登録日:2026/08/08 Sat 22:08:08
更新日:2026/08/08 Sat 22:08:20NEW!
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遊戯王 遊戯王ocg 罠カード 永続罠 ピーピング トゥーン 本家にまだ無い項目
《心を見通す眼》とは、遊戯王OCGに存在するカードの1つである。
概要
「REVOLUTION BOOSTER -トゥーン・ウィッチクラフト・破械-」によって、それまでとは比べ物にならない程の強化を受けた【トゥーン】の関連カード。
それまで不遇に属したテーマの強化は大抵の場合は歓待をもって受け入れられるものである。
特に【トゥーン】は原作にも登場し、使い手であるペガサスのファンが多くいたことも好意的な解釈に寄与した。
…しかしここで説明する《心を見通す眼》の存在が発表されてからは、その空気は大きく変わることとなる。
《心を見通す眼》
永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のフィールドか墓地に「トゥーン」カードが存在する限り、
相手は手札を全て公開し続け、自分は相手フィールドの裏側表示カードをいつでも確認できる。
(2):自分のフィールド・墓地にトゥーンモンスター及び「トゥーン」魔法カードが存在する場合、
同一チェーン上で効果を発動していないカード名を1つ宣言して発動できる。
このカードが表側表示で存在する間、
ターン終了時まで宣言したカードと元々のカード名が同じカードが発動した効果は無効化される。
(1)は相手の手札と伏せカードを自由に目視できるルール改変。
いわるゆ「ピーピング」と呼ばれる効果であり、しかも常に適用される永続効果。
相手の手の内が完全に筒抜けになるため、これ一枚で大幅な情報アドバンテージを獲得できる。
「○○の手札誘発があるので、これを囮にして展開を進めよう」「後攻捲り札がないからやれるだけ展開をやってしまおう」など具体的な計画も立てやすく、勝利にも結び付きやすい。
手札のみならず伏せカードも自由に確認できるので、ブラフで伏せただけのカードかを見破れる他に「展開前の無力化」を見誤らずに行いやすい。
また「常に手札を開示させる」ことから成る別の利点も存在する。
それは「手札を相手に見せて発動する」効果を未然に阻止できる点。
《天羽々斬之巳剣》
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/爬虫類族/攻2400/守1800
「巳剣降臨」により降臨
このカード名の、(1)の効果はデュエル中に1度しか使用できず、(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
デッキから「巳剣」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分フィールドのモンスター1体をリリースする。
(2):相手フィールドのモンスターの攻撃力は800ダウンする。
(3):このカードがリリースされた場合に発動できる。
デッキから「天羽々斬之巳剣」以外の「巳剣」カード1枚を手札に加える。
その後、このカードを特殊召喚できる。
《[[紅蓮の指名者>紅蓮の指名者(遊戯王OCG)]]》
通常罠
(1):2000LPを払い、手札を全て相手に見せて発動できる。
相手の手札を確認し、その中から1枚を選んで、次の相手エンドフェイズまで除外する。
上記の例のように「手札のカードを相手に見せることが発動条件」の効果がいくつか存在するが、手札を公開する永続効果が適用されている間はその効果を発動できない。
これにより手札を見せるカードの類を自動的に阻止できている。
デッキ単位でこの特徴を持つ【未界域】【VS】【糾罪巧】【ブリッツクリーク】に対しては、デッキそのものの全否定にもなる程の威力がある。
条件は「フィールドまたは墓地に『トゥーン』カードが存在する場合」。
【トゥーン】に必須のカード諸々で自然と条件は満たせる上に、後述する《心を見通す眼》をサーチできるカードの存在も相まってかなり緩い。
(2)は宣言したカードの効果無効。
相手が何らかの効果を発動した後にその増加を直接指名して無効にはできない。
そのため無効にしたいカードがある場合、相手が発動する前にこの効果で宣言する必要がある。
カードの種類を問わないため、先に無効にできれば相手の行動を制限できる。
また除去耐性のないこのカードを相手の除去から守り、(1)を継続させるにも有効な効果といえる。
何より恐ろしいのは(1)との相乗効果。
相手の手の内を文字通り「全て」把握しているため、効果的に活用しやすい。
見えている手札の中でマストカウンターを的確に麻痺させる、または相手のデッキが割れたことでデッキ・EXデッキに眠るキーカードを予め無力化させるなどの「致命的な妨害」を、簡単に確実に行える。
全てを見透かした上で使用できることから「先んじて適用させないといけない」欠点を最小限に抑えている。
ただしこれは「発動した効果を無効」にするに留まるので、他の行為はできてしまう点は注意。
具体的には発動を伴わない永続効果、宣言したモンスターの召喚行為が該当する。
またフリーチェーンで発動できる効果の場合、この(2)の発動に直接チェーンして発動することで無効化の前に適用させる抜け道もあり過信は禁物。
他の弱点として、無効効果は「宣言後からターン終了時まで、このカードが表側表示で存在する場合」のみ有効であり、《幽鬼うさぎ》などで除去されれば無効化は途切れる。
条件は「トゥーンモンスターとトゥーン魔法ガード両方がフィールド・墓地にいる場合」なので、(1)よりも少し厳しくなっている。うっかり間違えないように。
(1)だけでは妨害として不十分なところもあり、このカードだけを置いても1妨害として成立させられるわけではない。
総じて効果は間違いなく強力ではあるものの、カテゴリ非所属ゆえのアクセス性の悪さや条件など欠点もある。
ピーピング効果としては間違いなく一級品だが、k炉絵単体で働きはできないこともあり、一応の枷は持っているといえる。
……このカード単独で見たら、の話だが。
関連カード
《闇の眼を持つ幻想師・ノー・フェイス》
