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『ファイナルファンタジーX』(-テン、FINAL FANTASY X)はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が発売したプレイステーション2用RPG。日本国内では2001年7月19日に定価8,800円(税別)で発売。略称「FFX」「FF10」。また、「FF7」を除いてほぼ全てが欧州風の世界観を取り入れているのに対し、本作は東洋風の世界観が多く取り込まれており、異色の作品である。
2000年1月29日に開催されたイベント「スクウェア・ミレニアム」において、『ファイナルファンタジーIX』、『ファイナルファンタジーX』『ファイナルファンタジーXI』が3作同時に発表されて話題を集めた。
プレイステーション2におけるファイナルファンタジーシリーズ最初の作品である。日本国内販売本数約291万本(インター版、廉価版含む)で、プレイステーション2のソフトとしては初めてダブルミリオンを突破し、同シリーズの人気の高さを伺わせた。
北米では2001年12月18日、欧州では2002年5月24日、韓国では2002年6月4日に発売された。ワールドワイドでは約500万本を売り上げている。
同シリーズとしては初めてキャラクターボイスが採用され、よりストーリー重視の作品となり、ドラマチックな仕上がりとなった。また、7~9のPSシリーズでも他のゲームを寄せ付けないCGだったが、プレイステーション2に移っても他を圧倒する驚異的なほど綺麗なグラフィックでユーザーを驚かせた。
なお、本作にはDVD-Video『THE OTHER SIDE OF FINAL FANTASY』が付属している。開発途中の設定資料、天野喜孝のイメージイラスト、主要スタッフや声優のインタビューなどを収録している。
2002年1月31日にアメリカ版を基にマイナーチェンジされた、『ファイナルファンタジーX インターナショナル』が発売されている。定価は7,800円(税別)、販売本数約28万本。システムやイベントが追加され、キャラクターボイスは英語になった(字幕を日本語・英語で選択可能)。アメリカ版の声優へのインタビューやCMムービー、主題歌のプロモーションビデオ、そしてエンディング後のストーリーである『永遠のナギ節』が収録されたDVD『THE OTHER SIDE OF FINAL FANTASY 2』が付属している。
ファイナルファンタジーシリーズはこれまで基本的に各作品が独立した1話完結の形態を取っていたが、本作には同シリーズで初めて物語上での続編となる作品『ファイナルファンタジーX-2』が作られ、2003年3月13日に発売された。
オリジナル版の廉価版は2003年1月16日発売の「MEGA HITS!」(定価:4,800円(税抜))と2005年9月8日発売の「アルティメットヒッツ」(定価:2,800円(税抜))の2つがあり、後者は更に『ファイナルファンタジーX-2』とのセット「アルティメットボックス」(定価:5,600円(税抜))もある。またインターナショナル版の廉価版も「アルティメットヒッツ」として2007年1月25日に発売されている。アルティメットヒッツ版のCEROレーティングは3つとも12歳以上対象となっている(インターナショナル版はリリース時期におけるレーティング表示の関係上"B"と表記されている)。
2006年3月17日号のファミ通「読者が選ぶ心のベストゲーム100」で45万ポイントを獲得し、ドラクエシリーズなど数々の名作をおさえ第1位となった[1]。
また細かいところではPS2用HDDのキャッシュ機能に対応しており、利用することで読み込み速度を大幅に上げることができる。
「素敵だね」
本作のキャッチフレーズは2つ存在する。
過去のシリーズ全てに存在した「自由に動き回れるワールドマップ」は廃止された。これはワールドマップ上でキャラクター・船・町のシンボルが同じような大きさで表示されるといったファミコン以来の不自然な表現を排除するためだと思われる。フィールドを歩くうちに隣り合った土地に移動したり、飛空艇のメニューから瞬時に各地へ移動する。
フィールドは完全な3Dで描かれ(一部を除く)、キャラクターの移動に合わせてカメラアングルが変化する。開発中は同時発表されたFFXI同様に視点を自由に回転できたが、画面酔いしすぎてプレイできないという直良有祐の強い要望でカメラの動きが制限され主流になった。自由に回転できる作品で画面酔いするという苦情の多さからも改悪とは言えない面があり、坂口博信のロストオデッセイでも採用されている。
