登録日：2023/01/08 Sun 23:59:59
更新日：2024/06/28 Fri 13:59:13NEW!
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君たちも男なら、ラップ出来るだろう？
神宮寺寂雷とは、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』の登場人物。
▽目次
【プロフィール】
- CV：速水奨
- 演：鮎川太陽(舞台版『Rule the Stage』)
- 所属：麻天狼
- 誕生日：1月9日
- 年齢：35歳
- 職業：医師
- 身長：195cm
- 体重：69kg
- 血液型：B型
- 利き手：左
- 一人称：「私」
- 好きなもの：人間、釣り、読書
- 嫌いなもの：人道に反する行為、不摂生
- 好きな食べ物：納豆
- 嫌いな食べ物：ドーナツ
- 座右の銘：The sole meaning of life is to serve humanity. ～人生の唯一の意義は、人のために生きることである～
【概要】
「シンジュク・ディビジョン」を代表するMCグループ「麻天狼」のリーダー。かつては「The Dirty Dawg」に所属していたことでも有名。
シンジュク中央病院に勤務する医師であり、その腕前は天才と呼ばれるに相応しく、本人の人柄の良さもあって周りから慕われている評判の良いお方。
専門分野は外科医だと思われるが、精神面で大分深刻そうな観音坂独歩を診ていることから精神神経科も兼ねていると推測される。
アニメ版では整形外科・消化器内科とあらゆる科に呼ばれているので、分野は多岐に亘るようである。現実世界における総合診療科のようなものかもしれない。
【外見】
「神威がくぽ」の髪を下ろした姿と言えば分かりやすいか。4ディビジョンしかなかった当時は年長者であった（現在は2位タイ）。
腰下まで届く長い紫色の髪を靡かせており、医師らしく白衣を身にまとい、それ以外の服装は黒色で統一されている。右肩から斜め下に沿って連なる十字の模様の服が中々に洒落ている。
左手は親指を顎下に、人差し指と中指を唇付近に当て、薬指と小指は立てたまま頬に当てている独特のポーズを構えている（担当声優の速水氏のプロフィール画像のポーズと同じ）。
【性格】
いわゆる仏のように穏やかな人物で、何かとチンピラ揃いのヒプノシスマイクの登場人物の中でも屈指の人格者。割と失礼な態度を取ってしまう伊弉冉一二三や山田三郎に対しても嫌味一つ返すこと無く接している。
医師としての血が騒ぐのか、有栖川帝統が何日も食事を取っていないから食事を奢って欲しいと頼んで来た時は深刻そうに受け止めており、店のメニュー全てを注文してご馳走させるというやり過ぎではあるが懐の広い一面を見せている。
更に貧しくて治療費を払えない患者には無償で診察してくれるように、その様は誰から見ても医師の鑑である。
好きなものに「人間」と書いてあるように人間観察が趣味のようで、特に変わり者を好む傾向にある。自身のMCグループメンバーを決める際も、単純に強さや優秀なスキルとかどうとかいう観点で判断していないため、周囲からは変わり者が好きだから集めたと思われたりしている。
ただその観察力は伊達ではなく、チームの編成自体は適当に思えているようで意外とそうでもなかったりする。更に見かけは男子っぽい女子も、一発で女の子であると見抜いている。
また、釣り好きで休暇は自前の車（恐らくアルファード）で目的地まで向かって釣りを楽しんでいる。
もちろん決して怒らない人物ではなく、後述の乱数に対しては辛辣な態度を寄せることもある。ただ、それでも他者を憎み続けることなどせずに相手の気持ちを分かろうとする気持ちを持つなど、年長者クラスらしい大人びた精神力を持っている。故にか他者をディスるのが基本戦術のラップバトルにおいても極力自身や仲間の力を鼓舞するように歌うことが多い。
