神羅万象チョコ4コマアンソロジー

ページ名:神羅万象チョコ4コマアンソロジー

登録日:2019/07/20 (土) 11:26:23
更新日:2024/04/19 Fri 10:40:12NEW!
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15周年を記念して…奇跡の漫画化!!





「神羅万象チョコ4コマアンソロジー」とは、コロコロアニキ2019年夏号の読み切り漫画作品。


【概要】


2019年7月にて、15年にも及んだ商品展開の完結が宣言された神羅万象チョコ


コロコロコミックは、第一章から長きに渡って神羅万象チョコの特集を行ってきた。
女性キャラのあざとさなどから「子供が買ってるか怪しい」などとも言われていた神羅だったが、コロコロでの記事を切っ掛けに神羅のファンになった人間は多い。
だが、神羅の衰退期であった13章以降は神羅の次世代ワールドホビーフェア撤退などもあって、両者の関係性も少し薄くなっていた。


しかし、2019年1月に神羅万象チョコは7月の最終弾の「界顧録」での完結宣言が行われると、同時期に最新号が発刊されるコロコロアニキも反応。
コロコロアニキにて、最終弾の「界顧録」収録カードのアナザーカード&クリアファイルセットの応募者全員サービスが告知された。


そして、コロコロ編集部が選んだ5名の漫画作家が参加する神羅万象チョコの4コマアンソロジーの読み切り掲載が決定された。
アンソロジーに参加した作家陣はいずれも豪華な作家達であり、最初で最後のお祭り騒ぎという賑わいの内容になっている。


なお、「豪華な5名の先生による最初で最後のコミカライズ企画」という売り文句だが、「神羅のコミカライズ」自体は本作が初めてではない*1


【参加漫画家】


  • 萬屋不死身之介

コロコロコミックや週刊少年サンデーで活躍するギャグ漫画家。本作のトップバッターを務める。
美少女作画を売りにしている作家ではないのだが、題材にしたキャラはさり気無く殆どが女性キャラを占める。
なお、作者のコメントに関しては参加作家の中で唯一全く神羅に関係のない内容だった。
その内容は「QRコード決済が増えすぎてめんどくさいですね。早く淘汰されて二個くらいになってほしい。」(原文ママ)


  • 鷹岬諒

コロコロ読者やゲームファンには『ロックマンエグゼ』のコミカライズでお馴染みの作家。
本人曰く、本作が20年ぶりの4コマ執筆との事で、神羅に関しては「カッコいいキャラが多いから楽しいね」との事。
そんな感想を抱いているだけあってか、他の参加作家陣よりも男性キャラを題材にした4コマが多い。


  • あかつきごもく

吉崎観音の妻としても知られる漫画家・イラストレーター。
第一章からの神羅のファンでコラボカードや神羅の同人本も手掛けていた作家だが、満を持してアンソロジーに参加。
4コマの題材として扱っているキャラは、忍者マスター絶影ことクオンであり、その関係で扱った作品も第一章から第三章のみになっている。


  • F4U

18禁漫画で人気を博している漫画家もまさかの参加。神羅開始時はモスバーガーでバイトをしていた。
F4U氏は自身のTwitterで、4コマの執筆は『文化部をいくつか』の作中漫画以来10年ぶりとの事。
題材にしたキャラは眠り姫アルマと飛天王アレックスの第一章の人気兄妹コンビのみに絞っている。


  • タモリはタル

『コミックボンボン』や『ケロケロエース』で活動しており、爆乳描写でも知られる漫画家。
コロコロアニキには2019年春号の巻末漫画で参加していたが、アニキへの2度目の参加呼びかけは本人が一番驚いたとの事。
神羅ファンとアニキ読者に「海より広い心でご笑納ください」「いつもより控えめなんですよ、これでも(逃げ腰)」と言い放っているが…。
案の定、一部キャラが原作イラスト(というか設定?)よりも巨乳化している。また、他作品のパロディ要素も多い。
13章や14章などの、末期で知名度の低いシリーズのキャラクターも題材にしている点も他の参加作家と違って特徴的。



【登場キャラクター】


萬屋不死身之介

界顧録唯一の完全新規キャラクターであり、アンソロジーではトップバッターの立場。
EP仕様の睡眠姿が描かれ、原作通りに現れた少女のおじいさんが読んでいた本を内容を気になって拾い上げるが…。
なお、「少女のおじいさん」は原作ではカードの文章にしか出ていないため、容姿が確認できるのはこの4コマだけだった(後に「神羅万象界顧録」でも登場)。


ヘルマティオの姿は第十章及び界顧録仕様。原作の設定通りに主君の名前を使った寒いギャグを披露し爆笑。
その姿を見たデストールは、心中でヘルマティオのクビを検討していた。ちなみにデストールは戦闘形態仕様。
ヘルマティオは原作でも自身のギャグによってメビウス一行の空気を微妙な雰囲気にしたので、案外原作でもデストールとこんなノリだった可能性も否定しきれない。


  • 天聖輝神ヒカリ

第十一章のヒロインにして「新世界」の神の少女。姿は界顧録仕様。
右手に持っている水晶を何かしらの理由で破損してしまい、新品をAmazonで頼みながら1日間別の物で代用しようと試みる。


