星刻の竜騎士

登録日：2013/08/17 (土) 23:12:54
更新日：2023/11/10 Fri 13:37:45
所要時間：約 15 分で読めます

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■もくじ

星刻の竜騎士とは、メディアファクトリーのMF文庫Jより刊行されているライトノベル。
作者は瑞智士記先生。イラストは〆鯖コハダ先生が担当。
後にコミックアライブで漫画化され、ドラマCDも発売された。

11月25日に発売された20巻で約5年にわたる物語が完結した。
漫画版も13巻で完結。

2013年にアニメ化が決定し、2014年4月にアニメ放送開始。
全12話。

ちなみに竜騎士は「ドラグナー」と読む。
某機甲戦記と名前がかぶっているが、一切関係はない。

◆あらすじ

ロートレアモン騎士国に建つ竜飼い人の育成施設「アンサリヴァン騎竜学院」に通う上級課程一年のアッシュ・ブレイクは、
ある特殊な才能を持つにもかかわらず、未だ自分の相棒たる竜が誕生しないことから肩身の狭い思いをしていた。

ある日、アッシュは友人の竜を借りて学園のレースに出場する。
しかし途中で遭難してしまい、更にはスパイの攻撃に巻き込まれたりとトラブルが続いたが、何とか逃れることができた。

その時、彼の左腕に刻まれた星刻が輝き、そこから幼竜が誕生したが、見た目はどう見ても人間の少女だった。
目覚めた直後「あたしがあんたの飼い主なのよ！」とアッシュに対していきなり逆飼い主宣言をしてしまう。

こうして「あらゆる竜を乗りこなす男」アッシュ・ブレイクは、唯一乗りこなせない幼竜エーコと学院の仲間たちと共に波乱の学院生活を送り始めるのだった。

◆主な登場人物

• アッシュ・ブレイク

CV.高橋孝治
この作品の主人公。
7才の時に竜の幼生を授かりながらも、長らく相棒が生まれて来なかったために学院内では問題児扱いされていた。
しかし、本来は真っ直ぐな気性の持ち主で、目の前で困っている人を放っておけない正義漢。
理不尽な事や、特に自分の相棒（=エーコ）や仲間が侮辱されることを許さず、相手が王族だろうと決して引くことはしない。
アニメではそれどころか殴りかかろうとした。

女性に対しては割と初心なところがあり、美少女や美女に翻弄される場面も多い。
飼い主である者以外は騎乗することを許さない筈の竜を種族・敵味方を問わず自在に乗りこなしてしまうという凄まじい能力を持つ。
エーコ誕生以前からその能力で他の生徒の相棒を借りることで学院での実技を乗り切っていた。
星刻は左腕に刻まれている。これにはとある秘密があるのだが…
実はこの星刻が「アヴァロンの騎士」の証であり、過去にとある事情で失った左腕の代わりとして星刻そのものが左腕に擬態している。
ちなみに彼が全ての竜を乗りこなすことができる理由は、最初に竜を誕生させたという人物「聖女ロサ・マリア」の血を継いでいるから。

• エーコ

CV.伊瀬茉莉也
本作のヒロインの一人。
竜でありながら人間の少女の姿で生まれたという異端の存在。
幼竜の特徴である丸くて柔らかい角が頭部の左右にある以外はなんら人間と変わりはない。
しかし力や食欲は竜そのものであり、性質や体質も竜に準じたところがある。

アンサルクレープが好物だが、上記の通りまだ幼竜なので食べ過ぎると酔っぱらう。

当初はアッシュ達人類を見下したり、「踏みつぶすわよ!」などと常に上から目線な物言いをしていたが、アッシュや仲間たちと過ごしていくにつれてやや丸くなった。
舞踏会の際にアーニャに捕らえられ、ホフマン博士(CV.津田健次郎)によって強制的に竜に覚醒され、モルドレッドに体を乗っ取られかけるが、アッシュの活躍で元に戻った。

