと悪事を働く者には情けはかけない。また,隊士の殆どが幕府よりもむしろ局長の近藤を慕っている。
主な仕事は攘夷浪士の捕縛や将軍の護衛などであるが、創設者でもある松平片栗虎に便利使いされ、くだらない事柄に駆り出されることもしばしば。戦闘時には刀のほかバズーカや手榴弾などの兵器も用いられており、犯人逮捕のついでに暴行や破壊活動(特に沖田と土方によるもの)も多く、世間からの目も冷たい。そのためによく「チンピラ警察24時」と例えられる。
アイドルの寺門通が一日局長になったこともある。なお、万事屋メンバーとは腐れ縁の為か、よくトラブルが起きる。
戦闘専門の集団ゆえか、その他の知識は壊滅的で将軍のペットであるカブトムシ捕獲の命を受けた時などは局長の近藤を初め的外れで陳腐な作戦しか思い付かないので、万事屋の面々からも軽蔑されていた。
普段はギャグ漫画ゆえ、横行する上司への悪口・悪戯も鉄拳制裁で済ませているが、真選組動乱編では、隊内の反乱者達を多数粛清した。
(こんどう いさお)/声優:千葉進歩
隊士たちから多大の信望を集める真選組局長。「人のいい所を見つけるのは得意だが、悪い所を見つけるのは苦手」と沖田総悟に言われるほどにお人好しな好漢。伊東からは「清廉」、または「無垢」と称された事のある人間味の溢れる好人物で、隊員達の信頼を一身に受けている。かつては剣術道場の跡取りであり、その頃行き場の無かった土方や沖田らを門下生として迎え入れていた。真選組を結成した後、隊士達をまとめあげ、今まで引っ張ってきた偉大な人物。他のキャラより下ネタ的行動が目立つ事が多々あり、隊士達からは呆れられているようにも見えるが、時として沖田を殴りつけ厳しく諭すなど、「漢」らしい場面も見せる。また、自らを殺害しようとしていた伊東でさえ「友」として命がけで助けようとした程の慈悲深さも併せ持つ。たまに思慮深げな雰囲気で解説役を演じることがある。だが、最近ではほとんどがイロモノ扱いであり、その下品さからか人気投票でも他の隊士らが一桁台なのに対して、10位台に落ち込む事が多い。
数々の死線を潜り抜けただけあって、事に対して冷静で居られるものの、脇の甘い性格からボケとしての役回りの方が遥かに多い。「刀は侍の魂だ」と豪語するが、何かと刀を失う始末。しかし、局長を名乗るに相応しい実力を持っているのも事実。尻に酷い傷を負いながらも[1]、柳生四天王一の実力を誇る東城を一撃で撃破するほど。剣術は土方や沖田とは異なって、パワーを生かした剣術を得意としており、アニメでの真選組動乱編では相手の刀を折るだけでなく、鎧さえも切り裂くほどの斬撃を披露している。身体能力も非常に高く、寺門通OFC編の予選では、暴走に近い形で走り続ける夜兎族の神楽を片手で受け止めた上に、彼女と互角に渡り合える程の持久力と走力を見せつけているが、頭の悪さに関しても良い勝負となっている(最終的には二人共コースを外れて、パトカーに保護されてしまった)。
お妙が「商売として」彼のフォローをしてしまって以来、彼女に一方的な好意を抱き、悪質極まりないストーカー行為を繰り返している。当初は自分でもストーカーだと認めていたが、最近は本人はあくまでも“愛の狩人”のつもりであり、断じてストーカーではないと言い張り、「強いて言うなら追跡者(ハンター)です。愛の」と、自分で語っている。しかしアニメ216話では自らがストーカーだということを認めている。お妙に何度拒絶されても諦めない粘り強さは天下一品。原作ではお妙以外の女性にも言い寄っているようだが、アニメでは変更されている。お妙の弟の新八を勝手に「義弟(新八君)」と呼んでいるが、これに関しては姉のお妙が困らされているからか、新八からも嫌がられている。このストーカー癖については、お妙と同じくストーカーの被害者である銀時や、ストーカー対策で強化された恒道館道場で酷い目に合った山崎からも呆れられている描写がある。アニメでのお妙へのストーカー行為では神出鬼没であり、かなりの頻度で恒道館道場(お妙、新八の実家)に現れてはお妙に撃退されての繰り返しである。また、お妙との恋愛に関する共演ネタを妄想してこれにしようと思った際には「私に対する侮辱」と酷評をされた揚句、返り討ちにあった。
ゲームの趣味はゾニー派であり、得意ジャンルはギャルゲー。古今東西あらゆるギャルゲーをやり尽くしており、オトした(二次元の)女は数知れないほどだが、三次元(現実)では全くモテない。その辺りを自覚しており、「俺の周りはカッコイイ奴(沖田&土方)ばっか」と言っている。よく銀時や神楽、新八やお妙からは「ゴリラ」呼ばわりされており、次第に自身でも自覚しているのか、ゴリラを自称することも多くなった。ゴリラのような天人である猩猩族の姫君とお見合いさせられ結婚寸前まで行ったり、本当にゴリラになってしまった事すらある。