本作ではそれまでの作品で使用されていたATBを採用せず、CTB(Count Time Battle)という新しいシステムが採用された。ターンの概念がないことはATBと同じだが、誰かが行動している時に全体で時間が停止しているのが最大の違いである。コマンド入力状態となったキャラが何らかの行動を起こした後、そのキャラの待機時間には素早さのパラメータとコマンドに設定された倍率値から算出された次の行動までの時間が設定され、その上で全体の時間が進行する。コマンド選択時に各キャラの行動順番を参照することができ、これを利用して敵の行動に対し予め先手を打つ戦い方を要求されるケースも多い。このシステムにより、ターン制の概念を破棄しつつ、ATBのように時間に追われることもないため、初心者から上級者まで焦らず戦略的に戦闘を楽しむことができる。
また、戦闘に参加できるキャラクターは3名だが、随時パーティにいる控えのキャラクターと入れ替えることが出来るのも特徴(入れ替え行動にペナルティ要素は無い-ただし、1度でも戦闘に参加して何らかのコマンドを実行しない限り、そのキャラにアビリティポイントが入らないシステムとなっている)。水中でのバトルはティーダ、ワッカ、リュックの3人のみ。他の4人が水中でのバトルに参加できないのが残念だったという意見もあった。
また、戦闘にゆとりができたためか、バトルの数値的スケールが大きくなっており、最大値として、キャラクターのHPが99,999、MPが9,999、一撃のダメージが99,999、と、これまでのシリーズより1桁多い限界値となっている(キャラクターは「○○限界突破」というアビリティ装着時のみ、一部の召喚獣のダメージは後述する"七曜の武器"の成長による)。ただし一撃のダメージだけはそれ以前の作品でも5桁のダメージは与える事が出来るものもあり、全ての攻撃で5桁+表示も5桁となったのは本作品が最初である。なお敵の攻撃の中には設定上ダメージ量が40万を超えて実質的に回避不能な即死攻撃(召喚獣の「まもる」でも99,999ダメージとなる)として存在している物もある。
そして本作からボス戦がフィールドと戦闘画面の切り替えがないシームレスバトルになった。主にイベントから自然に戦闘へ繋げるための演出として採用されており、戦闘中もイベントが挿入される事で物語との一体感を出すことに成功している。『ファイナルファンタジーXI』以降の全戦闘のシームレスバトル化への橋渡り的な仕掛けとなった。
敵から受けるダメージの蓄積や、HPが減って瀕死状態になる等の条件によって発動可能な特殊技は過去のシリーズにも存在したが、今回「オーバードライブ」と呼ばれるそのシステムは大幅に拡張された。
オーバードライブゲージが最大値になることで強力な特殊技が使えることは同じだが、ゲージの溜まり方は様々なバリエーションがある。プレイヤーキャラクターについては以下に挙げる「オーバードライブタイプ」と呼ばれるゲージ蓄積条件の中から選択でき、状況によってタイプをうまく使い分けることで効率のよい攻撃が可能となる。なお初期状態では「修行」のみとなっており、それ以外は対応する行動を何度も行って習得する。
召喚獣のオーバードライブタイプはプレイヤーキャラクターにおける「修行」と「闘志」を組み合わせた物であるが、敵の攻撃を回避しても受けた時と同じだけ加算されるという違いがある。
なお発動条件であるオーバードライブゲージの最大値はプレイヤーキャラクターは100、召喚獣では20である。
前作までの召喚魔法は、美麗なグラフィックが名物となった一方、発動時間が長いことや、ゲーム終盤になるとあまり役立たないといった欠点が指摘されていた。本作で召喚獣の役割は大幅に変わり、上記の欠点を完全に解消した。
ユウナがバトル中に召喚すると、3人のキャラクターに代わって攻撃・魔法などの行動を行う。全般に召喚獣はキャラクターより能力値が高く、ほぼ全てのステータス異常が無効であることが大きな利点で、強力なモンスターの攻撃に対する盾にするなどの活用が可能である。
召喚獣もキャラクターとは仕様が異なるがオーバードライブというシステムがあり、過去のシリーズで使用していた技はオーバードライブ技として位置づけられている。これを事前にチャージして、対ボス戦で連発する『召喚ボンバー』と呼ばれる公式テクニックが存在するが、後半では基本的な戦術を見直さなければダメージのゴリ押しでは勝てないバランスになっている。
本作に登場する召喚獣と、その使用するオーバードライブ技を以下に列挙する(但し、名前は変更可能)。名前の前に*のついているものは、入手しなくてもクリア可能な(入手に特殊な条件をクリアする必要がある)もの。
キャラクターの成長はスフィア盤と呼ばれるボードに配置された成長スフィアを発動させることで能力値アップ・技や魔法の修得を行うという独特のシステムとなっている。AP(Ability Point)を貯めることでスフィアLVが上がり、これを消費することでスフィア盤を移動することになる。経験値・レベルアップは存在しない(あえて言えばAPが経験値に相当するが、スフィアLVの消費方法が任意に近いため経験値&レベルに対応しているとは言えない)。ただ、スフィア盤は広く、移動と発動を繰り返さないといけないため、やり込める要素ではあるが段々面倒くさくなってくるという意見もある上、スフィア盤を全て発動させてしまうとキャラごとの個性が全くなくなってしまうという面もある。またスフィア盤をまったく利用せず(すなわち能力アップをまったくおこなわず)ストーリーコンプリートを達成する猛者なども登場した。
