ジュラキュール・ミホーク

ページ名:ジュラキュール_ミホーク

登録日:2012/03/09 Fri 10:58:25
更新日:2023/08/07 Mon 15:20:50NEW!
所要時間:約 11 分で読めます



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おれは 先幾年月でも


この最強の座にて貴様を待つ!!


猛ける己が心力挿してこの剣を超えてみよ!!!



このおれを越えてみよロロノア!!!




ジュラキュール・ミホークとは、漫画『ONE PIECE』の登場人物。



●目次


【プロフィール】

声:青野武→掛川裕彦
所属:王下七武海CROSSGUILDクロスギルド最高幹部
異名:鷹の目、海兵狩り
懸賞金額:元懸賞金額不明(七武海当時)→35億9000万ベリー(クロスギルド結成後)
覇気武装色見聞色
誕生日:3月9日(フランキーシャンクスと同日)
年齢:41歳→43歳
血液型:S型(我々の世界でいうO型に相当)
身長:198cm
:最上大業物12工・黒刀「夜」、クロス型の仕込み刀
好物:赤ワイン
船:棺船



【概要】

世界政府公認の海賊である王下七武海の一角。
作中で最も早い段階で登場した七武海にして世界最強の剣士である。
それでも現時点に至るまで傷を負った描写はなし。


黒い羽付き帽に派手な模様が両袖と裏地にあしらわれた黒いロングコートを素肌に直接着用。
つまり裸コートなナイスミドル。
また愛刀の「夜」は最上大業物12工のひと振り=世界屈指の名刀にして自ら「世界最強の黒刀」と称するシロモノであり、到底腰には差せないので背中に担いでいる。
ちなみに刀には鞘は無く、コートに付けられた留め具に直接通している。


威風堂々たる佇まいは威圧感を与え、瞳はまるで鷹のように鋭いことから「鷹の目」の異名を持つ。
七武海の中では小柄な方だが、他が異常に大きすぎるだけ。
バスケットゴール並みの3メートルクラス、くまモリアだと2階建ての家くらいはあるだろう。
というかよくよく考えるとミホークの背丈でも並みの人は見上げるような高さだ。
平気で2~3メートル越えが出てくる背丈率といい、モブに至るまでの女性陣の異常なボンキュッボン率の高さといい、いろんな意味で人間離れした人間もザラにいる*1ことといい、いったいどうなっておるのかこの世界……。



【人物】

◆世界最強の剣士

冷静沈着で気まぐれ、大人しそうだが実は好戦的で売られたケンカは買うタイプ。
後述の通りヒマつぶしという理由だけで1つの海賊団を殲滅させようとした。
まあ闘いがイヤでは世界一の剣豪なんて務まりませんな。


やはりというか常日頃から「世界最強の剣士」の称号を欲する血気盛んな挑戦者剣士がよく来るため、絶対の自信と格下相手ゆえの余裕・若干の呆れからか傲慢な態度を取ることも多い。
しかし認めた相手には敬意を払い、多少なりとも本腰入れて相手する義理堅さや懐の深さを兼ね備える。
普段は仏頂面のポーカーフェイスだが、覚悟を見せたロロノア・ゾロやルフィには笑みをこぼしたり大笑いしたりすることも。
自分を捕まえるために来た海軍の艦隊を前にして不敵の笑みを浮かべる面も。


◆一匹狼

七武海という立場にありながら、世界政府から召集された場合も呼び掛けに応じることは滅多になく、己の気の向くままに剣を奮っては海賊を狩り、根城としている偉大なる航路・クライガナ島シッケアール王国跡地にある古城に時々帰る気ままな生活を送っている。