とまあ非の打ち所がない性格をしているように思えるが、唯一にして最大の難点として酒乱で性格が変わることがある。その時の狂暴性たるや手に負えないレベルであり、酒乱の時の彼を知る者はその人格に恐れ戦いている。厄介なことに性格が変わった時のことを本人が覚えていないため（飲めない訳ではない程度という体質までは自覚している）、酒乱というよりも別人格が現れると表現した方が的確かもしれない。対処するには酒を渡さないよう気を配るしかない。
【交流関係】
構成員の観音坂独歩は患者であり、かつ彼の所属する医療系メーカーとしてパイプラインを繋いでいる関係である。
独歩の紹介で一二三と知り合うことになり、以降は一二三を釣りに誘ったりしている。
「The Dirty Dawg」のメンバーとも1名を除いて今も交流を続けており、時には助け合うこともある。「Bad Ass Temple」の天国獄とは幼馴染の関係。
ライバルキャラは飴村乱数。
かつては共にチーム「空寂ポッセ」を組んだ仲でもあり、なおかつ乱数からヒプノシスマイクを教わった関係でもあるのだが、現在は彼が悪行を重ねておきながら悪びれる様子も無く猫を被っているためか、かなり嫌っている。
嫌いなものの「ドーナツ」も乱数の格言がオスカー・ワイルドの「楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はその穴をみる」であることに由来しているのだろう。ただ、本質においては変わり果てた彼への真実を求めており、決して憎んでいる訳ではないことが分かる。
助手に神奈備衢という青年がいるのだが、現在は昏睡状態に陥っており、今もシンジュク中央病院に入院している。彼を昏睡状態に陥れたのが他ならぬ乱数であるため、それが現在の険悪ムードの原因となっている。
寂雷は事件の真相を知るため、ひいては衢を、果てには乱数を助けることを目的に活動している。
【ヒプノシスマイク】
弱者を人質に取ってまで叶える理想など意味がない！
MC NAME：ill-DOC（イル-ドック）
外観はアスクレピオス*1の杖を彷彿とさせる蛇が絡みついたようなマイクスタンドで、持ち手の付近に点滴袋が飾られており、マイクの両脇に天使のような翼が生えている。
マイクを構えると背後に太陽を模したかのような金色の巨大なスピーカーが現れる。
スキルは「Medication」で、自分や味方が受けたダメージを回復することができ、更に自身を含めた複数の味方の攻撃力、防御力などを上げる効果も持つヒーラー兼後方支援型。
それぞれのヒプノシスマイクに付き1種類の特殊能力が備わっているが、現在判明している中で寂雷は2種類の特殊能力を持っている唯一の人物となっている。
寂雷本人も見かけによらず『ウェイブ』と呼ばれる体術の心得があるようで、素の身体能力も高い。そのためかアニメ版『Rhyme Anima』では対戦相手3人の攻撃にも耐えており、なかなかにタフだったりする。
基本的にどのゲームのどの戦いにおいてもまず最初に叩くべきはヒーラーであるが、そのヒーラーである寂雷自身が強いため、仲間共々回復しては反撃に移ることが出来る。
また、仲間にも搦め手に長けたスキルや（条件付きだが）爆発的に攻撃力が上がるスキルを持っているため、意外とチームのバランスはかなり整ったりしている。
この作品で言うダメージは他者のヒプノシスマイクによる精神攻撃かもしれないものを回復させるというもののためか、いわゆる闇堕ちしたメンタルブレイカーの精神状態を元に戻すことが可能となる。
なお、この能力こそが寂雷の医師としての腕前の凄さの秘訣かと言われるとそんなことはなく、本人はヒプノシスマイクは無暗に使うものではないとして極力使用は避ける傾向にある。
【楽曲】
迷宮壁
- 作詞：GADORO
- 作曲・編曲：横山克
例えるなら叙事詩の語り部の如く歌うのが特徴の曲。
とりわけ命を取り扱う職業に就く寂雷故の苦悩や、己自身が歩んできた道を振り返ったうえで見た世界の価値観を切実に語っている。
イントロの語りが終わると終盤まで止まることなく歌い出すので、カラオケで歌う場合は途中で唾液が口の中に溜まって言葉に詰まる可能性が高い。