アッシュ専用の聖騎甲を製造できない彼女は、「竜種の記憶」に保存された過去に造られた聖騎甲の設計図からアッシュの体格に合ったパーツを厳選、複製し着用させている。
ちなみにアッシュ以外の人物にも着用させることができる。

本名は「エーコ・ペンドラゴン・アウローラ・クリスタ・レーナ・アンヘルス・イリア・ロランス・リリアーヌ・ミュリエル・オクタヴィア・ロベルティーネ・デ・ラ・ローザ・レスペランス・ヴァン・コンポステーラ・ド・アヴァロン」とメチャクチャ長い。

• シルヴィア・ロートレアモン

CV.佐倉綾音
本作のもう一人のヒロイン。
ロートレアモン騎士国第四王女。
類稀なる美貌とスタイル、高潔さを持ち合わせるお姫様。
相棒である聖竜ランスロットを駆る勇ましい姿から「蒼氷の姫君（アイスブルー・プリンセス）」の異名を持つ。
「我が家の家訓だ」が口癖。

その身分と本人の性格ゆえ周囲に敵ばかりの環境であったが、ある時にアッシュと諍いを起こしたことで彼と接触する機会が多くなり、数々の事件を経てアッシュに対し、言葉では否定しながらも、心中で好意を抱くようになる。
俗に言うツンデレである。
また、生徒会新任のスピーチで、自分が生徒会に認めてもらえるのかと不安になったアッシュをサポートしたことも。

前述の通り、かなり勇ましく誇り高い性格をしているなど、強気な印象を受けるが、実は大変臆病な性格。
有事においては覚悟の足りなさから萎縮して何もできなくなる場面もあった。
しかし、アッシュや姉であるヴェロニカの叱咤を受け、立ち直り、騎士王（パラディン）になると宣言。

7才の時に竜騎士となる事を夢見て「オーファンの儀」へ挑んだが、彼女は竜騎士となる素質を有していなかった。
アルビオンの森で遭難し、泣きじゃくっていたところを偶然出会った少年に助けられ、少年が授かるはずであった星刻を譲り受けて竜騎士となる資格を得る。
左腕を消し飛ばされてまで星刻を移植してくれた少年の大恩に報いるため立派な竜騎士になってみせると誓うも少年とはお互い名も告げぬまま別れてしまい、彼に対して恩義と初恋をずっと内包したままであった。
実は初恋の少年の正体はアッシュであり、真実が発覚した後は彼に告白し、キスをした。
この物語のラスボス『賢竜王インボルグ』との最終決戦後は、念願の騎士王（パラディン）になった。

星刻は胸の谷間に存在する。
相棒は上記の通り、聖竜ランスロット。

• レベッカ・ランドール

CV.井上麻里奈
ロートレアモン学院唯一の聖天竜騎士(アークドラグナー)。
「真紅の女帝（スカーレット・エンプレス）」の異名を持つ。
教官すら敵わない卓越した実力を持つ最強の生徒。
規律と秩序を守る立場でありながらも律を乱さぬ範囲では無礼講も大いに許すという度量の大きさを持つ。
またエーコの体質を知っていながらアンサルハーブエキスの入ったキャンディーを食べさせアッシュへけしかけるなどの悪戯好きなところもある。

既に本国から竜騎士団へスカウトされている状況だが、学生生活を満喫したいという理由でそれを断り続けている。
自らの実力と境遇ゆえ同世代の男を全て実力不足とみなしており恋愛には興味を示さないが、アッシュに対しては彼が「アヴァロンの騎士」として自分を乗り越えてほしいと己より強い男に恋する一人の女性として期待している。

相棒は聖竜クー・フリン。

• ジェシカ・ヴァレンタイン

CV.花澤香菜
レベッカの幼馴染で、ライバル(自称)。
名門貴族の令嬢を名乗っているが、実はランドール家に仕える使用人の家系。

高飛車な性格をしており、妄想癖が激しくやたらと騒々しい等、今のところはトラブルメーカー的な存在。
しかし、アヴドーチャのテロに巻き込まれた時は、シルヴィアの代わりに自ら人質を買って出るなど、度胸のある一面も。
その振る舞いを見たシルヴィアは彼女を「並みの貴族よりも遥かに高潔」と評した。

