登録日:2017/09/08 (金) 16:17:00
更新日:2024/02/09 Fri 11:19:18NEW!
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逆転裁判 大逆転裁判 全ての始まり 教授 犬 バスカヴィル家の犬 亡霊 全てはここから始まった 決闘 ネタバレ項目 捏造 脱獄 蝋人形 死神 イギリス ロンドン 大英帝国 倫敦 プロフェッサー 鉄仮面 墓地 大逆転裁判2 留学 プロフェッサー事件 関係者のほとんどが死亡か逮捕 成歩堂龍ノ介の覺悟
※この項目は『大逆転裁判シリーズ』の“重大なネタバレ”があります。ゲーム未プレイのかたはご注意ください。
「成歩堂さま? 何をされているのですか?」
「ああ、寿沙都さん。例の《事件》について、改めて資料を調べていたんです」
《プロフェッサー事件》とは『大逆転裁判シリーズ』で描かれる、全ての始まりとなった事件である。
【概要】
『大逆転裁判2』でその存在が判明。
『2』本編の10年前に、大英帝国で発生した連続殺人事件。
貴族や王族関係者などが次々に巨大な“猟犬”にかみ殺され、倫敦中を恐怖のどん底にたたき落とした恐るべき事件である。
長期にわたり発生した事件であったが、警察は手掛かりを全くつかむ事が出来ず、犯人の正体も謎につつまれたままだった。
いつしか、謎の連続殺人鬼は《プロフェッサー》という質屋の合言葉みたいな名で呼ばれ、恐れられるようになった。
だが、事件の被害者は、貴族の中でも“腐敗”の象徴と言える下衆な人物も含まれていたため、
「むしろ、倫敦の治安は彼のおかげでよくなったのでは?」と考え、中にはプロフェッサーを支持する者も少なからずいたらしい。
プロフェッサーに殺害された被害者は計5人。
最後の5人目の犠牲者となった「クリムト・バンジークス」殺害の際に決定的な証拠品が発見され、ついにプロフェッサーは逮捕される。
だが、犯人の素性は一般には公開されず、公の場に現れるときは頭に鉄仮面をつけていたという。
その後、女王立ち合いのもと、“極秘”で裁判が行われる。被告人・プロフェッサーに下された判決は当然、極刑。
そして《バークリー刑務所》で刑が執行され、そのまま刑務所の裏にある《ロウゲート墓地》に遺体が埋葬された。
なお、この“極秘裁判”では、クリムトの弟である「バロック・バンジークス」が検事を担当したという。
【関連項目】
- 蘇った《プロフェッサー》
プロフェッサーが“処刑”されたその夜。
とある学生が『墓からはい出る《プロフェッサー》を見た』という目撃証言が新聞に掲載され、倫敦じゅうで騒ぎになった。
しかし、以降にプロフェッサーによる事件は発生しておらず、次第に忘れさられていった。
現在は《マダム・ローザイクの館》でこの目撃証言を再現した蝋人形が“特別展示室”で展示されており、人気を博している。
- 中央検事裁判所(オールドベイリー)の《死神》
通称《死神》。先述の“極秘裁判”で検事を担当したバロック・バンジークスの呼び名。
“極秘裁判”以降、彼が担当する裁判で被告人席に立った者は、例外なく死亡するようになる。たとえ無罪判決で刑をまぬがれても、その後かならず謎の死を遂げるという。
当然、警察でも捜査が行われたが、バロックには毎回必ず完全なアリバイがあったため、単なる偶然とされた。
だが、10年たってもこの怪現象は続いた。
いつしか「中央検事裁判所には死神が住んでいる」、「バンジークス卿は死神の化身」、
「死んだ兄・クリムトが死神になり、弟が裁けなかった悪人を始末している」等の不吉な噂が流れるようになった。
半面、ここ数年倫敦の犯罪発生率は格段に落ちており、「《死神》のおかげではないか」という声もすくなくない。
(‥‥一般向けの資料はここまでか。司法関係者向けの資料もあるようだけど‥‥)
【真の概要】
《プロフェッサー》こと、恐るべき連続殺人鬼。
その正体は、当時留学生として日本よりおとずれていた刑事「亜双義玄真(あそうぎげんしん)」であった。
