登録日:2017/06/02 (金) 09:18:18
更新日:2024/02/06 Tue 11:22:10NEW!
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『Justice League: The Villain's Journey』は2012年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。
『Justice League Vol.2』#7~#12
発売 2012年3月から
脚本 ジェフ・ジョーンズ
作画 ジーン・ハ(#7)、カルロス・ダンダ(#8)、アイヴァン・リース(#8、#12)、ジム・リー(#9~#12)、
デビット・フィンチ(#12)、ジョー・プラド(#12)、イーサン・ヴァン・スカイバー(#0短編)
日本では2013年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。
ジェフ・ジョーンズによる『ジャスティス・リーグ』・サーガ第2巻。
前巻から5年後の現代を舞台に『ジャスティス・リーグ』の活躍を描く。
タイトルの『Villain's Journey』は神話学者のジョーゼフ・キャンベルの提唱した『Hero's Journey』の逆を意味し、
前巻で犯罪者のような立場から神のごとき救世主となったヒーローたちが、同じような戦いを経験しながらも真逆の結果に向かっていく姿が描かれる。
スティーブ・トレバーにもスポットが与えられており彼の苦難が描かれている。
『Justice League Vol.2』#7
『Justice League Vol.2』#8
『Justice League Vol.2』#9~#12
『Justice League Vol.2』#7
【物語】
『ジャスティス・リーグ』誕生から5年、世界を守るための戦いを続ける彼らだったがその裏にはスティーブ・トレバーの活躍があった。
【登場人物】
- スティーブ・トレバー
ヒーローたちのサポートと監視を行うアメリカの政府機関『ARGUS』の局長で階級は大佐。『ジャスティス・リーグ』との唯一の連絡係でもある。
ワンダーウーマンの初めて会った男性で彼女の保護者のような存在だったが、現在の関係は微妙。
前線でも平時でも『ジャスティス・リーグ』をサポートし、記者会見や議員との報告会議では批判やからかいの矢面に立たされる。
- エッタ・キャンディ
『ARGUS』の新人でトレバーの秘書に選ばれる。
≪ジャスティス・リーグ≫
メリーランド州バルチモアでスポアと戦う。戦いを終えると衛星基地でトレバーと通信を行う。
- スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)
メトロポリスを守る鋼鉄の男。普段通り真面目に戦う。
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。戦いの指揮を執ろうとするがグリーンランタンとフラッシュに無視され台無しにされてしまう。
トレバーには『ジャスティス・リーグ・インターナショナル』を解散するよう求める。
- ワンダーウーマン(ダイアナ)
超人的力を持つアマゾン族の王女。戦闘ではグリーンランタンを真実の投げ縄で救助する。通信ではトレバーと顔を合わせる。
- グリーンランタン(ハル・ジョーダン)
宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。バットマンをからかって楽しんでいる。トレバーには食料を求める。
- フラッシュ(バリー・アレン)
超スピードを操る鑑識官。基本的には真面目だがグリーンランタンの悪ノリに付き合うこともある。
- アクアマン(アーサー・カリー)
アトランティス人と地上人のハーフで七つの海の王。堅物に見えるが戦闘中グリーンランタンに冗談を言う。
- サイボーグ(ビクター・ストーン)
特殊な技術で半身が機械化された青年。様々な機能を持ちスポアの正体や目的、位置を探る。通信では父にハッキングしないようと伝言を頼む。
≪ヴィラン≫
- スポア(サミュエル・ストリート)
