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詳細はen:HMS Enterprise (1705)、en:USS Enterprise (1775)をそれぞれ参照
「::en:HMS Enterprise|:en:HMS Enterprise」および「::en:USS Enterprise|:en:USS Enterprise
U.S.S.エンタープライズ (U.S.S. Enterprise) は、『スタートレック』シリーズに登場する航宙艦。
『宇宙大作戦』の主役船として登場し、その多大な功績から宇宙艦隊の象徴的な艦と位置づけられ、以後の時代でもその名を受け継ぐという形で、同名の宇宙船が多数登場している。エンタープライズ以外にも同名で別世代の艦は存在するが、登録番号「NCC-1701」まで受け継いでいるのはエンタープライズのみである(『新スタートレック』に登場したU.S.S.ヤマトもNCC-1305-Eという登録番号の継承を示唆する番号がつけられていたが、後にギャラクシー級に設定変更になった際にNCC-71807に変更されている[1])。なお、USSとは「惑星連邦宇宙船(United Federation of Planets Star Ship)」を略した艦船接頭辞である(アメリカのSFであるため「United States Ship」(合衆国海軍船)をそのまま持ってきたものだ、また「United Space Ship」の略である、あるいはテンプレート:要出典範囲とする意見もある)。
円盤状の「第1船体」(円盤部)と紡錘状の「第2船体」(機関部)を「ドーサルネック」で繋ぎ、第2船体後部から伸びた2本の「パイロン」の先端にそれぞれ「ワープ・ナセル」がある船型は多少のアレンジを加えつつも継承され、惑星連邦宇宙船の基本デザインとなっている。なおメイン・ブリッジは第1船体の中央最上部にある。
テンプレート:ネタバレ
改装後のNCC-1701のレクリエーションデッキに歴代「エンタープライズ」を描いたパネルに登場した。後述のスペースシャトル・オービタとNCC-1701の間に展示されている。NX-01よりは古い時代の船のようである。
要目
円盤状の主船体から後方に左右2本の細い棒状の船体が伸び、その後端から左右の船体を繋ぐバーとワープ・ナセルを支えるパイロンが出ている。
『スタートレック:エンタープライズ』の主役艦。惑星連邦設立前(22世紀)の地球連合宇宙艦隊所属船であるため、「U.S.S.」とはつかない。地球船で初めてワープ5エンジンを搭載(ジョナサン・アーチャーの父ヘンリーが設計に携わった)。なお、『宇宙大作戦』以前の時代設定のため、それにあわせ原語の「Captain」は、「艦長」ではなく「船長」と訳されている。初期と後期では微妙だが操作パネルが変更されている、後の『宇宙大作戦』を意識したものである。2151年就航。同型船に「コロンビア NX-02」がある。
ワープ速度に関しては、第23話「追放された者への祈り」でマザール人の追跡から逃れるために初めてワープ・ファクター5.0を記録、88話「バベル1号星」ではロミュラン人から逃れるためにワープ5の壁を越え5.06に達した。そして、91話「クリンゴンの苦境」と92話「優生クリンゴン」ではクリンゴン人の破壊工作のため、ワープ速度を落とせなくなりワープ5.2を記録している。
要目(改装前/改装後)
改装 (refit) による外見の違い
なお、バンダイから発売されていたプラモデルは改装型である。
『宇宙大作戦』の主役艦。地球衛星軌道上のサンフランシスコ造船所で建造され、2245年に就役。カーク船長指揮の下、5年間に及ぶ深宇宙探査任務「5 years mission」を成し遂げる。リチウム結晶をエネルギー源としており、フェーザー砲、光子魚雷等で武装している。映画版第1作では大々的な改装作業を経て、急遽ヴィジャーの地球接近を迎撃する(2271年)。その後、『カーンの逆襲』では連邦士官学校の練習艦として就役していた(2285年)。『スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!』で、クリンゴンのバード・オブ・プレイとの戦闘で著しく損傷したため、投降すると見せかけ、クリンゴン人クルーを艦内におびき寄せた上で自爆する。
