登録日:2012/07/17(火) 06:14:23
更新日:2023/08/18 Fri 20:02:55
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中国 ロボット 腹筋破壊兵器 誰得 検索してはいけない言葉 シリアスな笑い 検索してはいけない ロボコップ ブレードランナー 侍魂 中華キャノン ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲 先行者 中国4000年の技術の結晶 プラモ化←誰得 ネットランナー
【先行者とは?】
- 身長:140cm
- 体重:20kg
- 可動範囲:頭部、目、首、胴体、腕、足
- 一定の言語機能搭載
先行者とは西暦2000年に発表された、当時の最新技術を詰め込まれた中国製のロボットである。
二足歩行は当然のことながらなんと会話機能まで備えている。
まずは画像をご覧頂こう。
おっと間違えた、本当の画像はこっちだった……なんてオチはない。
この画像が正真正銘の先行者である。
この画像が正真正銘の先行者である。
どこが当時の最新技術だ?と思うかもしれないが、
これでも湖南省の国防科学技術大学により開発された中国初のニ足歩行ロボットである。
(実際は大学教授が趣味で作っただけなんだがな!)
アホみたいな見た目だが、当時の中国最新技術であり、本人達は大真面目に作っていたのである。
因みに我が国の本田技研は同年、あのasimoを発表している。
【先行者の性能】
見た目はそれこそ骨組みだけで構成された、さながらガイコツのロボット。
随分と貧相……もといスリムな体型を為しているが、これは電源や制御装置・モーター等が外部に依存している為である。
なので、見える部分のムダな部分をはぶいた結果こうなった。
手はなぜかお好み焼きのヘラが付いている。
歩行速度はお世辞にも速いとは言えない。むしろ遅い。
先行者が動く映像を見ればわかるが、マジで亀の方が速いかもしれない、出来の悪いラジコンレベルの遅さ。
歩き方もかなりぎこちない。歩き方を覚えた子供の方が上手く歩けるレベルのぎこちなさ。
ボディには可動部位や特色は多々あるが、実際は頭部はただの飾りであり目や鼻は付いているだけで特に意味はない。
飾りならもう少し見栄え良くできなかったのだろうか……と思われるが、表情を変える機能等を搭載しない以上、頭には余計な手を加えなかったのは仕方ないのかもしれない。
また、実物を見た人間の証言によれば、下半身だけならかなり速く歩行できるらしい。
人型でない二足歩行システムに上半身ポン付けした、全身のバランスを取る人型としての完成度の遅れとも思える。
【いくぜ、中華キャノン!】
特筆すべきは股間に装備されている砲身。
ただでさえネタ臭あふれる骨組みボディなのに、これだけ無駄な存在感を放っている。
全身像以上に股間のインパクトが強い為、いつしか見た人々に中華キャノンと命名され、ミサイルが発射可能等二次設定が付加された結果、ネタが加速されネットでの不動の人気を獲得したのである。
※実際は可動部位の複雑化故にデカくなった、ただの股関節を誤認したもの。正面から見ればわかる。
【爆発的人気となる先行者】
先行者が初めて日本に紹介されたのは、小学館の雑誌『SAPIO』誌面であった。
世はまさにテキストサイト全盛期であり、その大手であった『侍魂』がこれを面白おかしく取り上げたことでネットユーザーに広く知られるようになる。
さらに、GIF職人が、股間のキャノン砲をぶっ放すというGIF画像を作成。これがまたしても大ヒットし、ネットを席巻するに至る。
その人気はとどまることを知らずにCGムービーやゲーム、小説等の同人作品が数多く制作されるに至った。
さらにはあのプラモデル大手メーカーのひとつアオシマにより、『中華キャノン』という名称でプラモデル化までされている。
(このプラモデルはコンピュータ雑誌「ネットランナー」2002年7月号の付録として制作された為、一般模型店では販売していない)
二次創作作品の中では、有志達によって製作された3Dオンラインゲーム『日本製「先行者」開発プロジェクト』がもっとも有名だろう。
ゲームの完成度は中々高く、この製作だけの為に態々作られた異常に細かい舞台設定はある意味必見。
【先行者のその後】
全力投球してきた中国とは裏腹にヒットした先行者。だが、どんな作品にも波はある。
プラモデル化やゲーム化された2003年からブームは徐々に鎮静化。
今では話題にすら上がらず、当の中国でも後々別な二足歩行ロボットが発表された為、先行者は完全に過去の存在となった……。
が
あれだけムーブメントを巻き起こした中国4000年の技術、そう簡単には忘れ去られない。
発表から10年以上経過した現在でもアニメ、マンガ、ゲーム等でちゃっかり登場していることが結構ある。
背景やモブキャラ等ネタとして、先行者は我々に笑いのネタを提供し続けているのだ。
【先行者が登場する作品】
ブーム化した2002~4年くらいのアニメによく登場している。
- 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(第14話「全自動資本主義」)
- ネギま!?(第3話「ほー、契約カードはそうやって使うのか」)
- いぬかみっ!
