【監督役】
温泉街の橋を渡り、対岸に湯煙が見える川沿いにぽつりとある小さな教会。
手入れされた庭には季節ごとに色とりどりの花で彩られた花壇と
聖母マリアを模した石膏像を中心に置いた小洒落た噴水がある。
扉を開くと暖かなステンドグラスの光の中、プラチナブロンドを靡かせたシスター服の女が振り返る。
「あら、魔術師さん?聖杯戦争の参加者かしら。」
そう言って女は薄く微笑む。
「私はアイーダ。今回の聖杯戦争の監督役として教会から派遣された者よ。
さて、自己紹介は以上。じゃあがんばってね。
ん?何かしら?参加の宣言はきいたわよ?
正直それも本当はわざわざしなくてもいいのだけど。懺悔でもしたいの?
ここ?此処は私の管理する教会よ。もしも戦争に嫌気が差したのならここに逃げ込んでもいいのよ。
そうでもしないと殺されてしまうもの。
でも、そうね。こんなものに参加しているのだから、死ぬ覚悟ぐらいできているのでしょう?」
女はクスクスと笑いながら薄く笑みを浮かべる。
「不正や問題がなければ私から動くことはないわ。
もう用が済んだのなら早く行きなさい。
私も暇じゃないの。」
聖職者と思えぬような傲慢なものいいで、追い払うようにしっしと手を振った。
「何かあればここに来るといいわ。私も必要があれば動く。それだけ覚えていればいいのよ。
アナタに神のご加護があらんことを。」
祈るように手を組み微笑む女を後にし、あなたは扉を閉めた。
監督役について
名前 | アイーダ |
---|---|
性別 | 女 |
年齢 | 女性に年齢聞くのはデリカシーがないんじゃなくて? |
所属 | 聖堂教会 |
身長 | 155cm |
髪 | プラチナブロンド |
瞳 | 水色 |
詳細 | 教会から派遣された監督役。傲慢な態度を取るが信仰心はちゃんとある。用があって教会に来た場合は無碍にはしないが、用がない場合は露骨に面倒そうな顔をしてくるぞ!蓮芭神社の宮司とめちゃくちゃ仲が悪いらしいよ! |
【蓮芭神社の魔術師たち】
蓮芭山の麓にある蓮芭神社。
龍口一族は、この土地を古くから護り続けている魔術師達だ。
この神社にいる神職や巫女は全て辿ると龍口一族の血筋であり魔術師である。
山に囲まれた場所で独自の神秘を進化させていった龍口家は
集団での儀式による独特の魔術体系をとる。
また、この土地での聖杯戦争を儀式として成立するよう調整をしているのがこの一族であり、
運営側として、戦闘が起きたり、神秘の隠蔽など、教会から申請があり必要となれば手早く対応することだろう。
この魔術師の集団の先頭に立っているのが現在の龍口家の当主であり宮司の龍口道彦である。
「逃げ込むなら教会だ。うちの管轄じゃねぇ。運営に関することは一度教会通してこい。
ぁあ?戦闘で壁が壊れたぁ?だからそういうのは一回教会に連絡しろっつってんだろ。
ちっ、もういい。直しときゃいいんだろ。こっちで連絡しとくからテメェはさっさと帰れ。」
宮司について
名前 | 龍口 道彦(たつのくち みちひこ) |
---|---|
性別 | 男 |
所属 | 無所属 |
年齢 | 27 |
身長 | 176cm |
髪 | 黒 |
瞳 | 金 |
詳細 | 蓮芭神社の宮司であり龍口家の当主。柄の悪い口調と目つきが悪いから怖そうに見えるけど、案外悪い人でもない。生真面目で厳しいところもあるが、用事があれば対応してくれるぞ!教会の監督役とはそりが合わない。 |
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