つまり、真犯人は捜査陣の中に潜んでいた。このため、発見が遅れてしまったのである。
逮捕のきっかけは、担当刑事「トバイアス・グレクソン」の強い要望により、
5人目の被害者クリムト・バンジークスを“検死解剖”した結果、その体内より“決定的な証拠”が見つかったため。
なお、この“検死解剖”を行った医師は、「ジョン・H・ワトソン」、「御琴羽悠仁」、「コートニー・サイモン」の3人である。
5人目の被害者の死因は、猟犬に食い殺されたそれまでの被害者と異なり胸部を刃物で刺されたということや、
玄真の高潔な性格から、彼が犯人であることを疑問視する声もあった。
しかし、本人は自身が全ての事件の犯人であることを全面的に認めたため、“極秘裁判”は速やかに終了した。
「外国人留学生が貴族を殺害した」という事実を公表した場合、ただでさえ緊迫していた日英関係にかなりの悪影響が考えられた。
最悪の場合、これを機に戦争になる可能性もあったという。
裁判が女王立ち合いのもと“極秘”で行われたのはこのためである。
公には、玄真は“病死”と扱われ、彼の遺品は日本の家族のもとにすべて送られた。
またこの事件を機に、当時留学生だった御琴羽悠仁、慈獄政士郎はともに日本に帰国した。
なお、前述の「蘇った《プロフェッサー》」事件については、処刑の際にコートニー・サイモン医師が彼の“死亡”をハッキリと確認しており、
玄真が生きたまま脱獄したというわけではないようだ。
「‥‥何度読んでも、陰惨な事件でございましたね‥‥」
「そうですね‥‥」
(‥‥でも。《真実》はそうではなかった。ここからは、ぼくなりに《プロフェッサー》事件の《真相》をまとめてみよう)
ネタバレだけどまとめる
※ここからは、ゲーム終盤までの“重大なネタバレ”がつづきます。ゲーム未クリアのかたはご注意を!
「ここからは、関係者ごとにまとめてみよう」
(そのほうが、まとめるのがラクだし)
「‥‥成歩堂さま。『できるだけラクしたい』という本音が、カオに“出すぎ”でございます」
【真相】
- クリムト・バンジークス
《プロフェッサー》の最初の殺人事件の犯人、そして2~4人目の殺人事件の実行犯。
元々正義感の強い人物であったクリムトは、自分と同じ貴族が司法の腐敗を招いていることに我慢が出来ず、飼っていた猟犬を使ってその人物を殺害してしまう。
その際に証拠を残してしまい、《黒幕》に殺人を続けるように“脅迫”される身になってしまった。
2人目以降の証拠がなかったのは、彼や黒幕が司法関係者のため、おそらく隠滅してしまったのだろう。
そして、黒幕の指示のもと、クリムトは犯行を重ねていく。
3人目の被害者である、クリムトにとっては昔の恩人であった当時の首席判事を殺害してしまい、精神が病んでいく。
4人の犠牲者を出したところで亜双義玄真に犯人であることを見抜かれてしまい、両者合意の上で決闘を行い、敗れて死亡した。
決闘の前に全ての真相を描いた《遺書》を残しており、玄真にそれを託していた。
また、身重の妻がいたようだが、殺人の罪を告白したうえで隠棲させていた。
ちなみに、途中で見ることができる彼の検死報告書には獣に噛まれた傷がないため、気づく人はここで大体の真相に気付けたりする。
- 亜双義玄真
先述の通り…そして作中で言われていた通り《プロフェッサー》の5人目の被害者、クリムトを殺害した犯人。
クリムトが犯人であることを見抜くも捜査許可が出なかったため、業を煮やし彼と決闘を行い、殺害してしまった。
貴族のやったことに我慢がならず、犯人を自らの手で殺害してしまった点は親友でもあるクリムトと同じだが、
いきなり殺したわけではなく、クリムトの身辺整理を待っていたり、
クリムト自身も、決闘と言う「名誉ある死」という慈悲を与えてくれるとして殺害されることを受け入れていた*1ので、情状酌量の余地はあるだろう。
彼の死後、《遺書》を託されていたが、それをとある場所に隠した。
彼が《プロフェッサー》事件において殺害したのはクリムトのみだが、