アンサリヴァン市を救った銀麗の騎士（=アッシュ）と出会い、その子胤を授かろうと学院内でSKFC（Silver Knight Fan Club）を結成し会長へ就任、生徒会に無許可で布教、宣伝活動を始めたことからアッシュの頭痛の種となってしまう。
聖ヴァレリア教会で安産祈願の祈りをしている最中、アヴドーチャが起こしたテロに巻き込まれ人質にされる。
そこで銀麗の騎士の正体がアッシュだと知り、口封じの為に生徒会庶務に任命、SKFCは後輩リネット・ワースに会長の座を譲り脱退した。

単行本19巻でようやく表紙に登場した。

相棒は水竜(後に聖竜)リアン・ノン。

• ルッカ・サーリネン

CV.大亀あすか
竜を駆る戦闘民族「エクブラッド」の出身。
「天翔る妖精（エルフィン・ダンサー）」の異名を持つ。
レベッカの記録を破り史上最年少で竜騎士の称号を授かった。
両親の死後は幼馴染のキーラの家で働き、その後同年代のエクブラッドの子供たちの中で唯一竜の幼生を授かったことで現族長の養子となり、次期族長候補と目されている。
いわゆる不思議系で独特かつマイペースな言動と行動の持ち主で、女性である事に無自覚な部分がある。
部族に伝わる竜の調教術に優れている。

相棒であるガウェインが突如として自分を乗せてくれなくなった事から3ヶ月もの間ずっと授業を欠席していた。
相棒の衰弱死を防ぐために参加した選抜合宿において、その原因が3ヶ月前にガウェインの背から転落した事で生じた見えない恐怖心にある事だと知り、ウィリンガム霊廟での戦いにおいて恐怖心を克服した。
合宿所を襲った屍灰竜の大群を退けるため再びガウェインに騎乗し、部族に伝わる「騎竜演舞」が描いた魔法陣の力で屍灰竜を全滅させる。
この一件でアッシュが自分のために命を懸けてまでガウェインを救おうとしてくれたことから彼に惚れるようになる。

• レイモン・カークランド

CV.前野智昭
アッシュの悪友でナルシスト。
よく相棒のブリギット(種族は地竜→聖竜)を貸しだされる。

• マクシミリアン・ラッセル

CV.室元気
アッシュの悪友パート2。通称マックス。
度を越えた潔癖症であり、僅かでも散らかった光景を見ると掃除せずにはいられなくなる程。

序盤は真面目だったが、最近は若干ネタキャラと化している。

相棒は聖竜アリアンロッド。

◆ロートレアモン騎士国関係者

• オズワルド・ロートレアモン

CV.土師孝也
ロートレアモン騎士国の現国王にして騎士最高の称号「騎士王（パラディン）」の持ち主。
シルヴィア、ジュリアス、ヴェロニカ、カサンドラ、ミラベルの父親である。
ここまで聞くと相当威厳があふれる人物に思えるが、その実態は称号に見合ったとは思えない丸々と太った凡人。おまけにドM。
アッシュがドン引きするほど暑苦しいらしい。

漫画版&アニメではそれなりの容姿になっているが、性格は変わっていない。

• ジュリアス・ロートレアモン(ミルガウス)

CV.子安武人
ロートレアモン王家の嫡男（長子）でロートレアモン騎士国第一王子。シルヴィア、ヴェロニカ、カサンドラ、ミラベルの兄。
竜騎士にしてアンサリヴァン騎竜学院の生徒会長と将来を約束された身でありながら、10年前に相棒であるモルドレッドが「ネハレンニア冥竜王家」の末裔であると知った事から騎士国最大の禁忌「竜殺し（ドラゴンスレイヤー）」を決意する。