  • 漂流者メリーアン
  • 獅童王クレオ・パンドラ

獣の国「獅童」の獣人の娘達。水晶の代用品を使っているヒカリの姿を見て呆れた様子を見せていた。


鷹岬諒

第一章の主役で神羅の顔でもある男。自己紹介しながら販促も欠かさない主人公の鏡。


  • 皇帝マステリオン

神羅を代表するラスボスで、後に光堕ちしたりするお方。
さり気無く販促を行うサイガを宣伝上手と讃える。直前に「大嫌いなヤツはマステリオン」と言われているのに褒める人間の鏡。


  • 聖龍神リュウガ

第二章のリュウガの最終形態。シズクの救援を聞いて「真光牙七支刀」を貸すが…
実はギャグのネタに使われた「真光牙七支刀」の名前はさり気無く大きなミス描写。
何故なら真光牙七支刀は光龍神リュウガの時の武器の名前であり、設定的におかしなことになってしまう(ギャグ4コマに突っ込むのも野暮な話だが)。


  • 鎧羅神シズク

神羅でもトップクラスの人気を持つ少女。リュウガに真光牙七支刀を貸すように要求し、洗濯干しとして使う。


  • 大魔王アーク

第八章の主人公の大魔王。この世に怖い物は存在しないと豪語した直後にホラー映画を視聴するが、それで見た貞子に恐怖を覚える。
それ以降も怖いものはないと豪語するが自身なさげで、肩を叩かれただけで混乱する始末に。


  • 綺羅星天アルカナ

第八章のヒロイン。貞子によって恐怖心が増大していたアークの肩に触れた事で彼から逃げられてしまう。


  • 神聖輝焔龍王火牙刀
  • 天征天魔王アーサー

第十一章の主人公の最終形態と魔の国「天魔」を統べる魔人の王の強化形態。
火牙刀は超神化した己の姿をアーサーに披露するが、名前を咬みまくって言い切れなかった末に逆ギレし、アーサーも逆ギレに強く突っ込む。


  • 終極因使カイ
  • 神羅太陽神アポロ

第六章と第九章の主人公で、第十章では共闘関係にあった2人。
カイが学園生活を送っていた過去からアポロも学園生活への憧れを口にするが、カイは「校則」を持ち出して「ハダカで入れ墨があるヒトはムリかな」と言い放つ。


あかつきごもく

主役のポジション。主であるサイガへの忠誠心は絶対。
密かにつまみ食いをしたり、白面九尾化後はセツナと共に怠けた性格になっていたりとお茶目な一面を見せる。
ナインテールKへの変装を決めた際には、リハビリの為のトレーニング姿や変装用の服装を裁縫する姿も披露。


  • 聖龍王サイガ

第一章の主役でクオンの主君。夏休みの宿題のや苦手なピーマンなどの処理をクオンを始めとする朧衆に任せていた。
死後は幻影として怠けたクオン達姉弟の姿をエドガーと共に見て、笑顔で呆れていた。


  • 群雲のザンゲツ
  • 疾風のイザヨイ

朧衆ににおけるクオンの部下達。ザンゲツはクオンと共にサイガの食事のピーマンを必死で食べていた。
イザヨイは饅頭泥棒の犯人を突き止めるが、その犯人の姿と言動を見て見なかったことにした。


  • 大魔導ライセン
  • 征嵐剣シオン

サイガの部下と同時に教育係的な立場でもあるコンビ。サイガの宿題や食事のチェックをしていた。


  • 白面九尾セツナ/ナインテールS

獣牙王エドガーに仕える軍師で、クオンの弟。
隠居生活では姉と共に怠けた日々を過ごしているが、王の末裔の危機に立ち上がった際にはナインテールのコスプレ案や口上案を作った。


  • 獣牙王エドガー

サイガのライバルの獣牙王。死後は幻影として怠けたセツナの姿を見て呆れていた。


  • 雷迅のリュウガ
  • 金剛のタイガ
  • 火炎のショウ
  • 水嶺のシズク

光の戦士達。リュウガはイラストを見る限りでは(多分)雷光のリュウガではない。
ナインテールの姿を見てリュウガはセツナとクオンかと疑うが、名前にヒントは付けないとしてタイガは強く否定した。
ショウとシズクは1コマのみに小さく描かれ、シズクに関しては後姿のみ…だが、怪力を発揮している。


F4U

  • 眠り姫アルマ

F4U4コマの主役。睡眠中の夢の中でドタバタを繰り広げる。


  • 飛天王アレックス

アルマの兄の飛天王。アルマに対する対応が優しい。


  • ガッシャ
  • スウィーム

一章1弾に登場(洗脳個体が第三章でも登場)する所謂ハズレ枠のモンスター。
アルマの怖い夢の存在として女性口調のフレンドリーな態度で現れて、アルマの顔をそれぞれ挟む形になった。
彼らに顔を挟まれて苦しんでいるアルマの姿はなかなかにエロい雰囲気を感じる。


