牙狼-GARO- 炎の刻印

ページ名:牙狼-GARO- 炎の刻印

登録日: 2014/10/05 (日) 01:09:59
更新日:2023/12/21 Thu 11:08:01NEW!
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牙狼 牙狼-garo- 炎の刻印 雨宮慶太 小林靖子 武井宏之 アニメ mappa 東北新社 jam_project 妖精帝國 テレビ東京 14年秋アニメ 森久保祥太郎 佐咲紗花 アニガロ ゆるがろ




陰我あるところホラー現れ、人を喰らう


だが、古よりホラーを狩る者達がいた


鎧を纏うその男達を……


[[魔戒騎士>魔戒騎士(牙狼)]]という!!


画像出典:『牙狼-GARO- 炎の刻印』OPアバンタイトルより(3話から12話まで)
2014年10月から2015年3月までテレビ東京系ほかにて放送/全24話
© 2014 雨宮慶太/東北新社


振り向くな! 切り裂け! を貫くまで
金色の牙は 受け継ぐ血の運命さだめ
哀しみ刹那に 飲み込まれた魂
ただ一人 天へと繋ぐ


牙狼ガロ!!



―刻まれし刻印は、いま炎となる。―




【概要】

雨宮慶太原作の特撮ドラマ『牙狼-GARO-』シリーズ初のアニメシリーズ。アニメ制作はMAPPA/東北新社。
本作は雨宮氏は原作で止まっており、雨宮氏の『アニメは全く別物でいい』という許可をもらい、シリーズのファンである監督の林祐一郎氏と、
スーパー戦隊シリーズや平成ライダーシリーズでおなじみ、かつ牙狼シリーズでは
絶狼-ZERO- BLACK BLOOD』の執筆が記憶に新しい小林靖子をメインライターに迎えて送る。
また、キャラクターデザイン協力として『仏ゾーン』『シャーマンキングシリーズ』『機巧童子ULTIMO』などの武井宏之が、
林監督と共にスタッフとしても参加した日テレ版『HUNTER×HUNTER』『BLACK BLOOD BROTHERS』の菅野利之がキャラクターデザイン、
そして絵コンテには平成ライダーだけでなく近年のアニメにも絵コンテで参加しているなかの★陽もスタッフとして参加している。
OPテーマを歌うはおなじみJAM Project、前半EDテーマは妖精帝國のサウンドプロデュースを迎えて佐咲紗花が、後半EDテーマは森久保祥太郎が熱唱している。


黄金騎士ガロとその相棒たる魔導具ザルバを除き、世界観も一新。
現代の日本を舞台にした『シリーズ』と本作の前番組『魔戒ノ花』、
未来都市を舞台にした『闇を照らす者』とも異なる、
中世ヨーロッパ時代に似た剣と魔導の世界を舞台に繰り広げられる。そのため、ダークファンタジーだけでなくゴシックホラーのテイストもふんだんに盛り込まれている。
実写版のスタッフの感想も好評。特に、雨宮氏も中世時代を舞台にした牙狼の構想は初代TVシリーズのアクション監督である横山誠氏と共に考えていただけに、視聴して羨ましがったとのこと。


テレビ東京系で10月3日(金)から放送開始、その後10月10日(金)からスターチャンネル(BS10ch・無料放送)、
10月17日(金)からファミリー劇場でも放送開始、ニコニコ動画のアニメチャンネルでも配信された。
ファミリー劇場の方は前番組『魔戒ノ花』と同様、出演キャストのインタビューを交えた『魔戒指南』として放送されたが、
本編終了後に『秘密結社 鷹の爪』でおなじみDLE制作のFLASHアニメ『ゆるがろ』が放送。
この『ゆるがろ』はセルDVDおよびブルーレイでも収録されているので、本編とのギャップを見るのもひとつの楽しみ方だろう。


また、WEBラジオ『響 Hibiki Radio Station』でも2014年10月3日(金)から2015年5月7日(木)にかけて
アルフォンソ役の野村勝人とララ役の逢葉まどかがパーソナリティを務める『魔戒通信』を配信、最新情報をリスナーに伝えた。


そして、2014年11月23日(日)。ファミリー劇場とニコニコ生放送にて同時放送した特番『金狼感謝祭2014』にてアニメ第二シリーズと劇場版の制作が発表された。
アニメと言う舞台で繰り広げられる『守りし者』たちの物語から……


