登録日: 2018/03/04 Sun 19:51:12
更新日:2024/02/19 Mon 11:53:05NEW!
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クロノス(英:Kronos 古代ギリシャ語:Κρόνος)とはギリシャ神話の神で最高神ゼウスの父である。
オリュンポス神族の前に宇宙を支配していたティターン十二神の長で、農耕の神そして時間の神としても知られている。
シンボルは「鎌」「穀物」そして「蛇」。
なおクロノスの神話は大地母神ガイアとのかかわりが深いので、
こちらの項目も参照されたし。
【概要】
クロノスは原初神たる大地母神ガイアと天空神ウラヌスとの間の子である。
彼は自らの父である天空神ウラノスを倒し兄弟姉妹のティターン十二神らを率いる宇宙の支配者となった。
クロノスらティターン神のもとで人類は悩み苦しみから解放され、大いに繁栄した。
人々はそれを称えて、クロノスが世界を統治した時代を「黄金時代」と呼んだ。
しかし自らも子であるゼウスに倒され、宇宙の覇権の座をオリュンポス十二神に明け渡してしまうのである。
○出自・名前について
クロノスは元来ギリシャの先住民族に信仰されていた農耕神であったと考えられている。
その名は「完全なもの」「純粋なもの」を意味する。
また妻のレアと同じく「流れゆくもの」という意味もあり、妻とともに川の神であったのではないかという説もある。
時間を神格化した神でそのものずばり「時間」を意味する名を持つクロノスと同一視されたのちは、
彼の名もまた「時間」を意味する言葉として定着した。
○血縁について
先述の通り、クロノスはガイアとウラヌスの間の子である。
ガイアとウラヌスの間にはサイクロプス三兄弟、ヘカトンケイル三兄弟、そしてティターン十二神らが産まれた。
クロノスはこのティターン十二神の末弟に当たり、サイクロプスやヘカトンケイルらともまた兄弟ということになる。*1
クロノスはウラヌスを追放したのちに姉であるレアを妻とし、彼女との間に
火炉の女神[[ヘスティア>ヘスティア]]
大地の母神[[デメテル>デメテル(ギリシャ神話)]]
愛と絆の女神[[ヘラ>ヘラ(ギリシャ神話)]]
冥王[[ハデス>ハデス(ギリシャ神話)]]
海王[[ポセイドン>ポセイドン]]
最高神[[ゼウス>ゼウス]]
という六人の子をつくった。
あと、オケアノスの娘ピリュラ*2との間に、のちに賢者とたたえられたケンタウロス族のケイローンをもうけた。*3
○外見について
クロノスは元来、偉大な父ウラヌスに挑みそして倒した神であるため才気あふれる若者の姿で描写されることが多かった。
しかしゼウスの父として認知された後は、豊かな髭をたたえた威厳ある老人の姿として表された。
その後「時の神」として定着すると、いわゆる「時の翁」*4の姿が定着した。
手には鎌を握り、砂時計(あるいは水差し時計)を携えているいかめしい老人の姿で、
現在でも絵画や像などのデザインとしてしばしば用いられている。
○性格・能力など
父を倒し権力を奪ったクロノスは、やはりその性格は狡猾でありながら果敢だと伝わっている。
覇権を得るためには謀略をめぐらせて父を討ち、生まれたばかりのわが子であろうと容赦なく丸呑みにしてしまう。
また自らの身に危険が及ぶと判断すれば兄弟であっても幽閉し母との約束であってもためらいなく反故にしてしまう。
反面、恐れを知らず兄たちを説き伏せ父に立ち向かうといった果断さもある。
何より為政者としての有能・有徳さは上記された点を考慮しても、なお誰もが認めるところである。
後述する通り彼はその農耕の技術によって人々を苦痛から解放し、法によらず徳によって人心をまとめ秩序を産みだしてみせた。
彼の治世が黄金時代と呼ばれるゆえんである。
【ギリシャ神話のクロノス】
クロノスは原典たるギリシャ神話において、主神であるゼウスに倒されるべき敵として存在していた。
しかし古代ギリシャにおいても、人々に大地の恵みをもたらす神として大いに信仰された。
後にはローマの神や時間の神と習合され、敗れ追放されてもなお威厳をたたえた時の神として現在に至るまで語り継がれている。