- りぜるまいん(第23話「一触即発!!はふ~ん美少女大乱戦」)
- ぷにぷに☆ぽえみぃ
- 生徒会役員共(第13話「生徒会役員共! 乙!」)
- アベノ橋☆魔法商店街(コミック版)
- 天神乱漫 -LUCKY or UNLUCKY!?-
- 超次元ゲイムネプテューヌmk2(リーンボックスのモブキャラ)
作品間に扱いの差異はあるものの、上記作品で一番優遇されているのは『攻殻機動隊』。
なんと中国人テロリスト(アンドロイド)として登場し、不意打ちとはいえ主役である少佐を殴り倒している。もちろん中華キャノンも装備。
また、中国のロボットアニメ『超限猟兵-凱能』には「ATF」という人型機動兵器が登場するのだが、これの正式名称はAsy-Tac Fronteer=非対称戦術先行者。文字通り先行者から発展した代物だという。
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- 後継機とかは無いのかね、こいつ -- 名無しさん (2014-02-05 19:47:33)
- つ天郷2号 -- 名無しさん (2014-02-05 19:52:40)
- 友人がこいつをガンダム風にアレンジした絵を描いて「ネオチャイナ代表ガンダムフォアランナー」などとのたまいやがった。国内予選でサイサイシーに負けたというアホな設定までつけて。 -- 名無しさん (2014-03-19 16:15:07)
- ↑いや勝ってても困るだろ -- 名無しさん (2014-03-19 16:29:25)
- Gガンダムの世界では「ネオチャイナMFの原点」、ガンダム00の世界では「ティエレンの遠い祖先」として再注目されてたりして。 -- 名無しさん (2014-11-04 20:47:00)
- なつかしい -- 名無しさん (2014-11-18 11:23:04)
- 確かに先行しているな。人類のセンスを。 -- 名無しさん (2015-03-07 15:23:49)
- 超限猎兵-凯能 KAINARが正統後継者だと思っている -- 名無しさん (2015-03-08 13:56:14)
- http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/index.htm このHPを外すことはできないw -- 名無しさん (2016-08-17 13:09:55)
- 笑った -- 名無しさん (2016-09-09 18:25:48)
- てっきりアルミか何かを切り貼りしただけのネタ画像かと思ってたけど、実在しててしかも動くんだ… -- 名無しさん (2016-09-09 18:36:04)
- ↑4 あれは別方向だろう -- 名無しさん (2017-10-12 14:43:51)
- ↑8 そうか!ティエレンがあんなに無骨だったのは、あの先行者が祖先だったからなのか! -- 名無しさん (2017-10-12 14:59:07)
- この頃は先行者で笑えていたのに20年も経つとまさか日本の産業の大半が中国にぶち抜かれてしまうとは・・・ -- 名無しさん (2019-06-26 12:33:39)
- こいつのせいでスパロボに転んだのは懐かしい思い出 -- 名無しさん (2019-09-23 18:08:03)
- ↑4 設定上、ATF(アサイタック・フロンティア。KAINARの世界に出てくるロボット兵器の名称)は全部先行者の子孫なのよ。 -- 名無しさん (2022-05-19 18:53:29)
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