登場人物
開発局所属の上級職員にして、自身の好奇心を満たすために多くの裏の人脈を持つ。パーク側の職員であり、恐ろしいほどに従順ながら、その趨勢を冷ややかに……いや、楽しみに観ている男。ありとあらゆる登場人物の行く先を翻弄し、もれなくパークの暗部を濃くしていく姿は、Discordのメンバーをして「闇の象徴」。
藍沢 優
セルリアンデータベースというパークの腹心の地位につきながら、あまりにもお人よしで、強引なパークのやり方は間違っていると考えてしまい、裏切りに走ってしまう女。ありとあらゆる方面からの「隠蔽」の願いを聞いてしまい、パークを苦しめ、自分を苦しめ、誰も幸せにならない姿は、Discordのメンバーをして「魔王」。
いのちのみほしの分派「弩の友修道騎士会」3代目教祖を嫌々に受け継いだ不憫な女。先代の負の遺産があまりにも大きすぎて毎日胃痛ラッシュ。自分は平和にやっていきたいのにタカ派の暴走の勢いは収まることを知らず。このロールでは総合的に最もまともな人物と言えるだろう。
元サンドスター研究員というパークの腹心の地位にいたが、あまりにも理想主義者で、技術の開放のためにUNEPPCに研究資料を計画的に持ち出させたとされる人物。証拠不十分のような形で現在は閑職につくも、ひょんなことで訳アリのアニマルガールを任されている。色々かわいそうな姿はDiscordではたまに上記の藍司と藍沢と対比される。
グループ傘下の警備会社「ADLB」の最高責任者。その顔や出で立ちですでに恐れられるが、実際は優しい人柄を持つ。仕事をする時はきっと怖い。過去のロールでは幕原が彼にめちゃくちゃビクビクしていた。性格面などで見るとこのロールでは一番大人げがあり、まともな対応をしている。というより他の職員三人がおかしい。
前回までのあらすじ
藍司・藍沢・幕原は、前回のロールで酒席をともにしたのだが、まあひどい。
なんとなく話がだんだん暗い……つーか危ない方向に向かってく。正義感で突っ走る者同士の藍沢と幕原。世界そのものをゲームみたいに考えている藍司と明らかに人選ミスなのだが、よりによってお互いの考えを交わしていくような非常に危険な性質を帯びていた。藍沢は例の人助け精神で「PROTEC(=CDCの表向きの名前。監視カメラ関連の業務を扱う)」のカメラや機密保持性を持って「協力する」と……。
一番かわいそうだったの現実主義者だった藍沢の警備で混ざったザク少佐。
幹事 藍司よ!今こそリベンジの時だ!!
見どころ
明らかにおかしいテンションのメンツ。そこそこに盛り上がる酒宴の中でしっかりキャラの味が出てます。
終盤の突然の緊張感が良いアクセント。
そして藍沢の抱えている「暗闇」の深さと「魔王」たる所以をぜひ感じ取ってください。
[22:00 パークセントラル某所 酒場]
藍司 優
[前回はそこそこにお通夜だったあの飲み会。今度こそはリベンジせんと情熱に燃える男がそこにはいた。]
[あのとき彼は思った。前回は男女比が2(3):1だったのがいけなかったと。女性がもう一人必要だ。今宵の藍司は賢く聡い。]
前回はですね、なんか色々と特に少佐には申し訳なかったのもありまして。英雄色好むとか言いますし(?)
ぼかあ必死にない人脈辿ってなんとかADLBじゃない女の子呼んで着ましたんで、お酒を楽しもうじゃありませんか!
藍沢 優
…そういう問題では…無かったと思うん…ですけどぉ…[藍司の脇で、げんなりした顔をする]
鬼灯
…それで私が呼ばれたんですか…
こっちだって色々忙しいのに呼びつけて…もぉ。
[ベージュのコートやズボンを見に纏った名も知れぬ女性が呆れた顔でそうぼやいている]
(掲示板の流れとか確認しないと…)
[そんな思案を示すように、片手に携帯を握りしめている]
藍沢 優
ほらなんか迷惑がってる人を連れてきてます…!
幕原 徹
私だってわかるよ、前回やらかしたの私の所為だったりするもん!
大やけどだったもん!いやそれ以上にすっごいやばい状態だったんやけど!
でもさ!なんだか藍沢さんって心の友って感じがするからさ!調子乗って愚痴言ったけどさぁ……
どうしたらええんや…
藍司 優
少佐、この勢いに負けないで
幕原 徹
ホントこのアホが申し訳ない事を…
[藍司の頭を対面から押し下げようとしながら]
藍司 優
いやまあ、うん、正直悪いとは思ってるよ。
でもねえ、鬼灯ちゃんにはちゃんとあとでお礼もするから許してほしいなって
待ってぼく悪くないそこまでは
ザク少佐
はは。
お気遣いに感謝します。
鬼灯
はー…
(現場の対応は武藤さん辺りに任せるしかないかあ…かーなーり不安だけど…)
…それで、皆さんは何を頼むんですか?