初登場時は銀時をお妙を取り合う恋敵と勝手に決め付けて、決闘を申し込んだものの、銀時の卑怯な策であっけなく敗れている。真選組局長という立場から、攘夷志士である桂小太郎とはいわゆる宿敵同士だが、何かにつけて意図せずに同じ場所に居合わせることが多い。ただ、何らかのトラブルに巻き込まれては意気投合しそうになるが、素顔を確認してお互いに仰天するのがお約束となっている。また、桂に対しては土方や沖田は彼を見かけた瞬間に激しく追い回すのがお約束だが近藤にはそういった描写は全く無く、彼に対してそれほど敵意は無いと思われる。また、銀時や桂とはよく同じ被害にあう事が多いが、近藤の場合は『被害の形こそ似ていても、実は別件』である事が多い(『転送機に入った際に、落ちていたドライバーと遺伝子レベルで融合して』ドライバー人間になった、『謎のゴリラに噛まれて』ゴリラになった等)。
最近では女性に嫌われているかのような描写が増えており、お妙はもちろんであるが寺門通OFC篇では『生理的に受け付けない』という理由でお通にも嫌われていることが判明している。同じストーカー同士のさっちゃんとも仲は良くないがその一方でアニメではお互いの恋の成就のためにさっちゃんと協力したり、神楽とは共に行動したりすることが多いため少なくとも神楽からはそれほど悪く思われていない。お妙を想う者同士で柳生九兵衛とも気が合うような素振りを見せたこともある。
『3年Z組銀八先生』では風紀委員長だが、やはりお妙に対する変態振りが炸裂している。その変態行為は七不思議の一つと化していたほどで、相変わらずお妙の報復攻撃を受ける有様。風紀委員=真選組というポジションになっており、後述の土方もそれに合わせて副委員長であり、沖田や山崎も委員である。
オンラインゲーム「モンキーハンターオンライン」でのハンドルネームは『フルーツチンポ侍G』(声:御園行洋)。好きなジブリヒロインは『となりのトトロ』の草壁さつき。ケツ毛が深い。
没となったデザイン案は長谷川泰三に流用された。長谷川のかつての役職が「局長」であったのはその名残。没案となったものは「現在の近藤と長谷川を足して2で割ったら3余った」という微妙なキャラだったらしい。またその名残なのか同じ年長者同士で長谷川と共に下ネタや不遇な立場に回ることも最近は多い。
名前の由来は新選組の局長近藤勇より。
(ひじかた とおしろう)/声優:中井和哉
クールで熱い真選組の副長。後述のモデル同様、「鬼の副長」と呼ばれ恐れられる真選組のナンバー2。近藤と片栗虎からは「トシ」と親しみを込めて呼ばれている。勘が鋭く頭も切れるため「真選組の頭脳」としても認められ、近藤とは対照的にスパルタな言動で隊を引っ張り、全部で45条にもなる(後に近藤が1つ足して46条になった)局中法度をたった1人で定めた。武州で近藤らと出会った頃は長い黒髪を後ろで一本に束ねていたが、現在では短めに切った無造作な髪型。何かにつけて好戦的で気に入らないことがあるとすぐに食って掛かり(沖田曰く「二言目には”斬る”と言う」らしい)、瞳孔は常に開き気味である。ヘビースモーカーで、戦闘中であってもタバコを手放さない(後に組での全面禁煙令が出され、壮絶な体験を経て禁煙を決意するが、結局長続きしなかった)。新八曰く、「真選組唯一の常識人。」
昔は誰ともつるまぬ一匹狼で、近辺の道場に片っ端からケンカを売り、周りの侍たちから目をつけられていた。そんな中で近藤に拾われて恩義を感じて以来、近藤を心から慕い、自らの「大将」としている。隊の中でも人一倍真選組を大切にするが、それも幕府などのためではなくあくまで自身の大将である近藤のため。普段はニヒルかつ直情的、無愛想で意地っ張りな態度で、プライドが人一倍高く気難しい。一方で意外に面倒見が良かったり不器用な優しさを見せたりもする。過激な発言を好む部分があるが、基本的には常識人で上にも下にもフォローができる。なお、あまりに上手なフォローから「フォロ方十四フォロー」と称されたことも。沖田にはよくおちょくられたり命を狙われたりすることが多く、そのため喧嘩が絶えず、沖田が土方に対しての思いほど露骨ではないが、沖田を鬱陶しがり抹殺しようとする描写もある。だがその実沖田のことを気にしていて、世話を焼いたりしている。また、銀魂キャラクターズブックvol.2では、沖田について「史実通り病弱な設定だったらまだ可愛げがあったかもしれない」と発言している。銀時と同様に偽悪的な面があり、さりげなく汚れ役を買って出たりするが、隊士にも一目置かれている。