『決して目を逸らすな!』




【物語】

ヴァリアンテ国。
平和なはずのこの国に、ひとりの女が『魔女』として火刑に処される。
その罪状は、国王フェルナンデスに呪いをかけたこと。
人々の罵倒が響き渡る中、女の胎内からひとつの産声が響き渡る。
緑色の光に包まれた赤子が産み落とされた瞬間、銀の狼の鎧を纏った異形の騎士が宮殿に躍り出る。
炎の中に飛び込み、赤子を救い出した騎士は銀の馬を駆り国を去って行った。
国から燃え盛る炎を丘から見据え、騎士は赤子を掲げながら言う。



「見ろ……あれがお前のために母が燃やしている命だ。
レオン……忘れるな!!」



そして17年の時が流れる。
宰相メンドーサの下、国王に災いをもたらした者を見つけ処罰する日々は続いていた。
ある者は捕えられ八つ裂きにされ、ある者は逃亡の末斬り殺され、ある者は男達の不満のはけ口を慰める者として牢獄に突き落とされた。
それは市民の生活にも影響を及ぼし、民は互いに密告しあい、国は『魔女狩り』の名目で周辺の諸国に派遣、勢力を拡大していった。


しかし、いつしか欲にまみれた人間は陰我にまみれ、ホラーと化し人を喰らう。
その暗黒の時代の中でも抗い続ける者たちがいた。
悪魔と忌み嫌われながらも、人には手に余る悪魔を封じる使命を持つ者……魔戒騎士である。
銀の魔戒騎士ゾロことヘルマン・ルイスとその息子レオン・ルイス。
レオンは金色の鎧を纏い、黄金騎士ガロを名乗り炎の半身と共に今日もホラーを封印せし者の血に従い戦い続ける。
『魔女』と呼ばれ、あてもなき旅路を続ける中、宿命の親子はヴァリアンテ国に向かう。


その頃、ヴァリアンテ国は第一王子アルフォンソが20歳の誕生日を迎えていた。
いずれ国の王となる者に『光の騎士』の加護があらん事を……
その願いを込めて、アルフォンソの母たるエスメラルダ王妃は幼い頃から身に着けていたペンダントを贈り物として彼に手渡す。
その紋章には、ガロの鎧と同じ紋章が刻まれていた……。


いま、幾つもの運命が炎となり燃え上がる。


闇を切り裂く金色の牙 炎の運命は俺が継ぐ!




【登場人物】

本編の主人公で、黄金騎士ガロの称号を受け継ぐ若者。17歳。
『魔女狩り』にかけられて火刑に処された魔戒法師アンナに刑場で産み落とされ、
それ以降母の顔と温もりを知らずに育つ、という重い生い立ちを背負っている。


基本的にぶっきらぼうで負けん気が強く、動物には優しいが女性に免疫がない。役割は女たらしのヘルマンの女房代わりと財布代わり。
過酷な生い立ちがトラウマとなり、主題歌に歌われている通り憎しみと悲しみに囚われると暴走、心滅獣身と変わらない状態になってしまう。
また、悪夢に苛まれている時には左半身にビッシリと母から授けられた刻印が浮かび上がる。
燃え盛る炎のような紅の逆立ちヘアーもその影響かは不明。メンドーサの策にはまり一時期はガロの鎧に見捨てられるが、とある村に流れ着きララとその一家の交流で耕す者となり、その死別の果てに真に守りし者として覚醒。
明日を繋ぐ者を守るためにアルフォンソとの真剣勝負に勝ち再びガロの鎧を身に纏った。
…オヤジのアドバイスでは童貞を捨てれば刻印の副作用は治るらしいが…エマちゃんとのベッドインで治るかは不明。



レオンの父であり、絶影騎士ゾロの称号を持つ。絶倫騎士ではない。かつてはロベルトと名乗っていたらしい。
魔導馬を召喚できるあたり、少なくとも100体以上のホラーを封印している熟練の魔戒騎士である模様。
妻たるアンナを失いながらも、それを感じさせない女たらし。よく言えば飄々としたダンディ、悪く言えばダメ親父。
しかし、魔導ベルを使わずとも匂いと長年のカンでホラーの気配を嗅ぎ分けたりモノに触れてゲートを探知するなど、歴戦の勇士ぶりが伺われる。
チャームポイントはヒゲと胸毛、そして。右腕にジルヴァ(声:遠藤綾)という腕輪状の魔導具を装備している。
深夜枠というのを最大限に生かしたベッドシーンもあるよ!(ホラーや人間問わず)
[[猛竜「よろしいんじゃないでしょうかぁ~?」>蛇崩猛竜(牙狼-GARO-)]]
最近、ヒメナという新たな伴侶をゲットしてベッドイン!ロリBBAの命令でメンドーサと組まされて死亡フラグが立ち、そして……


