登録日:2011/08/13(土) 21:24:03
更新日:2023/08/09 Wed 12:02:38NEW!
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「家も無い」
「家族も無い」
「学校にも行って無い」
「友達も居無い」
「―ほらアナタの居場所なんて」
「この世の何処にも無いじゃない?」
ヤングアニマルに掲載されている将棋を題材とした漫画。サブタイトルは「~March comes in like a lion~」。
作者は『ハチミツとクローバー』の羽海野チカ。『東のエデン』のキャラクター原案も務めている。
既刊十六巻。
将棋監修はプロ棋士の先崎学九段(連載開始時点では八段)が担当しており、同氏は単行本でコラムも連載している。
タイトルの「3月のライオン」は、映画「三月のライオン」のポスターが好きでそこから取ったとインタビューで答えている。
同誌連載のベルセルク作者、三浦健太郎曰く、「ヤングアニマル1男らしい漫画」。
作中の将棋連盟会長で元名人の神宮寺崇徳を主人公に据えた公式スピンオフ『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』も同誌にて連載中。
テレビアニメ化と実写映画化もされた。
アニメの制作はシャフトで、監督は新房昭之。
実写映画は前後編を予定しており、17年に公開予定。監督は『るろうに剣心シリーズ』を成功へと導いた大友啓史。
●あらすじ
下町に住む桐山零は、高校生にしてプロ棋士。
彼はある日、路上に倒れていたところを川本あかりに介抱される。
それが切っ掛けで三月町にある川本家を訪れるようになった零は、
川本家の三姉妹と親交を深め、徐々に家族のような関係を築いていく。
幼い頃から孤独だった彼は戸惑いながらもやがて彼女たちとの間に安らぎを見出だしていき、棋士として、また人間として成長していくのだった。
○登場人物
- 桐山零(きりやま れい)
CV:河西健吾、演:神木隆之介
主人公。史上5人目となる中学生でプロ入りした棋士。17歳で段位は五段。
幼少期に家族を事故で亡くし、父の友人であった棋士の幸田に内弟子として引き取られる。
ナイーブな性格から学校では虐めを受け、
家でも義理の家族とうまくいかなかったせいで人との付き合い方をまるで知らず、よくキョドる。
しかし不器用な中に優しさを秘めていることから、
あかり、ひなた、モモに慕われていき、自身も彼女たちの温かさに惹かれていく。
将棋のこととなると普段の装いからは信じられないほどのエゴイストに豹変する。
- 川本あかり(かわもと‐)
CV:茅野愛衣、演:倉科カナ
川本家の長女で母親的な存在。路上に倒れていた零を拾った人物。
美人で優しい良妻賢母を地でいく女性だが、職業は意外にもホステスで、
叔母の「せっかくの美人が所帯やつれしたらもったいない」という心配から叔母が経営するスナックで働いている。
実はデブ專で、妹いわく「やせっぽちをフクフクに太らせるのが好き」。
そのせいで家には彼女が拾ってきた猫がたくさん居着いており、零を拾ったのもこの性格ゆえ。それよりもあかりさんの胸がフクフk
香子にBBA扱いされる。(実際には二十代前半と見られる描写がある)
「晩ごはん、カレーでいい?」
- 川本ひなた(かわもと‐)
CV:花澤香菜、演:清原果耶
川本家の次女。愛称は「ひな」。
幼馴染みの高橋くんに恋する中学生らしい中学生の少女。
明朗快活でいるだけで場を賑やかにするが、好きな男子に作った弁当を渡せなかったり、
人のいないところで泣いたりするなど、年頃の繊細さも併せ持っている。
人に嫌われるタイプではないが、虐められていた友人を庇ったことが原因で自分が虐められることになってしまう。オノレェェェ(`;ω;´)
「なんか楽しいね」
- 川本モモ(かわもと‐)
CV:久野美咲、演:新津ちせ
天真爛漫な川本家の末娘。
まだ保育園児のため泣き虫でわがままだが、子供らしさで周りを和ませるマスコット的な存在。
祖父が営む和菓子屋で新製品を考案した際、
「和菓子に入れる物は何が良いか」との質問に「ガム」「靴」と答えるなど、独特の感性を持っている。