真選組(主に近藤・沖田)や万事屋メンバーに対するツッコミ役に回ることが多い。作者は初期は「僕には『土方』は壊せない」と語っていたが、後述のマヨネーズ以降からは他のキャラと同等のボケの量になった。基本的に後述する自身のマヨネーズ好きや、銀時との「小学生並み」と称される程の低レベルな言い争いによるボケが多い。現在は消え去ったが、後述のトッシーのエピソードからもボケ要素が強くなった。
銀時のライバル的存在という一面もあり、顔を合わせる度にいがみ合う様子は「小学生並み」と称されている。剣術では銀時に劣るが、銀時から知将といわれるように頭脳面では勝る一進一退の関係。互いに気に食わない相手と認識しているが、実は似たもの同士でどちらも幽霊や歯医者が大の苦手、常人とはかけ離れた味覚を持つ(後述)など思考回路や嗜好などに共通点を持つ。だが真選組動乱篇では、後述の通り銀時らが決死の覚悟で土方の依頼を受けたり、また銀時が妖刀に呪われた土方の今後の身を心配したりしているなど、実際のところ互いに信頼関係はある模様。またアニメの166話では、沖田によって互いの両手に手錠をかけられた状態でありながら、過激攘夷集団を壊滅させるなど息の合った面を見せた。
極度のマヨラーであり、マヨネーズをかけて合わないものはこの世に存在しないと考えており、チャーハンやプリンなどにもあらゆる料理に大量にかけて食べる。沖田に大量のマヨネーズがかかっているカツ丼を「犬のエサ」と言われている。丼1杯の白米の上にマヨネーズをかける通称「土方スペシャル」は八留虎三兄弟の三男を一撃でノックアウトさせる破壊力を持つ。また、持っているライターまでマヨネーズの容器の形をしている。もはや食事は迷惑行為と化し、真選組内部でも批判の声が相次いだり、ルックスに誘われて寄ってきた女性たちが引いている。アニメではマヨネーズ工場見学へ行きたいが為に、局中法度としてマヨネーズの消費を隊士全員に命じたことすらある。その徹底ぶりは半端ではなく、歯磨き粉やシャンプー、挙句の果ては飲料水までマヨネーズに差し替えられる顛末で、多くの健康被害者を出した描写もある。
クールかつ二枚目な容姿の為かなりモテるものの、女性に対してはストイックでキャバクラは好きではない。近藤曰く、「真選組一のモテ男」。恋愛にはウブで、山崎や銀時にからかわれていた。沖田の姉・ミツバとはかつて相思相愛の仲だったが、彼女の安全と平穏な幸せを願い、あえて自ら身を引いた(それが沖田に怨まれる要因となる)。彼女が亡くなった際には病院の屋上で彼女の好物である激辛せんべいを食べながら一人涙を流していた。(本人は激辛せんべいが辛すぎたせいにしていた)
ゲームは根っからの弁天堂派で、マリオファン。また、マガジンを愛読している(ただし村麻沙に呪われていた時は週刊少年ジャンプの『To LOVEる -とらぶる-』を愛読していたことがある)。局中法度の中にも、「マガジン以外の漫画局内で読むことなかれ(十二条)」とされており、これを破ると切腹となる。ジブリ映画においては『紅の豚』派。清潔な面もあり隊の中で唯一「トイレに行った後、手を洗う」事が確実に判明している。ちなみに近藤・沖田・銀時は「洗わない」派と言う事が判明している。
『3年Z組銀八先生』では風紀副委員長。マヨラー振りは相変わらずで、調理室でマヨネーズの改良を行う様子が見られ、銀魂高校七不思議の一つに数えられていた。業務用のかなり大きなボトルいっぱいのマヨネーズが1日分の使用量に相当するという。また、昼食後にそれ単体で味わうための自作マヨをふたからストローが出た特製マヨボトルに入れて毎日持ってきている。3巻の読書感想文では「マヨネーズとは人生の調味料である」との持論が書かれている。親戚がマヨネーズの研究で博士号を取得しているらしい。
人気投票では第一回、二回共に三位とかなりの人気を誇っている。第三回では、遂に二回連続で二位であった沖田を破り、土方が二位に登り詰めた。没デザインは目の死んでいない(凛々しい目つきをした、前髪は横分け)銀時そのもの。没になった設定での主人公だった。
名前・キャラクター造形は新選組副長土方歳三より。
トッシー[](とっしー)/声優:中井和哉
