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01-02シーズン、インテルにとって悪夢の最終節、それまで首位だったインテルは2-4でラツィオに敗れ、最後の最後にユベントスにスクデットを奪われる。
とどめの4点目を取られ、へたり込むDQN兄貴に相手のラツィオMFセーザルが挑発。
「ほら、2ゴール決めろよ、スクデットが待ってるぞ」
「ぬっころすぞｺﾞﾙｧ(#ﾟДﾟ)！！」と試合後に乱闘。
仲裁に入った関係のないネスタまで殴られる。

02-03シーズンのイタリアダービー。99-00シーズンのことを根に持っていたユベントスMFコンテが「2年前コケにした罰だ」と発言。
DQN兄貴「おまえはボーナスで新しいカツラを買え」と逆襲。
痛い所をつかれたコンテは「今は植毛の時代だよ。それより君は脳を移植してもらうんだね」とマジギレ。←本当に植毛しました

02-03CL2次リーグニューカッスル戦、ゴール前でDQN兄貴得意の“見えないパンチ”が相手FWベラミーに炸裂。怒ったベラミーがつかみかかり、一発退場。
「なんで俺だけなんだよう(つД｀)」と泣きながら帰るベラミー見ながら兄貴は涼しい顔。

02-03ミラノダービーでシェフチェンコのどてっ腹に蝶野ばりのヤクザキック。
黄紙一枚で済んだ試合後に「あれは赤でもよかったかもね」とさらっと言い切る素敵な兄貴。

03-04シーズンのシエナ戦をベンチ脇から観戦していた兄貴。
同僚のMFキリ・ゴンザレスとマッチアップしていたシエナDFチリッロが前を通るたびに、
「キリ！チリッロしょぼいぞ！狙ってけ狙ってけ！」と、野次を飛ばしまくる。
試合はボロ負けでヤジられっぱなしのチリッロ。
怒りが収まらずに、終了後に控え室につながるトンネルで帰る兄貴の肩をつかんで、
「おい！どういうことだ！」と詰め寄る。
しかし、「じゃかましいわこのガキ！(ι´_ゝ｀)=〇) ﾟДﾟ)･∵;;」とあっさり返り討ちに。
踏んだり蹴ったりのチリッロ。
取材に来たテレビカメラの前で切れた唇と顔のまま、
「これがマテラッツィが僕にしたことだ。すべての人にあいつの本性を知ってくれと言いたいよ」と涙の訴え。
兄貴曰く「チリッロに呼び止められ乱闘になりそうで俺は“怖かった”。
彼が殴ろうとしたので“怖くなって思わず”反応してしまったんだ。すまなかった」と発言。
187cm75kgと大柄なチリッロに対し恐怖感を抱いた193cm93kgの兄貴は2ヶ月の出場停止処分を受ける。

現マンチェスター・シティのパトリック・ビエラに、「今まで一緒にプレーした中で一番バカな選手」と言われた後、
自身のHPに06年W杯決勝で挙げたゴールの画像を掲載。
(ビエラと競り合った兄貴が頭一つ分上の高さのヘッドをジャストミートしてる)
そして画像の下に
「そんなバカに頭の上からゴールを決められるなんて君も中々利口だね」
と頭脳的な皮肉を披露。

総括
相手をしばいても涼しい顔だが、自分がやられるともんどりうつ。
試合の流れが悪いときや時間を稼ぎたい時には内蔵の「体のあちこちが痛くなるセンサー」が敏感に反応。ゴール前で倒れて起き上がらない。
やたらとタトゥーの数が多い。
夜10時には寝る健康優良兄貴。
背番号の23は憧れのマイケル・ジョーダンの背番号、自身が結婚した年齢、息子(ジャンマルコ)の生まれた日と、本人にとって縁起がいい数字。
人種差別に反対する運動を展開中。
エバートン在籍時に英語をマスター、実は頭がいい。
なんでかFKが得意。PKも得意。
ユニフォーム集めが趣味。
ガットゥーゾは兄貴を「ゴッドファーザー」との敬称で慕う。
インテルの面々に「一番仲の良い選手は？」と質問があると兄貴の名前が多く出る。
一番よく使う言葉は「Vaffanculo(クソ野郎)」