その後は最大の禁忌を犯した罪として処刑されたが、実は処刑は偽装で、父であるオズワルドにより国を追放され、流れ着いたゼファロス帝国の地でクラウスに拾われる。
殺したはずの冥竜王モルドレッドに肉体を奪われ、ミルガウスの名で帝国軍情報部に所属し、暗躍する。

エーコが竜に覚醒した後、モルドレッドが彼女に憑依するために自らジュリアスの肉体から離れたため、正気に戻った。

• ヴェロニカ・ロートレアモン

CV.遠藤綾
ロートレアモン騎士国第一王女で、シルヴィアの姉の一人。
「鉄血の戦乙女（アイアンブラッド・ヴァルキリー）」の異名を持つ。

竜に騎乗できないハンデを帝国から亡命してきた科学者を召抱え魔導艦「シルヴァヌス」を建造させることで補い、騎士団を率い各地の紛争地域へ出撃しては敵対勢力を叩き潰している。その戦闘は情け容赦など一切無く、敵からも味方からも恐れられている。

シルヴィアにとっては最も恐ろしい人物であり、今でも名を聞いただけで卒倒し震え上がるほどのトラウマが残っている。
しかし彼女は実際はシルヴィアの事をこれ以上ないくらいに溺愛しており、普段の厳しい態度も、いつか彼女が騎士王の座へ就くに相応しき人物となる為の愛情の裏返し。
シルヴィアが誇りを取り戻したのを見届け、ロートレアモン騎士国を発つ際「いつか騎士王になり、私を跪かせて見せよ!」と激励した。

兄のジュリアスによると、彼女しか知らない部屋にシルヴィアが今まで着用していた服を等身大フィギュアに着せて飾っていたり、シルヴィアの今までの成長記録が書かれた日記があるとのこと。
もはや度を超えたシスコンである。

• カサンドラ・ロートレアモン

ロートレアモン騎士国第二王女。
魔性の妖花（ディアボリック・ベラドンナ）の異名を持つ。
シェブロン王国へ留学している途中、冥竜王モルドレッドの新たな宿主となっており、その背中にはモルドレッドの星刻が刻まれている。
その後「デミウルゴス」の「七翼将」の一人になったが、モルドレッドを道具として利用するサヴォナローラに反発し離反、キーラから盗んだ魔薬「ガラテア」を服用し植物状態になる。
その後はアッシュたちに保護されるが、「エスカヴァロン」に潜入したヴィットーリアに身柄を奪取されてしまった。
植物状態になった後、彼女の精神は冥竜王家の遣竜工房に飛ばされており、そこで出会ったナヴィーの提案でモルドレッドの契約を解除した。

• ミラベル・ロートレアモン

ロートレアモン騎士国第三王女。
「銀光の賢乙女（アルジェント・メイガス）」の異名を持つ。
凛然とした美貌と静かにして冷淡な口調、剣術指南役を務めるほどに優れた剣の腕前を持つ。
マイペースな性格。
ヴェロニカが乗っている「シルヴァヌス」の設計者であり、同時に「シルヴァヌス」をこよなく愛するメカフェチ。
エーコの竜化による騒動の後、ヴェロニカの命によりアンサリヴァン騎竜学院の学院長に就任する。
クールな人物に見えるが、実は恋愛沙汰には免疫が無い。

◆国民たち

• コゼット・シェリー

CV.生田善子
シルヴィア専属のメイド。
誰に対しても物腰柔らかく笑顔で話すが、割と毒舌。
メイドとしての技能も凄まじく、変装術や体術、諜報活動においても達者な技術を持つ。
更にはヴェロニカと正面から対峙しても余裕で話すなど器量も計り知れない。