土方が普段の刀の修理中に手にした妖刀「村麻紗」の呪いで生まれてしまった土方の第二人格(解離性同一性障害によるものではない)。語尾に「〜ござる」とつけたり、人のことを「〜氏」と呼んだり、自らを「トッシー」と呼んだりする、典型的な無気力のアキバ系オタクとなっている。
トッシーの人格に乗っ取られたのが原因で、土方は数々の屈辱を味わい、一度土方の魂は消滅しかけるまでに至る。そして、沖田と伊東の策略に嵌り、土方は真選組を事実上免職されてしまうが、真選組の事を誰よりも心配し、プライドを捨ててまで、普段は嫌がっている万事屋に真選組を守ってもらうよう頼み込んだ。
銀時の叱咤や近藤の遺言に近い発言を受け、伊東の決意を目の前にし、完全に元の人格である土方に振り切られてしまうが、呪いが完全に体を侵食してしまっていたために、土方は刀を手放すことが出来なくなり、オタク体質も若干残ってしまっており、携帯の着メロを『DANZEN! ふたりはプリキュア』(原作では歌詞がそのまま掲載されていたが、アニメでは本放送で原曲を用いることが多い本作にしては珍しくメロディのみに変更されている)に設定しているなど、トッシーの魂も完全に消滅してはいなかった。
後にトッシーの人格と向き合い成仏させる事を決意した土方によって、トッシーは「自らの生きた証」を得るべくオタク道を極める事になり、寺門通のみならずあらゆるジャンルのファンクラブである通選組を結成し、新八のファンクラブからも大幅な引き抜きに成功。寺門通オフィシャルファンクラブ決定戦にて、土方が新八と壮絶な激闘を繰り広げる最中、トッシーは自らの意思で新八と戦い、最終的には相打ちで終わったが、自分を認めてくれた新八、そして自分と向き合ってくれた土方に感謝の念を抱いたまま、トッシーの魂は完全な消滅を迎えた。その後、土方本人がトッシーに化け古田・川下・藤山など親衛隊から通選組に入隊したものを、親衛隊に戻した。
(おきた そうご)/声優:鈴村健一(現在)、岡本ナミ「当時は岡本奈美名義」(幼少時代)
副長の座(土方の命)を狙う真選組一番隊隊長。語尾に「〜でさァ」「〜ですぜィ」「~なんでィ」と付けてかったるく喋る江戸っ子口調が特徴。落語をよく聞いており、ドラマCDでは解説役を担当。
亜麻色の髪に蘇芳色の瞳(原作では空色)と、見た目は童顔で甘いマスクのさわやかな美少年だが、腹黒・毒舌・ドSである。黒いことを考えている時は不気味な笑みを見せる。短い時間で女性を自分に絶対服従の下僕に調教できる。しかしドSな面を強烈に披露する一方、ナイーブで打たれ弱く不器用な面も持つ。土方にイタズラをする際に読者すら騙そうとしたり、自らも3日間飲まず食わずで楽しむなど、サドだけでは説明できないエキセントリックな性格の持ち主でもある。ちなみに好きなジブリヒロインは(強いて言うなら)『魔女の宅急便』のキキであり、「ああいう自尊心が強いキャラの方が調教しやすい」と言っている。
とはいえ柳生篇で神楽が手を傷めた時に治してあげようとしたり(結局逆効果になってしまったが)、道信の養子が彼の仇をとって欲しいと万事屋に頼みに来た際に、その依頼を受ける万事屋のことをバカと称しながらも自分もまたバカだと土方に説明し、自ら煉獄関に赴くあたり、優しい一面も持ち合わせている。
また「汚れた目でこそ見える、汚してならないものを汚させない」という侍道をもつ。またそのためなら自らの手を汚し、殺人鬼呼ばわりされるのを厭わないという一面も持つ。彼も銀時や土方同様、悪人を演じていることも多い。
仕事をサボりがてらの昼寝の時には目玉が描かれた赤いアイマスクを愛用するなど悪ノリが大好きで、隊内で最年少の所為か子供のように自由奔放であり、土方や銀時から「クソガキ」と称される。しかし違法賭け施設である煉獄関を潰すよう万事屋に依頼するなど、自分なりの正義感もちゃんと持ち合わせている。また攘夷志士をおびき出して罠に嵌めるなど、大胆に策をとることもある。攘夷志士の桂を追いかけるなどたまには真面目に仕事もしているようだが、普段はバズーカなどの火器類を使用する事が多く(ただ破壊活動を楽しんでるだけの様にも見える)、その度に周囲を巻き込み、近藤や土方も手を焼いている。しかし剣の腕前は真選組随一で、作者いわく設定上は純粋に剣の腕だけなら近藤・土方を上回るらしい。六角篇では敵に囲まれ銃撃を受けたものの、その弾丸を素早い刀さばきではじき返した程である。ただ、ミツバ篇では、土方に姉の幸せを踏みにじられると思い込み逆上した際に敗れている(しかしその後近藤に「珍しく負けたそうだな」と言われることから、普段は土方にも勝る様子)。また柳生家の四天王に「若(九兵衛)と同じくらい強いかもしれない」と言われたこともある。しかし破壊活動を楽しむためか普段から刀よりもバズーカを愛用し、土方から「サディスティック星から来た王子」と称されたり、実際新聞に「サド王子」と載ったり、自分のカブトムシを「サド丸22号」と名付けたりしている。口達者で、ロボットダンスを含む大抵のことは器用にこなすことが出来る。ただ土方の発言からも分かるように、頭はあまり良くない模様。
