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桜尾城 殿……どうかしましたか? ……ふふ、今回は間違えませんでしたよ。 私は今……海を見ていました。 厳島周辺は神域ということもあり、 かねてからお話している通り、 貴族の世から武家の世の礎を築いた、その縁起を求めて、 源氏の流れを汲む鎌倉幕府ですら、 しかし、毛利軍と陶軍が争った厳島合戦だけは、 合戦に勝利した毛利元就は、 それから七日間の神楽を奉納し、 戦乱の世なら仕方のないこと……なのかもしれませんが、 | |
神社は無事だったのか? | ごめん、聞いてなかった。 |
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無論、無事ではありませんでした。とは言え……、 毛利氏の時代までに二度も火災にあっておりますので、 既に平家の残した社は存在しておりません。 唯一残ったものが、厳島への信仰そのものなのです。 | ふふ……それは良いことだと思います。信仰とは、 人が信じて仰ぐもの。しかし何を信じるかによって、 祝いにも呪いにもなるのです。呪いは私が、 引き受ける……そうして、美しき信仰だけをこの地に……。 |
海の上に築いた社は清盛入道のもの。 そして波を隔てた海の下には、安徳天皇たちが向かった、 気高き身分に生まれてしまったがために、 それは、抗うことのできない命運だったのでしょう。 しかし……その人だけを見れば、 家族の形も、そこにある愛も、みな同じ。 せめて海底の都では……家族仲睦まじく、 そうしてたまにこうやって……ほら、ぼうや、顔を見せて。 今、私と話をしている……そう、あなたですよ、ぼうや。 本当に立派になられて……まさに一国一城の……いえ、 ああ……清盛様にも、徳子にも、見せたかった……! だからどうか、末永く……笑っていてくださいませ。 いずれ天命を全うされたときには……、 波の下の平の都で……ねえ、帝。 |
・・・ 白波と共に、人の形をした躯が寄せては反す。 船の上が、源の八艘飛びによって支配されたのなら、 彼女はただ、家族の未来を願っていた。 聞き遂げられることがないと分かっていたからこそ、 果たして波の下に、都などあるわけがない。 ただ暗く、冷たく、どこまでも深い絶望と、 だからこそ……我々こそが、都を信じなければならない。 信仰とは、人が信じ、仰ぐもの――。 波の下に都がなくとも、彼女の願いが……、 美しく、愛にあふれた、平穏の都。 平の都――。 源氏を憎む気持ちはあるだろう。 しかし、彼女らの最期を語り継ぐことができるのも、 だからこそ私は、彼女たちを受け入れる。 厳島の守り手であり、幕府の意思をくむ、この私が。 私自身も、既に足元を波にとらわれている身なら、 それはそれで構わない……。 けれど、流されてゆかぬよう、 私は……ややこたちに手を伸ばさなければならない。 だから、願わくは……どうか私の背中に、 今わの際に、あなたが待つ地上の都へと、 |
< [裏]川越城 - [裏]伊勢長島城 > | |||
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[裏]桜尾城(うら さくらおじょう) | |||
No. | 711 | [裏]桜尾城icon | |
最大Lv. | 120 | ||
基本 消費気 | 12 | ||
地域 | その他 | 実装日 | 2023-01-31 |
好物 | 改壱 | 2023-02-07 | |
特性 | 架空城 |
厳島神域 |
【配置】自身の攻撃が妖怪に対して1.5倍 巨大化する度に射程内の城娘の 攻撃が40上昇、被ダメージが6%軽減 |
宗像三女神域 |
【配置】自身の攻撃が妖怪に対して1.8倍 巨大化する度に射程内の城娘の攻撃が50上昇 与ダメージが6%上昇し、被ダメージが7%軽減 |
祝呪信仰 |
所持しているだけで地獄城娘の最大耐久が4%上昇 |
平家ノ御霊 |
30秒間対象の射程が1.5倍、攻撃後の隙が 50%短縮。対象の射程内の城娘の 射程が80増加(自分のみが対象) |
使用間隔50秒気7 |
平家御霊ノ揺り籠 |
30秒間対象の射程が1.7倍、攻撃後の隙が 50%短縮。対象の射程内の城娘の 射程が100増加(自分のみが対象) |
使用間隔50秒気7 |
城娘 | 特技 |