武器や防具についても独特のシステムを持っている。武器や防具には0~4個のアビリティスロットがあり、そのいくつかは空白となっている(ない場合もある)。この空白の部分にはアイテムを使うことでアビリティを付け加えることができ(改造)、それによって性能が変化する。
アビリティの組み合わせによって名称も変化する。武器・防具は7人のキャラクターそれぞれの専用となっており(使い回しができない)、ネーミングについては内部に膨大なデータベースを持っている。なお、武器や防具にはいわゆる「攻撃力」「防御力」のようなパラメータは設定されていない(但し、「物理攻撃+5%」のようなアビリティは存在する)。キャラのステータスと武具のアビリティが同じならば、どんな武器を用いても、どのキャラであっても、同じ攻撃力を持つ。
このほか、七曜の武器と総称される各キャラクターの最強武器が存在する。敵の防御力に依存しないダメージを与えられる特性や、HPやMPの量によって攻撃力が大幅に増える潜在能力がある。条件を満たすことで2段階にパワーアップするが、最終段階に育てるには難易度の高いミニゲームを完全にクリアする必要があるなど条件が厳しい。また、アビリティスロットが4個ある武器を改造することで七曜の武器より便利で自分好みのものが作れることもあり、この場合「最強」の武器はプレイヤーの好みの問題になる。
ゲーム中盤から挑める。世界各地のモンスターを捕獲し、1つの地域あるいは種族を全て集めるといった条件で、訓練場オリジナルのモンスターと戦えるようになる(地域制覇と種族制覇の2種類の条件がある)。
数十種類に及ぶこれらのモンスターは、ほとんどがラストボスをも凌ぐケタ外れの強さを持っている。メインストーリーに従ってゲームを進めているだけでは瞬殺されてしまうので、普通に倒すことはまず不可能である。また、最後に登場するすべてを超えし者はHPが10,000,000と、ケタが圧倒的に違うため、倒そうと思うのなら長時間の戦闘を余儀なくされる。
さらにインターナショナル版では、ストーリー中盤以降特定のフィールドに出現する"ヘレティック召喚獣"と呼ばれる種類のモンスターとのバトルが追加された。ヘレティック召喚獣達のパラメータは闘技場オリジナルモンスターよりもさらに上を行く数値となっている。このヘレティック召喚獣を全て倒すと更に強力な隠しボス『デア・リヒター』と戦うイベントが追加される。
本作の世界観の基本は、中世ヨーロッパやサイバーなSF世界とは全く異なる独特なもので、RPGとしてはきわめて珍しいものといえる。現代的文明も見られるが、未開の地やアジア風の集落が基本。また、人間とは異なる種族も多少ながら登場する。
『ファイナルファンタジーVII』の世界の過去であることが、FFオフィシャルブックにて発言されている。しかし経過は2千年以上であるとのこと。『VII』におけるライフストリームと『X』における幻光虫が同一であるとも発言されている。テンプレート:ネタバレ
本作に登場する世界はスピラと呼ばれており、1つの大きな大陸といくつかの島からなる世界である。基本的に人々の生活は質素であるが、これは大きな機械文明が『シン』に破壊されることによって、彼らの文明の規模が抑えられている為である。
その最北端にはザナルカンドと呼ばれる、既に遺跡と化した都市が存在する。1000年前の戦争で都市国家としてのザナルカンドは滅亡したが、当時の面影をそのまま残したザナルカンドもどこかに存在する。本記事では以降、前者を単にザナルカンドと呼び、後者を夢のザナルカンドと呼んで区別することにする。
ザナルカンドにはエボン=ドームと呼ばれている巨大な建物があり、その奥でユウナレスカが究極召喚を使うに値する召喚士を待っている。
以下、ザナルカンドより南下する順で各地を説明する。
スピラの人々を支えているエボン教は以下の教義を持つ。人々の心の拠り所という位置づけであるのだが、実際にはこれらはすべてエボン=ジュと『シン』の存続、偽りの希望を人々に持たせるという目的の下、人々の行動を支配するためのものである。
エボンの教えを司る機関が寺院であり、現在機能しているものは世界に5箇所(ビサイド、キーリカ、ジョゼ、マカラーニャ、ベベル)存在する。召喚士たちはこれらの寺院で修行を積み、召喚獣を得ることによって究極召喚を習得するための修練を積むこととなる。寺院の総本山はベベルにある聖ベベル宮である。人間、グアド族、ロンゾ族それぞれからの総本山への代表のことを老師と呼び、3人の老師を束ねる寺院の中心人物を総老師と呼ぶ。3人の老師と総老師は、合わせてエボン四老師と呼ばれており、人々から深く敬われている。尚、アルベド族は迫害対象であるため老師は存在しない。
