AKG(オーディオ機器メーカー)

ページ名:20143

登録日:2010/10/25 Mon 04:16:56
更新日:2024/03/12 Mon 01:24:59NEW!
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音響 オーディオ けいおん! オーストリア 会社 企業 メーカー 現実の企業 ヘッドフォン akg k701 澪フォン



アー・カー・ゲー or エー・ケー・ジー


AKGは音響機器メーカーである。


概要
 ̄ ̄ ̄
本店所在地:オーストリア
主な事業:マイクロフォン・ヘッドフォン等の設計・製造・販売


1943年設立の老舗音響機器メーカー。特にマイクロフォン・ヘッドフォンはヨーロッパを中心に世界中のスタジオで利用されている。
現在はHarman Internationalの傘下にあり、日本における輸入販売元はHarman社と(株)ヒビノになっている。



主な商品群
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◆マイクロフォン
◆リバーブレータ
 どちらもスタジオにおいて必須の品。
 詳細は割愛。


◆ヘッドフォン(イヤフォン含)

  • Kシリーズ(HiFi)

オープンエアー型のHiFiヘッドフォン群(一部セミオープン型)。
AKGのヘッドフォンは基本的にKXXXという名で販売されるが、このうち「K7XX」「K6XX」「K5XX」がこのシリーズにあたる。
繊細で透き通るような高音が特徴。低音は他メーカーのものと比較して量感が弱めであることが多いが、基本的に鈍い音ではなく締まった音を出す。
打込系やロック等には弱いものの、ヴァイオリン等の高音楽器がメインのクラシック、次いで女性ボーカルのリスニング等で重宝される。
類型商品、というよりも実質同ラインの製品に、
フラグシップモデル「K701」にケーブル着脱可等のマイナーチェンジを施したクインシー・ジョーンズとのコラボレーションモデル「Q701」がある。


アニメ好きの間ではK701が有名(詳細は後述)。


  • HIGH DIFINITIONシリーズ

密閉型のスタジオモニタ用HiFiヘッドフォン群(一部セミオープン型)。「K2XX HD」「K1XX HD」で表される。
Kシリーズと同様にフラットなバランスと中高音に定評のあるモデルが多い。
KXXXHDの型番は最近のもので、以前は「KXXX Monitor」「KXXX Studio」だった。


  • ミニヘッドフォン

オンイヤー型のコンパクトヘッドフォン群。「K4XX」モデルが多い。旧モデル「K24P」や「K26P」は評価が高い。
現行機も販売開始は最近のことであるため、一定の評価を得ていくものと思われる。


  • その他

カナル型及びインナーイヤー型、ノイズキャンセリング式等の製品がある。が、これらは現状他社製品に押されている製品群のため詳細略。



K701-「澪フォン」の流行
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◆K701が一部で有名になった理由
これは『けいおん!』の劇中で秋山澪が使用していたためである。これによりK701は「澪フォン」と呼ばれるようになった。
該当シーン・機種特定情報を見て店頭やwebショップに走ったけいおん!ファン・澪ファンが多数いたとかなんとか。


◆この件に関して(?)の四方山話

  • 「高い!?」

AKG製品の代理店を通した正規輸入品は非常に高額で、K701(オープンプライス)でいえば直接輸入品の2-3倍もの値が付くというお話。
そしてそちらもそこそこの価格。気になる人は価格を調べてみよう。
…安い?これを安いと思ったあなたはおそらくもう抜け出せない泥沼に足を突っ込んでいるだろう。おめでとう。


  • 「音が出ない!?」

このK701は音圧感度93db・インピーダンス62Ωとそこいらのイヤフォンと比較すると音量を取りにくい。
このようなヘッドフォンはアンプを介して再生するのが理想なのだが、
取り敢えずiPod等のポータブルプレイヤーに直接接続して「音量が出ない」と嘆く者も出たかもしれない。


  • 「デカい!?」

至極当然だがしっかりしたヘッドフォンなのでそれなりに大きい。
澪の着用シーンからするとあまり大きくないようにも思えるが実物はそんなこともなく、大きい。
コードも3mとこのクラスのヘッドフォンでは標準だがイヤフォンに比べれば長い。
果たしてそのような人がいたかは分からないが外に持ち出してちょっと自慢しようにも簡単にはいかない。
もし壊そうものなら軽く数万が飛んでいきかねないという危険性もある。
自慢以上にそんな人はいないであろうが、外で使おうにも外音遮断性は皆無でかつ盛大に音漏れするためマナー上そうそう人のいる場では使えない。
そもそもこのサイズのヘッドフォンを外で着けているだけでも傍から見れば結構な変人である。
これらのような目的で購入した人にはおそらくなかなか困った代物だっただろう。


  • 「痛い!?」

このモデルに限らずAKGのオーバーヘッド型ヘッドフォンは、ヘッドバンドによる頭頂部への圧とイヤーパッドによる耳付近への圧が共に強いため、
購入初期の装着感があまり良くない。こと眼鏡使用者は側圧に悩まされる。
一応しばらく我慢しながら使用若しくは開いた状態で置く等すれば改善されるのだが、
半ば勢い混じりでK701を購入した人はこの締め付けに果たして何を思うのだろうか。


と、なんだかやや嫌な感じのすることばかり書き連ねてきたが、腐ってもAKGのオープン型ヘッドフォンフラグシップモデルである。
相応の再生機&アンプと適した楽曲、非圧縮or可逆圧縮等の高音質音源を用意すれば十二分にその力を発揮してくれるので、
もし持て余しているような人がいれば是非環境の向上を試してほしい。楽曲の向き不向きも相対的な話で、ポップなアニソン等なら十分に楽しませてくれるだろう。



追記・修正お願いします。


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  • ってことは、一介の高校生がそんな高級ヘッドホン使ってたってことなのかよw -- 名無しさん (2013-07-31 10:09:55)
  • K701は一昔前まで代理店がめっちゃ値を吊り上げてたけど、今は大分落ち着いててむしろビギナーに丁度良いくらい。初っ端はエントリークラスのアンプがあれば十分なので、合わせて三万くらい出せばそこそこの音を楽しめるよ。 -- 名無しさん (2016-04-26 13:07:48)
  • ビギナーは3万も出さない -- 名無しさん (2019-12-01 20:15:12)

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