クレメンティ・ヴィットーリアとの戦いの末に敗北し、消息不明となるが…。
実は魔導工学と魔導薬学による洗脳を施され、「ホロウ」のコードネームを与えられ、魔導結社「デミウルゴス」の一人、フランチェスカ・マキャベリの配下として活動していた。
後にシルヴィアと戦い、洗脳装置を破壊されたことで正気に戻る。

• プリムローズ・シェリー

CV.加隈亜衣
コゼットの姉。
シルヴァヌスで働く雑用メイドで、妹とは正反対に超が付くほどのドジっ子かつ天然ボケ。

• アーニャ

CV.下田麻美
ミルガウスに仕えるタンタロス族の少女。
本名はシャマラ・キルツカヤ。
アッシュとエーコを調査するために「ラ・テーヌ」でウェイトレスとして働く。
諜報や暗殺を担当し、ミルガウスに忠義以上の好意を抱いて彼のためならたとえ非情な任務であっても遂行する覚悟を持ち合わせている。
世界会議の前日にクラウスの命でエーコを拉致し彼女が強制的に竜化するきっかけを作る。
モルドレッドが倒されたことでミルガウスを失う形となり失意に打ちのめされていたところをアヴドーチャに発見されて捕らえられ、騎士国の捕虜となる。
だが、ジュリアスやアヴドーチャの取りなしにより刑は免れ、「ラ・テーヌ」の店長に身元を引き取られ、ウェイトレスとして働くこととなった。

• アヴドーチャ・キルツカヤ

CV.小林ゆう
「断罪のアヴドーチャ」の異名で恐れられているタンタロス族のテロリスト。
まるで子供のような外見をした女性(所謂のじゃロリorロリババア)であるが、性格は残忍かつ狡猾。
バシリスクの「クーちゃん」に騎乗する。
聖ヴァレリア教会を襲撃し人質の交換条件にヴェロニカの命を要求、交渉人として参じたアッシュを軽くあしらい人質の中にいたシルヴィアを辱めて騎士の名折れと罵倒する。
しかし「騎士王(パラディン)」となる覚悟を決めたシルヴィアの啖呵と、直後にレベッカとグレンの奇襲を受けてテロは失敗に終わる。
自身もアッシュの固有魔装によって氷漬けにされてしまった。
しかし、このテロはシルヴィアの成長のための茶番であることが発覚。
手配書では何故か大人びている。

• アンジェラ・コーンウェル

CV.寺田はるひ
アンサリヴァン騎竜学院上級課程の担任教師。
ドラゴン研究の最高権威でアンサリヴァン市内の寂れた館に研究所を構え、研究をしている。
竜輝華晶を使った竜媒魔法において達人級の実力を持つ。

自分が興味を抱いた者は即解剖しようとするという危ない性格の持ち主。
実際、学院からエーコの検査を依頼された矢先に彼女を拉致し、早速解剖を試みようとする。
しかし、寸前でアッシュとシルヴィアが乱入した事により解剖は失敗し、エーコを奪還される。
その際に見たアッシュの星刻にも興味を抱き、二人をすぐ傍で観察するべくアンサリヴァン騎竜学院の教師に赴任した。

◆主な竜族

• 地竜（アーシア）

四足歩行型の竜。
翼が生えていない代わりに強靭な四肢を持つ。

• 翼竜（ストラーダ）

飛行型の竜。所謂ワイバーン。
前肢と一体化した巨大な翼膜を持つ。

• 水竜（ハイドラ）

水棲型の竜。
蛇のように長細い胴体を持つ。

• 聖竜（マエストロ）

地竜、翼竜、水竜が成長し進化した姿。二足歩行で鋭い鉤爪が並んだ前肢と1対の翼を持つ陸海空の万能型。
肉体の強靭さと魔力の強さは他の種族を遥かに上回る。
しかし、必ずしも成長すれば聖竜になれるというわけではない。