幼くして両親を亡くし、姉のミツバに育てられた過去を持つ。そのため、唯一の肉親である姉を本当に大切にしていた。また彼女の前では一人称が「俺」から「僕」に変化し、姉のことを「お姉ちゃん」「姉上」と呼ぶ。その頃から出会った近藤に懐き道場に通うようになるが、土方に近藤や姉を奪われてしまったと感じるようになり、土方の存在を怨むようになる。以降、土方が姉の想いを拒んだことなども葛藤となって、土方が気に食わずにいたが、ミツバ篇を経て乗り越えたようである。また、土方とは普段の行動を共にすることが多く、利害が一致している時は息の合った掛け合いを見せる。しかし実際は冗談ではなく、本気で(ミツバの真意を知ってもなお)副長である土方の抹殺もしくは失脚を企んでいた様に見える行動もあり、その心中は不明である。姉を大切に思う気持ちは本物であり、私欲でミツバを利用しようとした蔵場当馬を車ごと真っ二つに斬り始末した。
土方のことは、いつも命を狙っているようだが、なんやかんやで一応信頼はしている。168訓(マンガ)「何事もノリとタイミング」では、山崎とプー太郎の葬式で復活した土方が現れたときほかの隊士は、土方に近寄ったにも関わらず、沖田は、近藤とあきれた目で見つめあっていた。
また、近藤・土方・銀時は沖田曰く「人生でそう会えるもんじゃない悪友」。
近藤のことは心から慕っており、副長の座への執着も彼の場合単なる野心から来るものではなく、局長である近藤に一番近い場所だからである。近藤に刃を向ける者に対しては容赦なく、彼に仇なす者には普段は見せない激しい怒りを見せるなど、近藤への想いは強い。真選組動乱篇では、副長の座を手に入れるという目的と利害の一致で伊東の陰謀に加担したが、伊東は近藤まで手をかけようとしたために、伊東とその仲間に対して激怒し離反(沖田の方も伊東の野心に気が付いていた所があり、電車内に爆薬を仕込むなど事前工作をしていた)、伊東一派を土方が定めた局中法度の下で粛清した。
過去に三人の隊士が殉職した六角事件の生き残りであり、同じく生き残りである神山のことは鬱陶しがってはいるが一応信頼はしているようである。
銀時を「万事屋の旦那」と呼び慕っており、彼とは「ドSコンビ」であった等、腐れ縁の仲(沖田曰く、近藤の言葉を借りると悪友)となっている。また真選組では始末できない煉獄関の始末を銀時に頼みに行ったこともあることから、彼の実力も認めているようだ。またミツバにも沖田が銀時を慕う訳がわかるといわれている。神楽とは、極端に互いを意識したライバル関係である。神楽と会うたびにすぐ喧嘩をしトラブルを起こす犬猿の仲だが、お互いライバル同士でもあり、戦闘部族の彼女と互角の戦いを繰り広げたりもする一方、非常時には共闘することも何度かある。新八とは柳生篇の際に(第二の)ライバルと認識したが、文通篇では協力している。意外にも交友関係は隊外にも広いようだが、「爺さん」や「ヒロ君(地愚蔵)」など謎に満ちている。
『シェンムー』の続編を未だに待ち続けるほどのセガ派である。気に入った生き物には大抵「サド丸〜号」と名前を付ける[2]。
「武蔵っぽい人」となずけたのは沖田。
ジャンプの人気投票では、第一回目、第二回目までも銀時に続き、2位を押さえる人気ぶりを見せた。また、ジャンプショップでの売上第一位は沖田のアイマスクである[3]。なお第三回では、土方及び人気が急上昇した神威に敗れ四位に転落した。
『3年Z組銀八先生』ではサボり気味で甘いマスクの風紀委員。こちらでも土方や周囲の人をからかうなど、腹黒さは健在。PSPをプレイしながら学園祭の見回りをするなど、奔放さもある。ここでも神楽とはライバル関係である様子。
初期設定では女隊士。髪を横結びにしており、このキャラクターはそのまま寺門通になった。この時の「傘を武器に使って戦う」という設定は神楽に引き継がれている。性格が「ツンケンした感じ。」(空知談)
作中においては、先述のドSぶりを含めボケ役であり、銀時にもツッコまれる事も少なくないが、自分以上の強烈なボケキャラに対してはツッコミ役にもなる。
名前は新選組一番隊組長を務めた沖田総司より。