生物兵器のスペシャリスト。胞子ウイルスを『ARGUS』に保管してもらおうとするが、謎の侵入者と遭遇してウイルスに感染しスポアに変化してしまう。
暴走状態にあり離婚調停中の妻のもとに向かった。シードという肉食の妖獣を生み出し使役する能力を持つ。
『Justice League Vol.2』#8
【物語】
結成以来7人のメンバーを保ってきた『ジャスティス・リーグ』。そこに加わろうとグリーンアローは彼らを追い続ける。
【登場人物】
- グリーンアロー(オリバー・クイーン)
シアトルを守るエメラルドの射手。かつてはろくでなしだったが無人島で一年余り過ごし精神的に変化し、贖罪のため特技の弓を活かすヒーローとなった。
『ジャスティス・リーグ』に加入することでより大きな善を成そうと考え彼らに付きまとう。
≪ジャスティス・リーグ≫
アマゾやタロン、謎のカルト集団と戦い、その度にグリーンアローが現れるがにべもなく追い返す。
- スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)
メトロポリスを守る鋼鉄の男。メンバーの増員には前向き。
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。政府職員を狙うタロンの対処を『リーグ』に依頼し、その際ランタンに性格が似てきたと言われる。
とある理由からメンバーの増員には反対の姿勢をとる。
- ワンダーウーマン(ダイアナ)
超人的力を持つアマゾン族の王女。初対面のグリーンアローの態度に気を良くする。
- グリーンランタン(ハル・ジョーダン)
宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。バットマン同様グリーンアローもからかいながら加入を拒否する。
- フラッシュ(バリー・アレン)
超スピードを操る鑑識官。政府職員の前でも軽口をたたくメンバーを注意する。
- アクアマン(アーサー・カリー)
アトランティス人と地上人のハーフで七つの海の王。グリーンアローと因縁があるらしく彼の加入にもっとも拒否反応を示す。
- サイボーグ(ビクター・ストーン)
特殊な技術で半身が機械化された青年。ワープやハッキングなどでメンバーをサポートする。
≪ヴィラン≫
- アマゾ
悪の科学者プロフェッサー・アイボに造られたロボット。『ジャスティス・リーグ』に敗北し『ARGUS』の『レッド・ルーム』に保管される。
- タロン
ゴッサムに古くから存在する秘密結社『梟の法廷』の暗殺者。ゴッサムの重要人物を狙い『ARGUS』の飛行機を襲撃するが『ジャスティス・リーグ』に敗北する。
≪その他≫
- スティーブ・トレバー
政府機関『ARGUS』の局長で『ジャスティス・リーグ』の連絡係。政府から『リーグ』の増員を打診されるが、その必要も人材もないと断言する。
『Justice League Vol.2』#9~#12
【物語】
人々に神と崇められながらもそれぞれ悩みを抱え戦い続ける『ジャスティス・リーグ』。
『リーグ』の秘密を探る存在を知った彼らは対策を練っていると、その張本人デビッド・グレイブズが現れ攻撃を受ける。
姿を消したグレイブズを追うが、『リーグ』は既にグレイブズの術中にはまり破滅の道を歩み始めていた。
【登場人物】
≪ジャスティス・リーグ≫
彼らの秘密を探るグレイブズの存在を知り、衛星基地で互いのことをよく知らないことを認識する。
その後、襲撃を仕掛けてきたグレイブズの後を追い、トレバーの妹トレーシーのもとにたどり着く。
彼女からトレバーがさらわれたことを責められ、この一件をきっかけに仲間割れを起こしその様子を全世界に放送されてしまう。
放送から逃れるためグレイブズの家に移動し、彼が家族を失った後に行った『須弥山』に向かい寺院を発見する。
- スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)
メトロポリスを守る鋼鉄の男。バットマンに誘われ『アーカム・アサイラム』のキーのもとに向かいグレイブズの存在を知る。
仲間割れの際にはトレバーを救おうと暴走するワンダーウーマンに殴られてしまうが後に謝られる。
『須弥山』の寺院では実の両親と育ての親の両方に遭遇する。