黒幕によって証拠を“捏造”され逮捕された挙句、クリムト殺害以外の他全ての殺人の罪も着せられてしまう。
逮捕後、「息子に生きてもう一度会いたい」という思いからクリムトの《遺書》を求める黒幕と、
『プロフェッサー事件に関する全ての罪を認める代わりに、刑務所から脱獄させる』という“取引”を行った。
脱獄の方法は『処刑を行わず“死亡”扱いにして一旦棺桶に入れ、埋葬された後で掘り出す』というもの。
しかし、埋葬後にたまたま“墓荒らし”に来ていた学生「イーノック・ドレッバー」が、よりによって亜双義の墓を掘り出してしまう。
“連続殺人鬼”が生きていることが世間に明らかになることを恐れた黒幕の指示によって、慈獄に射殺されてしまった。
(黒幕の狙いは、亜双義が隠したとされるクリムトの《遺書》だったため、最初から殺すつもりだった可能性もある)
彼の遺体はそのまま埋葬され、二度と祖国日本の土を踏むことはなかった‥‥。
ちなみに、クリムトの《遺書》については、当時徹底的に捜査されたが、発見されることはなかった。
なお、クリムトは、遺書に記せないもう一つの願いも亜双義に託していた。
しかし、死刑判決を受けてしまいそれが果たせない可能性があったため、親交のあった御琴羽悠仁に、そのクリムトの願いを託していた。
※上記の内容は、龍ノ介たちが事件関係者の証言と証拠品、《遺書》をもとに推測したものである。
詳細な経緯は不明だが、少なくとも「玄真がクリムトを殺害した」という件に関しては獄中でも名前こそ挙げないものの、事件における殺人の事実を認めているため、真実であると考えられる。
ただし、名前を挙げなかったために証拠が出揃うまでは計5人を殺害したのだと周囲に思い込まれていた。
作中の裁判においてほぼ絶対的な証拠である「証人」が存在しない、決闘という状況に臨んで殺害が行われたため、状況が分からないので証人の捏造もできず、何とか告発するために《決定的な証拠》が捏造された。
《プロフェッサー》事件の担当刑事。
クリムト殺害の犯人は玄真であることを確信し、捜査していたが、黒幕に強要され、
玄真とバロックを襲い、玄真の指輪を奪い、証拠の“捏造”に加担してしまう。
“検死解剖”を行うように進言したのも、黒幕の強要によるもの。
事件以降も黒幕に従い続け、悪に“私刑”を与える集団:通称《死神》の一員として活動していた。
(ただし、本人は従っていたのは不本意、もしくは苦悩していたような節がある)
だが、黒幕にあっけなく切り捨てられ、殺害されてしまった。
正真正銘の正義漢であったが、従った人間が悪すぎた。
- ジョン・H・ワトソン
《プロフェッサー》事件でクリムトの検死解剖を行った医師。
黒幕の息のかかった人物であり、検死解剖の際にグレクソンの奪った玄真の指輪を胃から取り出したと“ウソ”の報告をした。
彼も《死神》の一員であったが、4年前に日本での大学教授就任に伴い、引退している。
そして本編開始時に、黒幕の息のかかった“暗殺者”にクチを永久に封じられた。
作中では出番が少なく人となりはわかりにくいが、御琴羽教授や学生には慕われており、
捏造に加担したとはいえ根は善良な人物であったことがうかがえる。
捏造にしても、真相を知らなければ「連続殺人を止めるために必要」と主張されれば乗ってしまってもおかしくはない。
- コートニー・サイモン
ジョン・H・ワトソン医師の助手であり、同時に玄真の検死を担当した女性。
「サイモン」は旧姓であり、現在の名前は「コートニー・シス」。
玄真を生かしたまま脱獄させるため、“ウソ”の報告を行った。
彼女も《死神》の一員であり、ジョン・H・ワトソンの引退後は彼の後を引き継いでいた。
黒幕からの信頼の厚い人物であったが、「玄真の検死報告が偽りのものである」ことをとある新聞記者に見抜かれ、脅迫されつづけていた。
その新聞記者を殺害することに成功するも、その殺害計画の真相を法廷で龍ノ介に暴かれ、逮捕された。
ジョン・H・ワトソン医師の助手。日本からの留学生で、クリムトの検死結果を記録した人物。
