阿部倉司(SIREN2)

ページ名:阿部倉司_SIREN2_

登録日:2010/01/16(土) 07:25:40
更新日:2023/08/10 Thu 14:49:43NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



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siren siren2 ヤンキー フリーター dqn 愛すべきバカ 世界を救った英雄 釘バット 阿部ちゃんキック トイレ爆破 なんやかんや面倒見のいい男 阿部倉司 中村英司



SIREN2に登場する人物。



☆阿部倉司 アベソウジ
CV:中村英司
年齢24歳
誕生日 6月24日
職業:フリーター


見た目はやや頭の中身が可哀想な昔のチンピラやヤンキーみたいな格好をした男。


お調子者であり、天然であり、SIREN2の愛すべきバカである。



以下、ネタバレ








三上脩のチャーターした漁船「翔星丸」が出港する直前で、男女が二人駆け込んできた。


この二人こそ、全国指名手配され追われる身の阿部倉司と、連れの喜代田章子である。



☆この二人の関係


阿部には彼女がいた。
彼女の名前は多河柳子。昭和80年8月1日16時頃に何者かに撲殺されている。
警察は柳子と同棲していて、情緒不安定な彼女とはよく言い争いをしており(実際は後述の理由で近隣住民が喧嘩と誤解した)、見た目や言動がDQNぽい阿部を真っ先に疑い、指名手配にした。
 警察に追われながらも柳子の友人であった占い師の章子の元に来て、パニック中ながら自分は無実だと主張し、原因を解明するために今回の舞台である「夜見島」に向かう。
(当然、章子も最初は阿部を疑っていたが、過去視の能力で違うと理解する)


 その後、船は転覆して二人は島に取り残されたわけだが、阿部は落ちていた金のアクセサリーを「これ純金じゃね?」などとくだらない事を言ったり…(ちなみに純金云々は舞台俳優である中の人の持ちネタ)。
こういうやりとりをしながら休んでいるところで、二人は突然やってきた巨大な赤い津波を目の当たりにする。


意識を取り戻した後は、章子や三上脩等と同行しながら物語を進めていく。



阿部のストーリーの難易度はある程度高い。
そのほとんどが同行者が足手まとい&手がかかるため。
その分、彼のステージでは鳶や64式小銃など強力な武器が手に入りやすい。ただし一般人なので狙撃は苦手。
特に隠し武器で釘バットを作成する事によって阿部19:00のシナリオが多少は楽になる。
(ハードのピエール戦に…)


釘バットの威力は同じく隠し武器であるトロフィーと同等の破壊力を持ち、尚且つ攻撃モーションが速い。
(因みにトロフィーは屍人を大体1~2発殴れば殺せるが、攻撃モーションが非常に遅い上に、手に入れたらその後はクリアするしかないので攻略には役にたたない)


また彼の素手攻撃はキックであり、多少はダメージがある。
使う機会はほとんどないだろうが。


また手先が器用な設定なのか、狩猟罠を仕掛けたり、ナットを投げて気をそらしたりできる。
スピード攻略には全くと言っていいほど必要ないスキルだが。



また、終盤で母胎と主人公達が対峙した時に鉄塔を崩壊させた張本人。
(隠しデモで真相が分かる)


団地に生えてた夜見アケビを食す(喜代田シナリオのデモで「ラッキー♪」と食べている)。
  ↓
次の日、それが当たって腹を壊したため、トイレを探す。
(「くそすぎだろっ!」といって絶望した真相はコレ)
  ↓
犬笛吹いて三上脩の愛犬ツカサ(♀)と出会い、砲台跡で落としたライターを返される。
  ↓
主人公と母胎が対峙する頃、念願のトイレを発見する。
  ↓
用を足し、トイレから出て返されたライターで一服する。
  ↓
一服後、便器に向かって煙草の吸い殻をバスケットシュート!!
見事に入り、ガッツポーズ。(ちなみに、これも役が決まってスタッフと親しくなる内に採用が決まった中の人の持ちネタ)。
  ↓
トイレに背を向けた瞬間、背後のトイレが大爆発。
(汲み取り式便所の底に溜まっていたメタンガスに引火して爆発した模様)
  ↓
その爆発で地下道に溜まっていたメタンガスや、埋蔵していた天然ガスなどに連鎖的に次々と引火して大爆発。
最終的に鉄塔辺りまで爆発が起こり、足場が完全に崩れて鉄塔は崩壊。
  ↓
阿部「( ゚ д ゚ )」
  ↓
鉄塔は異界と現世を繋ぐ“道”の役割を果たしており、来たる現世侵攻の際にここを通って母胎が現世に向かうはずだったが、
これが崩壊したことにより因果律も崩壊し、母胎の現世侵攻の野望も泡と消えた。
つまりは、阿部こそが母胎の野望から現世(世界)を救った英雄なのだが、野望を挫かれた母胎や闇人たちはもちろん、
阿部本人さえ、その事実に気付くことはなかったのであった…。


※この隠しデモは全ステージのタイムトライアル更新で出現。



ちなみに彼が食べた夜見アケビは、味は甘くてそこそこ美味いものの、激しい下痢と幻覚作用を起こすことがあるらしい。
要は毒キノコのような植物で、知らないとはいえ不用意に食べてしまった阿部はついてなかったというしかないが、
それがきっかけで人類滅亡の危機を救ってしまうのだから、人生何が起こるか分からないというべきか。




彼のエンディングは、アーカイブを99個集めなければならないという隠しエンディング。


デモタイトルは「失われた世界」。



闇人(母胎)の野望を直接的に潰したことを反映してか、屍人、闇人などの異界の影響がまったくない世界へと飛ばされる。


一見同じく異界の影響がなさそうな並行世界に降り立ったものの、共に脱出し、隣にいる郁子の仕草が不穏な一樹のED、
人類が滅亡し、闇人が人類に代わって地上の支配者となった並行世界に落とされ、元の世界にも戻れず発狂する永井のEDなど、
多かれ少なかれ破滅が予期される他のEDに対し、このEDは異界の影響が一切ないのである意味一番(人類的には)希望があるEDとなっている。



