メタルカオス・ドラゴン

登録日：2022/12/31 Sat 17:12:06
更新日：2024/06/28 Fri 13:35:52
所要時間：約 5 分で読めます

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dm デュエル・マスターズ メタルカオス・ドラゴン 火文明 火文明のクリーチャー 火文明のドラゴン アーマード・ドラゴン アクセル w・ブレイカー 二回攻撃 転生編 dm-15 ザキラ 神滅奥義継承 ベリーレア vr アニメではラスボス ドラゴン アーマード メタルカオス・バースト メタルウルフ・カオス ←ではない

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もしかして：メタルウルフカオス

武装竜は、二度吼える。

まずは怒りで焦がし、次に哀しみで滅ぼすのだ。

*1

《メタルカオス・ドラゴン》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-15「転生編 第2弾 神滅奥義継承」に収録された火文明のアーマード・ドラゴンであり、同弾のパッケージも飾っている。

●目次

解説

メタルカオス・ドラゴン　VR　火文明　(7)

クリーチャー：アーマード・ドラゴン　6000

アクセル

AC−このクリーチャーがこのターンはじめて攻撃する時、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。

W・ブレイカー

クロスギアの関連能力として登場したアクセルを代表するクリーチャー。
素の状態ではただの基礎パワー6000のW・ブレイカーというコスト7とは思えないほど使い勝手の悪いクリーチャーだが、クロスギアをクロスしてアクセルを起動させると一変。
攻撃後のアンタップにより、二回攻撃が出来るようになる。
打点としてはT・ブレイカーが最大値だった時代なので、一気に4枚ものシールドを削り取れる可能性があるメタルカオスの効果はかなり革新的だった。

スピードアタッカーが付与される《ファイアー・ブレード》なら二回攻撃を速攻で活かせるし、
アンブロッカブル効果が加えられる《インビジブル・スーツ》ならブロッカーを無視して攻撃を仕掛けられるし、
アタックトリガーで3000火力を放つ《インフェルノ・シザース》なら火力効果を連発できる。
特に《バジュラズ・ソウル》をクロスさせた上で攻撃させれば、一気に4マナもランデス可能。

そう、二回攻撃を発動できれば強力なのだ。
しかしそもそもの問題として、アクセル能力はジェネレートとクロスで二度もマナを払わなければならないクロスギアを前提とした効果であり、少し面倒なシステムをしている。
だからこそ、その苦労に見合った強力な効果を与えられていたのだが…

転生編での収録から3年後の戦国編。
素で二回攻撃能力持ち、侍流ジェネレートによってクロスギアもより扱いやすい《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》が収録された。
わざわざアクセルを起動させなくても二回攻撃が使える実質的な上位互換の登場により、メタルカオスの立場は非常に危ういものとなってしまう。
一応紫電との差別要素として、タップ系のS・トリガーに耐性があるというメリットもあった…のだが、それすらも後のドラゴン・サーガで同じ仕様が《超戦龍覇 モルト NEXT》に取り入られている。

その後も二回攻撃持ちのクリーチャーが度々登場した事、加速していくインフレでそもそも二回攻撃自体がそこまで強力な能力ではなくなった*2事から、メタルカオスも現在では環境を退いている。
アクセルへのテコ入れ自体が特になく、効果発動のためのクロスギアも何度かテコ入れされながら一向に実用的にならない難儀なシステムなので、残念ながら復権は相当厳しいと思われる。

しかし赤い装甲を纏ったメカニクルなデザインや特式戦術武装竜というコンセプトから、今でも根強い人気を誇っている。
後述するように、漫画やアニメでも敵味方それぞれのポジションで活躍を残している事も印象に残る一因だろう。

関連カード

メタルカオス・バースト　UC　火文明　(2)

呪文

S・トリガー（この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい）

自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。そのカード以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体破壊する。

メタルカオスの名を冠した呪文。
イラストではメタルカオス・ドラゴンが複数のミサイルを発射する姿が描かれている。
《ボルシャック・ファイアー》や《バロム砲》のような必殺技カードというやつなのだろうか？

肝心の効果面はと言うと山札の上にあるカードのコスト次第で相手クリーチャーを除去できるというもので、特にメタルカオス・ドラゴンとの関連性はない。
どちらかが高コストのツインパクトを採用すれば除去範囲は広がる他、S・トリガーなので反撃の1枚にも成り得る。