なお、原語の「Captain」はTV版は「船長」、映画版は「艦長」と訳されている。
要目
TOS(正史)のオリジナル艦との外観等の違い
要目
自爆したNCC-1701を受け継ぐ形で、建造中であったU.S.S.ヨークタウンを、提督から大佐に降格となったジェームズ・カークの乗艦として急遽改名した艦。2285年就役。
要目
初代及びA型に比べてドーサルネックが太く、パイロンは真横に伸びてから上に曲がっている。
『ジェネレーションズ』に登場。装備が不十分なままでの処女航海で謎のエネルギーリボンに遭遇。付近に居たエル・オーリアンの難民を乗せた輸送船を救助するが、リボンから逃れる際、ゲストで乗船していたジェイムズ・T・カークが行方不明になる。なお、操舵士は、NCC-1701で主任操舵士を務めたヒカル・スールー(日本語吹き替え版ではミスター加藤)の娘、デモラ・スールー(同じく吹き替え版ではデモラ・加藤)が任った。その後、この艦は142もの星系の探索と星図の作成、さらに17の文明とのファーストコンタクトを成し遂げたとされている[2]。2293年就航。
要目
2332年、地球軌道上のマッキンレー造船所で就航。
ロミュラン人とクリンゴン人の紛争で、ナレンドラ3号星のクリンゴン基地がロミュランの攻撃を受けた際に、単艦でクリンゴンの援助に向かった。しかし複数のロミュラン艦に撃沈される。名誉を重んじるクリンゴン人は同艦の犠牲により、惑星連邦を「名誉ある者」、防衛手段を持たない基地を襲撃したロミュラン星間帝国を「恥ずべき者」とした。これは、クリンゴン帝国と惑星連邦の友好関係を決定的とし、クリンゴンとロミュランの決裂も決定的とした。
歴代U.S.S.エンタープライズの中では、唯一映画に登場していない。
要目
第1船体はやや横に長い楕円で、ドーサルネックとの接続部はそれまでの艦より後ろに寄っている。第2船体も偏平でリフティングボディのようになっており、パイロンは滑らかに上へカーブし、先端部は前進翼のようになっている。ドーサルネック上部にバトルブリッジがあり、第1船体を分離して残った部分をここから指揮することができる。しかし、この分離ギミックはストーリー上活用しづらく、劇中ではあまり用いられなかった。
『新スタートレック』の主役艦。火星のユートピア・プラニシア宇宙艦隊造船所で建造され、2363年10月23日進宙。U.S.S.ギャラクシー、U.S.S.ヤマトに次ぐギャラクシー級の3番艦として就航。(しかし、ヤマトより番号が若い艦があり、矛盾になっている。)
2371年、ヴェリディアン3号星の衛星軌道上で、同艦のウォーフ少佐の政敵であるデュラス家のルーサ (Lursa) とベトール (B'Etor) が指揮するD12型のクリンゴン・バード・オブ・プレイと交戦。辛勝したもののワープコア冷却システムを損傷したことにより、ワープコアが崩壊し第2船体は爆発。直前に緊急分離した第1船体もヴェリディアン3号星の大気圏に突入して不時着した[3]。人的被害は最小限に留まった模様(『スタートレック ジェネレーションズ』)。
連邦宇宙船としての歴代エンタープライズ号の中では最も長く映像に登場した同艦であるが、活動期間が不明のB型、2379年(『ネメシス/S.T.X』)の時点で現行のE型を除くと、意外にも活動期間が最も短いエンタープライズ号である。
(フューチャー・エンタープライズとも。「改」はあくまで日本語での便宜上の表記)