2006年FIFAワールドカップドイツ大会における兄貴の足跡

1勝1分けで出番のないまま迎えたチェコ戦、ネスタの故障で兄貴が今大会初出場。
「ネスタOUTでマテかよ～」的な雰囲気の中、CKからの見事なディングで先制点をあげる。
その後も死んだフリで時間稼ぎをしたりネドベドを削ったりしてチームの勝利に貢献。
MOMにも選ばれる。試合後、「俺は悪魔ではない。俺が退場になる度に俺の息子たちがいじめられる」と発言。
また、この試合のゴールをアメリカ戦で出場停止を食らったデ・ロッシに捧げたいとコメント。

続いて迎えたオーストラリア戦、スタメンとして登場した兄貴。
だが、後半開始早々に「マテだから赤だろ」と審判が判断したとしか思えない微妙な判定で一発レッド。
ファンに兄貴の子供たちの身の上を心配させるが、グロッソがPKをゲットし、トッティがそれを決めたおかげで戦犯を免れる。

準々決勝(ウクライナ戦)

兄貴は休養し準決勝に備える(出場停止)。

準決勝(ドイツ戦)

勝てば決勝だからそれを意識してか、クリーンなプレーをする兄貴。
(しかし、途中からクローゼの動きがやたら悪くなった所を見ると、見えないところでマテパンチが炸裂していた可能性はある)
6万人以上のドイツサポを敵に回すも、
「母国で勝利を願ってくれる6千万人の事を考えれば気にならなかった」とさらり。痺れるぜ。

決勝戦(フランス戦)

今や語り草となってる兄貴伝説最終章。やりたい放題の決勝戦。
前半開始早々、フランスにPKを与え、先制点を奪われてしまう兄貴。
しかしその直後、兄貴がコーナーキックに合わせ同点に追いつきチャラ。
試合はその後膠着が続き延長へ。

そして事件が起きる。

ジダンが兄貴の挑発に乗ってしまい、兄貴の胸板に頭突きをお見舞いする。
この行為で一発レッドに追い込み、ジダン最後の試合をブチ壊しにするという離れ業をやってのける。
ちなみに先に挑発したのはジダン、手を出した(頭突きだが)のもジダンなので、客観的に見ればジダンが悪い。

試合はPK戦に突入し、2人目のキッカーは兄貴。
猛烈なブーイングをものともせず冷静にPKを沈める素敵な兄貴。
5人目のグロッソが決め、イタリアが優勝。
ワールドカップをベロベロなめたり帽子かぶせたりするお茶目な兄貴。
ゴール、PK献上、挑発、一発レッド、マテパンチ、ヒジうち、飛膝、死んだフリ……
マテ兄貴はやりたい放題やらかした。
まさにマテラッツィの、マテラッツィによる、マテラッツィのためのW杯であった。

その他
ドイツW杯終了後は選手として一皮剥けた印象。真のワールドクラスとなる。近年は年齢から来る衰えが明らかだが、ロッカールームのまとめ役として存在感を放つ。

チームメイトのバースデーや記念事を良く祝ってあげる。ビエリがインテル通算100ゴールを決めた時は王冠を用意。
チーム内での人望が厚く、新加入選手の面倒を何かと見てあげる。チームメイトに仲の良い選手を聞くと大抵兄貴の名前が上がる。
最近では新加入の長友佑都をお姫様抱っこするなど弄り、チームに溶け込ませようとしていた。

追記・修正しないとマテパンチが飛んできます

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この項目は秀逸だわ。 -- 名無し (2013-09-29 22:28:30)
味方に優しく、敵には容赦ない。まさにイタリアンマフィアの典型。だが、それがいい。 -- 名無しさん (2015-03-21 01:57:21)
サッカー全然知らなくても楽しく読めた。頭突きのターゲットと聞いて驚いた。この知識を持って2006年ＷＣの映像見てみたいなぁ、どこかで見れないかな -- 名無しさん (2018-07-20 10:06:39)
VARのある今の時代にプレイしていたらどうなっていたのだろうか -- 名無しさん (2023-07-12 17:17:12)

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