藍沢 優
…まぁ、ちょっと前回愚痴言えたのはスッキリ…しましたし…(もじもじ)
藍司 優
やっぱ生だよねえ!
あとひややっことえだまめー!
幕原 徹
え、えー…
(名前は「鬼灯」っと。)
ウーロン茶。
ザク少佐
奇遇ですな幕原さん。
私も烏龍茶で。
藍沢 優
あ、よ、よければ焼酎だと…
藍司 優
んもーまっくんは酔っ払ってわけわからなくなってこそ面白いのにー
鬼灯
…私、サイダーで。
藍司 優
あれ?……あれあれ?
もしかしてお酒飲むの2人だけえ?
藍沢 優
(あ、あれ!?ノンアルコールの流れ…!?あわわわ…)
(それに藍司さんと一緒って…!)
藍司 優
なんだ今日は素面の回かあ。それでも飲むけどね
ザク少佐
(いざという時に俺がしっかりせねば)
幕原 徹
俺が酒を飲むと色々あかんから、な?
[もはや恒例の藍司の足を踏む行為である]
藍沢 優
…やっぱりオレンジジュースで
藍司 優
いたいいたたたたたた倫理違反行為だよおまっくうん
……
マジ?
[藍沢の撤退を聞いてしょぼんとする]
鬼灯
…羽目を外しすぎないようにお願いしますね。
(はー…スレ、今どうなってるのかな)
[携帯をいじり始める]
幕原 徹
うるせえ俺がルールだ、俺が体勢派だ
……これガキのケンカやな
ザク少佐
すみません。
[鬼灯に話しかける]
鬼灯
へぁっ…な、なんでしょっぅっ?
[若干キョドりながら少佐の方を向き直る]
ザク少佐
ボタンをお願いします。
[店員を呼ぶボタンを押してもらうように鬼灯に頼む]
鬼灯
あっ…ぼ、ボタンですね、ボタンですか。
分かりました…ふう…
[答えに安堵するとボタンを押して店員に呼び出しを入れた]
藍司 優
んん、みんな飲み物しか頼まないのかい?
ならつまめるようにから揚げとかもついでに頼んどくよ
藍沢 優
パリパリサラダとか、その辺りはいい感じに…(メニューを覗き込む)
幕原 徹
気が利くんだよな…
こういうやつだからちゃんと良い椅子に座れてるんだいいよなぁ
鬼灯
ふ、フライドポテトとかってありますかね?
藍司 優
あるあるー、ほらほら。パーティポテトとかもあるみたいだねえ!
幕原 徹
合ったら食べたいですねー
藍司 優
すごい量多くて味付けが5種類くらいあるんだって。
ザク少佐
えびせんとかもあるみたいですよ。
鬼灯
おほっ…!
じゃ、じゃ私これ頼みます!
藍司 優
いーねいーね!憤死タバスコ味が気になるところだ
幕原 徹
じゃあそこらへんパパッと頼みますかね。
藍沢 優
(ほっけ…おいしそですね…あ、でも焼酎じゃないんでした…)
そ、そうですね! いい感じで!!
幕原 徹
(憤…なんだって?)
[誰一人として異変に気が付くことはなく淡々と注文は通る。]
[時折変なところで盛り上がるのは主に小学生と大学生の漫才によるものだったり]
[そして一通りの料理が運ばれてきた]
藍司 優
いやあ、なんというか。想像以上の量だね、ほんと
……食べ切れそう?
鬼灯
…食べれるだけ食べましょ。
折角頼んだんですし、勿体無い。
幕原 徹
たぶん行けるでしょ
[もしゃもしゃ]
藍司 優
まあ、少佐結構健啖家っぽいしね、なんとかなるか。
鬼灯
(んー、今日は穏やかね…)
[ぽちぽち むしゃむしゃ]
ザク少佐
[さくさくとえびせんを食べ進める]
藍沢 優
(…そんなに多いですかね?)
藍司 優
あれか、無言で食べるタイプか君ら
藍沢 優
ぁう…
藍司 優
(なんか話題振らないとなあ)
[まっくんに「何か言って」とアイコンタクトを取る]
幕原 徹
[もしゃもくもく……ゴクリ]
じゃあ会話勧めますか
鬼灯さん…でしたっけ?普段は何をされてるんですかね
藍沢 優
(あああうううう…空気が…なんとか盛り上げないと…)
鬼灯
ん"…普段ですか。
普段かあ…
んー
(これは…かなり直球に来てる?!…どう答えるべきなんだろう…)
幕原 徹
あ、こっちから紹介しないとだめでしたね
修学旅行のガイドと学校に押し付ける教材作りが仕事の幕原です
そしてこちらが…
藍司 優
その教師もどきを弄るのと人間観察が趣味な開発局室長研究員!藍司だよお。ちなみに苗字だよお
[にゅっと顔を出す]
んでもって、この人があ?