○誕生、そして父への反逆
ガイアから生じたウラヌスはガイアと交わり、ティターンや一つ目の巨人サイクロプス、
百の腕を持つヘカトンケイルらを産ませた。
しかしウラヌスはサイクロプスやヘカトンケイルの醜さを厭い、タルタロスへと押しこめてしまう。
クロノスはガイアよりアダマスの鎌*5を受け取ると兄や姉らにも反逆に参加するよう説き伏せる。
これに応え四人の兄たちがクロノスに助力することとなった。*6
4人の兄は天の東西南北の四隅にひそみ、クロノスはガイアの下でウラヌスを待ち受ける。
クロノスがニュクスを伴い*7ガイアのもとへ降り立ってくると、すかさず四方から四人の兄が父を押さえつけた。
そして身動きの取れなくなったところを、クロノスがガイアから授かった鎌でウラヌスの男根を斬り落とした。
こうしてウラヌスは神威を失って追放され、クロノスがあらたに宇宙の覇権を握ることとなった。
しかしクロノスは恐るべき力を持つ巨人たちをついに開放しようとはしなかった。
それがガイアの怒りをかい、後述のティタノマキア勃発の原因となるのである。
○黄金時代
父ウラノスを追放したクロノスは姉であるレアを妻とし、ティターン十二神の長として宇宙に君臨した。
そして大地と農耕の神であるクロノスは、その力で現世に理想郷を創りあげたのだ。
クロノスの力で大地からはおのずと果実や作物がもたらされ、人々は労働の苦しみから解放された。
彼らはみな長命で、その生の終わりにはやすらかな死を迎え、生老病死の苦しみも味わうことが無かった。
人は神々とともに暮らし、人心は徳によってまとめあげられ、法によらず平和と調和がもたらされていたという。
この黄金時代はゼウスの治下にあっても続いていたが、プロメテウスが人々に火をもたらしたことで終わりを告げたとされる。
○ティタノマキア
約定をたがえわが子らを解放しなかったクロノスに、ガイアは呪いともとれる予言を投げかけた。
「お前もいずれ、わが子に王位を奪われるのだ」
クロノスはこの予言を恐れ、レアとの間に出来た子を次々に腹の中へと飲みこんでしまう。
レアは悲嘆にくれ、夫を裏切り子を守ることを決意。
母であるガイアの助力を得てゼウスを夫から隠したのである。
成人したゼウスはガイアらの助けを得て兄姉たちをクロノスの腹の中から救出。
彼らとともに団結し父に戦いを挑んだ。
クロノスとオケアノスを除く四人の兄らはティターン神族を集めこれを迎え撃った。
ここに宇宙の覇権をめぐる争いティタノマキアが開戦したのである。
しかし長兄オケアノスと女神らはいちはやくオリュンポス側に与した。
それでも神々の戦いは熾烈を極め、10年を経てもまだ決着はつかなかった。
そこでガイアの助言を得たゼウスは、タルタロスからサイクロプス三兄弟と
ヘカトンケイル三兄弟を解放し味方につける。
サイクロプスは強力な武器を作り出し、ヘカトンケイルは岩山を雨あられと投げつけて援護する。
絶大な力を持つ巨人たちの助力を得たゼウスたちはついに勝利し、
クロノスと四人の兄らをタルタロスに幽閉した。
こうしてクロノスの支配は終わりをつげ、ゼウスらオリュンポス十二神の治世が訪れたのである。
【ギリシャ神話後のクロノス】
ティタノマキア後にタルタロスに幽閉されたとされるクロノスだが、
その後解放されたとする伝承もいくつかみられている。
またゼウスに敗れた神でありながら、それ以降も人々に篤く信仰されていた。
そして他の似た要素を持つ神々を習合していき時間をつかさどる神となり
威厳に満ちた神として現在に至るまでその権威を維持し続けている。
○幽閉と解放
ティタノマキア後、敗れたクロノスは四人の兄と多くのはティターン族とともにタルタロスへ幽閉された。*8
ゼウスは門番にヘカトンケイルを立て、いまでも彼らをそこに閉じこめている。
・・・とされることが多いのだが、ゼウスが彼らを解放したという伝承もある。
解放されたクロノスは西方のオケアノスの領域のさらに彼方、常世の国エリュシオンの王となっているという。*9
クロノスはエリュシオンをかつての黄金時代と同じようにやすらかに治め、
許された人々とともにそこにあるのだという。