隈無清蔵[](くまなく せいぞう)/声優:楠大典
動乱編以降、隊の再編成で一番隊に配属された隊士。かなりの潔癖症で厠(トイレ)掃除に真剣になり、隊内で厠革命を起こそうとする。額にほくろがあったが、沖田に取られて厠に流された。『風の谷のナウシカ』のパロディシーンでは、他の隊士は普通の身なりをしていたのに対し、彼はパロディ元のアニメの登場人物になりきっていた。近藤に「清蔵さん」とさん付けで呼ばれていた事から彼よりも年上だと思われる。彼は現時点では上記のエピソードで1回しか登場しておらず、事実上のゲストキャラ。
名前は「くまなく清掃」を捩ったもの。
神山[](かみやま)/声優:関俊彦
一番隊に所属する瓶底眼鏡をかけた隊士。フルネームは現時点では不明。何かと大声で喋りだす。過去に三人の隊士が殉職した六角事件の生き残りで、その時から沖田を敬慕(沖田に対し変態的発言・行為をしているが)しており、沖田からは鬱陶しがられてはいるが、一応信頼されている様である。六角事件では六角屋の主人を誤って斬ってしまう(ただし、向こうから先に斬りかかってきたため、正当防衛ともいえる)。沖田が捕まった際は銀時たちに救出を懇願し、事件後は沖田と共に始末書を書かされた。ちなみに携帯の沖田の番号登録は「ドSバカ」。厠革命の際に少しだけそれっぽい人が出演している。
(やまざき さがる)/声優:太田哲治
真選組の監察方(密偵)。優秀な密偵であり、他の部隊とは別に、黒い噂が流れる場所に自らが乗り込む密偵の活動をしている。密偵の割には何かと口が軽い所が欠点。隠密活動時には常に非常食として真選組ソーセージを携帯している。真選組主要メンバー3人に次いで出番が多いが、作者・空知曰く「表紙になるような山崎は山崎じゃない」とのことで表紙には登場させてもらえない。
「退」という名前は決してネガティブな意味ではなく、「一歩退いて 物事を冷静に見、ことにあたれ」という意味が込められている。あだ名は「ジミー」もしくは「ザキ」。
自他共に認める地味キャラ。アニメOPやEDでもよく見なければわからないような所に登場している。しかしその地味さ加減が密偵に最も適しているらしい。その為、一日局長を務めたお通らが捕まって人質になっていた時に、人質の中に(女装して)紛れ込んでいたため、お通の救出に成功するという活躍を見せた。お通のファンであるが、新八ほど入れ込んではおらず、OFC編も局長の命令で嫌々参加させられていた。また、地味キャラ故に新八とは仲が良い。
上司思いの面があり、愚痴を言いながらも近藤や土方を慕っている様子で、彼らが率いる真選組の監察方としての確固たる信念を持ち備えている。自分の命の危機にさらされても、監察として土方に真実を伝える事を最優先し実行しようとした。万事屋で働く新八とは「お互い妙な上司を持つ者同士」かつ「地味キャラ同士」として意気投合している。また、十番隊隊長の原田右之助とは昔からの友達である。沖田と同じく銀時を“旦那”と呼ぶようになり、土方と似たような扱いを受けながらも慕っている。
仕事は忠実にこなす一方で、普段は暇さえあればミントン(バドミントン)をしており、勤務時間中にもかかわらずミントンをしては土方に見つかりボコボコにされている。アニメ版では時折、その趣味が強調されている場面が見られる。練習時・試合時のウェアはテニスの王子様を彷彿。最近ではカバディにもはまっているらしい。
真選組動乱編では、伊東の動向を土方の命令で探り、彼による近藤暗殺計画を察知するが、伊東と組んでいた(実際は利用していた)鬼兵隊の河上万斉によって刺され重傷を負う。そこから山崎死亡の知らせが真選組中に伝わったが、実際は彼の心意気を気に入った万斉に見逃され、事件終結まで入院していた。退院後に謹慎処分の身だった土方と共に復隊を果たした。
張り込み中の食事はあんパンと牛乳にするよう自身を律している。が、その生活が一カ月続いた際には精神が崩壊寸前まで追い込まれ、土方の顔面に全力でアンパンをスパーキング(叩きつける)してしまったため、大怪我をおう羽目になった(目が覚めたときには包帯だらけになっていたので、キレた土方にボコボコにされたと思われる)。この回以降、あんパンとの絡みが増え、本人はミントンキャラからあんぱんキャラに格上げになったと発言(銀魂春祭り2010(仮)より)。2年後編で副長になった時は、語尾が「~あん」になり、あんぱんを吸引していた。しかし、あんパンは別に好きではない。