なお、人々の間には、ささいな幸運や偶然を見るにつけ、それを「エボンの賜物」と呼ぶ風習が広まっている。また、インターナショナル版やX-2では、寺院は機械を「マキナ」と表現しているが、これは「機械」をあらわすラテン語の単語である。
本作には普通の人類の他に、以下の亜人種が登場する。
幻光虫とは、虫とは名の付くものの、虫でも生き物でもなく、生命エネルギーの塊の様な物であり、人間も含めた万物に宿ると言われ、人の魂と同種の存在様にも表現される。死者に召喚士による異界送りが行われる際には、幻光虫の濃度が高くなるため、死体から幻光虫が離れ舞う模様が視認でき、これにより死者は異界で永遠の安息を得ることができるとされている
後述の祈り子と召喚獣にも幻光虫の存在が重要な働きをしているとされ、本作品の重要な構成要素であるシンや幻のザナルカンドの存在も幻光虫の存在と重要な関わりを持つ。
幻光虫は水との親和性が高く、水が空中に浮いた状態で固定されるなどの現象も発生する他、幻光虫は人間の記憶や思念などにも関わっており、高濃度の幻光虫を含む水を詰めたモノをスフィアと呼び、後で述べるブリッツボールのフィールドであるスフィアプールに使われたり、人の想いや思念や映像を留め伝える機能を持つ。スフィアには映像・音声スフィア、スフィアモニターなどがあり、大気中の幻光虫の濃度が高いザナルカンド遺跡のエボンドームでは建物自体が巨大なスフィアの役割を果たし、過去の人間の思念や映像が訪れる者に干渉されて映し出されるのが確認できる。
本作における魔物や死人、召喚獣などは種類を問わず幻光虫の集合体である幻光体と呼ばれる仮の肉体を持ったエネルギーの塊としている。また魔物が召喚士やガード達に退治されると幻光虫が大気に拡散していく様子が確認される。
人間などの生き物の肉体に存在する幻光虫は通常は異界に行くが、シンや魔物に殺された後、異界送りをされなかった者は、もっと生きていたかったなどの想いからスピラに留まり、生前の記憶を無くして生き物を襲う魔物となることが多い。しかし、その死者がとりわけ強い想いを持っていた場合はその姿のままスピラに留まることがある。このような存在を死人(しびと)と呼ぶ。死人は自らの意思により幻光虫をコントロールできるため、幻光虫が拡散する状態を自ら作り出すことができる。
本作では召喚魔法は召喚士と呼ばれる一部の者だけが使える戦闘技術である。
スピラの各地に寺院が存在するが、各寺院には祈り子像 と呼ばれる特殊な像が存在する。この像にはエボンの秘術により人の魂、すなわち祈り子が封じられており、召喚士の精神に呼応して自らを召喚した者の周囲の幻光虫を取り込むことによって召喚獣が現れる。普段祈り子は像に封じられた状態であるが、この時にも夢を見ていると言われており、召喚獣の姿にもその様子が反映されている。
なお、同じ召喚獣は一時に1カ所にしか姿を現さない。これは、召喚獣の力の源泉となっている祈り子がそれぞれ1体ずつしかいないからである。物語中でユウナとベルゲミーネやイサールがお互いに召喚獣を操って戦うシーンがあるが、このシーンでは相手が召喚した召喚獣をユウナが呼ぶことはできない。
『シン』(Sin : 罪)はスピラにおける最大の魔物であり、街や村を襲っては人々を殺戮する。約1000年前に突如現れたとされ、召喚士達にとってはこれを倒すことが究極の目的であり、エボンの教えにより、この『シン』を倒す唯一の方法が究極召喚とされている。歴史上、5回『シン』は究極召喚で召喚士によって倒されているが、いずれも、その数年後に再び現れている。この数年間の間の『シン』のいない間をナギ節(ナギせつ)と呼ぶ。ナギ節を作り上げた召喚士は大召喚士として人々に崇められ、ナギ節もそれを築いた大召喚士の名前を戴き「ブラスカのナギ節」「オハランドのナギ節」などと称される。人々はナギ節を大いに祝うが、その影には必ず『シン』の復活を恐れる心が潜んでおり、人々が完全に『シン』から解放されることはない(なお、この永劫の繰り返しを「螺旋」として見立てたのが「スピラ(ラテン語で「螺旋」の意)」の語源である。それでも、召喚士は、自分のもたらすナギ節が「永遠のナギ節」になること、あるいはそうでなくてもナギ節で人々にひとときの安息をもたらすことを願って戦い続ける。
後に挙げるが、実は『シン』は夢のザナルカンドとエボン=ジュ自身を守るためにエボン=ジュが作り出した鎧のような存在である。そのため、その破壊活動の根底にはかつての機械戦争がある。かつてザナルカンドを滅亡に追いやったほどの強大な機械文明を排除するため、活気のある街や村や強大な機械を発見すると『シン』はそれをエボン=ジュの存在を脅かすものとして破壊する。そこには悪意も善意もなく、ただ夢のザナルカンドの召喚を続けるという意志だけが存在している。エボン寺院はこのことを公にせず、単に機械を使っていた事が『シン』による破壊、すなわち「人々の罪に対する罰」の原因とだけ民衆に説いている。ちなみに『シン』は夢のザナルカンドとスピラを自由に行き来する事ができ、夢のザナルカンドの海底で『シン』は度々休んでいる。また、その際には幻光体で構成された存在ならば、『シン』に乗って夢のザナルカンドとスピラを行き来する事ができる。幻光体であるジェクトやティーダやアーロンはこの方法でスピラとザナルカンドを移動した。