○ローマ神話において
クロノスはギリシャの主神であるゼウスに敗れた神である。
しかしそのギリシャでは、なおも民間でクロノスが信仰され続けていた。
彼は大地の恵みをもたらす農耕神として、人々に篤く信仰されたのである。
その後クロノスはローマ神話のサトゥルヌス(サターン)と同一視されるようになった。
サトゥルヌスはクロノスと同様に鎌を手にした農耕神である。*10
ローマでは年の瀬になると彼へ感謝をささげるための収穫祭が盛大に執り行われた。*11
ローマ神話では、オリンポスを追われたクロノスがイタリアに落ちのびヤヌス神に迎えられ、
現地民たちに農業を伝え法を制定し黄金時代を築き上げたとされている。
そしてその息子がローマ帝国皇帝の祖となったのだという。
○時の神クロノスの成立
時代・地域を問わず、農耕神は時をつかさどる神として扱われることが多かった。
農耕はめぐる季節とともになされる行為であり、時間を把握することは重要なことだった。
日本でも年の始まりを告げる年神は稲の実りをもたらす穀物神でもある。
農耕神であるクロノスもまた、自分と似た名を持つ時間を神格化した原初神クロノス(Chronos) とも同一視されるようになった。
原初神クロノスの名はそのまま「時」をあらわす単語で、現在でも同様の意味で用いられている。
そして農耕神クロノスの要素は、その多くが時間と結び付けられていった。
その手の鎌は過ぎ去った時を刈り取るためのものとなり、
「わが父を倒しわが子を飲みこんだ」神話は
「過去を刈り取り、未来を飲みこむもの」
「老人にも赤子にも、ひとしく破滅をもたらすもの」
を示し、時間という存在の酷薄さとして解釈された。
クロノスの名にある意味の一つ「流れゆくもの」もまた、時の流れと結び付けられた。
黄金時代、エリュシオンの人々はまさしく「時」から解放されたものたちだろう。
また、古代ギリシャでは時間とは「世界を取り囲む大河」として認識されており、
これもクロノスの名の意味する「流れゆくもの」と結び付けられた。
同時にこの大河のもう一つの姿とされる「宇宙を取り囲む尾を噛む蛇」*12もクロノスと結びつけられ、
蛇はクロノスを象徴するものとなった。
こうして農耕神クロノスの名もまた本来の意味を離れ「時」をあらわす単語となり、
時の支配者としてのクロノスが成立したのである。
○現在のクロノス
現代社会においてクロノスは「時の支配者」としてのイメージが定着している。
これはことによるとゼウスの父としてのものよりなお強いかもしれない。
人に避けられぬ破滅と永遠の安らぎをもたらす威厳に満ちた老支配者の姿は、
そのまま時間という絶対なるものの象徴となったのだろう。
現在クロノスの名はティターンの主であるがゆえの「大きな力・偉大なもの」、
時の神であることから時計などの「時間」に関わるもの、
さらにそれから発展して「精密さ」「正確さ」を象徴するものの名称などとして使われている。
1番有名なのはなんといっても太陽系最大の惑星・土星の名称「サターン」だろう。
あとは有名なのはセイコーの腕時計「クロノス」など。
【登場作品など】
クロノスは同一視されたサトゥルヌスとともに、古来から芸術作品をはじめとした創作文化にも盛んに取り上げられた。
父の身を刻みわが子を喰らい飲みこんだ暴虐さと黄金時代をもたらした偉大さをあわせもつ彼は
単なる悪役・敵役にとどまらない強烈な存在感を人々の心に刻み付けていたのだ。
最も有名なのはゴヤの絵画「我が子を食らうサトゥルヌス」だろう。
現代の創作文化においても絶大な力を持つ神として扱われることが多い。
特に原初神クロノスの要素である「時間」としばしば関連付けられる。
また絶大な力の象徴として、兵器や団体の名称にもしばしば用いられる。
この項目ではクロノス、サトゥルヌス、そして「神」としてのサターンの名をつけられたものについて扱う。
セガサターンなど、神としてのサターンの要素がない明らかに「土星」としてのサターンから名付けられたものは除外する。
○実在のものへの名称
- 土星:「サターン(Saturn)」の名で呼ばれている。