君あり故に我あり
- 作詞：韻シスト(BASI、サッコン)
- 作曲：韻シスト(Shyoudog、TAKU、TAROW-ONE)
- 編曲：韻シスト
全体的にシリアスな雰囲気の漂う迷宮壁に対し、こちらは終始穏やかな雰囲気の曲調が印象的な曲。
迷宮壁と同様に、寂雷の過去が分かったうえで聴くと奥の深みが醸し出されるだろう。
【過去】
何と寂雷の前職はテロリスト組織を対象とした暗殺者である。MC NAMEの「ill-DOC」はその時の通称が由来。
10年ほど前に行方をくらましてからは医師に転職し、現在に至る。アニメにおいて出枯氏警部が寂雷への不信感を募らせていたのもこのためだろう。
先述した体術の心得は暗殺者の時に培われたもので、肉弾戦による戦闘力なら毒島メイソン理鶯に並んで上位に位置する強さを誇っている。
というか海外で病棟を開いている際に襲撃してきた軍人ら約20人を寂雷一人で倒しているので、最強候補と言ってもいいかもしれない。
暗殺者故の「相手をどう殺すか」という人体の弱点を知り尽くしており、その経験が医師として活かされている。
あくまで対テロリストという名目ではあったが、決して冷酷非道な人物ではなく、贖罪を求めるうえで医師の道を選んでいる。
なお、襲撃してきた軍人のボスを乱数がヒプノシスマイクで撃退しており、寂雷はその実力を見込んで乱数からヒプノシスマイクを教わっている。そのため、乱数は寂雷の過去を知っている人物に当たる。
ただし、寂雷自身が中王区にとって重要な存在であり、どうにかして引き入れようとしているところから見るに、この時の乱数との邂逅も、引いてはテロリストの襲撃さえも仕組まれたものとする考察があるが、明確な回答は今のところ存在しない。
【余談】
独歩が診察に来た際にドデカい溜息をつきながら「独歩君、またかい？」と尋ねていることがネタにされていることがたまにあるが、これは診察室に入ってきた独歩の溜め息であるので誤解である。
ill-DOCのillは本来は「病気で」という意味だが、これはヒップホップ用語で「病的なほどに格好良い」ことも意味する。WELCOME Uにて一二三が言っているDope（麻薬）も同じように「最高」等の意味を持つ。
冒頭に書いた「君たちも男なら、ラップ出来るだろう？」はヒプノシスマイクを象徴する、ひいてはヒプノシスマイクという世界観がどういうものかを一言で表せる発言であるといえよう。まるで女の子なら誰でもプリキュアになれると言わんばかりである。
「それぞれが弱さを晒し、認め、補って繋がっている。その絆があるから、チームとしてやって来られたのです」
「力と絆ね……。真逆の俺たちが決勝を戦うとはな……悪かねえな」
「興味深い戦いになりそうですね」
（力……もし私にもっと力があったら、あるいは……彼を……）
（絆か……お前と俺は、繋がってたのか？）
「先生、悪いがアンタをブッ潰す」
「受けて立ちましょう」
君たちもアニヲタ民なら、追記・修正できるだろう？
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▷ コメント欄
- まさかのヒプマイ項目よりも -- 名無しさん (2023-01-09 05:22:25)
- 主役の山田3兄弟よりも、この人の項目が先に出るとは誰が予想しただろうか。 -- 名無しさん (2023-01-09 13:38:27)
- ヒプマイ項目トップバッターとか流石先生パネェっす -- 名無しさん (2023-01-09 15:18:25)
- まさかガドロを起用するとは思わなかった。絶対こういうコンテンツ嫌いそうだと思ってたのに良い意味で裏切られた。 -- 名無しさん (2023-01-14 09:14:45)
- 中の人の年齢ェ・・・ -- 名無しさん (2023-07-06 15:49:45)
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