ザク少佐
…警備会社Amigos de la bestia、
代表取締役のザクです。
[藍沢にアイコンタクトする]
藍沢 優
へぁ…!? ええと…PROTECという監視カメラ管理会社の受付をしてる藍沢でひゅ…
趣味は、カフェ巡りとか、散歩とか…!!
[わたわたと手をせわしなく動かしながらまくし立てる]
鬼灯
(この金髪の子、藍沢っていうんだ。 可愛いわね)
[わたわたしまくる藍沢の方を見て少し微笑ましく思い]
藍司 優
なんというか三者三様に自己紹介にも性格が出るねえ。
で、最後は鬼灯ちゃんの番ってわけだよ。
鬼灯
………
(なんて応えよう。とりあえず本業…だったもの言っちゃうしかない、か…)
[口に含んでいたフライドポテトを切り離し、開いた口を開く]
えー、その、しがないリーマンです。
個人情報明かすのちょっと怖いんで、鬼灯を名乗ってます。
宜しくお願いします。
[軽くお辞儀して挨拶を終える]
(…これで大丈夫でありますように…)
藍沢 優
あー…そういえば来園者の方ですしね…!
藍司 優
というか職員率がやたらに高いんだなあ、考えてみると
藍沢 優
こう…職業柄、職員同士の付き合いが多すぎて感覚が…すみませんですぅ…
藍司 優
んもーまっくんサイテー、女の子から個人情報聞き出そうだなんてさあ?
幕原 徹
あ、そうなんですか!職員じゃなかったんですか!
これは失礼しました……
……ってなんで来園者を呼びつけてんだこの小5は
鬼灯
いえ、いいんですよ。
…なんか断ったらアヤシい実験とかされそうでしたし。
[藍司の方を見やる]
藍司 優
そこまでイカれてないってえ!
……
たぶんね?
幕原 徹
……ちゃんと倫理局として査定に入れとくんで、貴重なご意見ありがとうございました。
[メモを取り出す]
藍沢 優
[ぷるぷる震える]
藍司 優
というか僕にそういうネタふるとガチっぽくなるじゃない?
やめよ?そういうのよくないよ??
ほら藍沢ちゃんとか震えだした……
藍沢 優
は、話を変えましょう!!!
そう、今話題のニュースとか!!
幕原 徹
ヘッ、命拾いしたな![全力でのアニメ声]
ゲッホゲホ……
藍司 優
[青筋浮かべながら無言でまっくんのポテトに憤死タバスコをし込む]
ザク少佐
今話題のニュース…
藍沢 優
えーーーーと[ニュースサイトを漁る]
幕原 徹
[一発で憤死ポテトを拾ってしまう]ぐふぉぁ!??!?!?[しばらくは喋れないだろう、ざまあねえな]
藍沢 優
(うわああああ!!、こう、何か適当な何かあああああ!!!)
藍司 優
ゴシップばっかりだねえ。
あと野球。
鬼灯
…
[くぴくぴとサイダーをのみくだす]
藍沢 優
(もうこれでいいや!!)
あ、これこれ!!
変質者騒動だそうですよ
ザク少佐
(一生懸命選んだ末にその話題)
藍沢 優
犯人は…ええと、「いのちのみほし」と見られ……?
鬼灯
(ぶっ?!)
藍司 優
なんでよりによって一番エグイの持ち出すのお・・・?
まあ面白いからいいや、どんなんどんなん?
幕原 徹
ふふむむむむー!!!むむー!!
[悪化してるー!!!ダメ―!!]
鬼灯
そ、そうですよ…なんでこんな一応酒の席に…
えええ…
[藍司に向ける目が怖い人を見る目になり]
藍司 優
(演説バカのまっくんが今喋れないし丁度いいよねえ)
(どう出るのかなあ?ワクワクするよ)
藍沢 優
あわわ…わわわ…
[適当に選んで自分でも意図していなかったのか、手が震えている]
幕原 徹
ぐふぉぁ……ゴホゴホ……
ころsああああ辛いからいカライカライ!!!!……
藍沢 優
ええーーーーーと…
い、嫌ですよね!
フレンズに嫌がらせする人とか!
(これなら同意を得られやすいはず…!!)
(同調は仲良くなる一歩って本で読みました…!!)
ザク少佐
許せませんね。
藍司 優
いけないよねえ。きっとまっくんも右に同じだよ
鬼灯
(てかまた私の知らないとこで嫌がらせって…あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"…新興宗教ってやっぱバカしかいないのかぁぁぁ……)
幕原 徹
んーー!
[ゴクゴクゴクゴクゴクゴク……]
藍沢 優
(あ、ちょっといい感じ…?)