世界政府からは「最も招集に応じない七武海」と見られているが、実際の所他のメンバーがあまりに不真面目だったり陰でヤバい事やっていたり革命軍内通者だったりするため、かつてのジンベエゲッコー・モリアと並んで一番まともに七武海の仕事をしていた可能性が高い。
七武海在籍中の作中の明確な犯罪行為は、賞金首ロロノア・ゾロに稽古をつけていたことぐらいだろうか。
政府の立場的にはかなりのやらかしというのは秘密に…。
とはいえ、初登場時には今まさに民間船を襲おうとしているクリークを放置して帰ったりしているため、やはり興が乗らなければ基本的にやる気はないタイプ。
そもそも懸賞金2000万程度の弱小海賊を狩る為に追い回した挙句、偉大なる航路を離れて東の海に行っている時点で七武海として怠慢および職務放棄と言われても仕方ない。
頂上戦争では、「赤髪海賊団との戦いは協定の範囲外」として離脱しているので、「協定の範囲内なら一応約束は守るが、それ以外の戦いは気分次第」と言ったところか。
強者以外への興味関心は薄いが、所構わず喧嘩を売るような戦闘狂からはほど遠く、むしろミホークにとっての益を示しつつちゃんと道理を通せば話が通じないタイプではない。
積極的に社会に関わる気が薄いだけで、曲者揃いの七武海の中では割とまともな感性の持ち主と言えなくもない。


七武海に所属しているものの、海賊旗を掲げているわけでも海賊団を率いている描写はなし。
ビブルカードによれば、気の向くままに剣の挑戦をしていたため海賊扱いな様子で、七武海に入る前は一応海軍に追われる身だった様子。
またクロスギルド結成の経緯が語られた第1058話では、ミホークの昔の異名が“海兵狩り”であった事が判明している。
若い頃は強敵を探して海賊だけでなく海兵も襲っていたのだろうか。


航海士がいるわけでもなく、小さな一人用の棺船で単身偉大なる航路・新世界を難なく自由気ままに航海し続けてきたのだから、単純な強さのみならず航海能力も一流と言えよう。
方向音痴の誰かさんでは無理な芸当である。
他にはエースや青雉なども単身でグランドラインを渡る離れ業を見せているが、彼らの乗り物は悪魔の実の能力を活かしたものである。何かしら移動に役立つ悪魔の実の能力を隠し持っているのでもない限り、彼らと比較しても航海能力は上と言えそうである。


◆シャンクスとの関係


"四皇"赤髪のシャンクスとは旧知の仲でかつて互角の闘いを繰り広げたライバルでもあり、二人の決闘は伝説と謳われたほど。
しかしシャンクスが利き腕の左腕を失って以降は「片腕を失った貴様と今更決着を付ける気などない」と語っている。
とはいっても仲が悪いわけではなく、ルフィが賞金首になったことをわざわざ新世界にいるシャンクスに伝えに行くなど、現在は飲み仲間のような関係となっている。



◆生活スタイル

世界一の大剣豪ながら、農作業が趣味だったり、料理が得意だったり、意外と庶民的で家庭的な一面も持つ。
農業に関しても凶暴で好戦的なヒューマンドリルを農夫化させてしまうという離れ業をしている。
料理に関しても腕前はペローナが絶賛するレベルらしい(刃物の扱いの技量は作中随一なので料理が得意でも不思議ではないのだが)。


シッケアール王国跡地を旅立つ際は、持って行く本と酒を選んでおり、ゾロと同じくお酒を、特にワインを好んでいる様子。


本人曰く、「四皇にならず、平穏を望む」とのこと。
海賊王を目指すような野心は無い様子。
ただ、野心や肩書きへの執着心は薄いが、自分の「世界最強の剣士」という立場へのプライドはあるためか、「バギーの下についた」と世間に誤解された時は流石に激怒している。


【戦闘能力】

世界一の称号は伊達ではなく、愛刀一本であらゆるものをぶった斬る
柔の剣もやはり世界一で、初登場時には銃弾の弾道を黒刀の切っ先でそっと変えるという離れ業を見せている。
初代「グランドバトル」ではスモーカーと勝負し勝った際には彼から「なんて柔らかい太刀筋だ」と称されていた。


ある意味『ONE PIECE』という作品の戦闘力インフレの遅さを象徴するようなキャラであり、一番初めに登場した七武海ながらワノ国編までその実力の底を見せていない。
かつてシャンクスとライバルであり、海軍本部からは「剣技ならばシャンクスを上回る」と評されるなど、その全力は四皇級。
シャンクスが30億の賞金首にしてまがりなりにも四皇ビッグマムを陥落させたユースタス・キッドすらキラーごと一撃KOさせたことを考えると、何回も互角に渡りあった事実がどれだけ凄いかよくわかる。
そら語り草にも伝説にもなるわ…。
実力的には海軍本部大将に準ずる者がほとんどの七武海の中でもその本気は別格といえる。
当然見聞色と武装色の覇気を高レベルで使いこなすことができる。