『新スタートレック』最終回に登場。Qが見せた「可能性の未来」でのエンタープライズD。提督に昇進したウィリアム・T・ライカーが、廃艦にされそうになっていたところを私物化したもの。ワープ・ナセルが第2船体中央に1機増設され3基となった他、第1船体上部にフェイザー砲2門、第1船体下部にクリンゴンの新型戦艦ネグヴァー級を一撃で爆砕する程の威力を持ったスーパー・フェイザーキャノン1門が増設されるなど、戦闘向きの大改修を施されているのが特徴。ワープ13(従来の単位とは異なる可能性有り)で航行可能で遮蔽装置も搭載されている。物語上では我々から見たエンタープライズDはヴェリディアン星系で大破し、船名をソヴェリン級のエンタープライズEに継承しているので、あくまでパラレルワールドのみの存在となる。
詳細はUSSエンタープライズEを参照。
異次元宇宙からの侵略者である球体創造者との戦闘(プロシオン5の戦い)に参加。なお、U.S.S.エンタープライズJが存在することから、この時間軸上では“E”から“J”の間にU.S.S.エンタープライズ“F”、“G”、“H”、“I”があったものと思われる。
『宇宙大作戦』とそれ以降の作品とではワープ速度の表示方法が異なる。前者はワープ係数の3乗(例:ワープ10=光速の1000倍)なのに対し、後者はワープ9までは10/3乗で計算しワープ10を無限速、つまり到達不能な速度と定義している為、数字が同じでも後者の方が速く、数字が大きくなるほどその差は急速に増大していく。
史上初めて「エンタープライズ」の名をつけられた船は18世紀初頭のイギリス海軍の軍艦(帆船)である。もともとはラントルプリズ(L'Entreprise)というフランスの24門フリゲートで、1705年に鹵獲・改名された。また、史上初の「U.S.S.エンタープライズ」はアメリカ独立戦争に参加した大陸海軍のスループで、1775年にイギリス船ジョージが鹵獲・改名されたものである。
『ジェネレーションズ』で、ウォーフ大尉の少佐昇進を祝うホロデッキでのセレモニーに登場した艦は、レディ・ワシントンというブリッグを用いて撮影された。
詳細はエンタープライズ (CV-6)を参照
アメリカ海軍所属の正規航空母艦で、ヨークタウン級空母の2番艦。アメリカ海軍の伝統に従い、本艦も「U.S.S.エンタープライズ」と呼ばれる。第二次世界大戦(太平洋戦争)では、姉妹艦のヨークタウンやホーネットが日本海軍との戦闘で撃沈されたのに対し、本艦は、終戦時まで健在であった。ただし、終戦時は、沖縄戦(アイスバーグ作戦)時の日本軍側の航空総攻撃作戦である「菊水作戦」において、1945年5月14日に日本海軍の神風特別攻撃隊(爆装零戦1機)の体当たり攻撃により大破したため、アメリカ本国において修理中であった。
詳細はエンタープライズ (CVN-65)を参照
アメリカ海軍所属の世界初の原子力航空母艦で『スタートレックIV 故郷への長い道』に登場。惑星連邦設立前(20世紀)の船だが、アメリカ合衆国海軍の艦船も伝統的に「United States Ship」の略として「U.S.S.」を冠するため、本艦も「U.S.S.エンタープライズ」と呼ばれる。バード・オブ・プレイの推進エネルギーを得るため、チェコフとウフーラが潜入した。
詳細はエンタープライズ (オービタ)を参照
アメリカ航空宇宙局 (NASA) が開発・運用したスペースシャトル・オービタの初号機。トレッキー(熱烈な『スタートレック』ファン)の署名運動によって、スペースシャトルの初号機はエンタープライズと命名された。しかし、初号機だったため、大気圏内のテスト飛行にのみ使われ、結局宇宙空間には旅立っていない。滑空試験のためシャトル輸送機の上面に搭載され、空中分離する映像は有名である。
なお、スタートレックの世界ではOV-101エンタープライズは後に大気圏外への飛行が可能なように改装されていた。
いずれのエンタープライズも映画版第1作でレクリエーションデッキにある歴代「エンタープライズ」を描いたパネルに登場したのをはじめ、『スタートレック:エンタープライズ』のオープニング映像にもそのイメージが登場する。また、エンタープライズNX-01の作戦室の壁にも、これらの歴代「エンタープライズ」のイメージイラストが飾られている。
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