タモリはタル

  • ナタージャ

一章1弾の兎の獣人のキャラクターだが、スウィームと共にメイン級扱い。
原作と違って語尾をカタカナにする癖が見られない他、作風の影響で爆乳化している。左肩の獣の頭もかわいくデフォルメ化。


  • スウィーム

一章1弾に登場する所謂ハズレ枠のモンスターだが、ナタージャと共にメイン扱い。F4Uの4コマとは扱いがかなり違う。
行動を共にしていたナタージャとは原作的には縁がないのだが、ナタージャはモンスターコレクションが趣味の設定なので繋がってもおかしくはない。
原作での描写と比べると、かなり喋る上に語尾も「ス」を付けるキャラだったりと、かなり感情豊か。


  • 騎迅轟破灼炎王アポロ
  • 神聖輝焔龍王火牙刀
  • 白面叢雲九頭龍サイ

スウィームが口に名前を出した3人の主人公達。彼らの漢字が並びまくった二つ名にスウィームは憧れた。
そしてナタージャが提案した名前は「水揚直送鮮度保障生食用スウィーム」。


神羅を代表する狐娘の美女達。イルミナとクオンはスウィームの質問に苛立ちを覚えていた。
イヅナだけは登場時の擬音が「ままーーーん」だったり、一人終始楽しそうだったりと存在感が浮いている。
イルミナとイヅナはコマの枠線をはみ出る程に爆乳化されているが、原作でもかなりの巨乳設定なのでこの2人は違和感はない。


  • 機界神Aオリオン

邪神群に滅ぼされた旧機界唯一の生き残りで、第九章の仕様で登場。
異世界召喚のハーレム展開への希望やミラージュパレスノヴァにソレイユを乗せた感触を聞き出すなど、女性への欲が強いキャラとなっている。


  • 重機臣プロキオン

原作ではオリオンに憧れて臣下になったキャラ。オリオンへの突っ込み役。


  • 蝗魔大公アバドン

見た目が某仮面ライダーな元魔王。ナタージャとスウィームはあのOPをパロって歌うが…。


  • 楽園魔破号(蒼玉姫サファイア、琥珀姫アンバー、真珠姫パール)

原作ではエン一行を乗せてアガルタへの旅とギルシティへの生還を手伝った乗り物。イラストには3人の虜姫が描かれていた。
何気なく、原作ではやや大きめ程度のおっぱいだったサファイアが爆乳化している。


  • 魔元帥ベリアール

第二章4弾にて、オウキを庇って石にされた際の姿で登場。石化しながらも内心背中の痒さに苦しんでいた。


  • ミラージュパレス/ミラージュパレスノヴァ
  • ソレイユ/閃光のソレイユ

第十四章のメインヒロインとその専用ロボット。ソレイユは顔だけ登場(その影響か爆乳化していない)。
原作の世界観的に繋がりはないのだが、ミラージュパレスは機界神Aオリオンの存在を知っていて「様」付けで呼ぶ。
オリオンからは「女の子を体の中に入れた感触」に関して聞かれ、戸惑っていた。


タモリはタルの4コマと同時にアンソロジー全体を締める最後の4コマ作品で登場。イラスト仕様は第一章。
一章からの自身に起きた展開を振り返っているが、「4コマに収まり切らない魅力」として全体像の絵が4コマをぶち抜いた。
元々原作でも巨乳キャラだったが、こちらも案の定爆乳化している。


  • 征嵐剣シオン
  • 魔戦姫アスモディエス

アスタロットのライバルとアスタロットの娘。
シオンは終始デフォルメ顔でアスタロットに突っ込んでいた一方、アスモディエスは4コマをぶち抜いた母に感心していた。
アスモディエスは母親が苦手な設定があるので、素直に母に感心している姿はある意味必見かもしれない。


【余談】


  • 有名作家が5名呼ばれたアンソロジーだったが、コロコロ本誌で特集記事のイラストカットを手掛けていた溝渕誠や井上桃太などの漫画家は不参加。
    神羅と縁が深い作家が呼ばれなかったことを残念がる声も出ている*2
    なお、井上氏に関しては神羅万象公式の完結宣言の際に、自身のTwitterにて反応を見せている。

  • コロコロアニキでは、界顧録の紹介記事にて神羅の完結について「平成が終わった時以上の衝撃!」とまで言い放っている。



ずいぶん安らかな寝顔じゃな。一体どんな追記・修正をしていたのかのぉ。


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  • はタル版アスタロット、確かに原作よりは大きいが彼が描いた女性キャラとしては小さく感じたのは気のせいだろうか -- 名無しさん (2019-07-20 14:47:04)
  • 正直アドバンと4コマぶち抜きのアスタロトのインパクトが…そして、あれ?はタル先生ちょっと遠慮してるよね?感が凄い(多分ロボポンのせい) -- 名無しさん (2019-07-22 18:53:32)

#comment

*1 コロコロGに読み切り掲載された溝渕誠の「七天の覇者」のコミカライズが存在する。
*2 しかし、溝渕氏に関しては2013年以降の漫画家としての活動の痕跡が確認されておらず、そもそも呼べる状況にあったのかは謎なのではあるのだが

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コメント

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