ちなみに3年後同じ局で放送されたアニメでは、レオン声の息子を持ちエマ声の元盗賊に慕われる元不良な火付盗賊改方長官(部下:ルシアーノ)となっていた。



本編のもう一人の主人公であり、ヴァリアンテ国王の第一子。20歳。
幼い頃は体が弱かったが両親の愛を受けてたくましく成長。
文武両道に長け、王家の紋章を壊してしまった民を救わんと自身も紋章を壊す、と身分を省みない心優しき青年となる。古臭い風習は苦手な模様。
誕生日に父王と母王に民を守る事を誓うが、メンドーサの謀反で一転、国を挙げて追われる身となる。
忠臣のガルシア(声:宝亀克寿)の助けを得て脱出するものの、ホラーにされた騎士団に食われかけるが、魔戒騎士・ラファエロに命を救われ守りし者の道を歩むことになる。
実は黄金騎士の血を引いている。つまり、レオンのいとこであるが、魔戒騎士としての修業は何も積んでいない為、ソウルメタル製の剣を振るう事も鎧を纏う事もできなかった。
しかし才覚があったのかラファエロから受けた短期間の修行でめきめきと実力を付け、死にゆくラファエロから魔戒剣と鎧を受け継いだことで新たな堅陣騎士ガイアとなった。
一時期はレオンに代わりガロの鎧を身に纏ったが、覚醒したレオンを認め再びガイアの鎧を身に纏う。
ファミ劇限定FLASHアニメ『ゆるがろ』ではララにやたらと弄られる。



女魔戒法師で、本編のヒロイン。
第2話、城下町の大工の娘を法術で癒したのを捕えられ、青痣ができるほど顔面をボコボコにされるというあんまりな初登場を果たす。
とはいえ、気圧されず異端審問の相手の拳に噛みついたりするほどタフな女傑。
夫のルシアーノの一件から魔戒騎士を嫌っており、基本的にレオンらとも別行動を取っていた。
法術を操り、手持ちの糸車のような暗器から繰り出すワイヤーはホラーすらバラバラに寸断、狙撃銃にも似た形状にも変化し光弾も放つ。
体術にも優れており、両の靴底はソウルメタル製の剣すらも受け止めるほど。
また、蜘蛛のような魔導具を使役してレオンらの動向を探知・追跡したり、悩めるレオンにアドバイスするなど付かず離れず立ち回っていたが、ルシアーノとの決別を経てレオンとまさかのベッドイン。名実ともに姐さん女房になる。



追っ手のホラーに襲われ窮地に陥ったアルフォンソを救った男で、堅陣騎士ガイアの称号を持つ。
袖を破った長衣を着た壮年の男性で、ホラー狩りに臨んでは大剣を武器とする。先代ガロの戦友であり、エスメラルダを貴族の養女として送り出したのも彼の計らいによるものだった。
目と鼻の先で容赦なくバッサバッサとホラーを斬りまくるスタイルはちょっとおっかない。返り血が!返り血がかかっちゃうよ!
言葉少ないながらもアルフォンソに協力する意思を見せ、彼に持てる技術のすべてを伝える師となる事を受け入れる。
実は死病を患っていて余命幾ばくもなく、ホラー・アンフェルの前に窮地に陥ったアルフォンソを助けるが病に侵された体がここに来て限界を迎えてしまい、
アルフォンソに剣と鎧を託し自らはアンフェルに食われるという壮絶な最期を遂げた。
弟子でもある息子がいたが、過去の戦いで鎧を受け継ぐことなく死亡している。


なお、項目冒頭のナレーションを読み上げているのも彼。
そう、名前も判明していないうちからちゃっかり左側でポーズキメている彼である。



  • 魔導輪ザルバ(声:影山ヒロノブ)