• 屍灰竜（ネクロマンシア）

一生を終えた竜の遺灰から造りだされた竜。
生前の竜の特徴を持つほか、腐乱や破損した肉体を短時間で補う強力な再生能力を持つ。
ヒロインたちへの触手プレイ担当。

• マザー・ドラゴン

CV.平野文
オーファンの儀の際、アルビオンの森で人間に竜の幼生を授ける存在。
実は老木と化した竜が賢竜魔法アルビオンによって具象化したもの。
アッシュとシルヴィアの過去を知っている重要な人物(?)の一人。

• ナヴィー

CV.榊原ゆい
エーコが生まれる前からアッシュに接している女性。
姿は本人曰く、エーコが成長した姿を想定している。
エーコとは表裏一体の存在。
アッシュへエーコを託し、彼が「アヴァロンの騎士」として彼女を乗りこなせるようになることを期待している。
正体は後述の「竜種の記憶（ドラグワース）」そのもの。

• モルドレッド

CV.黒田崇矢
かつてはジュリアスの相棒だった竜。
聖竜であると同時にアヴァロン聖竜皇家と敵対関係であるネハレンニア冥竜王家の末裔。
ジュリアスは肉体ごと邪悪な精神を消し去るため、竜殺し(ドラゴンスレイヤー)をするが、寸前のところで邪悪な精神は幽体と化して逃げられてしまい、善の精神だけが殺されることになった。

その後、ジュリアスに取りついて前述のミルガウスになる。
エーコが竜に覚醒した後、その体を乗っ取って冥竜王としての復活をもくろむが、寸前のところでアッシュに敗れ、いずこかへと逃走。
その後、カサンドラ・ロートレアモンにとりついた後、アーニャの相棒になる。

ちなみに最初にロートレアモン騎士国を襲撃した屍灰竜の正体は善の精神のモルドレッド。

◆用語

• 星刻

飼い主と相棒である竜を繋ぐ星精路の証である紋章。
飼い主によって紋章の出る位置が違う。

• 竜種の記憶(ドラグワース)

古来より竜族が見聞してきた事を精神世界に記してきた共有記録。
生まれたばかりの竜はここにアクセスすることですぐに知識を得ることが出来る。

• オーファンの儀

年に数回、アルビオンの森で行われるマザー･ドラゴンが人間へ竜の幼生を授ける儀式。
国の法律により騎士国民は7歳の誕生日後に儀式を受けることが義務付けられている。

• アンサルハーブ

ロートレアモン騎士国の特産品である香草。薔薇のような甘い香りで菓子や飲料に幅広く用いられる。
竜にとってはお酒のようなものであり、そのため幼竜が摂取すると酔っぱらってしまう。

• アヴァロンの騎士

アヴァロン聖竜皇家の皇族を相棒とする人間のみに与えられる称号。

◆主題歌

• オープニングテーマ「聖剣なんていらない」

作詞・作曲：上松範康（Elements Garden）
編曲：喜多智弘（Elements Garden）
歌：榊原ゆい

• エンディングテーマ「MOST以上の"MOSTEST"」

作詞：RUCCA
作曲・編曲：岩橋星実（Elements Garden）
歌：エーコ(伊瀬茉莉也)、シルヴィア・ロートレアモン(佐倉綾音)、レベッカ・ランドール(井上麻里奈)