ザク少佐
その標的がたとえアニマルガールせよ、来園者にせよ、職員にせよ。
我々が…、どうにかせねばならないでしょう。
[直前で言葉を選ぶ]
藍司 優
さっすが警備員さんって感じだねえ。
「仮に」そういうのみかけたらそれはもうすごいんだろうなあ
藍沢 優
(どうにか…)[少し顔が暗くなる]
鬼灯
(……私もその対象なんだろうなぁ…)
[表情が少し暗くなる]
幕原 徹
ッハァーーッ!
そうだよ、恨みを買うほど怖いものはないからね
藍沢 優
ううう…フレンズが好きなだけのみほしもいるそうですが…
鬼灯
(バレたら多分タダじゃ済まされないし………もう…あの2代目の根性ババ色めぇ…)
藍司 優
そういう割には紙切れの株買うレベルで恨み買い叩いてないかい君は。
幕原 徹
吹っ切れた!
[通常のポテトを手にとり]
藍沢 優
好きなら好きでちゃんとして欲しいです!! リーダーの方の顔が見て見たいです…!!
鬼灯
(一応私は分派のリーダーだなんて言えるわけないよね…)
ザク少佐
いのちのみほしをどうにかしたいわけではありません。みほしにしろ一般人にしろ他人に故意に迷惑を掛ける事がいけない。
幕原 徹
堂々としてほしいよね、正しいと思ってる人には。
正面から是非とも不条理に立ち向かってほしい。
藍司 優
擁護するわけじゃないけどさ、こういうのは特に末端から腐るものだからね
ま、リーダーいてもお腹キリキリさせてるんじゃないかなあ。
藍沢 優
むぅ…末端でも…理想を追うことはできます…!
私だって…
ああいや…!! ぇえと…なんでもないでひゅ…
ザク少佐
反政府勢力にせよ新興宗教にせよ、結局は足元から瓦解して無駄な活動に終わる事が多い。
藍司 優
(ほっといてもボロ出しそうで怖いなあ大丈夫か藍沢ちゃん)
鬼灯
(私だって…?…あの子にもなんかあるのかなあ?)
幕原 徹
末端で特攻仕掛けると間違いなく私みたいな成れの果てになるんでね。
鬼灯
(そして幕原さんは幕原さんで何があったし…)
藍司 優
やっぱり一定の権力の椅子でだらけるのが最高だねえ!
鬼灯
(わかる…私だって一般人のままで居たかったよ…)
ザク少佐
部下の纏まりが良くて助かります。
藍沢 優
そうやって出来る事をやらないから、パークがいつまでたっても…!
藍司 優
いつまで経っても?
(そろそろ空気が限界近くなってきたな)
(薄々思ってたけどこれ原因人選だわ)
藍沢 優
あ…ええと…!!
幕原 徹
……[おもむろに藍自分の皿から押し付けられた憤死ポテトを取って藍沢に仕掛ける]
藍司 優
えっ何ひどうい
藍沢 優
…………とにかく個々の努力は大事だなとですね…!!
藍司 優
お、おう、そうだね?
鬼灯
…そう上手くいくんですかね…
[ぼそっと呟く]
藍沢 優
[あはははーと笑いながら、ポテトをつまむ]
幕原 徹
[ウインク]
鬼灯
…
[はむはむと自分もフライドポテトをつまむ]
………
(…話聞いてて思ったけど、絵に描いたような良い子だなあ)
藍沢 優
ううん…一人の頑張りだけでも、ひょんなキッカケで、何かうまく行くかもしれないですし…
[ぱくっ]
…。
………………。
[ポテトを口にした瞬間、顔が真っ赤になって行く]
幕原 徹
[ニッコリ]
藍司 優
……。
藍沢 優
[ダァンと机に頭を打ち付け、
そのままずるずると床になだれ落ちると、そこを黙ってゴロゴロと転がった]
幕原 徹
あ!ごめん!そんなにするつもりじゃ
[あたふたあたふた]
ザク少佐
…大丈夫ですか。
藍司 優
ぼかあこれがなけりゃモテると思うんだよねえ
幕原 徹
(あああああああああああああああああ詰んだ嗚呼ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ザク少佐
床、汚いですよ。
[藍沢におしぼりを渡す]
藍司 優
とりあえず店員さんの邪魔にもなるし、起き上がろう?
鬼灯
[突然の奇行に顔が喫驚に固まる]
藍沢 優
か、かりゃい!!!!!![涙目になりながら、むくっと起き上がる]
幕原 徹
ごめん!!水!!水!![必死である]
[寧ろ悲壮である。このメンツ、恐らく誰も擁護してくれない。]
藍司 優
あ
あー……
[一人うなずく。彼はまっくんに押し付け、まっくんは彼女に押し付けたのだ]
鬼灯
えっ、あっ、そっかタバスコ…!