もはやシリーズの顔といってもいい、黄金騎士の友(ザルバ)。登場は第3話から。
かつては最強の黄金騎士だったレオンの母方の祖父が所有していたが、ヘルマンの回想時には破壊されており、
16年もの歳月を経てガエル法師(声:茶風林)の手で大量の塩をぶっかけられて修復された。


その執着を陰我としてホラーに憑依された法師の弟子・マルセロ(声:綿貫竜之介)に奪われたが、
レオンの手で奪還され、彼と契約を交わし彼の半身の炎を制御するリミッターとなる。
形状は過去作とは微妙に異なり、瞳の色も水色。第12話までは轡を噛んでおり滅多に喋れなかった。
口調は軽口が目立った実写シリーズに比べると、古風で仰々しいものとなっている。一人称も『俺様』ではなく『我』。


なお、ザルバは黄金騎士専用の魔導輪で実力には関係なく他の騎士や法師が身に着けても契約できず、意味の無いものとのこと。



  • フェルナンド・サン・ヴァリアンテ(声:後藤光裕)

アルフォンソの父であるヴァリアンテ国王。
彼が病に臥した原因が魔戒騎士と魔戒法師にある、とみなされた事が物語の発端となった。



  • エスメラルダ・ヴァリアンテ(声:多田なつみ)

フェルナンド王の后で、アルフォンソの母。
アルフォンソの誕生日にガロの鎧の紋章に似た黄金のペンダントを彼に託す。
しかし、魔戒騎士ゆかりの者とメンドーサに目をつけられたことから
国王に毒を盛ったという濡れ衣を着せられ、虜囚の身となってしまう。
実はアンナの妹で、黄金騎士の血を引いているが、幼少時に貴族に養子に貰われ、王妃となった。*1
やがて、メンドーサにアルフォンソへの切り札として利用されまいと自害して果てた。



  • メンドーサ(声:土師孝也)

17年前にアンナを火刑に処した張本人であり、現在もなお王に呪いをかけた異端者として大勢の魔戒騎士と魔戒法師を弾圧し続けている。
元は元老院付きの魔戒法師でありながら、「守りし者」としての使命に嫌気がさし、ホラーを操る禁断の魔道具を開発したことから堕落者の烙印を刻まれる。
それ以降、騎士と法師に異常なまでの憎悪を抱き一人残らず根絶やしにしようとするようになり、事実上の国王として君臨し、国民に圧政を強く一方で古のホラー・ブラッドムーンを利用しようとして逆に喰われてしまう呆気無い最期を遂げたように見えたが、実際は生きており、ヴァリアンテ国に眠る禁断のホラー・アニマを復活させて自身を永遠の存在にせんと画策する。



  • オクタビア(声:土井真理)

ピンク髪とそばかすとホクロが特徴のメンドーサの側近。
アルフォンソの誕生日に見た黄金のペンダントの紋章に何かを感じ、彼に通達して共にエスメラルダを貶める。
妹を失い、神や魔戒騎士に裏切られ悪魔を信仰するようになったという経緯があり、そこをメンドーサに見込まれ彼の側近となる。
後にその忠誠心を買われ、メンドーサの杖を介しハリセンボンを受けて異形の魔獣装甲を身に纏う。その変貌にはヘルマンも「せっかくのかわいいそばかすとホクロが台無しだぜ」と評するほど。



かつてはヘルマンの朋友だった魔戒騎士で、翠瞑騎士ゼクスの称号を持っていた。
ヘルマンとアンナを守るために自ら魔女狩りの盾となったが、メンドーサに踊らされて執拗に魔女狩りを行う人間に絶望、その心の闇を見込んだメンドーサの手によって一度肉体を消滅させられた後暗黒騎士ゼクスとして転生、彼の命で黒の騎士団の編成を務める。
後ろに結われたポニーテールお下げ髪と円状の盾の持ち主で、両の頬には血の涙を思わせる刺青が施されている。
既にその体は人ではなくなっており、そのためか時折両の瞳に真紅の妖しい輝きが放たれている。
若かりし頃、ヘルマンと模擬戦を行う際に「時々、魔戒騎士の掟を破ってみたくなる」と彼との真剣勝負を求めたのが闇堕ちのフラグだった模様。
サンタ・バルド城に突入したレオンたちの前に現れヘルマンと双方鎧が解除されるほどの激闘を繰り広げ追い詰めるが、勝利を確信した隙を突かれて敗れる。
致命傷を受けた後正気を取り戻し、ヘルマンに自らの剣を継ぐものを探すように頼むが、その頼みもむなしく魔戒剣と共に消滅した。