『シン』は他の魔物同様幻光虫に構成された幻光体の体を持つが、その量は他に類を見ないほど膨大な数であり、通常の魔物とは比べ物にならない。これはその中心にいるエボン=ジュが強力な魔法により多くの幻光虫を集めているためである。その核は先代の『シン』を倒した究極召喚獣(後述)であり、究極召喚により『シン』が倒された時にエボン=ジュがその究極召喚獣に乗り移り、新たな『シン』が作り出される。この新しい『シン』はそれを構成する幻光虫の量が少なくひ弱であるため、一時的に人々の前から姿を消して幻光虫を集める。このためしばらくの間『シン』による破壊が起きなくなる。この期間が『ナギ節』と呼ばれる『シン』のいない期間の事である。なお、エボン=ジュに乗り移られた究極召喚獣は、少なくともしばらくの間は人間の意識を持ち、ある程度『シン』の行動に干渉できる様だが、『シン』の本能的な破壊活動自体を防ぐ事は出来ず、いずれ人の意識は消えうせ、心の底まで『シン』となってしまう。
尚、『シン』の中心にいるエボン=ジュの魔力の影響により、『シン』は重力を操る能力を持つ。強力な重力を発生させることで空間を歪め絶大な破壊を引き起こすことができる(テラ・グラビドンや、キーリカを壊滅させた津波と嵐など)。また、『シン』が自らの体の一部を切り離し魔物として放出することがある(これをコケラと呼ぶ)が、このコケラもまた重力を操る能力を持つことが多い。また、『シン』はコケラを自身の一部だと離れていても感じ取れるのか、コケラを回収しに同じ地に訪れるという行動も確認されており、この習性に従い、討伐隊はコケラを一刻も早く消し去り、『シン』の再来を防いだり、逆にこれを利用して『シン』を安全な場所に誘導し倒そうという動きもあったが、後者は成功には至らなかった。
究極召喚は『シン』を倒せるただ一つの方法として寺院が民衆に説いている、召喚魔法の一種である。しかし、使用すると召喚士は必ず死ぬとされる。そのため、召喚士は自らがもたらすナギ節を見ることができない。
その理屈は一般の召喚魔法と同じであるが、それを発動させるためには召喚士と祈り子の間に強い絆が必要である。召喚士との間に強い絆を持つ者ということで、その召喚士のガードである者の内の1人が選ばれ、ユウナレスカによってその魂を祈り子とされる。召喚士がガードを連れて寺院を巡り修練を積む旅も、言い換えれば最終的な目的である究極召喚を得るため、ガードとの間に強い絆を作るための物であるとも言える。
召喚士と祈り子の強い絆によって得られる究極召喚の力により、召喚士と同調した究極召喚獣は幻光体を分解する力を得て、『シン』の中心にいるエボン=ジュの魔力により結合された『シン』を形作る幻光虫の結合を解除し分解、『シン』を倒すことができる。しかし、エボン=ジュはその途端に『シン』を分解した究極召喚獣に乗り移り新たな『シン』に作り変え、究極召喚獣と同調していた召喚士はその反動で命を失う事となる(つまり、究極召喚の使用による召喚士の死亡の直接的な原因は、究極召喚のその物ではなく、エボン=ジュにある)。つまり、究極召喚と究極召喚獣自体が新たな『シン』を招く物であり、究極召喚で『シン』(正確にはエボン=ジュ)を完全に倒す事は出来ないのだが、召喚士には当然ながらこのことは知らされておらず、寺院関係者でも完全な形で知ってる者はいない。
なお、ある者の究極召喚用に作られた祈り子を利用して他の者が通常の召喚魔法として用いることも、本人の究極召喚獣であっても絆の力を付加せずに通常の召喚魔法として使うことも可能である(どちらのケースも、本編ではアニマを召喚する際に発生する。前者はユウナやベルゲミーネが使う場合が、後者はルカでシーモアが呼んだ場合やティーダ達とシーモアが初めて戦う場合が該当する)。これらの場合においては『シン』にさえ打ち勝つ幻光虫を分解する力を発揮することもなく、もちろん召喚した者が死ぬこともない。
ブリッツボールは本作の世界に置いて最も愛好家の多いスポーツである。スフィアプールと呼ばれる球形のプールで、6人からなる2つのチームが得点を争う。選手たちのぶつかり合いも激しく、水中格闘球技の異名を持つ。詳細についてはブリッツボールを参照のこと。