が、阿部の周囲だけを見ると、そうとも言えないEDである。



 まず、元の世界で阿部の恋人であった多河柳子であるが、実は木船郁子の双子の姉妹であり、『ブライトウィン号の怪』で胎児の頃に『未覚醒鳩』とされた人物であった。


柳子は家庭の事情から母親とは離れて暮らしていたものの、『覚醒鳩』となったことで顔が変わった上に、『鳩』となった影響で住んでいた家を無意識のうちに飛び出してしまい、
辿り着いた東京で、素性の怪しい自分を雇ってくれた飲食店の店長の名字をもらって『多河柳子』と名乗って生活していた。
柳子はそんな生活の中で出会った、暗い性格で時折情緒不安定にもなる自分を受け入れてくれる阿部に惹かれ、『鳩』ではなく人間として生きていこうとしてい。
母胎は柳子のそんな願いを許さず、自分に忠実な『鳩』である岸田百合を差し向け、殺害させたのである。
※ちなみに百合は同胞である柳子を殺害することに乗り気ではなく、柳子の阿部への愛情などを意識同調で知って「ごめんね」と謝りつつ、母胎からの命令には逆らえずに殺害している。


つまり、異界の影響がまったくない世界では柳子が東京に出てくる理由がなくなるため、東京で阿部に逢うことも勿論ない*1
当然岸田百合が柳子を殺す事件も起きないので阿部への指名手配もなくなっているが、これにより、阿部が喜代田と出会う理由も消滅してしまい、
阿部が記憶している、愛した恋人との時間も、夜見島でのひと時も、この並行世界に送られたことで全て『なかったこと』になってしまったのだ。



その孤独感からか、もの悲しく「みんな…いなくなっちまったのか…」と呟く阿部に、元の世界からついてきたツカサが寄り添うところで、EDは幕を閉じる。


世界は救われ、阿部も異界から抜け出すことは出来たが、果たして、彼は救われたのだろうか…。




中の人は現在は俳優業を休業中で、そば打ちの修行を経て品川区で蕎麦屋を経営している。
ご多忙なためか毎年行われる異界入りイベントには不参加なもののビデオメッセージを送っている他、
お店ではイベント期間中に純金トッピング、赤いそばつゆ、王将せんべい付きの「純金そば」が限定メニューとして提供されている。




追記・編集を宜しくお願いします。


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  • 恋人の死の真相を求めるというドシリアスな動機があるのに、殆ど何もわからないままウ〇コしてエンディングって尻切れトンボ感がハンパない。両親と出会えた喜びで唐突に戦線離脱した1の竹内よりさらにガッカリな展開だった -- 名無しさん (2016-11-21 02:04:25)
  • ↑ところが、最後に阿部が到達したのが記憶はあるのに“全てが無かったこと”になった世界という衝撃。つまり、恋人の柳子は阿部を知らず、阿部も“鳩”として目覚めていない郁子と同じ顔の元の顔の柳子を認識することが出来ない。最も恵まれた平行世界に行けたのに、本人にとっては全てを無くしたも同じという哀しみ。 -- 名無しさん (2018-08-16 18:16:04)
  • なんだかんだ柳子と改めて出会って再び恋人 -- 名無しさん (2019-08-02 15:05:15)
  • 途中送信してしまった。再び恋人になるってのもありえなくもないのでは -- 名無しさん (2019-08-02 15:07:02)
  • ↑項目にもあるが住む所が違うから出会う確率が減っちゃってるし、出会っても元の顔の柳子を知らないんだよね……。喜代田を姉さん女房にする確率のがまだある気もするけど占い師とかやってなさそうだしなぁ。 -- 名無しさん (2020-08-31 08:45:44)
  • まあその辺は因果率が云々で形を変えて会うことになるとかで -- 名無しさん (2021-04-28 19:40:05)
  • 阿部の飛ばされた世界では阿部が柳子を殺したと報道された事件の代わりに「中島一郎を木船倫子が殺した」という事件が起きてるんだよ。で、この二人は元の世界では柳子と郁子の両親なんだがこの二人の間に子供がいたという話はない。つまり阿部が飛ばされた世界にはそもそも柳子と郁子は存在さえしてないので阿部はパラレルワールドの柳子にすら会えない -- 名無しさん (2021-08-06 11:06:16)
  • 阿部と犬のツカサが飛ばされた世界は(闇人に関わる)因果律が崩壊した世界なので母胎に関連する事柄は全てはじめから無かったことになってるっぽい。ツカサもご主人の三上にもう会えないらしいので三上もこの世界に存在してない模様 -- 名無しさん (2021-08-06 11:09:15)
  • 母胎が本当にマークするべきだったのは守じゃなくてこいつだったのか… -- 名無しさん (2021-08-06 12:37:09)
  • ↑そもそも守もマークされてたっけ?利用されるだけで後は放っておかれてたのではなかったっけ? -- 名無しさん (2021-08-09 01:16:58)
  • 下痢便した後に便所を爆発させる事によって世界を救った男←何一つ間違ってない表現 -- 名無しさん (2022-06-22 12:44:10)
  • 演者さんは役者を休業して蕎麦屋をやっている。 -- 名無しさん (2022-11-08 11:30:24)

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*1 アーカイブに阿部と柳子が映った写真があるが、このEDを見ると『阿部と柳子は出会わなかった』ことになったことを表すように、写真の柳子が消え、阿部一人の写真に変化する。

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