  • ガルム(声:鵜殿麻由)

番犬所の神官。気だるげな口調で話す性悪ロリBBA
番犬所/元老院の不親切ぶりはこの時代既に完成しており、
騎士や法師の弾圧に対しても対応らしい対応はせずただ使命を果たすことだけを強いる。
白いのは見た目だけのブラック上司である。ナレーションも気だるそうに語るので、妙にウザイ眠気を誘う。
名前は第1期の黒幕である番犬所の三神官と同じだが、全く関係ないらしい。
普段は狭い元老院内で蝶々と戯れたり、マカロン食ったり、釣りをしたりして暇を持て余しているが疑似的なものなので魔戒騎士との会話や強力なホラーの話をして反応を楽しんだりする(特にヘルマン)のがほとんど。



ザルバとの契約で『新月の時』に一日分の生命を吸われたレオンの前に現れた牙狼の鎧を纏いし者。
その姿は、実写版の牙狼そのもので、その正体はレオンの祖父だと思われる。
過去・現在・未来すべての時が分かたれる事なく存在する『時たゆたう場所』で、
レオンに「お前の炎を恐れるな。迷う時は自らの剣に問え…『守るべきものは何者か』と」と助言し、姿を消した。



  • アンナ・ルイス(声:大関英里)

ヘルマンの妻にして、レオンの母たる赤毛の魔戒法師。
何気に乗馬と男の扱いがヘタだが受け身が得意なドジっ子だったらしく、胸元とスリムな腹部を強調した服装がエロい。
やがて捕えられ、火刑の最中レオンを生み落し彼を守るための刻印を施し命を散らした。
……が、別の次元で幻影騎士のできる魔導具に転生、オレっ娘魔戒法師らと組んで後番組のEDを歌うソングユニットとして活躍と大忙し。



  • ララ(声:逢葉まどか)

第14話にて初登場。ヴァリアンテから外れたとある村に住む純朴な少女で、すべてを失い心身もボロボロなレオンを「旅人さん」と慕い献身的に尽くす。
彼女と素朴で温かな家族の姿はレオンを耕す者としてリハビリさせたが、第17話で野良ホラーの襲撃を受け一家もろとも死亡する。
正ヒロイン登場!?と期待した視聴者は少なくなかったが、実際は鋼牙に対するカオル役ではなく零に対する静香役だった。
実はおまけFLASHアニメ「ゆるがろ」第1回から登場しており、話のおさらいと見せかけてクイズなりレオンの量産化なりガルムと一緒にアルフォンソいじりにいそしんだり、と本編と540度異なるハジケキャラでその存在感を見せつけた。
しかも本編で死亡しても天使のわっかと共にしぶとく登場、ロボになって大暴れとハジケぶりもエスカレートしている。



  • ヒメナ・コロナード(声:須藤祐実)

サンタ・バルドの城下町で父と共に小さな宿屋を営む娘。第8話にて全裸でサンタ・バルドを駆け巡るヘルマンをかくまい登場。
第12話では火の海に包まれるサンタ・バルドの中、自身の身を顧みず民を避難させた後、瓦礫の中で倒れたヘルマンを看病。
天真爛漫な性格と優しい笑顔は、ヘルマンにかつてのアンナの面影を感じさせた。
第16話で不治の病に侵されるが、放浪の医師ファビアンを名乗り治療した人間を喰らう青年・ミケル(声:関智一)の腕により治療され、後にヘルマンに抱かれ彼の子を身ごもることに。実はこの人がカオル役でした♪こんのクソオヤジ!