ゲーム中ではルカに着いた時にイベントとして発生する(イベントバトルの勝敗でその後のイベントにちょっとした違いが生じる)ほか、このイベント以降ごく一部の時点を除きいつでもプレイすることが可能。各キャラクターには60あるアビリティのうちどれを覚えることが出来るか、また覚えるためにどのアビリティを獲得する必要があるか(各キャラ毎に3つのキーアビリティが設定されており、その中のどれを習得する必要があるか)が設定されている。また、ティーダが属するビサイド・オーラカに限り、世界各地にいるプレイヤーをスカウトして自軍の戦力とすることが可能。アビリティは試合中に相手チームがそのアビリティを使う瞬間にその動きを習得するか、リーグ戦及びトーナメント戦の賞品として獲得する。ちなみに習得できるアビリティの数が一番多いのはティーダ(専用アビリティ2つを含む59)で、その後ワッカ(専用アビリティ1個を含む58)・ジュマルおよびキーリカ・ビーストのメンバー全員(ティーダ及びワッカの専用アビリティを除く57のアビリティを習得できる)と続く。テクニックを憶えるまでは敷居がやや高く、本編やバトルとは独立した相当のやり込み要素となっている。なお、ワッカの七曜の武器を最終段階まで強化するためにはブリッツボールを数十回と繰り返さなければならない。
本作のスピラでは、以下に挙げる6つのチームが登場する。
なお、物語では「ザナルカンド・エイブス」と「ザナルカンド・ダグルス」という2つのチームが夢のザナルカンドに存在することが語られている。しかし、このチームが過去に実際存在したものなのか、それとも架空の「夢」なのかは明らかになっていない。
ブリッツボールは、大召喚士オハランドがかつて選手であったことや、民衆の目を『シン』から背けさせることができる、などの理由から、寺院が公認する唯一の娯楽となっている。普段差別を受けるアルベド族もブリッツのみは他の人種と同様に独立したチームとして参加しており、ブリッツボールはスピラ全土が一丸となって熱狂することのできる唯一の場であると言える。
以下のキャラクターは本作の時点で既に故人となっている者。一部は死人などという形で登場する。
ジスカル=グアド (Jyscal-Guado) (声:佐藤正治)シーモアの父。グアド族の内紛の際に息子と妻を流刑にするなど、部族内部のことでも悩んでいた。ストーリー開始直前にシーモアに殺される。ギンネム (Ginnem)ルールーが最初にガードを勤めた召喚士。旅の途中で命を落としている。チャップ (Chappu)ワッカの弟。1年前『シン』討伐の作戦に参加し命を落とす。ティーダと風貌・雰囲気が似ている。ガンドフ初めて『シン』を倒したとされる、最初の大召喚士(実際に倒したのはユウナレスカが最初)。雷平原に現れる魔物を封印したことでも知られており、彼の名前が付けられている。オハランド2人目の大召喚士。元々ブリッツボールの選手で、今のキーリカ・ビーストに所属していた。ヨンクン3人目の大召喚士。討伐隊出身で、歴代大召喚士で唯一の女性。オメガ (Omega)700年前のエボンの僧官。寺院に反逆をもくろみ処刑された。スピラのどこかに強力な魔物としてとどまっていると言われている。ビリガン雷平原に避雷塔を建てたアルベド族。建設中に雷に打たれ他界。シーモアの母 (声:藤井佳代子)ジスカルと結婚しシーモアを産んだ、人間の女性。グアド族の内紛の際にバージ島に流され、後に先が短いことを悟り息子とともにザナルカンドを訪れ彼の究極召喚獣「アニマ」の祈り子となる。ミヘン (Mi'ihen)討伐隊の元となる"赤斬衆"を作った男。その意図を寺院に語るために歩いた道の一部に彼の名前が残されている。テンプレート:SpoilerH
1000年前、ザナルカンドとベベルという2つの都市が戦争を繰り広げていた。強力な機械兵器を擁するベベル軍が圧倒的な優勢となり、召喚士と召喚獣に頼っていたザナルカンド軍は次々と撃破されていった。ザナルカンド随一とされていた召喚士エボンは劣勢を悟り、街の人々全員を祈り子として巨大な理想郷「夢のザナルカンド」を召喚する(これ以降、エボンはエボン=ジュと呼ばれる存在と化す)。そして自らと夢のザナルカンドを守るために強大な魔物『シン』を生みだし、世界に大きな打撃を与えた。
エボンはその一方、自らの娘であるユウナレスカに対し、自らの化身となる『シン』を倒すための方法(これを究極召喚と呼ぶ)を授けていた(実際にはエボン=ジュが作り出した『シン』が弱く、これを強大なものにするためであったと言われているが、寺院によりこれは黙殺されている。事実、その後現れた『シン』はゼイオンが元であった)。ユウナレスカは夫のゼイオンをそのための祈り子として究極召喚を使い『シン』を倒し、スピラに平和をもたらした。その後再び『シン』が現れ再び各地に大打撃を与える事になるが、これは機械を使っていたからとされ、ユウナレスカの偉業を讃え、機械の禁忌と究極召喚の偉大さを軸とするエボン教が誕生する。
それから990年、『シン』は過去に3度倒されたが数年後に復活、それでも究極召喚によって『シン』が倒された後の数年間はナギ節と呼ばれ受け入れられてきた。そしてこの年にユウナの父であるブラスカが『シン』を倒し新たなナギ節が到来した。それから10年後のことが本作におけるストーリーである。
ブリッツボールの選手ティーダは、試合中突如現れた謎の巨大生物『シン』に飲み込まれ、見たこともない世界の、どこともしれない廃墟に流されてしまう。
