超神龍バイラス・ゲイル

ページ名:超神龍バイラス_ゲイル

登録日:2022/11/20 (日) 11:49:49
更新日:2024/06/27 Thu 12:59:31NEW!
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dm デュエル・マスターズ 自然文明 スーパーレア 超神龍 超神龍バイラス・ゲイル ドラゴン アース・ドラゴン 闘魂編 古代の3龍 自然文明のクリーチャー 自然文明のドラゴン バイラストリガー




出典:イラストレーター山崎太郎 Twitterアカウント 2020年10月21日投稿

サイト運営者:Twitter社




《超神龍バイラス・ゲイル》とは、『デュエル・マスターズ』のカードである。
第8弾「闘魂編 第3弾 超神龍の復活インビンシブル・レジェンド」で初登場した進化アース・ドラゴン



【解説】

超神龍バイラス・ゲイル SR 自然文明 (5)
進化クリーチャー:アース・ドラゴン 9000
進化−自分のドラゴン1体の上に置く。
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、S・トリガーを使って自分の呪文を唱えたとき、その呪文を墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
W・ブレイカー

当時の基準で見れば5コストのドラゴン指定の進化ドラゴンと出しやすい数値設定と進化元指定だが、パワー設定は控えめ(これも当時の基準で見れば控えめな訳でもないが)。


その代わり能力は現在でもあまり類似効果を見ない程には癖が強く、S・トリガーを使って唱えた呪文を墓地に置かずに手札に強制で回収するという内容。
多少ややこしいテキストの文面の気もするが、要はS・トリガー呪文の再利用を可能にするということである。


正直単純な性能で見れば同弾収録の問答無用のランデス攻撃の《超竜バジュラ》、(スペックはともかく)良くも悪くも派手さはある《超神龍アブゾ・ドルバ》と比べるとドラゴン特有の場の制圧力は持っていない。
上述の通りコスト設定は超神龍サイクルの中では軽くて出しやすい方だが、サイクルの中では唯一W・ブレイカーでパワーも10000未満なのでアタッカーとしても普通なレベル。


能力自体にも問題点はあり、S・トリガーという基本的には運が絡む不確定要素を用いる能力なので安定していない。
シールドにS・トリガーが無ければ能力は意味を持たなくなるし、S・トリガーの発動ギミックを考えれば相手の攻撃が必要になる故に相手依存になりがち。
しかもパワー数値がバトル誘発効果や火力除去で仕留められる範囲内であるため、常在型能力持ちでありながらも除去が難しくないという点もある。


と言っても上述のような問題点こそある癖の強い能力だが、裏を返せばその癖の強さが強みとして活かせる部分も多い。


普通に考えれば回収出来る能力自体は弱いはずはなく、戻す呪文によっては手札に戻る性質を活かしてループ的な動きをさせることも可能。
双極篇から登場したツインパクトのS・トリガーとも相性が良く、呪文面を発動した後に手札に戻ってからクリーチャー面を出すなどの動きをすれば両面を有効に使える。
また、S・トリガーの回収を恐れて相手が攻撃の判断を鈍らせる可能性があるので多少はストッパーとして機能できなくもない。


シールドの運要素や相手依存の一面はシールド操作や強制攻撃誘発などを使えばある程度改善は出来る。
後にシールド操作を基本戦略とするエンジェル・コマンド・ドラゴンという種族が登場し、光を入れた専用デッキが組みやすくなった。


能力自体が癖が強すぎるが故に安易に上位互換が登場しにくいこと、呪文絡みの能力故に呪文がインフレすればバイラス・ゲイルも強化されやすい。
登場時点からカード評価は決して高い訳でもなく環境に出てきたことはないが、専用デッキが組まれて長い歴史を持ち、超天篇時期でもループが考案されるなど、インフレが進んでも研究され続けている。
今なお圧倒的な性能を持つ同弾のバジュラと比べると相当地味ではあるが、伸びしろ自体は割と高い1枚と言える。


【相性の良いカード】

深緑の魔方陣 UC 自然文明 (4)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分のマナゾーンのカードを1枚、シールド化する。

自分のマナゾーンのカードをシールドに出来る有名なS・トリガー呪文。
深緑の魔方陣をS・トリガーで使えば再度利用が出来るだけでなく、深緑の魔方陣を使い回し続けて軽いループ状態による防御網を作ることが可能。
色的にも相性が良い故にデッキで共存させやすいため、バイラス・ゲイルの専用デッキはこのカードを使うタイプが多かった。


音感の精霊龍 エメラルーダ P(R) 光文明 (5)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 5500
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つ、手札に加えてもよい。その後、自分の手札を1枚、シールド化してもよい。(こうして自分の手札に加えたシールド・カードの「S・トリガー」を使ってもよい)

シールド交換が可能なエンジェル・コマンド・ドラゴン。
エメラルーダで回収したシールドからS・トリガーの発動が可能であり、回収したS・トリガーを再度シールドに仕込むという動きが可能。
単純にコンボを考えなくてもエメラルーダはドラゴンなのでバイラス・ゲイルの進化元にもできる。


【専用デッキ】

上述しているがバイラス・ゲイルを主役とした専用デッキが存在しており、【バイラストリガー】と呼ばれている。
環境方面で実績を残したことはないが、登場当時から組まれていたこともあって専用デッキとしての歴史自体は長い。
主にデッキの系統としては以下の2パターンが見られる。