- クロノス(セイコー):腕時計の製品名。時計関連は他にも製品名・販売会社名・雑誌名など多数存在。
- クロノス(サカタのタネ):ホウレンソウの品種名。*13
- クロノス(ダイワ):ブラックバス用竿の名称。
- クロノス(コルグ):シンセサイザーの商品名。
- KRONOS(近畿日本鉄道):名古屋鉄道の管制システムの名称。Kintetsu Rapid Operated New Orginal Systemの略。
- クロノサウルス:白亜紀前期の肉食系首長竜。その巨大な顎が我が子を食らうクロノスを彷彿とさせたためこの名を持つ。
○芸術作品
- 我が子を食らうサトゥルヌス(ゴヤ):個別項目参照。
- 我が子を食らうサトゥルヌス(ルーベンス):個別項目参照。なお、ほか多数の絵画でも同様のモチーフが取り上げられている。
- 我が子の一人を喰うサトゥルヌス(シモン・ユルトレル):17世紀、フランスで制作された彫像。ルーヴル美術館所蔵。
○各種創作(本人)
- 女神転生シリーズ:「邪神」として、女神転生Ⅱでクロノス、ソウルハッカーズ以降で「サトゥルヌス」が登場。
- ペルソナシリーズ:2では黒須淳の専用ペルソナとして登場。Qでは主人公のふたり善と玲に、さらにストーリーの根幹にかかわる重要な役どころで出演している。
- 聖闘士星矢Ω:刻闘士らの真の主「サターン」が登場。小馬座の昴に身をやつし暗躍する。
- 聖闘士星矢 エピソードG:ティターン神族の長として「大神クロノス」が登場。神羅万象を支配する力を持つ。
- クロノスの迷宮、みらくるミルダ:時間の神として登場。前者では人類から時間を奪おうとしていた黒幕だったが、後者ではヒロインのミルダにあっさりやられてたり…
- GOD OF WAR:テイタノマキア後の設定で登場。パンドラの神殿を括りつけられて「死の砂漠」を彷徨っている。系譜上の孫クレイトスはその魔力の一部を与えられることで電撃系の魔法クロノス・レイジを習得可能。三作目ではタルタロスに堕ち、そこでクレイトスと対峙する。
- タイタンの逆襲:最強のタイタン族として封印されていたラスボス。
- セイント・ビースト:先代の大神。
- 足洗邸の住人たち。:バロネス・オルツィの左目に召喚された十支王「クロノス=クロノス」。これは二つのクロノスが同化したことを象徴した名前であり、時間を司ったような召喚術の力の源泉となっている。
- Fairy Tail:「スプリガン12」のディマリア・イエスタはクロノスを接収(テイクオーバー)して、時を止める能力を得る
- マーベルコミックス:神話的種族エターナルズの一人クロノスはマーベル世界の時の支配者である。綴りは「Kronos」。出番はあんまりないがサノスに殺されたドラックスに力を与えて復活させたのはこいつ。
○各種創作(キャラクター名)
- 仮面ライダーX:GOD機関の作り上げた神話怪人の一人。大鎌を操る。相討ちでXライダーに重傷を負わせるほどの強敵だったが、再生怪人の時はやられ役。
- 仮面ライダーエグゼイド:作中最強の敵として仮面ライダークロノスが登場。個別項目参照。
- 遊戯王GX:デュエルアカデミアの講師としてクロノス・デ・メディチが登場。個別項目参照。
- 美少女戦士セーラームーン:土萌ほたるが変身するセーラー戦士「セーラーサターン」。大鎌を持つ破滅と再生の戦士。
- テイルズ オブ エクシリア2:時空をつかさどる大精霊で「原初の三精霊」の一人。分史世界を作り出した元凶。
- 轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊:時間を操る魔神。大神官ガジャと手を組み、かつてスーパー戦隊と戦った「邪悪な3人の巫女」の復活をもくろむ。
- skullgirls:時を超越する能力を持つ女神アイオーンのパラサイト「クロノス」
- DCコミックス:アトム(小さくなる方ね)の宿敵クロノスは時空を超えることができる能力を持つ。綴りは「Chronos」
- クロノアイズ:時空監視局長官は「クロノス」のコードネームを代々襲名している。一方で時間犯罪者組織ハデスサイズの首領はクロノスの子の1人である「ハデス」を名乗っており…?