一切の部下を引き連れていないにも関わらず「他の海賊への抑止力たりうる」と海軍に判断されたこと自体がイレギュラー極まりない事態であり、少なくとも海軍の認識としては「ミホーク1人=大海賊団相当」に匹敵するレベルの戦闘力・影響力であるということを示唆している(これは初登場時に1人でクリークの大船団を壊滅させたことからも、決して海軍の過大評価ではないとわかる)。
七武海は単純に「強ければ選ばれる」というものではなく、他の海賊や民衆への影響力も考慮して選出される制度だが、ミホークに限って言えばただその剣の腕一つで、他の強豪海賊たちを抑止しうる存在と判断されたのだろう。


悪魔の実の能力の有無についてはハッキリとは明言されていないが、少なくとも作中で描写されている限りでは使っていない(ガレオン船斬りを見たクリークが「悪魔の実の能力だ」と言っているシーンはあるが、これは修業を積んだゾロでも可能なので、クリークの早合点でしかないと考えるのが妥当だろう)。


黒刀」は武装色の覇気“硬化”の末に「刀が“成る”もの」とワノ国編にて語られており、「夜」以外では剣豪リューマの「秋水」のみ確認されている。
この黒刀がミホークの手で“成った”ものなのかは現状不明。
稽古中のゾロに対し「全ての刀剣は“黒刀”に成り得る」と発言しているので、彼が実際に黒刀に成る様を見た・いずれかの剣を黒刀に成らせた事は確実と思われるが。


なお、頂上決戦開幕の試しの一振りはダイヤモンド・ジョズに受け止められたが、ミホークがダイヤモンドを切断できるのかは不明。
これはミホークが闇雲に全力を出さない主義である上、相手が多くて全力を出しにくい乱戦であったことにも起因する。


「鷹の目」の名に恥じず動体視力も世界一の剣士に相応しく超一級品で、マリンフォード頂上戦争で彼と相対したルフィがギア2で逃げに徹した際も事も無げに捉えていた。
ルフィが明確に戦闘を嫌がった数少ない相手でもある。
一方のミホークも、ルフィの真の驚異は「戦闘力」ではない部分(後の緑牛の言葉を借りるなら「影響力」か)にあると即座に分析し、「この海で最も恐るべき能力を持っている」と評している。
物事を他者の情報に流されずその目で冷静に分析する洞察力も流石のレベル。


第50話、単行本第6巻と非常に早い登場ながら未だ傷を負った描写は皆無。
まさに世界一の称号に偽りなし。



【武器】

ミホークが常に背中に背負っている十字架型の黒刀。
最上大業物の一振り。
ちなみに宗教描写の関係で海外版では鍔の長さが短くなっている(武器としてはこっちの方が妥当そうだが)。
単純に刀として見ても相当大振りな刀だが、ミホークの常識の埒外の剣技により自身の腕のように扱い、数百メートル離れた氷山も一刀両断する異様な切れ味と射程を発揮する。
ミホークは服を掛けるハンガー代わりにしたり、時々扱いが雑。


  • ペンダント型のナイフ

ミホークが首から下げている十字架型のペンダントの中に入っているナイフ。
作中でも「玩具みたい」と評されている辺り、特に銘などはない本当に単なるナイフだと思われる。
実際に扉絵ではこれでたこ焼きを食べる描写もある。
ミホークが「夜」を抜くに値しない"弱き者"を相手取るときに使う武器であり、要は舐めプ
しかし、こんなものでも当時のゾロの必殺技である「鬼斬り」を一振りで容易く止め、逆にゾロを突き刺し大ダメージを与えている。
ゲームなどではミホークの弱攻撃用武器として使われることが多い。



【来歴】

◆過去

本編登場以前の詳しい動向は不明。
海賊王ゴールド・ロジャー処刑の日に見物人の一人としてローグタウンにいたのが唯一の過去描写である。帽子と「夜」は無いものの基本的な服装はこの頃には確立している。


