ラティファ・フルーランザ

登録日：2023/04/24 (月) 00:21:03
更新日：2024/07/05 Fri 13:12:47
所要時間：約 6 分で読めます

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▽タグ一覧
藤井ゆきよ 甘城ブリリアントパーク 妖精 王族 王女 メープルランド 支配人 金髪碧眼 金髪 コロッケ 呪い 病弱 盲目 ハムスター ラティファ・フルーランザ 記憶リセット クィーン・ラティファ

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この『甘城ブリリアントパーク』の支配人になってください。

魔法の国・メープルランドの王族として、あなたにお願いしたいのです。

出典：甘城ブリリアントパーク、1話『お客が来ない！』、
2014年10月7日～12月26日まで放送。
京都アニメーション、KADOKAWA、甘ブリ再生委員会、TBSテレビ
C)賀東招二・なかじまゆか／甘ブリ再生委員会

■概要

『ラティファ・フルーランザ』とは『甘城ブリリアントパーク』のヒロインの一人。

CV：藤井ゆきよ

『甘城ブリリアントパーク』の支配人を務める金髪碧眼の美少女。14歳。
おとしとやかで困っている人を放っておけない性格。
盲目であり何も見えないが、その代わり聴覚・嗅覚・味覚や第六感などが発達している。
アニメでは千斗いすずの代役として書類仕事をするシーンがあるので、盲目ではない様子。

その正体は魔法の国『メープルランド』に住む妖精。
それもただの妖精ではなく『メープルランド』の第一王女である。
国王である父親がメープルランド王族であり、王妃である母は軍人を輩出してきた男爵家出身である。
いすずは彼女の近衛騎士であり、甘ブリの看板マスコットであるモッフルは叔父にあたる(母の弟)

普段はパーク内にあるメープル城に住んでおり、城内にある空中庭園でゆっくりしている。
空中庭園には結界が張ってあり、ラティファが後述の事情で病弱なためこの空中庭園からラティファが出る事は推奨されていない。
ただ出た所で急に体調が崩れるとかはないため、ちょいちょい城外に出歩くシーンはある。

支配人とはいえ最終決定を下すだけで、基本的な権限は支配人代行である可児江西也が所有している。
なので何の仕事もしていないかというとそうではなく、メープル城の厨房で『メープルキッチン』で販売するコロッケを毎日作っている。
コロッケは西也が絶賛するくらい凄く美味しいらしく、当初は知る人ぞ知る甘ブリの名物コロッケだった。
基本的にラティファ一人で作っているので、甘ブリが繁盛し始めてからコロッケの需要が一気に増え、供給が追い付いていないらしい。

アニメではミュースが仕事が出来なくなり、ミュースの代役をいすず、いすずの代役をラティファ、ラティファの代役をミュースがする事になった際に、
サーラマから「ラティファの代役とかいらなくね？」と言われて超ショックを受けていた。
どうやらキャスト陣から「ラティファは普段何もしていない」と思われているらしい(実際はコロッケ作りが忙しくてミュースはパンクした)

本人もこの事は気にしており、後に甘ブリでパレードをする事になった際には王女役で出演することになった。

色々良くしてくれる西也に恋心を抱いている。
ラティファの記憶の集合体がその事を西也に告白したものの、ラティファ本体は西也が自分の気持ちを知っている事に気付いていない。

■呪い

その昔、軍隊でも討伐出来ない悪い巨竜がメープルランドを襲った。
そんな時現れた魔法使いは、ラティファと結婚させることを条件に竜を討伐した。
しかし王は娘惜しさに約束を破り、軍隊を派遣し魔法使いを倒そうとする。
崖に追いつめられた魔法使いはラティファに呪いをかけて、崖から落ちていったという。

その魔法使いがかけていったという呪いが『アニムス欠乏の呪い』
元々魔法の国の住人は地上人が「楽しい」と思う心――『アニムス』を摂取しないと存在を維持できない。
この呪いのせいでラティファは常人以上のアニムスが必要となり、さらにアニムスが欠けると衰弱してしまう。
ラティファが盲目なのは、この呪いがかけられた直後のアニムス不足による衰弱のため。

アニムスが決定的に欠乏するとハムスターになる。マスコット形態ではなく本物のハムスターに。
何故そうなるのか現状不明。

さらに悪質な事に『記憶と肉体のリセットの呪い』までもかけられている。
三月末にこれまで過ごしてきた一年間の記憶と肉体の成長がリセットされるというもの。
この呪いのせいで長年、最低でも13年以上14歳を繰り返してきている。
(ちなみに三月末に発動するのは魔法使いが三月末に呪いをかけたからである)