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[裏]桜尾城 特技 | |
大破 | 御嬢 |
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城娘 | 特技 |
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大破 | 御嬢 |
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DMM版 | GooglePlay版 |
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声:綾瀬有
自己紹介 | 私は、鎌倉幕府の厳島統治のために建てられた 言わば源氏の流れを汲む城……しかし厳島は元来、 平家の氏神として強い縁のある神域です。 清盛入道の正室であった二位の尼も、 壇ノ浦で幼い安徳天皇を抱えて、 波の下の都へ向かわれたあと、 捨て去った肉の身体が厳島に流れ着いたとか……。 一族滅亡の無念と穢れが、 私のもとへ集まるのも致し方ありません…… ほうら、安徳天皇もこうしてお元気で…… ふふっ……まるで我が子のように愛おしいです。 |
---|---|
入手 | ねーんねーん、ころーりよ……おや、ぼうや? いつの間にかずいぶんと立派になられて……。 殿……? 何を仰るのですか……あなた様は帝ですよ? |
所領1 | 安徳天皇は、数えみっつで 即位されて、本当にご立派な お方です。それに、こんなに たくましく成長なされて…… え、殿……? ああ……そうでしたね。 |
所領2 | ああ、どこぞでややこが 泣いています。ですが、大事な 神事が……少しの間、あやして いただけますか? ああ、ほら ……あなたのおみ足に しがみついて……。 |
所領3 | 厳島は美しい神域で ありながら、凄惨な戦の無念や 穢れも多く集める場所…… こうして神楽を捧げることで、 彼らの魂に安らぎの手を 差し伸べているのです。 |
変身 | 沙羅双樹の花を咲かせましょう。 |
変身解除 | 厳島の守り手となった姿を帝に見ていただけて幸せです。 |
出陣クリック | 厳島の加護を。 |
出陣 | 凪ぐ世なら 赤く染まりに 宮島の 水面に浮かぶ 平の都ぞ。 |
委任出撃 | 神楽の奉納をしてまいります。 |
編成1 | 戰場の無念と穢れを祓いましょう。 |
編成2 | 悲しき涙が晴れまするように。 |
つままれ | あぁ、水面に招く手が……。 |
配置 | この神楽を神と御仏の手向けに。 |
選択 | 御霊に捧げましょう。 |
巨大化 | ねーんねーん、ころーりよ。 |
特技発動 | この翼は永久の揺り籠です。 |
計略発動 | さぁ、波の下の美しき都へ。 |
大破 | これが諸行無常……。 |
勝利 | 帝の勝利……いえ、殿の勝利でしたね。 |
合成 | 平家の御霊に怒られないでしょうか。 |
放置 | 眠くなってきたのなら私が子守唄を歌いましょう。ねーんねーん、ころーりよ、おころーりよ。ぼうやは、よいこだ、ねんねしな。 |
おかえり | お帰りになりましたか。さぞ立派な武勲を立てたことでしょう。清盛入道もお喜びになりますよ。 |
ありがとう | ふふ、ややこも喜んでいます。 |
ダメージ1 | これが人ならざる者のさだめ。 |
ダメージ2 | 愛しき子の粗相は笑ってすますもの。 |
敗北1 | 兵どもが夢の跡、朽ちた思いを偲びましょう。 |
敗北2 | 水底へ誘う声が聞こえます……。 |
イベント1 | それを見る目がないと蔑むか、忠誠心の表れと評するか。 仮に神がお与えになった試練であるならば、 佐伯氏は十分に勤めを果たしたと、私は思います。 遠い未来に、一族の末裔が再び神主となるのですから……。 |
そうすることができていれば……、 また違った未来もあったのかもしれませんね。 あるいは……壇ノ浦から流れ着いた平家の御霊が、 幕府に与するのを拒んだのかもしれませんよ……? | |
イベント2 | さすが、ご存じでしたね……。 吉祥丸と言い、繁栄と幸運を願ってのお名前のようです。 菅原氏は吉祥天を信仰されていたそうで、 道真公がどれだけ大事にされていたのかがうかがい知れます。 |
残念ながら違いますよ……。 しかし、ここで弁財天の名前が出てくるのであれば、 殿も厳島の気に触れ、感化されているのかもしれません。 それは私にとって、この上なく嬉しいことです……。 | |