藍司 優
うわあ、最低だなあまっくん(棒読み)
その所業は引くよ(棒読み)
藍沢 優
あぅあぅあ…まだヒリヒリしまひゅ…
[タオルを受け取って、軽く顔まわりを拭き、水を飲む]
ザク少佐
・・・・・・・。
幕原 徹
…………
鬼灯
……
(えっと、何この空気)
幕原 徹
[前方2回半3ひねり宙返りスタイリッシュ膝抱え込み900スライドインスライドアウト土下座]
藍沢 優
ふぇぇぇぇぇぇ!?!?!?
幕原 徹
誠に申し訳ありませんでしたぁ!!!!!!!!!!!!!!!
藍沢 優
え!? これ幕原さんがやったんですか!
ザク少佐
あんまり暴れたらいけませんよ…。
鬼灯
……………
………
…なんだろう、こわい…
藍司 優
ヒエッ(素)
鬼灯
えまって、酒の席ってこんないろんな意味ですごい場所なんですか。
藍司 優
前もこんなにひどくはなかったと思うなあ・・・(小声)
みて店員さんの視線が痛い
藍沢 優
ちょっと…意外ですね…
幕原 徹
はい……
こいつが激辛ポテト押し付けてきたから話そらそうとして私が……
さっき辛いって発狂してたじゃないですか、あれです
藍沢 優
なるほどです…まさか私にも仕掛けられていた…なんて…
藍司 優
おっと僕に飛び火したな?
幕原 徹
出来心でこいつからもらったやつ一つ分けてやったんです
藍沢 優
ぇへへへ…いえ、まあ不意打ちでちょっと驚きましたけど…、全然大丈夫ですよ!
鬼灯
(か、会話に入りづらい……)
藍司 優
……それはさておき!
(いよいよ僕がいたたまれないから)ちょっと話題を変えようと思ってね。
思えばなんか暗く重い話が続くのがよくないんだ。
明るい話をしよう、ってわけで!
パークやフレンズの好きなところトークなんかどうだい?
僕も含めてみんな色々一家言はあるんじゃないかなー。
藍沢 優
そんなの全部ですよ…!!
[キラキラしながら答える]
藍司 優
そして僕はアルコールキメる[ロックを煽る]
鬼灯
え、えっと。
特に好きなの選べって言われたら…ホホジロザメちゃんと…あとオオコウモリちゃんとか、ですね。
ホホジロザメちゃんは元気で可愛くて…オオコウモリちゃんはあの翼がカッコよくて!
幕原 徹
先日ついにアブラコウモリの保護指示が下ってね。
私はそれまでほとんどフレンズっていうものに会わなかったから……
……
オキちゃん(小声)
鬼灯
あっ、オキちゃん可愛いですよね〜
ザク少佐
[黙ってうなずく]
藍司 優
目が焼けそうなくらい眩しい純粋さだよねえ、ぼかあみてて飽きないなああの子は。
幕原 徹
あの純真さに救われるというか……
藍沢 優
あーあの子はいい子ですよね…そういえばうちの同僚の人もよく会いに行ってるって聞きましたよ。
その方、普段厳ついんですけどね?[少しくすくす笑う]
藍司 優
確か少佐のとこの子とも親交があるし、さっきのホホちゃんともあるし……存外に顔もなぜか広いみたいだよねえ?
鬼灯
わかります、社交性も高いみたいだし、あのオキちゃんみてると疲れとかマジで吹っ飛びますよ〜。
幕原 徹
(あの子がいなかったら、もうすでにこの島に居なかったかもな……)
鬼灯
(ホント、私みたいなひとにも仲良くしてくれる良い子だよ。)
ザク少佐
はは。レイがなにか悪い事を吹き込まないか、たまに心配です。
藍司 優
レイちゃんはレイちゃんでいい子ですからきっと心配には及びませんよ。……初見ちょっとビビりましたけど(小声)
鬼灯
(たまーに見かけるけど、おねえさんって感じだったなあ)
藍司 優
オキちゃんと一緒のときは本当に年の離れたやさしいおねえちゃんって感じでしたよ?
ザク少佐
そうですか…、案外私の知らないところでしっかりしてるんですねえ…。
藍沢 優
(ああいう子が巻き込まれないためにも、私も頑張らないとなんですよね…!)
鬼灯
(…オキちゃんがうちのタカ派に攫われたりしたらどうしよう…)
藍司 優
(この各方面をみるにもし拉致とかあったらほんと面白そうだよね、まあさすがに不謹慎が過ぎるけど)
藍沢 優
あ、そうだ、私的には、メアリーちゃんとか気になりますね
…髪が目立つので、カメラ越しでもよくわかるんですよ
藍司 優
40mあるからね……いろんな意味で関心を引く子だね
鬼灯
え" 40m…
…cmの間違いじゃなくて、ですか?