メディアミックスでの活躍

漫画では、勝舞がガルドの一人「Rリッチ」とのデュエルで使用。
アクセルを起動して一気に4枚ものシールドをブレイクし、《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》との連携で勝利に貢献している。

アニメでは『デュエル・マスターズ チャージ』にて登場。
今度はザキラが切り札としてデッキに入れており、勝舞との最終決戦において召喚された。
《バジュラズ・ソウル》と《デモニック・プロテクター》をクロスしてアクセルを起動し、更には《デモニック・プロテクター》をクロスさせたまま《エクスプロード・カタストロフィー》へと進化。
二回攻撃可能なバジュラズ・ソウル×進化クロスギアという極悪コンボを形成し、ランデスと同名カードの山札送りを駆使して勝舞の手札とフィールドとマナゾーンを蹂躙した。
結果的に手札とバトルゾーンはガラ空き、マナゾーンにカードが2枚のみという絶望的な状況に追い込み、そのままフィニッシャーとして勝舞にダイレクトアタックを決めている。

ここで原作ストックを使い切った事もあってアニメは一旦終了し、夢実テルを主人公とした新シリーズ『デュエル・マスターズ フラッシュ』へと移行。
その後に勝舞が主人公に戻った『ゼロ デュエル・マスターズ』として再スタートしているが、以前の設定諸々はリセットされ『チャージ』との繋がりは断たれている。
結果として、メタルカオス・ドラゴンは主人公を打ち負かしたまま勝ち越したラスボスとして記録に残る事となった。

余談

• 実はDMC-25「勝舞紅蓮鋼速デッキ」で再録された際のイラスト違いが存在し、DMC-26に収録された新規イラストの《聖霊王エルフェウス》と全体図で繋がっている。
  こちらの構図は後に《メタルカオス・バースト》でも取り入れられている。

武装竜は、二度吼える。
まずは追記で充実し、次に修正で整えるのだ。

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▷ コメント欄

• 「メタルウルフカオスドラゴンみたいな名前のクリーチャー何だっけ……？」と思ったらコレだった事がある -- 名無しさん (2022-12-31 17:26:59)
• ボルベルグ引いた勝舞の強さもあるけど、クロスしたメテルカオス放置したRも大概だな -- 名無しさん (2022-12-31 17:29:17)
• アニメ他のクリーチャーをフィニッシャーにしちゃあかんかったんか…漫画ではアフターR相手に初めての勝利に貢献したドラゴンなのにアニメじゃ死刑執行人って。 -- 名無しさん (2022-12-31 17:54:04)
• ボルシャック決闘ドラゴンのパーツにも選ばれてる由緒正しい勝舞の切り札 -- 名無しさん (2022-12-31 17:59:02)
• ↑×2俺もビックリしたよ。まさかザキラの切り札になるなんて…。対する勝舞はデュアルショック使ってたかな。 -- 名無しさん (2022-12-31 18:39:29)
• ↑　アニメスタッフの元に「カタストロフィー売り込んで」っていう運営からのお達しがあったのかなと思う。こうでもしなきゃ売り込めない程に各種カタストロフィーのスペックが悪いってことでもあったんだろうが -- 名無しさん (2022-12-31 21:55:59)
• ※2 クロスしたの出した次のターンだぞ -- 名無しさん (2022-12-31 22:06:59)
• ↑どのみち(R自然使いだけど)ブロッカーすら置かずにメタルカオス放置の時点でな -- 名無しさん (2022-12-31 23:10:17)
• デザインと名前がカッコ良すぎるから何かしらリメイクを期待しているけど…… -- 名無しさん (2022-12-31 23:27:30)
• つーかアニメ本編でも勝舞のデッキにも入ってる切札って説明あったしマジで他にいなかったのかよって。あそこまで絶望的な｢詰み｣をやってのけたからカード選出は見事だけど。 -- 名無しさん (2023-01-01 10:27:21)

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*1 画像出典：pixiv イラストレーターじんてつ氏 『【デュエル・マスターズ】メタルカオス・バースト』 2022年4月28日掲載 https://www.pixiv.net/artworks/97939702 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids
*2 モルトNEXTが現在でも優秀なフィニッシャーとして扱われている通り、フィニッシュ能力としては現在でも決して低いものではないのだが、流石にそれ1つで戦い抜ける状態ではなくなってきた