イベント3 | ふふ……それは良いことだと思います。信仰とは、 人が信じて仰ぐもの。しかし何を信じるかによって、 祝いにも呪いにもなるのです。呪いは私が、 引き受ける……そうして、美しき信仰だけをこの地に……。 |
無論、無事ではありませんでした。とは言え……、 毛利氏の時代までに二度も火災にあっておりますので、 既に平家の残した社は存在しておりません。 唯一残ったものが、厳島への信仰そのものなのです。 |
桜尾城 おや……ここをお尋ねになるとは。 えっ……私に会いに……? ああ……帝のご機嫌を伺いにいらしたのですね。 ええ、もちろんお元気ですよ。 帝……いつの間にかずいぶんと、 平の血を引く者として相応しい、 え……殿……? すみません……どういうわけか帝のお姿と、 改めまして……桜尾城と申します。 水面に浮かぶ鳥居で高名な、 厳島と言えば……かつては平家の支援を受け、 しかし、源氏が平家を滅ぼしてからしばらく。 初代神主の系譜であった佐伯氏も、 伝聞調なのは……そのころ桜尾城は、 日の本での権威を強める鎌倉幕府と、 ――後の世に語られる『承久の乱』を受けて、 佐伯氏は神に仕える身ではありませんでしたが、 平家の寵愛を受ければ、源氏に平家が滅ぼされ。 | |
幕府方だね。 | 朝廷方だね。 |
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そうすることができていれば……、 また違った未来もあったのかもしれませんね。 あるいは……壇ノ浦から流れ着いた平家の御霊が、 幕府に与するのを拒んだのかもしれませんよ……? | それを見る目がないと蔑むか、忠誠心の表れと評するか。 仮に神がお与えになった試練であるならば、 佐伯氏は十分に勤めを果たしたと、私は思います。 遠い未来に、一族の末裔が再び神主となるのですから……。 |
壇ノ浦の御霊……源氏に追い詰められた平家は、 かの地まで逃げ延びるも、源義経の追撃にて、 凄惨な最期を遂げました……。 その亡骸は瀬戸内海を超え、 未練、後悔、絶望、憤怒……様々な思いが海に散る中で、 ほら……耳をすませば聞こえませんか? みな神域の加護を求め……同時に源氏支配の象徴である、 それは……私が生まれた瞬間から背負っている業なのです。 厳島の神に仕える者として、 |
桜尾城 おはようございます、帝。 朝はお早いのですね。 私はこれから床につかせていただきます……。 丑三つ時は、この世ならざる者たちの時間……。 私もようやく一休み……とはいえ、 日の本の怨霊と言えば、かの菅原道真公が、 祝福されてお生まれになった子は、 道真公もその例に漏れず、いくつかある幼名のひとつに、 | |
「弁財天」だろ。 | 「吉祥天」だろう。 |
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残念ながら違いますよ……。 しかし、ここで弁財天の名前が出てくるのであれば、 殿も厳島の気に触れ、感化されているのかもしれません。 それは私にとって、この上なく嬉しいことです……。 | さすが、ご存じでしたね……。 吉祥丸と言い、繁栄と幸運を願ってのお名前のようです。 菅原氏は吉祥天を信仰されていたそうで、 道真公がどれだけ大事にされていたのかがうかがい知れます。 |
殿には、お子はいらっしゃいますか……? 私は、自らお腹を痛めたことはありませんが……、 壇ノ浦の合戦の後、厳島に亡骸が流れついた者の中に、 二位の尼――すなわち時子様は、清盛入道の継室で正室です。 時は平家一門と源氏一門の戦の真っただ中。 三種の神器――すなわち、帝である証の宝物です。 結局、取引は破談となり、重衡様も処刑となりましたが……。 一方で、娘の徳子様は高倉天皇のもとへ入内し、 時子様は天皇の祖母となり、都での影響力を、 それでもやはり、彼女にとって権力など、 壇ノ浦の決戦においても、『男はおそらく生き残れないが、 愛娘の未来を示したのち……時子様は、 『浪の下にも都の候ぞ』。 波の下にも都があるのですよ。さあ参りましょう……と、 自ら命運を刈り取るその瞬間まで、 彼女のご遺体が、氏神を祀る厳島に流れ着いたのは、 |
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