名前: 桐花 夏海 (きりはな なつみ)
性別: 女性
取得管理権限: GENERAL-4(役員)/MANAGE-5(経営部門)
所属: 代表取締役社長/経営会議議長
所在: 東京都品川区奥品川町3-12 ジャパリセントラルビル 48F 4802号室(社長室) (偶数月)
東京都小笠原村小笠原群島特別区 パークセントラル桜通り12丁目 2番地 桐花家私邸 (奇数月)
山梨県大月市出生・出身
同市立小学校 卒業
東京都 青岳館中学校 卒業
東京都立品川海岸高校 卒業
国立大学法人 東京社会大学 第一類 国際政策コース 卒業
環境省 自然環境局 入局
環境省 自然環境局 国立公園課 副課長 退任・退局
横浜電力(株) マネジメント・セクション 社内調査室長
ジャパリ・インコーポレイテッド 取締役
人物概要:
桐花 夏海は、205█年に発生した「例の異変」に関連する一連の事件に際して、日本政府を含む株主の強い提案により取締役に選任されました。環境省の中でもかつての小笠原群島特別区の保護活動を管轄していた部局に所属し、若くして退局した後には社内調査を通して中堅電力供給会社である横浜電力の社員の意識改革と経営の正常化に努めました。官公庁からの出世街道への割り込みは社内の反発を強く受けながらも、僅か20ヵ月のうちに中間管理職の整理と専門職員の昇給を中心とした方策により、取扱い電力量の減少に歯止めをかけ、電力網会社の設備補修を多くの地域で請け負う事によって増収に成功しました。事件当初の代表取締役指名は固辞していましたが、事件の緊急体制によって混雑した社内の指揮系統の混乱を見かねて、終息宣言を待ってから代表取締役として選任され、同日のうちに経営決裁権を行使する組織を構成しました。これが現在の経営役員会から局長級幹部総会までの組織です。
職務概要:
Ⅰ.代表取締役
1.取締役会への参加・重要事項の決裁
2.他の代表取締役・経営役員の業務の監督
Ⅱ.経営役員社長
1.経営役員会の招集・個人裁量決裁の監督
2.法務・監査、渉外、施設管理の上級業務の最高責任者
3.経営戦略と業務戦術の調整・業務の管理・指導
勤務態度:
入社の経緯から、その責任感は同様の立場にあるどんな人員よりも強く、経営のトップとしての業務はとにかくストイックと評されるもので、「3駅先の自宅に戻ることだけでもどれほどの非効率か」として、東京本社の会議室を借りて寝泊りし、副社長と交代で小笠原諸島を往復する前夜に数時間ほど自宅で休むのみ、使わない間は従兄の運営する学習塾とするなど、とにかく時間を一点に集中させることの多い人物です。その一方、東京本社の社食は必ず親交のある経営役員とともに従業員を訪ねて食事をとり、夜間業務を行う職員には出前をしばしば取るなど、「社員の腹だけは甘やかす」と巷では評判のようです。
皆さんの評価の基準が良く分かりません。確かに東京本社は不摂生な方が多いので、これが最も最適なサポートであると判断しただけなのですが。 私設秘書私記用ボイスレコーダーより(当事者の許諾の元掲載) |
ストイックさはパークで業務を行う際にも同じことが言えます。私設秘書の話では一週間の間に30分の休憩時間もない行程で各地を訪問し、それと同時に普段と変わらぬ量の決裁を行い、普段と変わらぬ回数の経営会議を設けています。
しかしその性質は東京本社でのそれと大幅に方向性の異なるもので、スケジュールを圧迫している最大の理由は書類などの審査や経営会議の頻発ではなくアニマルガールとの接触がそのほとんどで、郵便物・電話・島内SNS・常駐する私設秘書への接触などで連絡手段を持つアニマルガールへは、自宅や携帯電話に連絡をするように積極的に進める上に、実質の生活環境である社長室に手紙類が転送されるために、行動を共にしたいなどという要求が「決裁」され、希望の7割以上を受け入れてしまうために、爆発的な業務量増加を引き起こすというのです。
私の水族館にきて…許可。 私設秘書私記用ボイスレコーダーより(当事者の許諾の元掲載) |
人物像:
勤務態度に示される通り、業務中はとにかく何事も行動が極端であり多くのことにおいて妥協を許さない性格です。その厳しさは自己と他者に向けられていますが、このような性格を帯び始めたのは横浜電力社内で発生した「火力発電所に関する事件」をきっかけにしていると話していますが、ジャパリグループ内でその事件の内容を知るのは、当人のほかには私設秘書を含めわずかです。
社内秘書1名と私設秘書2名を設けてほぼ常に1名以上とともに行動をしていて、速足でその雰囲気は時に周囲を圧倒してしまう事も少なくないようです。