一方でこのリセットの呪いはセーフティーの役目も担っており、三月を迎える前にアニムス不足に陥った際には強制的にリセットすることで存在維持を果たしてくれる。
この事から魔法使いはラティファを殺そうとまでは考えていなかったと予測されている。
(ハムスターになる事を考えると、このセーフティーにも限界があるようだが)

王族であるラティファが地上界……それもダメ遊園地と言われる甘ブリに住んでいるのも、アニムス欠乏の呪いから、少しでもアニムス不足を補うためである。

当初モッフルと西也は「アニムスならどんな種類の「楽しい」でもいい」と考えており、最悪甘ブリを捨てて小さな芸をしながらラティファを生存させようとしていた。
しかし8巻にて「遊園地で「楽しい」と思う事で発生するアニムス」という限定的なアニムスでしか、この呪いを緩和することが出来ないと判明した。
他の遊園地が盲目で働けないラティファを受け入れるか分からない以上、甘ブリの閉園＝ラティファの消滅である事が確定的となり、西也を驚愕させた。

さらに『遊園地のアニムス』だけがラティファを支えるエネルギーではない。
ラティファは西也へ恋心を抱いているがゆえに、西也が生み出す「楽しい」と思うアニムスもまた彼女のエネルギー源になっていたのだ。
そのため西也が精神的に追い詰められながら甘ブリを盛況させたが、
遊園地のアニムスがあっても西也のアニムスがなかったのでラティファは記憶リセットを起こすほどアニムス不足に陥った。
これが分かって以降、西也は「自分が楽しいと思う、それでいて甘ブリがよくなる経営」をしなくてはならなくなった。

アニメでは記憶リセットのタイミングが七月末日に変更された。
また原作では最初の入場者数をクリアした時にはラティファの記憶はリセットされ2巻以降は厳密には1巻とは別人になっているが、
アニメでは七月末日になっても記憶リセットが起きず、西也に魔法を授けたラティファが続投する事になった。
どうやら大量のアニムスによって呪いが緩和されたようだ。

■王統の魔法

メープルランド王家の女性は地上人の男性と接吻をすることで魔法と莫大な魔力を授ける事が出来る。それが『王統の魔法』
与えられる魔法は王女には決められず、与えてみなくては分からない。
この魔法は早ければ数週間、遅ければ10年以上保持できるが、いつの日か消滅してしまう。

この性質上王女が男性とキスするというスキャンダルになるので、関係者以外には魔法を授けた事は黙っていなければならない。

■さなみブリリアントパークルート

西也が時の妖精バクロスに見せられた、最悪の未来。

この未来は西也がノルマ300万人を破棄するために佐波湖近くに甘ブリを引っ越した世界。
当初は経営が順調でラティファも絶好調だった。
しかし地元トラブルなどを始めとした予想外の事態で経営が悪化し、徐々にラティファも体調を崩し始める。
移転5年目にはモッフルが過労死してしまい消滅するが、これは西也の配慮で伝えられなかった。

10年目を迎える頃にはずっと寝たきり状態でラティファの意識も曖昧な状態が続く。
さなブリが経営破綻した14年目時点ではもう意識がない状態だった。
いすずの頑張りでミュージックシアターは残すことが出来たのでそこで療養する(前述した通りラティファは遊園地のアニムスが必要なので)。
しかしこのミュージックシアター保有のせいで西也たちは生活保護を受ける事ができず、いすずは過労で入退院を繰り返すことに。
西也は働くやる気を失った事、ラティファには少しでもアニムスが必要な事から、働きもせずにラティファの前で芸をする日々に。

移転後25年目。ついにいすずが過労死してしまい、同時期にラティファも致命的にアニムス不足に陥り、ハムスターになってしまう。

全てを失った西也は少しでもラティファを生かすために、さなブリ跡地に来る廃墟オタク等に芸をしながらラティファと共にホームレス生活送っている――

■余談

名前の由来は『クィーン・ラティファ』から。

追記・修正は支配人代行を任命してからお願いします。

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▷ コメント欄

• 「親の因果が子に報い」とは正にこの事。何せ呪いをかけられた経緯の全てがとばっちりなんだからな…。 -- 名無しさん (2023-04-24 01:50:09)
• 最悪の未来が本当に最悪の未来すぎてな…早く救いを… -- 名無しさん (2023-04-24 07:53:18)
• 中の人の出世キャラの1人なのかな。 -- 名無しさん (2023-04-24 18:18:24)

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