『週刊少年ジャンプ』での「第2回人気投票」後にはエピソードの黒幕を務めた(勿論、内容はギャグ)が、初めて全裸を晒してしまった。この時の現実の順位は9位と前回より後退しており、OFC編でモヒカン刈りにされたのが原因と本人は語っている。それでも10位台の近藤より順位は上であり、決して人気が低い訳ではない。
アニメ版では攘夷党潜入捜査の回において、この回の為に『テニスの王子様』の主人公・越前リョーマに扮した番組予告を行っている。また、大勢の敵を一人で蹴散らす等、意外と強いと言う一面も見せた。
剣術に関しては紅桜篇終了後、土方が下した「銀時が攘夷志士であれば穏健派、過激派に関わらず斬れ」という命令に対し、「自分も旦那(銀時)に負けたくせに俺が勝てるわけない」と言っていたことから、腕前は土方と同等かそれ以下のようだ。ただ、銀魂キャラクターズブックvol.2で土方が「剣の腕も人気も程々」と発言しているため、腕は土方よりも劣ると思われる。
『3年Z組銀八先生』でも風紀委員として近藤達の下に就いている。ここでも隙あらばミントンやカバディをし、土方に鉄槌を下されている。しかし第四巻では動物捕獲の際1度のみ、ミントンをしていても怒られないシーンがある(近藤さえ分かりあえなかったオラウータンを手なずけたため)そのミントン好きは銀魂高校七不思議の一つに数えられていた。
『金魂』では他の真選組の主要メンバー3人が金髪のイケメンホストであるのに対し、彼だけが沖田が連れている白馬となっている。
名前の由来は新選組の諸士調役兼監察を務めた山崎烝より。
篠原進之進[](しのはら しんのしん)/声優:桑原敬一
山崎と同じ真選組の監察方(密偵)。真選組乗っ取りを企てる伊東に味方する。伊東は粛清されたものの、篠原を始めとした裏切り者の隊士の消息は不明。アニメ版では列車に乗っていた伊東派の隊士達は沖田に粛清されているが、アニメ版の動乱編後の話で、真選組の組織図が登場した際、粛清された伊東は組織図に載っていなかったのに対し、彼は山崎の隣に名が残っていた。
名前のモデルは、新選組の諸士調役兼監察を務めた篠原泰之進より。
吉村折太郎[](よしむら おれたろう)
作中未登場。名前のモデルは、新選組の諸士調役兼監察の吉村貫一郎。(いとう かもたろう)/声優:真殿光昭(現在)、関山美沙紀(幼少期)
メガネをかけた短髪の真選組参謀。
真選組に入隊してからまだ1年程しか経っていない新参者だが、文武両道で能力的にかなり優れているため参謀の地位を任されている。武闘派揃いである為政治面に弱い真選組の政治面で主に活躍し(土方は「真選組の頭脳」と呼ばれているが、あくまでも戦闘面の参謀)、その為隊士からの信頼も厚かった。局長である近藤を「さん」付けで呼び、近藤は伊東を「先生」と呼んでいる。剣の腕は北斗一刀流免許皆伝。インテリであるが卑怯そのもので、沖田に負けず劣らずの腹黒さを持ち、副長の土方とはお互い殺してやりたい程に忌み嫌い合っている。しかし伊東にとって、武士の最大の屈辱は「理解されない」事であると考え、自身の器(本性)を土方は誰より「理解」(危険視)していたため、それなりの評価はしていた。本性は鬼畜な思考を持つ独裁者で、真選組を裏で操り私物化しようとした。
幼少時代、学問・剣術も見事で「神童」とも呼ばれていたが、周りから強く嫉まれ快く思われておらず、いつも独りぼっちであった。それでも「もっと頑張れば、いつか皆わかってくれる」と信じ、ひたすら努力をし続けていたのだが、そんな鴨太郎の気持ちを周囲の者達は理解するどころか、ますます鴨太郎に逆恨みに等しい妬みを抱くばかりであった。双子の弟として生まれ、兄の鷹久(たかひさ)は元気に育った鴨太郎と違い病弱で家にこもりがちだった故、虚栄心が強い両親から陰で「次男では宝の持ち腐れ」や「生まれてこなければ良かったのに」とまで言われ、兄につきっきりとなった両親にほとんど構って貰えていなかった。このトラウマから、「孤独」と「一人」を嫌うようになった。しかし、プライドの高さから、自分のこの孤独を他人のせいにして、自分を正当化していた。いつしか、悪名でもかまわず、自らの器を天下に知らしめることこそが彼の野望となった。以上のことから非常に悲惨な過去を抱えている人物でもある。