  • 老師(声:谷育子)

メンドーサの師匠であった魔戒法師。第10話の回想場面に登場。
「守りし者」の掟に背いて人間の命を利用した魔導具を作り出したメンドーサに失望し、彼の肉体に「堕落者の烙印」を刻んで番犬所から追放した。
現在は既にこの世を去っている模様。
ちなみに当時の番犬所はたとえ掟に背いた者であろうと人間を処刑する事が許されなかったため、せめてメンドーサに生き地獄を味わわせる形で前述の罰を与えたのだが、それがのちにヴァリアンテで魔女狩りが横行する遠因となり、結果的に自分達の首を絞める事となる。



  • ルシアーノ・グスマン(声:木内秀信)

第19話に登場した、ホラーに堕ちた魔戒法師。不気味なほど透き通った白い素肌に仄暗い紫色のアイシャドウと口紅が目立つ。
エマとは相棒でもあり夫でもあったがホラーを狩り続ける中、ホラーに憑依された者を救う術がないかと奔走
その妄執と「お前は誰も救えない」という囁きに囚われホラー・アラベルに憑依される。
後にエマと再会を果たすが、結婚指輪を媒介にした爆弾を受け、一時的に人の心を取り戻すがホラーの本能には勝てず、ポニーテールを長剣にしたエマの決別の一撃で頭を突き刺され葬り去られた。
鴉にも似た姿とオレンジのフードを被ったエイにも似た姿と二種類のホラー態を持ち、エマと死闘を繰り広げる際には後者の姿で挑んだ。




【魔戒騎士】

  • ガロ

ご存知、魔戒騎士最高位たる黄金騎士の鎧。レオンが纏うものは母方から受け継がれたもの。
レオンが魔戒剣を振るい、上空に円を描く事で鎧が召喚されるが、装着する際に左半身の装甲がひび割れ、そこから炎が迸る。
燃え盛る炎のごとき真紅の瞳と背中から伸びた一対の背旗(白夜騎士・打無のそれに近い)が特徴で、
その先には相手を捕縛する金輪を結わえ付けており、空中に跳躍する際、それを踏み台にして追撃することも可能。
戦闘時は魔戒剣も牙狼剣に変化、突き刺したホラーに迸る炎を注ぎ込んで内部から爆散させる剣技をトドメとして用いる。
アニメならではの演出として、鎧装着後も表情があるかのように顔が頻繁に変形する。
レオンの心が憎しみや悲しみに囚われると暴走、形こそ人を保っているものの狂気の咆哮を上げる心滅と変わらない状態になってしまう。
この状態からレオンを解放するには腰の紋章を突いて鎧を解除しなければならない。
更に前期OP映像では暗黒魔戒騎士を思わせるような演出も見られ、第12話でとうとう心滅獣身化、サンタ・バルドを焼き尽くしたことでレオンを見捨てアルフォンソを新たな後継者として選ぶが、後に覚醒したレオンの下に渡る。
アルフォンソが纏った頃は瞳も青で形状もガロの紋章が胸部に移動しており、レオンが再び纏うようになった際には炎を思わせる意匠が随所に施されているが両方とも実写版の牙狼の鎧に似ている。
最終話では、ヘルマンの魔戒剣を振るいガロとゾロの鎧が融合した双烈融身・ガロとなり、魔導火の翼を得てアニマと融合したメンドーサとの決戦に挑んだ。


なお、ヴァリアンテ国で古くから讃えられている「光の騎士」も壁画を見る限りは明らかに牙狼。
基本的には特撮シリーズと同じデザインの鎧であるようだが、序盤のレオンが纏った時には前述した独自のデザインになった。



  • ゾロ

ヘルマンが纏う、銀色の鎧。二つ名は絶影騎士。一般には刑場から赤子を攫って逃げた悪魔として認識されている。
月光を浴びた金色の瞳と額に付いた狼の紋章に大きな庇、鎖で手首に繋がった双剣、剣の鍔と腰部に施された(Ζ)マークが特徴。
ヘルマンが両手に携えた短剣を左右に突き出し円を描くことで装着。短剣は曲刀状の長剣に変化する。
手首の鎖を用いて鞭のように振りかざす、剣を突き刺して鎖を戻しながらその勢いを利用して膝蹴り、合体して碇状の攻撃を放つ、とその戦い方は変幻自在。
その銀の姿と二刀流から、銀牙騎士・絶狼や彼の兄弟子たる風雲騎士・波怒に似ており、
銀牙に似た銀色の魔導馬・ゲツエイを召還し疾風の如く駆け抜ける。


…ちなみにヘルマンの息子のレオンが牙狼の鎧と称号を受け継いだ関係上、現在ゾロの系譜の後継者は空位である。
ヘルマンが女好きなのは自分が現役のうちに後継者を用意せねばという生々しい理由があるとかないとか…滅びろクソオヤジ!