基本型

上述した《深緑の魔方陣》とのコンボや《暴発秘宝ベンゾ》などのカードでS・トリガーを使い回して場をコントロールする。
【バイラストリガー】としてはこちらのデッキタイプを認識している人が多いと思われる。
進化元は初期は現在ほど軽量ドラゴンがいなかったことやマナカーブ的な視点の都合から、同弾収録の《紅神龍メルガルス》や《黒神龍ギランド》が採用されることが多かった。
現在は軽量ドラゴンが増えたことやS・トリガー付き呪文を抱えるツインパクトのドラゴンが存在していることから、そちらが採用されることが多い。


マーシャル・クイーン型

マーシャル・クイーン》のシールド回収を利用してループを展開させてゲームエンドに持ち込むタイプ。
《水上第九院 シャコガイル》に加えて超天篇期に《メガ・イノポンドソード》や《生命と大地と轟破の決断》が登場したことで、本格的なループデッキとして形が整い、バイラストリガーにループデッキとしての概念を確立させた。
ループの手順に関してはDMwikiの【バイラストリガー】の項にて詳細が記述されているのでそちらを参照にすると良い。


【派生カード】

超神龍バイラス・テンペスト SR 自然文明 (8)
進化クリーチャー:アース・ドラゴン 12000
進化:自分のドラゴン1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。

デュエル・マスターズ プレイス』にて登場した、バイラス・ゲイルとの関連性を匂わせるゲームオリジナルカード。
TCGでも後にDMPCD-01「デュエマプレイス・コラボデッキ 超竜の君臨&天門の降臨」にて、能力をTCG仕様に調整した形で逆輸入された。詳細はリンク先参照。
デュエプレにおいてバイラス・ゲイルをそのまま登場させるには派手さに欠けるかつ複雑で上級者向けすぎるため、代役として作られたのではないかと専らの噂。


超神龍バイラス・カースド SR 自然文明 (10)
クリーチャー:アース・ドラゴン/ミステリー・トーテム/ハンター 17000
マッハファイター
T・ブレイカー
このクリーチャーがタップしていれば、相手は「S・トリガー」を使えない。
相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。

バイラス・ゲイルが《呪紋の化身》と合体したような大型ドラゴン。フレーバーテキスト的にはバイラス・テンペスト要素も入っている。
性能面で見れば呪紋の化身寄りのS・トリガー封じを持っており、S・トリガーと連携するバイラス・ゲイルとは真逆な性能。
呪紋の化身との合成クリーチャーである点や元ネタに関係のない要素が入り込んでいる(種族:ハンター)と考えると、ある意味ディスペクターというかディスペクターよりもディスペクトしているかもしれない。


ゴリオ・ブゴリ <バイラス・ゲイル.Star> VR 光/自然文明 (4)
スター進化クリーチャー:ビーストフォーク/アース・ドラゴン/レクスターズ 6000+
スター進化:レクスターズ、光のクリーチャー、または自然のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
W・ブレイカー
自分のクリーチャーがバトルする時、そのバトル中、そのクリーチャーのパワーを2倍にする。

《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》と共鳴したバイラス・ゲイルがレクスターズ化した姿。
DMRP-19「王来篇 第3弾 禁断龍VS禁断竜」における鬼札覇王連合のマスターと超神龍のレクスターズ化サイクルの中でも突き抜けてバイラス・ゲイルの要素の面影はない。
強いて無理矢理考えるのであれば、進化クリーチャーであるという点くらいか…。


【背景ストーリー】

闘魂編

闘魂編においてバーニング・ビーストによって解放された超神龍の一体だと思われる。
神化編開始時点では煉獄に堕ちていたことが判明したため、バジュラのように神化編に至るまでの時系列内で何者か撃破されたと考えられる…だとすればバイラス・ゲイルを撃破した存在は何者なのだろうか?


神化編

バジュラやアブゾ・ドルバと「古代の3龍」として知られていたようだが、共に煉獄に堕ちて闇化していたことがデュエチューブの解説にて判明。
そして《邪眼教皇ロマノフII世》が復活させた《邪眼皇ロマノフI世》の魂は、3龍の力を吸い取って《大邪眼B・ロマノフ》として現世に復活した。


王来篇

十王大戦の最終決戦から復活したゴリオ・ブゴリと共鳴し、レクスターズ勢力として加勢。
ゴリオ・ブゴリは《零獄接続王 ロマノグリラ0世》とレクスターズの戦いに参戦し、勝利に貢献した。


【余談】

  • 神秘的な純白の龍として描かされたそのデザインは非常に人気が高く、当時新しかった自然のドラゴンという事情もあってユーザー間にインパクトを残し、人気を生む一因となった。
    イラストを担当した山崎太郎は、自身のTwitterにて「当時意外と人気があったみたい」と評している。

  • 勘違いされがちだが、DM-08のパッケージイラストを飾ったのはバジュラではなくてバイラス・ゲイルである。




追記・修正は唱えたS・トリガーを墓地に置かずに手札に回収してからお願いします。


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  • 当時基準でパワー9000って、パワー指定型除去の範囲内だっけ?前弾の「地獄万力」で合計8000までだった気がするんだけど。 -- 名無しさん (2022-11-20 16:42:47)
  • デュエル・ジャックでクリティカルブレードを回収したシーンが印象に残ってる -- 名無しさん (2022-11-20 17:02:18)
  • ゲテモノ感ある名前からの中華龍を基調とした正統派なデザイン。そこがいい -- 名無しさん (2022-11-23 11:59:56)
  • 当時の評価だとバジュラ→大当たり、アブゾドルバ→当たり、コイツ→ハズレ -- 名無しさん (2022-11-23 12:42:50)

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