若かりし頃は「海兵狩り」として有名だったことがクロコダイルから語られている。


七武海入りした理由はハッキリとは語られていないが、おそらく「海兵に追われるのが鬱陶しい」とか、そんぐらいの理由だろう、多分。
ミホークは自分から約束を違えるようなことは基本しないので、「ミホークが海軍を襲わない代わりに海軍もミホークを追わない」という落とし所は双方にとって有益だったのかもしれない。


左腕があった頃のシャンクスとの決闘の日々は、伝説として世界に轟いた。


◆東の海編

暇を持て余しており、偉大なる航路へ侵入して間もない首領クリークの艦隊と遭遇しこれを事実上壊滅させ、更に嵐のおかげでなんとか生き残った最後の一隻をも"ヒマつぶし"として遥々東の海まで追って来た。
本編では巨大なガレオン船を一刀両断する派手な登場の仕方をし、その際バラティエに滞在していた麦わらの一味と出会う。
これが両者初の接触となり、ミホークを追い求めていたロロノア・ゾロと一騎打ちと相成った。


力量差から、黒刀を使うまでもないと判断し、首にかけていたクロスの仕込み刀で充分と応戦。
玩具のような小刀にも関わらず、ゾロの大技を悉く打ち破る圧倒的な実力差・格の違いを見せつける。


当初はゾロを最弱の海・東の海で多少名を挙げた剣士にすぎない、いつもの慢心して自分に挑んでくる剣士達と同じと軽視し、"弱き者"と称していた。
しかし、死を目の前に突きつけられても自身の信念のため一歩も引かぬゾロの覚悟と意志の強さを汲み取って「久しく見ぬ"強き者"」と認め、「剣士たる礼儀をもって、世界最強のこの黒刀で沈めてやる」と応えた。


当時のゾロの最強技「三刀流奥義・三千世界」を難なく受け流した上、和道一文字以外の刀二本を破壊し、そのうえでゾロの望み通り正面から斬り伏せ海に沈める。
が、瀕死の重傷は与えたもののゾロが己を越えることを期待してとどめは刺さず、いつか倒しに来いと鼓舞かつ激励を飛ばした。
この時、ゾロが倒れるまで手を出さなかったルフィにも「よくぞ見届けた」と心意気を認めている。
こうして思わぬ強き者との出会いに満足したことで、ミホークはバラティエを後にし偉大なる航路へと帰っていった。


それから間もなくのアーロン一味崩壊後、賞金首として名を上げたルフィの手配書を入手。
そして以前シャンクスから聞いていた「面白いガキ」の話を思い出し、手配書を土産にわざわざシャンクスの一味の元を訪問してルフィのことを伝えている(ついでに宴会に巻き込まれた)。
この辺りから、ミホーク自身も麦わらの一味に興味を示した様子が窺える。



◆偉大なる航路編

ジャヤ編

王下七武海クロコダイルを倒し、いよいよ世界政府も見過ごせなくなった麦わらの一味に対処をすべく七武海に召集がかかった際に、聖地マリージョアへと赴く。
"最も意外な男"の登場に海軍元帥センゴクすら驚きを隠せぬ様子だった。


とはいえ「麦わらの一味が議題に上がったから来ただけで元々来る気はなかった」としており、その言葉通り会議も口出しせずに傍観しただけであった。



マリンフォード頂上戦争編

ポートガス・D・エースの処刑を巡り、海軍白ひげ海賊団が激突する大規模な戦争が巻き起こると、世界政府により招集。
政府側として最前線に他七武海と共に構え、対局のカギを握ることとなる。


攻め入ってきた白ひげの強さ、"その本当の距離"が如何なるものか推し量るべくモビーディック号に向け斬撃を放つが、これをダイヤモンドのジョズに受け止められてしまった。