攘夷派・鬼兵隊との繋がりがあったが、鬼兵隊はただ真選組を壊滅させる為の捨て駒として利用していただけだった。その時に、自らの愚行の報いか左腕を失った。裏切られて尚、己に救いの手を差し伸べる近藤達の姿を目の当たりにした事で、自分の「本当に欲しかった絆(いと)」が既にそこにあった事を悟り、後から駆けつけた土方と向かい合った事で、改めて互いを認めるようになる。しかし、鬼兵隊の攻撃から近藤達を庇い、致命傷を負う。このとき、ようやく見つけた自らの絆を守るために、土方らと肩を並べて戦えないことを、絆に気がつくのが遅すぎたことを、後悔していた。最期は近藤の計らいで、「村麻紗」を持つ土方との決闘により倒され、裏切り者ではなく真選組の隊士として後悔も無く涙を流しながら『ありがとう』と言い残し、息を引き取る。
第四期OPに一瞬だが後ろ向きの姿で登場している。これはアニメの二年目の終盤に動乱編を放送する予定だったためである。
ゲストキャラの中でも人気が高く、人気投票では20位の沖田ミツバに次ぐ21位に位置する。だが、「伊東」と言う字が誤字で「伊藤」になっていた。
容姿が陰陽師の結野清明に酷似しており、アニメでネタにされた。
名前は新選組参謀・伊東甲子太郎と新選組筆頭局長・芹沢鴨より。
原田右之助[](はらだ うのすけ)/声優:三宅健太
坊主でヒゲ面の巨漢隊士。十番隊隊長。土方が車を利用する時は同乗し、運転する事が多い。同僚である山崎とは仲が良い様子。アニメで名前が公開されて以降、原作にも若干出番が増えた。劇中映画「えいりあんVSやくざ」を土方と共にみて感化されていた。動乱編では、「伊東の乱」に気付かず見回り中、オタク化した土方に代わり隊士に異変を知らせた銀時に応え、近藤の元へと駆けつけた。到着後、土方に代わって銀時から請求書(土方の依頼分)を渡されそうになったが「おのれ、伊東め!」とスッとぼけて戦闘に参加していた。他の点では万事屋面々とは接点は少ない。喫煙者だったが止めたらしい。
第6期OPでは山崎と共に沖田に鎖首輪でつながれ登場。
名前は、新選組十番隊組長を務めた原田左之助より。
稲山[](いなやま)/声優:平野俊隆
真選組屯所で「赤い着物の女」の怪談をしていた男。
モデルは稲川淳二。
作中未登場の隊士達[]沖田以外の各隊隊長とおぼしき人物が第九訓などに登場しているが、彼らの名前はアニメにおいて特定された原田を除き不明である。容姿においてはバンダナにスカーフェイス、ロン毛に顎鬚などの固定メンバーも毎回登場しているが名称及び下記の該当人物かは不明。
永倉新七(ながくら しんしち)二番隊隊長。名前のモデルは新選組二番隊隊長永倉新八。斉藤終(さいとう しゅう)三番隊隊長。名前のモデルは新選組三番隊組組長斎藤一。伊東派の隊士の一部に、この三番隊の人間もいた[7]。杉原忠司(すぎはら ちゅうじ)四番隊隊長。名前のモデルは新選組四番組組長松原忠司。武田観念斎(たけだ かんねんさい)五番隊隊長。名前のモデルは新選組五番組組長武田観柳斎。井上源二郎(いのうえ げんじろう)六番隊隊長。名前のモデルは新選組六番組組長井上源三郎。丘三十郎(おか さんじゅうろう)七番隊隊長。名前のモデルは新選組七番組組長谷三十郎。藤堂凹助(とうどう ぼこすけ)八番隊隊長。名前のモデルは新選組八番組組長藤堂平助。二木二郎(にき じろう)九番隊隊長。名前のモデルは新選組九番組組長三木三郎。テンプレート:節stub
局中法度土方が作った、45ヶ条(後に近藤によって1条追加され、現在は46ヶ条)からなる隊の規則。これを1つでも破った場合は切腹となる。土方や隊の全員が理想とする侍像を体現しているが、中には職権濫用としか思えないものもいくつか存在する。他に、清蔵と厠についての会話の際に、清蔵の提案した「連れション禁止令を布くこと」について土方が「局中法度に加えておく」などと話している。46ヶ条のうち、現在、明らかになっているものは、「第12条マガジン以外の漫画局内で読む事なかれ」(土方がマガジン派であることから)「第17条会議及び重要な式典の際は携帯の電源を切るべし」「第21条敵と内通せし者これを罰する」「第45条死して尚化けて出る事なかれ。武士たる者潔く成仏すべし」「46条万事屋憎むべし しかし新八君にだけは優しくすべし」(近藤が後に追加したもの)。アニメ版では、「不景気対策としての内需拡大」(ただし、これは山崎が土方に脅されて無理矢理言わされたもの)を名目とした追加項目として、一時期「47条一人一日5マヨ(マヨネーズ5本分)の消費を義務付ける」という無茶苦茶な法度が、土方の横暴な独断で追加されてしまっていた事がある。これには沖田や山崎は勿論、局長の近藤までもが抵抗感を示した。テンプレート:Manga-stubテンプレート:Anime-stub
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