ミニオンシュート(MtG)

登録日：2010/05/26(水) 08:28:38
更新日：2023/11/20 Mon 12:29:42
所要時間：約 3 分で読めます

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黒 スーサイド デッキ 即死 mtg ライフをパワーとタフネスへ 翼は生えてませんw ルール改定万歳 ←のちに涙目 ミニオンシュート

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ミニオンシュートはマジック・ザ・ギャザリングの黒を中心としたコンボデッキである。

荒廃の下僕/Minion of the Wastes （こうはいのげぼく）
(3)(黒)(黒)(黒)
クリーチャー ‐ ミニオン(Minion)

荒廃の下僕を唱えるための追加コストとして、望む総量のライフを支払う。
トランプル
荒廃の下僕のパワーとタフネスはそれぞれ、それを唱えるに際し支払われたライフの点数に等しい。
Ｐ／Ｔ */*

テンペストに登場した黒レア。ライフと引き換えに巨大化させる事ができる、後のスーサイドブラックのキーカードとなった「憎悪」の先祖でもある。

テキストを読んで頂ければわかる通り、唱える、すなわち手札から出す以外の方法で戦場に出してもライフを支払う事はできず、その場合のパワー・タフネスは当然０/０となり、即座に墓地に置かれてしまう。

ところが、1998年にオラクルが更新され、テキストの「荒廃の下僕を唱えるための追加コストとして、望む総量のライフを支払う。」が「荒廃の下僕が戦場に出るに際し、好きな点数のライフを支払う。」に変更。これにより、早いターンに墓地から「荒廃の下僕」を戦場に出し、かつ速攻を与えるカードと組み合わせた瞬殺デッキが誕生する。それが「ミニオンシュート」である。
荒廃の下僕以外のキーカードは以下の通り。

Shallow Grave / 浅すぎる墓穴 (１)(黒)
インスタント
あなたの墓地の一番上のクリーチャー・カードを１枚戦場に戻す。そのクリーチャーはターン終了時まで速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。

Corpse Dance / 死体のダンス (２)(黒)
インスタント
バイバック(２)（あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(２)を支払ってもよい。そうした場合、その解決に際し、このカードをあなたの手札に加える。）
あなたの墓地にある一番上のクリーチャー・カード１枚を戦場に戻す。そのクリーチャーはターン終了時まで速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。

このデッキは黒赤の二色構成にされる事が多く、赤の火力と組み合わせて上手くすれば初手１ターンキルも可能である。７枚の手札のうち６〜７枚を使用する内容であるが。

しかし、自身のライフを引き換えに相手を一撃で仕留めるこのコンボは爽快でまた見栄えがよく、当時は人気の的となった。黒単にして、自分の全パーマネントを犠牲にしてライフを失わせる「ケアヴェクの悪意」でトドメを刺すものも登場した。

だが、2010年4月にテキストが従来のものに戻された事でコンボ自体が成立しなくなり、こうしてミニオンシュートは長い歴史に幕を下ろした…

はずだった。

現在は当時と異なり、ウィザーズ社は「コンボ妨害のためのパワーレベル・エラッタは出さない」スタンスに方針を切り替えた。
そして、98年の裁定がそのまま残っている別のカード（テンペストの《ドラゴンプラズマ/Dracoplasm》）を引き合いに出し、「即死コンボの有無で、こちらだけ印刷時の挙動に戻すのは不合理だ」ということか、2012年1月に、再びテキストが改正。これによりミニオンシュートコンボが成立するようになった。

……ANTとかカナスレとかもっとヤバい奴がゴロゴロいる中で活躍出来るかは置いておいて。

ちなみに、遊戯王の「ラーの翼神竜」はこのデッキがモチーフとなっている。

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▷ コメント欄

• 今はオラクルが戻ったからコンボ成立するんだよなー。 -- 名無しさん (2014-09-18 12:29:24)
• とある漫画で、このデッキで1killを決めたキャラがいて人気が出たんだとか。 -- 名無しさん (2014-10-16 00:52:52)
• なお、ラーはヲーとなったのだった… -- 名無しさん (2014-10-16 01:00:12)
• マナコストって概念がないから引いたら勝ちになるからねしゃーない -- 名無しさん (2015-03-16 10:38:45)
• これがヲーになったのか… -- 名無しさん (2022-01-01 20:42:13)

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