藍沢 優
…ええ、複数のカメラに映ってるとか普通なんですよぉ…
幕原 徹
40メートルって……
そんなに如実に形質がつながるもんなのか
ザク少佐
手入れも一苦労でしょう。
藍司 優
研究者としてもすごい関心が湧くよね。それだけでなく、群体だからか多重人格もあるし……おませさんで中身はかわいんだけど
幕原 徹
(それにしても視角40メートル間隔のカメラってのもすげえな、カメラ台数1万じゃぁすまないんじゃねえの?)
藍沢 優
電柱に絡まったりとかするのも…よく見かけるので本当に目が離せないんです…
鬼灯
……
(大変そうだなあ…)
藍沢 優
この前なんか、自分の髪の毛で転んでたんですよ
幕原 徹
大変ですなぁ…それは……
藍司 優
たぶん髪の毛に重心もってかれてるんだろうね、大変そうだ
幕原 徹
多重人格ですか、それは面白そうだ……
クッソ、研究員続けられるようにおとなしくしてりゃ良かったな!!
藍司 優
おい倫保がそれを言うか
幕原 徹
倫理勤めだからこそ惹かれるんですよ。
とんでもない難問ですよ。
藍司 優
……僕も最近関心のある子がいてねえ
鬼灯
うわ、誰なんですか。
藍司 優
レイナっていう子なんだけど、どうもメアリーがよくお世話になってるみたいなんだ
鬼灯
レイナ…なんのフレンズなんですか?
藍司 優
ティタノボア、なんというかすっごく大きい蛇だね?
尾がすごいんだ、メアリー並。
藍沢 優
あの子はパワーがすごいですよね
鬼灯
ティタノボア…たしか昔絶滅した蛇、だっけ。
そんな子もいるんですか。
ザク少佐
目を引きますよね。
藍司 優
ミチアトの絶滅種研究はあんまり関与してないから、僕も知らないとこ多いけれど。今日再び女王を自称するのも中々攻めてる
ザク少佐
微笑ましいじゃないですか。
鬼灯
あー、微笑ましい、ですか!
藍司 優
なんかこう、口角が上がっちゃうよねえ
藍沢 優
うーん、女王って言っても、そこまでは何かけてる感じはしませんけど…どちらかというと、ごっこ遊び…?
ザク少佐
まあごっこと言えばごっこですかね。
鬼灯
フレンズはみな可愛らしくていいですねー。
幕原 徹
あー……女王っていうと噂にはクリミアの昆虫館にも守護を名乗るアニマルガールがいるとか……
藍沢 優
あ、サイカブトさんでしょうか
鬼灯
サイカブト…どんなフレンズなんですか?
藍沢 優
(…そういえば、あの子も要注意対象フレンズだったような…)
藍司 優
あの子かあ。
藍沢 優
え!? えーと…すごく正義感が強いと聞いていますよ…あははは…
ザク少佐
あの子も時代劇から抜け出して来たようは喋りですよね。
藍司 優
ムハハとか言うもんね、すごい濃い
幕原 徹
藍沢さんはいろんなフレンズさんを知っててうらやましい……
研究職ついて痛い思いするならやっぱりゆっくりカメラモニターを見回して居られたら……
幸せだった……
藍沢 優
あはは…そうですね、私は仕事柄カメラを見てることが多いので…
フレンズに詳しくなれるのは嬉しいです…
…良ければ幕原さんも見に来られますか?
映像ならたくさんありますよ?
鬼灯
(フレンズって一緒に遊んでて飽きないよねえ…ずっと触れ合ってたいなあ)
幕原 徹
じゃあ今度行ってみようかな。
うちのコウモリが外で何をしでかしてるかわからないし
藍司 優
それは監視不足じゃないかいまっくん……
幕原 徹
「観察」です。
言葉尻を捉えるようですけどそういう事です。
藍沢 優
うちは監視なので、全部ばっちり見れちゃいますねぇ
幕原 徹
実際に四六時中いるわけにはいきませんから。通常業務をこなしながら、何とかあの食いキチとリレーしなきゃいけないんですよ
藍沢 優
幕原さんは職員なので、閲覧させてもらえると思いますよ!
鬼灯
(んー?それじゃあタカ派の奴らの動きも分かるのかなあ)
幕原 徹
良かった……近いうちに行きますよ
[藍沢の足元でクシャッといった紙の音がする]
鬼灯
…んっ?
[幕原の足が藍沢の方へ伸び切っているようだ、その足が紙くずを押し込んでいる]
藍沢 優
(…?)
[一瞬キョトンとしたような顔になるが、すぐに何かを察したのか、普通の表情になる]
ザク少佐
…。
藍沢 優
あ、ポケットのメモが落ちちゃったみたいです…
少し失礼しますね
幕原 徹
あ、ごめんなさい
[足を引っ込める、紙を「置いて」]
鬼灯
(…なんのメモなんだろうね)
[その様子を見ていたが、なんの意図があるのかは気づいていない]
藍沢 優
[その紙を拾う]
(…もうひと押し、欺瞞情報を入れますか)
…? あれ、これ、私のメモじゃないですね…
幕原さんのじゃないですか?