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。『アーカム・アサイラム』でキーが暴走していることを知り、スーパーマンとサイボーグを連れて向かいグレイブズの存在を知る。
グレイブズとの初対決では攻撃に耐えきる精神力を見せ、持ち前の推理力でグレイブズの素性と隠れ家を見破った。
『須弥山』の寺院では両親の霊に遭遇する。
- ワンダーウーマン(ダイアナ)
超人的力を持つアマゾン族の王女。『真実の投げ縄』で脱走したウェポン・マスターからグレイブズの存在を知る。
トレバーが連れ去られたことを責められ責任を感じ、単独行動を取ろうとしてグリーンランタンとスーパーマンを殴り飛ばしてしまう。
『須弥山』の寺院ではトレバーの霊に遭遇する。
- グリーンランタン(ハル・ジョーダン)
宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。フラッシュと共にウェポン・マスターを捕まえグレイブズの存在を知る。
トレバーを救おうとワンダーウーマンが単独行動を取ろうとすると、彼女を止めようとして戦闘になってしまう。
彼女が冷静になってからもスーパーマンと違って謝られなかった。
『須弥山』の寺院では父の霊に遭遇する。
- フラッシュ(バリー・アレン)
超スピードを操る鑑識官。グリーンランタンと共にウェポンマスターを捕まえグレイブズの存在を知る。
その際、ウェポンマスターに凄みを利かせるも通用しなかった。
『須弥山』の寺院では母の霊に遭遇する。
- アクアマン(アーサー・カリー)
アトランティス人と地上人のハーフで七つの海の王。人命救助中『リーグ』に呼び出されグレイブズの存在を知る。
人の目から逃れるためにグレイブズの屋敷に移動後、ワンダーウーマンとグリーンランタンを説得し争いを止めた。
『須弥山』の寺院では父の霊に遭遇する。
- サイボーグ(ビクター・ストーン)
特殊な技術で半身が機械化された青年。様々なネットワークとつながっているため他のメンバーの情報も持っている。
バットマンに誘われ『アーカム・アサイラム』のキーのもとに向かいグレイブズの存在を知る。
『須弥山』では生と死の狭間にいる人間しか見つけられないはずの寺院を発見し、寺院の中では自分の霊に遭遇し動揺する。
≪ヴィラン≫
- デビッド・グレイブズ
超常現象や古代伝説に関する著名な作家。5年前のダークサイドとの戦いでヒーローに救われ、
その体験談を出版し彼らを『ジャスティス・リーグ』と名付けた。
しかしその後、一家揃って謎の病にかかり妻、娘、息子を亡くし自身も死の淵に立たされてしまう。
病が治らないと悟った彼は主治医を殺害し、中央アジアにある『須弥山』を訪れ家族の霊魂と一体化し怪人へと変化した。
霊魂のようなものを発して、触れた相手に関係する死人の霊を見せ氷漬けにする力を持つ。
『ジャスティス・リーグ』を破滅させるために彼らのヴィランを尋問し情報を集め、トレバーを誘拐する。
その後、人々に『リーグ』の真実を見せつけ『須弥山』で彼らが現れるのを待つ。
- キー
脱獄の達人で特殊な化学物質で精神を操れる。『アーカム・アサイラム』で爆発事件を起こし、現れたバットマンたちに自分を閉じ込めるよう要求する。
その際グレイブズの名前を出す。
- ウェポン・マスター
様々なハイテク武器を作り出すヴィラン。刑務所から脱走し街で暴れるもフラッシュとグリーンランタンに捕まった。
ワンダーウーマンの『真実の投げ縄』でグレイブズの名前を出す。
≪その他≫
- スティーブ・トレバー
政府機関『ARGUS』の局長で『ジャスティス・リーグ』の連絡係。
『リーグ』と政府の緩衝役やワンダーウーマンとの関係をゴシップにされることに疲れ荒んでいた。
グレイブズに誘拐され拷問と脅迫を受け『リーグ』の本拠地への移動手段を教えてしまう。
- トレーシー・トレバー
スティーブの妹。疲弊する彼を心配する。グレイブズにスティーブを連れ去ったことを告げられ、その原因が『リーグ』と思い糾弾する。
- アルフレッド・ペニーワース、ロイス・レーン、サイラス・ストーン、バルコ
ヒーローたちの関係者でそれぞれバットマン、スーパーマン、サイボーグ、アクアマンの回想に登場。
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