場に割って入ってきたルフィが革命家ドラゴンの息子と知ってもさして驚いた様子は見せず、処刑台へ急ぐルフィの前に現れて「悪いが赤髪」とライバルに謝りながら「さて 運命よ…この黒刀からどう逃がす…!」として手加減なしで立ちはだかる。
ルフィの攻撃を物ともせず軽くいなし、何気なく放った斬撃が幅も全長も厚さも何キロもある氷塊を真っ二つに
これには流石のルフィも震撼し、周囲にいた一部の海兵・海賊も凄まじい光景に一瞬目を見張り、手が止まっていた。
しかし、"ゴムゴムの身代わり"により盾にされたバラバラ人間・バギー、白ひげ海賊団5番隊隊長"花剣のビスタ"の横槍によりルフィを先へ進ませてしまう。
この時周りの者を次々と味方に付けていくルフィに対し、「この海で最も恐るべき力を持っている」と評した。


因みにビスタとの勝負は次に預ける形で決着は着いていない。
その後もエース救出に向かうルフィを阻もうとするが、今度はクロコダイルに阻まれ、ルフィを逃がしてしまった。


シャンクスが戦場に現れると、「赤髪海賊団と戦うことは協定の範囲外」といち早くその場を立ち去った。



頂上戦争後

マリンフォード頂上戦争の終結後、根城のシッケアール王国へ戻るとバーソロミュー・くまに飛ばされてきたゾロとペローナ勝手に住み着いていた
地味にここで初めて帽子を取った姿が見られる。


自分に師事を仰ぐゾロに対し最初は、ヒューマンドリル(後述)にすら勝てず頭を下げる様を侮蔑するが、実は既にゾロはヒューマンドリルを全て倒していたことや「ミホークを超えるため」といいつつ頭を下げる彼の心意気(仲間のために己のプライドを捨てるという、野心に勝るものを見つけたこと)を知り、普段は仏頂面な彼には珍しく大笑いしつつも満面の笑顔を浮かべてゾロに稽古をつけることを承諾。


以後二年間、若造とゴースト娘とオッサンの奇妙な同居生活を送る。
また、ゲッコー・モリアの死が報じられ涙を流すペローナに対し、その信憑性に疑問を呈していた。実際ミホークの言う通りだった。



◆新世界編

二年後の新世界編では世界最強の剣士から農家のオヤジに転職
ペローナと共にクライガナに棲む物真似ヒヒ「ヒューマンドリル」を従え、クライガナの開拓に勤しんでいる模様。
ヒューマンドリル達は人々の戦争を見続けた結果、剣術を覚えた獰猛なサルたち(前述の2年前ゾロも、群れを相手取った後はボロボロだったほどでミホークもその実力は認めている)だったが、彼らに農業を覚えさせて気性を穏やかにさせるという離れ業をサラっとなしている。


ワノ国編

第一幕終了後、一方の世界情勢編にて再び登場。
拠点のシッケアール王国跡地で元・王下七武海モリア生存の新聞を見て泣いて喜んだペローナをあやしていた(本人曰く、お茶目にも料理も作ってあげていたらしい)。
モリアに再びついていく為、跡地を去ろうとするペローナに対し無碍にせず別れの挨拶を告げつつ、今出ていくことは賢明だと諭し、「レヴェリーにて“妙な議題”が出ている…」と世界情勢を危惧していた。


第二幕終了後、先々から噂されていた王下七武海制度撤廃の実現に伴い、称号剥奪。
海軍が現七武海の海賊の面々に向けて討伐軍を派遣し拿捕を開始した中、当該人物として狙われる。
しかしそんな状況でも不敵な笑みを浮かべて「武者震いがする」と余裕を見せた。
並みの戦力で物量作戦を仕掛けたところでまず通じないだろうに、海軍にはどんな作戦があるのだろうか、と読者から思われていたが……


第三幕の決戦後、新たに四皇となったバギーが設立した新会社「クロスギルド」にクロコダイルと共に参入していることが判明。


クライガナ島を海軍に包囲されても余裕綽々で引っ越しの準備をしていた所へクロコダイルから電話が入り、自分と組めば海軍は勿論誰もが無視できぬ組織が出来上がると誘われる。
この時クロコダイルに「誰も信用しないお前はおれと同類」と言われたことに思う所があったのか、誘いを承諾。
なお海軍の包囲はあっさり突破し、新世界に到着した模様。


四皇赤髪のシャンクスを上回る剣術を危険視され、個人でありながら新四皇のルフィ達をも超える懸賞金を懸けられる。
懸賞金発表時点で組織のトップに立っていないにも関わらず30億を超えている唯一の人物。
世間ではバギーの部下にクロコダイルとミホークがなったと言われているのに対し、それを聞いたゾロはミホークは人の下に付くタイプではないと疑問に思っていたが…?