○各種創作(キャラクター名以外)
- 強殖装甲ガイバー:秘密結社の名称として「クロノス」が使用されている。
- BLACK CAT(漫画):秘密結社の名称として「クロノス」が使用されている。
- キン肉マン:超人ペンタゴンの技として「クロノス・チェンジ」がある。
- クロノス・ジョウンターの伝説:梶尾真治の時間SF。
- フジテレビ:2007年に放送されていた遊戯系バラエティ番組。いわゆる「逃走中」や「戦闘中」の前番組で、現在でも設定上の主催組織として「クロノス社」が名付けられている。
- アルスマグナ(コスプレダンスユニット):設定上所属する「私立九瓏ノ主(クロノス)学園」。DQNネームっぽい気がしなくもない。
- STAR TRECK:クリンゴン人の本拠惑星クロノス。
- 機動戦士ガンダムAGE:デシル・ガレットの乗る砲撃・射撃寄りMSクロノス。
- マシンロボ クロノスの大逆襲:物語の舞台及びそこに住むヒューマノイドタイプのマシンロボの種族。もちろんロム兄さんもその一人。
- オーバーターン:クリス・サイドウッドの乗機クロノス。高出力貫通レーザーが武器。まるでライデンみたいだぁ…
- マクロス30 銀河を繋ぐ歌声:主役機体YF-30 クロノス。「フォールド・ディメンショナル・レゾナンス・システム(P.D.R)」により、簡単に言えば時空を超えることができる。
追記、修正は子供たちを飲みこんでからお願いします。
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▷ コメント欄
- ???「私が世界のルールだ」 -- 名無しさん (2018-03-04 20:45:07)
- サクラ大戦の黒之巣会もこのクロノスが由来なのかな -- 名無しさん (2018-03-09 23:32:12)
- 綺麗な誠… -- 名無しさん (2018-03-17 16:06:22)
- ずっと時を司る神格だと思ってたけど、最初は農耕の神さまだったのね。 -- 名無しさん (2022-01-02 12:31:36)
- ローマ神話とギリシャ神話で負けたあとの展開が異なるお方 -- 名無しさん (2022-11-18 03:11:29)
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*2 ピリュラ(Philyrā)古代ギリシャ語:Φιλύρā, オケアノスの娘のひとりで、名は「菩提樹」を意味する。
*3 ドロプスという弟がいたともいう。
*4 時の翁 fathertime ヨーロッパの時を擬人化した妖精。クロノスがモデルであるとも言われ、同一の存在とされることもある。
*5 アダマスの鎌:アダマスは伝説上の金属(鉱物?)で、何ものにも傷一つつけられない堅固さを持つ物質とされる。それからここでの鎌はハルペー(Harpe)と呼ばれる鎌剣。内側に刃のついた大きく湾曲した刀身を持つ剣で、斬るものを内側に引っかけ斬り落とす。 ヘルメスの武器としても知られ、ペルセウスがメデューサを討ち取った剣でもある。
*6 四人の兄:コイトス・クレイオス・イアペトス・ヒュペリオンの四人。ティターン十二神を参照。
*7 ニュクスを伴い:「夜の訪れとともに」という寓意。
*8 ニュクスの洞窟に幽閉されたとされることもある。
*9 エリュシオン:冥府の司法官ラダマンテュスが治めているという説が一般的。
*10 ただしサトゥルヌスの持つ鎌は長い柄を持つ大鎌である。
*11 収穫祭:サートゥルナーリア(Sāturnālia) クリスマスの原型になった行事だといわれる。
*12 尾を噛む蛇:ウロボロス ouroboros, uroboros 死と再生という自然界のサイクルを示すシンボル。
*13 サカタのタネ:ほかにもタイタンやトリトンといったギリシャなどの神話モチーフの品種名がなぜか多い。
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