[マジックのように拾った紙と入れ替えられた、別の紙を幕原に返す]
幕原 徹
あれ?あ、ごめんなさい!!拾わせちゃって
[素早く握りこむ。まるで足でつぶされた紙くずだ。]
(…………こういうの苦手なんだよなッ…………)
[広げる。白紙の紙を、恐る恐る。]
[気が付けば1:30を回る。潮時だろう。]
藍沢 優
あれ!? これちょっと…時間まずくないですか…?
幕原 徹
……
あ゛
これみんなぐったりしちゃってますし、引き上げなきゃ
ザク少佐
撤収しますか。
幕原 徹
おーい、小坊じじい?生きてるぅ?
鬼灯さん?大丈夫でしょうか?
藍司 優
うーんむにゃむにゃ…それ以上研究できないよー…あはははは…
幕原 徹
うーわ、引くわ、寝ても覚めてもマッドやな
鬼灯
どうして皆さんそろいもそろって………
幕原 徹
……うなされてますね
どうしましょう…。
ザク少佐
私が"軽"で送り届けておきます。
そこに停めてありますので。
幕原 徹
本当ですか!ありがとうござ……
[絶句]
あんなごつい「軽」始めてみましたよ
ザク少佐
"軽"装甲車ですからね。
藍沢 優
あううう…軽ってなんでしたっけ…[ぐるぐるぐる]
ザク少佐
戦車よりは軽いって事です。
幕原 徹
戦車……
[思考放棄]
ザク少佐
[冗談交じりに2人を車に乗せる]
幕原 徹
なんか色々とありがとうございます…。
藍沢 優
私たちじゃ背負うのも一苦労ですもんね…
お世話になります…!
ザク少佐
[軽く会釈をして車が発進する]
藍沢 優
[ブンブンと手を振って見送る]
幕原 徹
………
どうなんでしょう。こんなこと、間違ってるんでしょうが……
[握りこんだ白紙を右手で投げては受け止める。]
藍沢 優
…そうですかね?[振っていた手を下ろす]
幕原 徹
最初は保身のために渡したつもりなんです。その紙。
みほしの「捕虜」なんていう本来取扱いのめんどくさいフレンズは、もっと全うな人が担当するべきだ。
それをこんなどうしようもない人に当てるなんて、ちょっと不思議だったんです。
「わざと問題を起こして、私を後腐れなく首にするんじゃないか」って。
……保身なんて、自分の一番嫌いな言葉だった。
でも、今、パークに職を失ってしまえば、自分はただ外側から叫ぶ外野になる。
それが怖かった。
藍沢 優
…そうなんですか
でも私は、幕原さんのことを信じているので。
どのような理由だって、いいんですよ
幕原 徹
どんな理由かを考えないなんてダメです!
……ごめんなさい。
手慣れてるというか、そんな感じがしたんです。
きっと、沢山の人をかばってきたんだと思います。
藍沢 優
…。[少し驚いたような顔をする]
幕原 徹
今じゃないかもしれない。遠い昔の話かもしれない。
でも、「信じる」だけで、安請け合いしたら、あなたの本当にやりたい事が出来なくなっちゃう。
もし、何か、自分が望むものがあったら、例えば、「パークの平和を守りたい」って言う事とか。
「理想を語っても、自分を馬鹿にしない、相手の理想を聞いても、相手を恨まない。」
そういう人とだけ、貴女の「運命」を分けていてほしいんです。
藍沢 優
…大丈夫です。
パークにいるみんなが…幸せになれる事が、私の願いだから、幕原さんを守ることも…、私にとっては大事なんです
私は私の手のひらで救える限りの事なら、なんだってしてあげたいから…
えへへ…きっと私は、自分勝手なんだと…思います。
幕原 徹
私がまたこの楽園をひっかこうともですか?
心底心配しています。落ちていく綺麗な石に気を取られて、自分の後ろで気が付けば大きく事が動いてしまった。
私は、そんな世界に居ました。
本当に、本当に信じられる人とだけ、やってきたつもりなんです。
それでも、私は、慌てて小石を拾うあまり、自分が何をしているかすらわからなかった。
藍沢 優
はい、…大丈夫です!
だって、あれは正しいと思ってやったんでしょう?
幕原 徹
思った思ったの思い過ごしで世界は変わっちゃうんだ!
俺は正しいと思った!だからなんだ!何か変わったか!