  • ガイア

ラファエロが纏う、濃い紫色の鎧。二つ名は堅陣騎士。
ガロ同様、魔戒剣を振るい上空に円を描くことで鎧が召喚される。
手甲と腰の紋章、そして魔戒剣が変化した大剣の鍔部に青い水晶が施されており、その二つ名のごとく重装甲を誇り、装着後は地面が割れるほど。
大剣を地に走らせる事で火花を散らせ、そこから[[緑色の炎>烈火炎装]]が迸り、ホラーを焼き尽くす。
後にラファエロの死と同時に、弟子であるアルフォンソに受け継がれる。
「同じ鎧でも装着者が違うと瞳の色が違う」という実写版の設定は引き継がれており、ラファエロがオレンジ、アルフォンソは



  • ゼクス

ベルナルドが纏う、漆黒の鎧。二つ名は暗黒騎士。暗黒に堕ちる前の名は翠瞑騎士。
剣と盾をこすり合わせることで光の環が放たれ、そこから鎧が召喚される。
先端が十字になった剣と、左腕全体を覆うほどの巨大な悪魔の顔のような盾が武器。
左手から邪気を圧縮した波動を放つ。
ゾロ同様魔導馬・センカク(穿角)も召喚でき、右腕に装着されることでドリル状の突貫攻撃を放つこともできる。



【用語】

太古の昔より魔獣ホラーの脅威から人類を守りし者。
本作では『悪魔と通じた堕落した人間』として忌み嫌われているが、悪魔=ホラーを封印する者としての使命は変わらない。
黒い制服のような衣装に身を包んでおり、ロングコートのような魔法衣はこの時代にはまだ定着していない模様。
卓越した体術を使うものの、人間は斬ることも裁くこともできないハンディや数の暴力により、あえなく斃されていく。



シリーズで魔戒騎士を補佐する法師。魔導火や風を操る術など様々な法術を使う者が確認されているが、
メンドーサによる『魔女狩り』の影響で魔戒騎士ともどもほとんどが弾圧されている。



  • ホラー

シリーズ共通の敵たる、人の邪心が呼び寄せる魔獣。
教会の発足に伴い、この物語では『悪魔』という表現をされることも多い。
とはいえ、獰猛な獣に似、人を喰らい、喰らった人間の姿を借りるといった性質は従来のシリーズと変わらない。
本作ではアニメという媒体故に形や大きさに制約がなく、外見は悪趣味な造形の怪獣といった感じ。



  • 魔導ベル

ガエル法師が造り出した魔導具で、本作における魔導火(ホラーの前でかざすあのライター)的ポジ。
ホラーを探知する際に鳴らす事でホラーの正体を探る事ができ、ホラーに憑依されている者は真紅の妖しい輝きを放つ。
普段はヘルマンやラファエロのように懐から取り出して使うが、
エマの場合は左太腿に施されており、鳴らす際は太腿をちらつかせるので大変けしからん…もとい、目のやり場に困る。



  • 番犬所

シリーズでおなじみ、魔戒騎士の所属する機関。
例によって赤い手紙を騎士に手渡し、アルコールランプを介した魔導火で指令を通達させるが、
メンドーサの『魔女狩り』によってそこにいる者の数も減少の一途を辿っている。



  • 黒の騎士団

事故で死亡したヴァリアンテ国兵士隊長に変わり、『黒騎士』と呼ばれる男が後任として就任すると共に創り上げた騎士団。
隊長たる『黒騎士』をはじめ、上から下まで黒い鎧に身を包んでおり、対峙する相手にとっては不気味で恐ろしいとのこと。
国の兵士隊で『試験』に勝ち生き残った者が入団を許されるが、その際に地下のある場所に連れて行かれてホラーに憑依されてしまう。



  • 堕落者の烙印

「守りし者」でありながら闇に堕ちた者に刻まれる烙印。これを刻まれると、未来永劫子孫に受け継がれるらしい。
レオンの左半身にもメンドーサと同じ刻印が現れるが、同じものかは不明。



  • 禁断の魔道具

メンドーサが魔戒法師時代に発明した魔道具。「ツィルケルの環」という名称がある。
人間の血を絞り媒介とし、その陰我を使ってゲートと化したオブジェを介さず直接真魔界からホラーを召喚する。
更に、召喚したホラーを召喚者に従わせる機能もある。