ゴメンで「四皇」に成り上がる男はお前が最初で最後だろう


ワノ国編終幕後に明かされた真相は、バギーの部下が勝手に二人を部下扱いしたビラを作り、瞬く間に世界中に流してしまったというもの。
流石のミホークもこれには気分を害したようで「死んで貰わねば示しはつかんな…」とまで言うほど怒りを露わにしている。
尤もこれは四皇の座を持っていかれたことではなく、この程度の男の「下」に付いたかのように扱われたことに大してだろう。


二人揃ってバギーを斬撃や刺突が効かないのでタコ殴りにし、バギー必死の命乞いも「無理な相談だ」とバッサリ切り捨てていたが、そこでふと「平穏な暮らしが望みの自分が四皇になるよりはバギーを四皇にして、矢面に立たせる方が都合がいい。その気になればいつでも消せる」と思い付く。
クロコダイルにそう提案してみた所、向こうも表裏の顔の使い分けの利点を熟知していた事もあってこれをあっさり承諾。
スケープゴートにする形でクロコダイル共々形式上とはいえバギーがトップとして立つことを認めた。



【ゲーム作品でのミホーク】

初出は「From TV animation ONE PIECE グランドバトル!」と古参。
同作でシャンクスと共にバランスブレイカーだったのを皮切りに、プレイヤーキャラとして登場すると大抵隠しキャラで強キャラになる。



ゲームボーイ&カラー共通ソフト「From TV Animation ONE PIECE 幻のグランドライン冒険記」も例外ではなく、
最強クラスの耐性と能力を持ち、銃の攻撃をすべて回避する能力まで持つ。
…だが、入手方法は、


通信対戦で100回負ける。



正直無理がある。
ちなみにライバルのシャンクスは100回勝利。


ミホーク『遂に100敗… 哀れなり弱き者よ…』


ゾロ『!? てめェは…!!』


ミホーク『我が名はジュラキュール・ミホーク
     貴様が諦めるのはまだ早い。
     己を知り… 世界を知り… 強くなれ!!!』


【余談】

担当声優の交代

2010年5月に担当声優の青野武氏が病気のため全ての役を降板せざるを得なくなり(その後2012年4月に永眠)、ミホーク役はフォクシー一味のハンバーグやロズワード聖役の掛川裕彦氏が引き継いだ(つまり友蔵から戸川先生へバトンタッチされた形に)。
年齢的な問題もあり青野氏のおじいちゃんボイスはミホークには合わない等との意見も聞かれるが、少なからず馴染んだ声の変更を残念がる人も多かった。


人気投票

14位→13位(564票)→8位(1744票)→12位(743票)と出番がなくとも上位に食い込む流石大剣豪。


吸血鬼

ジュラキュールの綴りはDraculeで、「ドラキュラ(Dracula)」に酷似している。

  • 黒衣を纏った出で立ち
  • 十字架状の愛刀「夜」とネックレス
  • 乗るのは棺

と、吸血鬼がモチーフであろう部分は枚挙に暇がない。
もっとも、実際に人間ではないと思われるような描写はない。
吸血鬼という種族がこの世界において実在するかも不明である。
一応ゲーム作品限定だが、「バットバットの実:モデル“バンパイア”」という悪魔の実は登場しているので、実在するかはともかく伝承としては「吸血鬼」は認識されているものと思われる。


ゲーム版限定のパトリック•レッドフィールドは海賊マークは一応あるが、いまだにミホークは海賊マークは作られていない。ドレークのようなドクロ以外のモチーフすらない。理由は明かされていない。




ワッハッハッハッハッハッハッハッハッ…おれの項目の追記・修正を狙うWiki篭もりをおれの手で育てろと言うのか!?


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*1 流石に一般人の身長に関してはなんらおかしくないが、160cm強の女性でもシークレットシューズを履く為平均身長は現実より高めの様子

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