結局俺はここにとんでもない罪をもってきてしまっただけだ……
でも、うれしいです。
藍沢 優
はぅ…えへへ…私は、そうやって頑張り続ければ、きっときっと、今度は成功すると思いますよ…
だって、あなたは誰かのために頑張ってる。
それなら、きっと協力してくれる人も増えます。
私はただ、それが成功するように、躓きそうな小石をどけたり、前に夢中で気がつかない、後ろで起こっている「大きなこと」を注視してみてあげられるだけなんです
幕原 徹
でも私は、あなたの事がとんでもなく心配だ。
何か、もし。貴女がどんなに頑張っていても「1人」だとしたら。
それは、きっと、とんでもなく辛い事をしているんだと思う。
一番最後にどんな結末になるかはわからない。
でもそれまでずっと一人なのは、苦しい。
誰かのために頑張っているのに、その頑張りが誰にも気づかれないんだったら。
貴女が倒れてしまうことは、何人かは分かりませんが、あなたが支えているものにとって大きな損失です。
貴女の信じる人が負けないためには、必要以上に頑張らないでください。
ただ、ただただ、私はあのコウモリが、楽しくやっていけるように見守ってほしいです。
藍沢 優
いえいえ…!そんなの大げさですよ…!
私は本当に、見守ってるだけなんですから…
こう…なんというんでしょうか…
本当に後片付けとかしてるだけみたいなものなので…
大丈夫です!
コウモリさんも、しーっかり見ておきますから!
幕原 徹
お願いします。一人の「担当職員」として。
また会いましょう。一人の「頼れる人」として。
…
いやお願いですから一人で抱えないでくださいね?!なんかすっごく裏がありそうですよ?
怖いオーラが出るぐらい悩みを抱えるとか本当にやめて?
[声色はすっかりいつものアルトトーンになったが…]
……頼れる人ですか、私。
藍沢 優
ふぇ…?
は…はわわわわわわ…
[突然の言葉に、少し驚いたのか、癖のある金髪の先端を指でいじる]
幕原 徹
貴女の悩みの種は、私にもつぶせますか?
だってそうでしょ、カメラ使って一番遠くを見てる人が潰れちゃったらどうすればいいんですか、全く。
こんな隅っこで色々やってる人間が少しでも何とかできるなら、それが一番いい。
藍沢 優
わ…私の悩みのこと…一緒に考えてくれるんです…か…?
[少し上目遣いで、恐る恐ると行った感じで手を伸ばす]
[しかし、それと同時に、自分のやった事を思い出す]
[フレンズにお願いして、みほしとはいえ人を殺したこと]
[その残党も、流れでとはいえ、一人手にかけてしまったこと]
[そして、それらの行いに対して、藍司に問い詰められたこと…]
[「きみは自分の正義のために勝手に人を裁くのかい?」]
[「イエスと言い切ったのは評価しよう、でも、君はもう狂ってたんだね」]
ぁ……[それらが頭を駆け巡り、一瞬出した手を、スッと引いてしまった]
幕原 徹
……ダメ……ですか。
私は一回汚れた人間。それでも、ですか。
藍沢 優
あ…ちが…これは…[きゅっと口を結ぶ]
………………………もう少し、考えさせて…ほしいです…
(本当は頼りたかった。でも、自分のやったことを、受け入れてもらえるか、不安だった)
(受け入れられなかった時のことが、きっと、私は不安なんだ…)
幕原 徹
きっと、何回も汚れてしまったと勘違いしているんでしょうね。
じゃあ、私は、あなたと同じぐらい、周りと軋むぐらいの「良い事」をすれば、頼ってもらえますか。
……
いや、違うか。
安請け合いが信用されなかった、私の負けです。
でも、意地でもそばで「安酒」をたかりますからね。
藍沢 優
いえ、私はそんなに良いことはしてないですから…
幕原さんが、少し眩しいだけです。
[少し申し訳なさを誤魔化すように頬をかく]
…でも、すごく、すごく、嬉しかったです!!
私もいつか…その「安酒」、いただきに行きますね…
幕原 徹
頼むから、お前が死にそうなときは死ぬ前に来いよ
藍沢 優
えへへへ…死ぬ前にだなんて、本当に大げさなんですから。
幕原 徹
いやいや、比喩だぞ?
まさか本当の意味で取るとは思わなかった……
煮詰めんなよ!
[手を振りながら後退していく。]
[悔しい。]
[もっと、もっと、自分の知ることができない、触れる事も、解くこともできない「問題」が、そこにあった。]
藍沢 優
へぁ…!? …もーーー!!意地悪なんですからああああ!!!
…
わかってますよー!
(本当です…なんで私は、冗談だって、受け取れなかったんでしょう…)
(私は…私が思っている以上に、思い悩んでいるのかもしれません…)
幕原 徹
(……助けたい。)
[知る由もない。でもわかっている。]
[自分らは、もう狂ってるのかな、って。]
[ともあれ安酒「ジン」は、中毒性が高く、思考が退廃し、やがては体を蝕み、死に至る、そういうものなのだ。]
[Fin.]
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