  • ブラッドムーン

メンドーサが禁断の魔道具で召喚した「暁月の使徒」と呼ばれる巨大ホラー。
赤く染まる月を見た者すべての陰我を破滅へと導くと言われ、その力は元老院も厳戒するほど。
全容を現す前に心滅獣身に陥ったレオンの猛攻で大打撃を受け、半身が千切れた状態で復活。
やがてレオンに代わってガロの鎧を身に纏ったアルフォンソの牙狼剣を受け、真っ二つにされた。



  • アニマ

ヴァリアンテ国の深部に眠る禁断のホラー。
月食の日に復活を遂げるホラーを喰らう存在と言われており、
メンドーサは『魔女狩り』により処刑された魔戒騎士と魔戒法師の怨念をテトリス血の色をしたオブジェに変えてアニマの覚醒と吸収を目論んでいた。
首尾よく復活させた後、メンドーサは目論み通りその力を取り込んで不滅の存在となった。



  • 金色狼

ヴァリアンテ国首都サンタ・バルドに住む腕利きの職人達が作製したガロを模した機械仕掛けの鎧。「こんじきおおかみ」と読む。
内部に乗り込んで実際に動かすことができる。当然ガロには及ばない性能だが、害獣と戦えるくらいの力は発揮できる。また最終手段として自爆機能が搭載されている。



※推奨BGM:神官ガルム


wiki篭り…お前が書き記した軌跡は、この項目の光となるか…?


次回


修正
―DIVINE TRACK―






牙狼シリーズ
10周年記念作品


火刑の母より生まれし赤児


その命が引き継いだのは


運命の称号


劇場版


G A R O


[[DIVINE FLAME>劇場版 牙狼-GARO- DIVINE FLAME]]



2016年 5月21日 全国ロードショー


―この闘い、誰がために――。―



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  • そういや主役のレオンは個人記事が無いんだな。他のメインキャラはあるのに -- 名無しさん (2015-11-08 17:49:16)
  • ↑難題なんだよな…本当じっくりと成長が描かれてるから足取りをかいつまんで説明するのが難しい。下手すると単なるアニメのレビューになっちゃうw -- 名無しさん (2015-11-08 22:41:57)
  • ↑分かる分かる。 もうドン底行ったからこれよりってのはないな!→あったよ・・・からの守りし者としての目覚めの件とか外すワケにゃいかんし -- 名無しさん (2015-11-10 18:52:09)
  • 2クール目のEDを歌ってたのがワンピースのバルトロメオ -- 名無しさん (2015-11-17 02:52:10)
  • 映画はTV版の再構成モノかあ…正直綺麗に終わった話蒸し返されてるみたいで食指が動かんな。前日談なり後日談なり時計の針を動かしたエピソードが見たかった。 -- 名無しさん (2015-12-28 22:52:56)
  • ↑喜べ、テレビの4年後で成長したレオン&アルフォンソ主役でヘルマンが復活する・・・らしいぜ。あと、エマちゃんエロイ -- 名無しさん (2016-02-12 19:52:21)
  • ↑PVでしっかりTV版の後日談してたぞ -- 名無しさん (2016-02-13 20:52:10)
  • 魔獣装甲ってぶっちゃけ女でも装着できる鎧だよね・・・G4システムのごとく装着者が使い捨ての消耗品と化すけど -- 名無しさん (2016-02-23 15:10:34)
  • そういや某所で牙狼シリーズは邪美以外に死人が蘇ったことないのに刻印が一番復活少ないとか訳わからんことのたまってるのがいたな -- 名無しさん (2016-02-23 15:16:10)
  • ↑紛らわしい描写もあるからな…『翔』ラストの自爆した莉杏の蘇生とか、サバック優勝者の死人との面会権を復活とカウントしちゃってるんじゃないだろうか。 -- 名無しさん (2016-02-23 15:51:58)
  • アニメ化を機にファン層が広がるのを期待してたけど実際は牙狼ファンが内輪で盛り上がってただけだったのがちょい寂しかったな -- 名無しさん (2016-03-07 10:45:39)
  • 今度の映画は新キャラにイエローバスターこと小宮有紗、カイジやアカギの萩原聖人か…予告を見るとちょっと敵の動機がさらば電王入ってる?みたいだ -- 名無しさん (2016-04-19 23:35:43)

#comment

*1 彼女を送り出したラファエロ曰く「王妃にまでなるとは思ってもみなかった」とのこと

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