- 幸田香子(こうだ きょうこ)
CV:井上麻里奈、演:有村架純
21歳。零が引き取られた幸田氏の娘。
将棋一家に生まれたため幼い頃から将棋を差していた。
しかし零に勝てなかった為、次第に嫉妬に近い感情を零にぶつけるようになっていく。
中学二年の頃にはついに父親に奨励会をやめさせられ、それが更に零との溝を作ることになり……
「ゼロのくせに!」
しかしそれと同時に零が変わりたい、大人になりたいと強く思う理由でもあった。
将棋で負けた腹いせに対局した相手(零)へ暴力を振るったり、好きな男に対して「殺す」と発言するなど過激で直情的な気性の持ち主。
今は零のことを男性として意識していないのか、彼の前で躊躇なく裸になったりする。
「触らないで ──でも 離れないで」
- 二階堂晴信(にかいどう はるのぶ)
CV:岡本信彦、演:染谷将太
C級1組 四段の棋士。むっちりでフクフク。
零を「ライバル」(と書いて親友と読む)として見ていて、零にとっても刺激しあえる貴重な存在。
将棋に興味を持ったひなたにレクチャーしたのは実質彼で、
なんとニャーの絵本風教本を自作してひなたとモモ、そして読者に分かりやすく将棋を教えてくれた。
「カッコつけんな桐山っっっ!」
- 島田開(しまだ かい)
CV:三木眞一郎、演:佐々木蔵之介
二海堂の兄弟子でA級八段の強豪。
30歳代後半独身。面倒見が良く、二階堂の紹介で零を主催する研究会に誘った。
出身は将棋駒を名産とする山形県天童市付近の農村。
苦労人であり、実年齢よりも老けて見られる。痩身で胃痛持ちの上に頭髪がアレなことになっている。
作中では2度タイトル挑戦者になるものの獲得はできていない。
- 宗谷冬司(そうや とうじ)
CV:石田彰、演:加瀬亮
名人を含む五冠。
中学生でプロ棋士になった後、21歳での史上最年少で名人位に就き、さらに史上初の7大タイトル独占を成し遂げた最強の棋士。
桐山は「ぼくたちの国の神さまの子供」と称する。島田と同年齢だが、宗谷の容姿は10代のときからほとんど変わらない。
ストレス性突発性難聴を抱え、たまに耳が聞こえなくなることでおかしな行動をする。しかし、周囲からは天才ゆえの奇行と受け取られており、気付いているのはごく一部の上位棋士のみ。
先崎九段曰く、モデルは全盛期の谷川浩司と羽生善治を「足して2で割っていない」キャラクターで、2人のエピソードを元にしたシーンが存在する。
- 神宮寺崇徳(じんぐうじ たかのり)
CV:玄田哲章、演:岩松了
日本将棋連盟会長で第16世名人。
豪快で自由な人物。零がアパートを借りる際に保証人になったり、宗谷の世話を焼くなど会長らしく棋士たちの後見を行っている。
スピンオフの主人公。
ちなみに、
「マンガ大賞2011」
「第35回講談社漫画賞一般部門」
ダブル受賞作品。
「約束する」
「僕がついてる」
「一生かかってでも僕は」
「君に恩を返すよ」
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▷ コメント欄
- 一刻の早い復帰をお待ちします -- 名無しさん (2013-12-20 14:40:48)
- 面白いよなこれ -- 名無しさん (2014-07-29 18:37:56)
- 読んでて鬱にならない?気にはなってるんだけどそこが心配で読めない -- 名無しさん (2014-10-02 19:09:53)
- えぐかったり暗いストーリーは確かにあるけどそれ以上に人の温かさと棋士たちの男らしさがすごい。 -- 名無しさん (2014-10-11 03:39:06)
- 柔らかいタッチの画風なのに作中はドロドロした実社会の汚さがところどころで顔を出して、でもそれを身を寄せあって乗り越えていく家族の強さとか暖かさとかが描かれてて凄い作品だと思う。将棋漫画と言いつつ実は将棋の成分五割くらいしかないけどねw -- 名無しさん (2015-11-03 13:40:54)
- 雷堂棋龍ってやってることは捨て男と大差ないのに何故か愛されてるよな。何でだろう? -- 名無しさん (2016-04-07 22:58:14)