廃墟で魔物に襲われたティーダは、近くの海で機械の発掘をしているアルベド族と呼ばれる亜人種と出会った。ティーダは彼らの一人リュックに自分がザナルカンド・エイブスのエースであると話すが、彼女は信用するどころか「正気とは思えない、ザナルカンドは千年前に滅亡しており、そんなチームは存在すらしないからだ」と言う。ティーダは瞬時に、自分がタイムスリップしたと解釈した。その後、再び『シン』が現れ、ティーダはまたそれに飲み込まれる。
次にティーダが流れ着いたのはビサイド島であった。ビサイド・オーラカの主将のワッカに連れられビサイド村に到着する。しかし村では寺院に修行に行っていた従召喚士が戻ってこないという騒ぎが起こっていた。教えの何たるかを知らないティーダは無理矢理寺院に入り、そこで召喚士となったユウナと出会う。その夜、討伐兵舎にてふと寝覚めたティーダはワッカとルールーとの口論を目撃、ワッカの旅に出る訳と今大会を最後に彼が引退する事を本人の口から聞く。
ティーダは大召喚士になるためガードと共に旅立つユウナと同行しキーリカに向かった。そこに再び『シン』が出現、海中で『シン』が残したコケラを退治し引き上げた。そのころ、『シン』はキーリカの街を破壊していた。多くの命が失われ悲しみに暮れるキーリカで、ユウナは初めて死者の魂を異界に送る異界送りの舞を踊る。
キーリカを後にして寺院へ向かった一行であったが、『シン』は寺院にもコケラを残していた。それを退治して寺院に入ると、今度はドナという召喚士の一行と出会う。ドナにより無理矢理試練の間に落とされたティーダもガードたちと同様に試練の間を突破し、炎の召喚獣「イフリート」を得て寺院を後に次の目的地である'ジョゼ寺院'へ向かう。
ジョゼ寺院へ向かう途中、連絡船の終点であるルカでブリッツボールの試合に出場したビサイド・オーラカ。ユウナを人質にとって勝とうとするアルベド・サイクスを退けるもワッカが負傷、決勝戦はティーダがかわりに出場することとなった。試合終了後突然魔物騒ぎが発生するが、エボン寺院の新老師シーモアが召喚した「アニマ」により撃退された。
ここでティーダは、夢のザナルカンドでシンに飲み込まれて以来、行方が分からなくなっていたアーロンと再会する。自分を責めるティーダに対し、アーロンは"『シン』"は"ジェクト"であり、ジェクトはティーダに倒される事を望んでおり、それを理由としてティーダをスピラへ連れて来たのだと語る。
アーロンとティーダを正式にガードに加え、一行はミヘン街道をジョゼへ向けて歩き始めた。途中で討伐隊による『シン』打倒作戦ミヘン・セッションのため足止めを食らうが、シーモアの口利きにより無事ミヘン街道を抜けキノコ岩街道に至る。そこでは討伐隊が『シン』を呼ぼうとしていたが、そのために用意した魔物たちが突如巨大なコケラとなって襲いかかる。ティーダたちがこれを退治するが、肝心のミッションは失敗に終わり多くの兵士たちが亡くなることとなった。
ユウナがミヘン・セッションで亡くなった兵士たちのために異界送りの舞を踊った後、一行はジョゼ街道を抜けてジョゼ寺院に至る。ここで今度はイサールたちの一行と出会う。雷の召喚獣「イクシオン」を得て次の寺院であるマカラーニャに向かう途中、幻光河でユウナを誘拐しようとした機械を退けた一行は、その北岸で逃げ遅れたリュックと出会う。ユウナとルールーとの3人での会議により彼女がガードに加わり、しばらく進むとグアドサラムであった。
グアドサラムで族長であるシーモアに手厚いもてなしを受けた一行。彼は1000年前のことを語り、最後にユウナに結婚を申し込む。その後一行は異界参りを済ませるが、そこにグアドの前族長であるジスカルが現れ、1つのスフィアを残す。
その後、一行は雷平原・マカラーニャの森を抜け、再びユウナ誘拐のため襲撃してきたアルベド族を退けマカラーニャ寺院へ向かう。
マカラーニャ寺院は、シーモアとユウナの結婚を祝うムードであった。2人が試練の間に向かったと聞きガードたちが後に続こうとした時、ユウナが異界で拾った1つのスフィアで騒ぎとなる。ジスカルはシーモアに殺されていたという衝撃の事実が明らかになり、ガードたちとシーモアが激突、アニマを召喚され窮地に陥るもついにシーモアは倒される。
シーモアが倒されたことで一行は反逆者とされ、寺院から追われる存在となった。逃げるように寺院を後にするがマカラーニャ湖でウェンディゴに襲われ、それを退けるも湖にたたき落とされてしまう。しかし彼らは『シン』に助けられた。
ティーダたちが次に目覚めたのはビーカネル砂漠であった。仲間たちを探すが、ユウナだけ見つからない。やむなくアルベド族のホームへ向かうが、そこはグアド族に襲撃されていた。そこでティーダはアルベド族が究極召喚の代償に命を失う召喚士の為に旅をやめさせようとしていた事を知る。
ホームの地下に隠されていた飛空艇に乗り、ホームを爆破した一行はベベルに到着する。そこでは、死人となって蘇ったシーモアとユウナの結婚式が行われようとしていた。その場に乱入し式を止めさせようとするが彼らは包囲される。ユウナは自ら飛び降りるもヴァルファーレを召喚してその場を逃れ、ティーダたちもそのどさくさに紛れて脱出する。