「なあ……何でみんな平然と挨拶出来るんすか……あの人「話しかけるな」ムード出っぱなしじゃないですか……」 「ああ、君おごられた事ないのか。安心しろ、慣れれば『あの人競歩の日本代表になれるでしょ』なんてくだらないことを考える余裕が出る。」 施設管理局施設管理部 月例報告書 205█年7月号 より |
島内でアニマルガールへの接触を多くしますが、業務の時間におけるそれは非常に「業務的」と言えます。例えば、施設への訪問依頼に対しては、依頼したアニマルガールにその理由を尋ね、施設に関しての説明や意見を求め、発達したアニマルガールには時に「この施設への予算が少なくなるときに、何を節約するべきだと思うか」などといった、判断の難しい問いかけをすることもあります。日常行動への同伴の依頼にもまた同じように理由を求め、アニマルガールが街にどのようなことを求めるかなどを考えさせることが多いです。会話の内容は常にメモを取り続ける徹底ぶりで、周囲からは「あまりにも圧力的だ」「まるで温かみがない」など批判を受ける事も多いです。
あのようにして施設を良いところだと来園者にアピールすることも出来る彼女たちは、もはや愛玩動物ではないでしょう。我々は彼女らを飼っているのではなく、ともに暮らしているのだと皆さん口をそろえますよね。正確には、ともに暮らすと同時に、職員ともども「雇用」されているのが実情でしょう。彼女らが環境を良くするために何か行動を起こさないならば、勝手にアニマルガールに予算をつける事はない。ただ職員や株主への還元と、中央理事会に言われるままに研究費と機密費をつけるだけ。彼女たちが人間だろうと動物だろうと、はたまた別の何かだろうと、自分のことを周囲に任せすぎては成り立たないことは変わらないでしょう。 第███回定例経営会議 議事録 より |
業務で拘束されている時間外や、プライベートな時間はその態度は一変します。
業務を副社長に代行できる期間は、服装こそスーツや作業服など、緊急時への即応を考慮していますが、秘書や親しい職員などと各所のカフェやレストラン、ファストフード店やコンビニエンスストアなどで外の風景を見ながら談笑したり、時には秘書を随行させずにそうしたところで食品や嗜好品を購入したのちに、施設がない、所謂自然エリアの中に入っては一昼夜を過ごす事もあります。特に山地近くの森林などで菓子類を食べる事を好んでいますが、様々な地形エリアで同じように休息していることを複数のアニマルガールによって確認されています。
業務中とそれ以外の時の切り替えがはっきりとしていることから、職員がプライベートの時に遭遇すると、あまりの変貌ぶりに驚くようです。特徴的なのは、そのほとんどがパークセントラル内か施設の中でのことで、自然エリアへ向かう氏の姿はほとんどの人に気づかれていない様子であることです。
「あのあたりの木陰にいるんだ」ってみんな言うんですよ。ここまで軌バス(軌道バス)で30分もかかるじゃないですか。 エグゼクティブパーソネルイメージアップ計画 聞き取り調査ログ 一般パークガイド編 より |
何と言えばいいだろうか。とても疲れた様子だったので一瞬誰か分からなかった。ガイドの服の上からベージュのブランケットをつけていて、少しだけ顔をのぞかせて外を眺めていた。 交通局職員 ██氏 手記 より |
その他情報:
他の経営役員に比べても、人物情報や経歴情報が少なく、特に横浜電力時代の情報が少ない事や、東京での社外生活に関してはほとんどその実態が知られていません。これらの事項はそれぞれ彼女は言及されることを嫌いますが、前述した自然エリアでの彷徨の際にアニマルガールに対して、自分の悩みを話す事があるようです。
桐花 夏海の周囲評価: 以下は、桐花 夏海の人事的評価を示すための指標として、パーク運営事務局が社内外の人物に氏の印象を質問した際のコメント集です。この項目はアニマルガールや来園者、職員を含むすべての人物が自由に追加をすることができます。本人による編集も可能であるため、個別に返信コメントが書き込まれる場合もあります。
親交関係: 以下は、滝川 秋治の周辺人物として把握されている人物です。この項目を基にして、滝川 秋治に対する円滑なコミュニケーションを図ります。全ての職員やアニマルガールや来園者が項目を追加することが許可されています。
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