効果モンスター
星4/闇属性/幻想魔族/攻 0/守 0
(1):このカードを手札から捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる
(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
●手札・デッキから「心を見通す眼」1枚を自分フィールドに表側表示で置く。
●このカードを除く、「トゥーン・ワールド」のカード名が記されたモンスター1体を自分の墓地から手札に加える。
その後、そのモンスターを手札から召喚条件を無視して特殊召喚できる。
(2):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体はその戦闘では破壊されない。
《心を見通す眼》のカードパワーを更に上昇させたサポートカード。
なんと(1)の効果で
また「表側表示で置く」なので、本来罠カードが持つタイムラグを完全無視し、何なら先攻1ターン目から適用できる。
《調和ノ天救竜》など、こちらの先攻1ターン目から無効にできる相手のカードもあるため手札誘発回避の手立てとしてはかなり有効な方法になる。
この運用で気を付ける点とすれば、このカード自体は「トゥーン」カードではないため別途条件を満たすためのトゥーンカードが必要になる所か。
また既に《心を見通す眼》の配置が間に合ったとしても、もう一つの効果で盤面を立て直す用途があるため腐りにくい点も強い。
しかもこの二つの効果は1ターンで両方使用できるせいで、手札で重複しても腐りにくいという利点すら備えている隙の無さである。
そしてこのカードもテキストに《トゥーン・ワールド》が記載されていることから《トゥーンのしおり》によるサーチが可能という至れり尽くせり。
都合よく《トゥーンのしおり》も「トゥーン魔法カード」なので、《心を見通す眼》の条件達成に一役買っている。
評価
夙に数を増していた「ピーピング」効果の最高潮とも呼べるこのカードは、カードパワーの観点では高い評価を得ている。
本家【トゥーン】においても「一部のカードとデッキを一枚で潰す、それを抜きにしても1妨害の活躍を担保する」堅実な仕事ぶりは一定の評価に繋がっている。
《心を見通す眼》を脇に据え、新規トゥーンによる大量展開と妨害貫通力そして《トゥーン・テラー》によるバック妨害もかみ合い、高い制圧能力をいかんなく発揮している。
「《心を見通す眼》によって相手の手の内を読みつつ安全にゲームを進められる」点を高く買われ、【ライゼオル】等の他所デッキに出張することもある程に、その性能は認められている。
ただしこのカードを評価以上に非難する人が多いのもまた事実。
そもそもピーピング効果自体が相手の手の内を把握することから「逆転の芽を潰されやすく一方的な有利を助長する」とされていた。
そうしたピーピング効果の増加に伴い非難の声も夙に増していたところに、究極のピーピング効果とも呼べる《心を見通す眼》が登場したことで、さぁ大変。
常に相手の手の内を視認し的確にマストカウンターを潰す様は「ゲームの駆け引きや楽しみを根本的に否定している」という意見に発展。
今まで存在していた「あの伏せカードはミラーフォースのような逆転のカード…」「あの手札誘発を持っているのかいないのか?」「敵のこの行動はブラフか本気か?」という読みあいがそもそも消滅し、ゲームとして別物になってしまっている。
このカードの少し前に【キラーチューン】が登場し、そちらもやはりピーピング効果による不評が少なくなかった。
そちらもそちらで「制圧を通り越して、もはや作業」と揶揄されるほどに駆け引きを殺していたことが大きな理由である。
しかし《心を見通す眼》はその比ではない程に「手軽かつ高性能」であったことで、前述の非難に繋がってしまうことになった。
そもそも「ピーピング効果」それ自体は情報アドバンテージを得る「だけ」の効果であり、これ単体では直接的なメリットは成りえない。
「相手に合わせてこちらの出方を変える」にしても限度がある(それほどデッキやEXデッキに余裕のないデッキが多い)し、そもそも妨害内容を汎用的なもので揃えているために「最大限働くように妨害を使い分ける」ことが現実的ではなかった。
そのためピーピングの有効活用は「相手の手の内を把握して『マストカウンター』を見誤らずに潰す」「物量でごり押しが出来るかなどの状況判断」などであった。
いずれにせよ、本来ならば「ピーピング」だけでは意味をなさず「ピーピング+情報アドバンテージを生かせる手立て」が揃って初めて意味を持つ。
そして《心を見通す眼》に話を戻すと、幸か不幸かそうした「ピーピング効果単体では意味をなさない」という欠点を解消する手立てが揃っていた。
《闇の眼を持つ幻想師・ノー・フェイス》によるサーチ効果も相まって「有効活用するカード」と一緒の組を揃えるハードルが低く、何なら自前の(2)の効果自体が「有効活用」できる物になっている。
事実、2026年に公開された遊戯王YCSJでも《心を見通す眼》によるピーピングから一方的な展開、および《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》《シャドー・トゥーン》によるFTKが横行した。
こうした「ゲームの駆け引き」を根本から否定する行いが跋扈した点を受けて、この批判も一層強くなっているのが実情である。
余談
このカードの由来は、原作で【トゥーン】の使い手であるペガサス・J・クロフォードが有した特殊能力「マインド・スキャン」である。
ここは「カード《心を見通す眼》の解説記事」なので詳細な説明はあちらの記事に譲るが、やはり相手の手の内を丸裸にするインチキ能力として描写されていた。
原作では「マインド・シャッフル」によって突破されたわけだが、このカードにおいては《闇の眼を持つ幻想師・ノー・フェイス》の存在も相まって隙の少ないカードになってしまった。
単純なカードパワーだけでなくなりきり原作プレイを楽しむ層からも「原作再現は大いに結構だが、やるならやるで適切な制約や条件は付けるべきだった」と苦言を呈されている。
追記修正お願いします。
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