- アニメってどこまでやるんだろうか。妻子捨男と決着つけるあたりまでかね -- 名無しさん (2016-09-09 21:37:38)
- ↑2 雷堂さんは、ダメ男で馬鹿だけどなんというか・・・まっすぐだからじゃない?なんというか、憎めない。目を覆いたくなる時はあるが。 -- 名無しさん (2016-10-10 22:15:57)
- 雷堂さんはおねーちゃん達に相手にされてないからね。妻子捨男はダメハーレム主人公の末路ってかんじ。ハーレム系嫌いだから八方美人な男のクズさをごまかさず書いた作者に拍手 -- 名無しさん (2016-10-20 02:07:26)
- ↑自分がハーレム系嫌いだから我田引水して作品の解釈捻じ曲げてるようにしか見えないです。どう考えても作者はそんな話にしてないのに。 -- 名無しさん (2016-10-20 03:06:57)
- 映画からタイトルとった漫画が映画化か……ぶっちゃけ普通に面白いわ。二階堂(とじぃや)好きだわ -- 名無しさん (2017-06-06 02:50:52)
- アニメの『りゅうおうのおしごと!』見て思ったんだが香子は女流棋士になれば良かったんじゃないか?奨励会に入れたって事は最低でも研修会A2クラスなんだから女流棋士の資格あるし。性格はともかくあのルックスならアイドル扱いされただろうに -- 名無しさん (2018-02-15 22:51:03)
- 多分これを思うのは俺だけではないが、あかりさんの声優は茅野愛衣より水橋かおりの方がいいと思う。シャフト常連で下手すりゃ皆勤賞かもしれないし、nhkのアニメ主演経験もあるから -- 名無しさん (2018-03-07 21:05:19)
- 今週号で零とあかりさんの間に何故かフラグが立っていた。まあ、あかりさんの所帯じみた…ゲフゲフもとい大人の雰囲気のせいで錯覚しそうになるけど、実際の年齢は余り離れてないしありっちゃありか。ただひなたとの関係は絶望的なような気がする -- 名無しさん (2018-03-26 17:43:30)
- りゅうおうのしごと!を観た後だと、香子をどうして女流棋士にさせてやらなかったのか疑問に思う。そもそも現実世界でも女性のプロ棋士が存在しないし、フィクションの世界ですら男性よりかなり劣っているか変態級の怪物かの両極端なのに。それで自分で諦めるところまでやったのなら、やさぐれることもなかったのに。 -- 名無しさん (2018-04-03 11:51:40)
- というか、中学二年で奨励会員だったってことはりゅうおうのおしごと!の銀子に並ばずともかなり近いんで滅茶苦茶強いのでは…? -- 名無しさん (2018-12-12 19:18:19)
- ↑りゅうおうのおしごと!で女流玉将のタイトル持ってる月夜見坂 燎が香子と同じく中2で奨励会入ったけど一年で退会してる。まあ月夜見坂はその後も諦めず将棋続けてるから本編時点では月夜見坂の方が上だろうけど -- 名無しさん (2018-12-12 20:28:27)
- 香子も諦めなければ女流タイトルホルダーになれたかもね -- 名無しさん (2018-12-12 20:51:14)
- 香子の性格的に一生零と比較され、下に見られる人生なんて死ぬよりも苦痛だよ。圧倒的な差の前に折れずに並び立とうと地べた這いずり回ってるのがりゅうおうの銀子、折れてしまったのが香子だと思う。 -- 名無しさん (2019-02-12 15:16:14)
- 香子の場合自分で諦めるよりも先に父親にやめさせられちゃったからなぁ。辞めるにしても自分でこれ以上は無理だって判断して辞めるのと辞めさせられるのはやっぱり違うよ -- 名無しさん (2019-02-12 15:53:23)
- 最新刊読んだら零とひなちゃんには絶対に幸せになってもらわなくては!という謎の使命感に駆られた。 -- 名無しさん (2021-11-30 08:16:37)
- ↑ 香子にも幸せになって欲しい派の自分としては、下町家族(の所にいる零)に殴り込む展開希望。フリーザ羽海野に期待。 -- 名無しさん (2022-02-14 16:00:34)
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