辿り着いたベベル寺院では、エボンが禁じているはずの機械が使われていた。試練の間を抜け、重の召喚獣「バハムート」を得るが、そこで僧兵たちに捕まった一行は寺院により完全に反逆者とされ「浄罪の路」へと落とされる。実質処刑場であったこの路を突破した一行は、グレートブリッジで異形となったシーモアを退けベベルを脱出する。寺院の腐敗を目にし、死の決意を揺るがされ、泣き崩れるユウナ。ティーダは彼女の張り詰めた想いを口づけにて和らげる。
ナギ平原を越え、ガガゼド山に到着した一行。ユウナは寺院を去っていた族長ケルクに自らの強い意志を示し、キマリも因縁の相手であるビランとエンケを破りザナルカンドへの道を歩む。道中にシーモアが再び現れ、ロンゾ族の戦士達の魂を喰らい力を増した異形となり、戦いを挑むが再び敗れる。さらに道中を進むと、一行は山道に埋め込まれている数千の祈り子像が「何か」を召喚している光景を目にする。ティーダがそれに触れると、不意に意識を失う。目が覚めた場所は、彼が帰りたがっていた場所、「夢のザナルカンド」だった。自宅に入ってみると、バハムートの祈り子がいた。彼はティーダにティーダやジェクト、夢のザナルカンドの住人達の正体を告げる。仲間たちに囲まれ目が醒めたティーダはひとまず前に進む事を決意。ついにザナルカンドへ到達した一行。
そこでユウナレスカから究極召喚の真実を聞かされるが、彼らはその道を捨て、螺旋を終わらせる方法を探す道を選ぶ。ユウナレスカを倒したことで究極召喚は失われたが、バハムートの祈り子がべベルにて『シン』の真実を語り、シン打倒の手がかりを得る。
飛空挺にて立てた作戦通り、飛空挺のステレオから流れる「祈りの歌」にあわせ世界中から大合唱が響き、『シン』はその動きを止める。一行は『シン』の内部へ突入した。その中でシーモアと4度目の対決、これを破って遂に彼を異界へと送った一行は、ついにその中心でジェクトと出会う。巨大な召喚獣と化した父を倒したティーダたちは、バハムートの祈り子との約束に従い、自らが持つ召喚獣たちを次々と召喚し、最後にエボン=ジュを倒して『シン』を完全に消し去ったのだった。
かつての友との約束を果たし、自分の役目を終えたアーロンは、若い仲間達に未来を託して異界へ旅立った。そして夢の世界の住人であるティーダもまたその事実を皆に告げ、別れを惜しむ仲間たちや涙を流すユウナにすら背を向けて、夢のザナルカンドの消滅と共に笑顔でスピラの空へ溶けていったのであった……。
永遠のナギ節は厳密には本作のストーリーではなくインターナショナル版の付録DVDに収録されていたムービーであるが、『ファイナルファンタジーX-2』につながるストーリーとしてここで述べる。
『シン』を倒し永遠のナギ節が訪れた。ワッカとルールーが結婚し、3人は村でそれぞれ平和な生活を送っていた。ある日リュックが、キマリがガガゼト山で見つけた1つのスフィアを持ってユウナの元を訪れる。そのスフィアには……投獄された、いなくなってしまったティーダとおぼしき青年の姿が映っていた。あの日からずっとティーダのことを考え上の空で生きていたユウナは、その映像の真実を求めるためリュックと共に村を飛び出すのであった……。テンプレート:SpoilerF
本作は、FFシリーズとしては初のPS2向けソフトであり、最大の売りがフルボイスや綺麗な音楽、ストーリー中に挿入される高精細ムービーであった。また2001年1月に発売された『鬼武者』に続くミリオンセラーであり、初のダブルミリオンを達成したソフトである。1月の『鬼武者』と7月の『FFX』の成功により、プレイステーションは本格的にPS2への世代交代を果たした。ファミ通の「読者が選ぶ心に残るベストゲーム100」では他のFFシリーズ作品やドラクエシリーズなどを抑え堂々一位を獲得した。発売から5年以上経ても同誌の「読者が選ぶTOP20」の順位が高いのは、ファンに根強く支持されている事を示している。一方で、このゲームで排除されたマップや、ムービーの多さから、同じファミ通の読者の評価で採点をする「ユーザーズアイ」では、ストーリーを重視しすぎているためプレイヤーの自由度や探検要素がなくなってしまっているといった部分など、古参のファンからの批判が多かった。「ユーザーズアイ」では平均点がずば抜けて高かったわけではないが、有効得票数も非常に多く、良くも悪くも遊んだプレイヤーが多かったということになる。X以前のFFシリーズでは倒すべき敵がどんどん変わってしまい、ストーリーが複雑だという意見もあったが、Xではストーリーが「シンを倒す」ことで一貫しており、シリーズの中では比較的単純でわかりやすいストーリーに仕上がっている。ただし、フルボイスで、ほとんど文章を読む必要がない本作品と、フルボイスではなく、自分で長いセリフの読解を必要とされる以前の作品を単純に比較することもできない。
2つあるISBN番号は前者はデジキューブから発売されていた物、後者はスクウェア・エニックスから再販された時の物。
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