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▷ コメント欄

• タグには触手を入れるべきだと思うんだ(迫真) -- 名無しさん (2013-08-18 00:15:20)
• ↑触手についてkwsk -- 名無しさん (2013-08-18 00:16:31)
• 遊戯王のモンスターにいそうな名前だな… -- 名無しさん (2013-08-18 02:09:08)
• ↑2ほぼ毎巻カラーイラストも付いて女の子が触手に巻き付かれるじゃないですかー！！！(巻かれたキャラクターはもれなくヒロインフラグが立つと思います) -- 名無しさん (2013-08-18 13:34:27)
• ↑サンクス、見てなかったから気付かんかった。そいつはスゲェ -- 名無しさん (2013-08-18 14:53:40)
• 一巻だけ読んだが、主人公が不良とかヒロインの一人が王族で尊大口調に対し、て絵がロリ系ショタ系だから違和感が半端ない。後アッシュの能力がラノベにしてはちょっとしょっぱかった。 -- 名無しさん (2013-08-18 15:34:03)
• ほぼレギュラーのアーニャの名前が無い -- 名無しさん (2013-11-04 12:31:57)
• 読んだけど巻が進むにつれて何かデジャブが酷くなっていくのは何故なんだろうか -- 名無しさん (2014-01-28 13:04:34)
• PVが触手全開でエロアニメかと思った -- 名無しさん (2014-02-18 19:22:10)
• アトゥムスか何か？ -- 名無しさん (2014-03-17 20:07:34)
• 姫様、過去が発覚したら凄まじい勢いで素直だからツンデレ評価に違和感がある -- 名無しさん (2014-03-28 11:21:22)
• たまにヒロインズの誰かのナニしてる描写あるよね -- 名無しさん (2014-04-02 06:06:38)
• コゼットさんやっぱり壊されちゃってるんだろうか(ほぼ確定だろうけど) -- 名無しさん (2014-04-02 11:21:02)
• よくわかるバトル系ラノベ。 -- 名無しさん (2014-04-03 07:27:41)
• アニメ見てみたが、キャラ全員大人びていた。 -- 名無しさん (2014-04-11 10:37:12)
• ↑エーコは其処まで変わっていないみたいだし、原作のキャラデザが実年齢より幼く見えるアッシュや姫様その他は原作のキャラデザを原型にしてイメージを崩さないように頭身を上げつつ『実年齢相当』な見た目までなんとかリデザインしたんだろうな。 -- 名無しさん (2014-04-11 11:36:27)
• ↑なるほど。納得した -- 名無しさん (2014-04-11 12:19:45)
• OP結構いいな。 -- 名無しさん (2014-04-12 21:39:01)
• そういえばOPで一瞬ものすごい顔芸を披露している人物がいてかなりビビった -- 名無しさん (2014-04-13 22:29:09)
• ↑そのキャラは恐らくミルガウスだろう。 -- 名無しさん (2014-04-14 23:05:21)
• 作中屈指のネタキャラはマックスだと思う人は絶対多い -- 名無しさん (2014-04-21 23:06:49)
• このアニメを見てると、何故か -- 名無しさん (2014-04-23 10:40:56)
• ↑連続すいません。これを見てるとエクシリア2を思い浮かべてしまうなー -- 名無しさん (2014-04-23 10:45:11)
• 最新刊でアーニャがダイナミック告白 -- 名無しさん (2014-04-24 14:28:04)
• 主題歌、ドラマCD版の方がいいな -- 名無しさん (2014-04-24 15:27:27)
• ほとんどのヒロインがちょろインと化していくのは気のせいだろうか -- 名無しさん (2014-04-24 23:18:44)
• マックスの「僕のアシュリー！」には腹筋が持たなかったぜ・・・ -- 名無しさん (2014-05-09 15:31:09)
• 姫様が可愛い -- 名無しさん (2014-06-10 01:10:13)
• アニメ化から気になって15巻まで読んだが、チョロインとか野郎が空気なのはよくあることなのでおいておくと、エピソードの繋ぎがうまいね。ただ主人公と対峙した敵が片っ端から小物化するのは…まあこれもよくあることか。 -- 名無しさん (2014-06-18 00:27:20)
• 16巻のネタバレは・・・まだ書かないほうが良いかね？ -- 名無しさん (2014-07-04 02:11:43)
• ↑もうしばらく待ってから書いたほうがいいかも。まだ読んでいない人もいるかもしれないし -- 名無しさん (2014-07-04 17:28:30)
• この作品といい、ファンタジー系のラノベアニメは共通してOPとEDが素晴らしいね。毎回聞き入っちゃうよ。 -- 名無しさん (2015-02-11 05:45:05)
• ついに完結したか… -- 名無しさん (2015-11-25 21:39:18)

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