玄真の指輪がクリムトの胃から発見されたことに違和感を覚え、その場で異議を唱えるが、握りつぶされてしまう。
玄真が処刑される際に最後の頼みを聞き入れた。
黒幕は御琴羽教授が検死解剖に立ち会っていたことを知らなかったらしく、もしその事実を知っていたら御琴羽もまたワトソン同様口封じされていた可能性が高い。
亜双義玄真、及びトバイアス・グレグソン殺害の実行犯。
日本からの留学生。じつは《黒幕》と精通しており、日本の外務大臣の椅子と引き換えに彼の計画に乗った。
彼は玄真を逃がすつもりだったが、黒幕にそそのかされ玄真を射殺。
以降は黒幕に逆らえなくなってしまい、ジョン・H・ワトソン並びにトバイアス・グレクソン殺害計画の片棒を背負わされてしまう。
玄真の息子・亜双義一真を暗殺の刺客に選んだものの、様々な要因が絡み、失敗。
自身でグレクソンを殺害する羽目になるも、龍ノ介たちに事件の真相を暴かれ、逮捕された。
クリムト・バンジークスの弟。
当初は“極秘裁判”の担当ではなかったが、担当検事であったハート・ヴォルテックスに懇願し交代してもらった。
最愛の兄と、信頼していた友人を一度に失い、“日本人”に対し、深い憎悪を抱くようになる。
《死神》に関しては本当に無関係であったが、倫敦の平和のためならと、あえてその汚名を受け入れた。
そのせいで、死神の黒幕と誤解され、何度も命を狙われることもあったようだ。
最後の法廷ですべての真実が明らかにされると、日本人への憎しみは氷解し、《死神》の疑惑も払拭された。
玄真の息子。
「父は“病死”した」と聞かされていたが、ある日、事件の被害者家族からの手紙を受け取り、《プロフェッサー》事件のことを知ってしまう。
父が殺人など犯すはずがないと信じ(上記の通り、実際に犯してしまっていたが)、真相を知るために、英国に渡る決意をする。
その際に、慈獄判事から“暗殺”の依頼をされていたが、初めからそんなことをするつもりはなかったようだ。
父の事件の担当検事だったことから《死神》のリーダーがバロックであることを疑っていたが、最終的には和解した。
- エブリデイ・ミテルモン
玄真の処刑執行の担当だった看守長。
玄真が隠し持っていた《遺書》を発見するものの、彼の高潔な人格からそれを見逃す。
玄真の脱獄後、「責任を負う人間」が必要という理由で、脱獄計画には関わっていなかったにも関わらず“懲戒免職”の処分を下されてしまった。
そのさい、刑務所の所長室の窓から飛び降りるほどのショックを受け、本能的に“クビ”になった記憶を封印していた。
その後は、変装をして「ヒュー・ブーン(通称ゴシップ)」を名乗り、物売り(実質物乞い)をして生活していたが、
グレクソン刑事に依頼され、グレグソン刑事のアリバイ工作をするようになる。
これに当たって大金を報酬として受け取っており、彼の妻が看守長を首になったことに気付かれずに済んでいた。
事件後は殺人の協力者ということからか収監されるも、とりあえず真実を知った妻とは縁を切られずに済んでいるようである(妻のセリフは一言しかないため内心は不明だが)。
- ハリー・バリケード
《バークリー刑務所》の所長。
検事局からの依頼により、玄真の脱獄を許容し、その罪をすべてミテルモンに着せた人物。
そのことを指摘されても、国家のためだからと全く悪びれておらず、ミテルモンに逆上する始末だった。
事件後、玄真が隠したクリムトの《遺書》を徹底的に探したが、見つけられずにいた。
- イーノック・ドレッバー
《バークリー刑務所》のウラにある《ロウゲート墓地》に“墓荒らし”に来ていた学生。
(“墓荒らし”は違法行為であるが、資金に余裕のない学生はよく行っていた)
運の悪いことに、生きていた玄真を掘り出してしまい、「亡霊を見た」と勘違いする。警察に駆け込むも信用されず、つぎは新聞社に駆け込む。
その目撃証言が記事になり、世間に亡霊騒動が起こることになった。
だが、目撃者であるドレッバーを“実名”で報道した新聞があり、“墓荒らし”や亡霊騒動の件によりドレッバーは大学を除籍されてしまう。
科学賞のトロフィーをもらうほど才能にあふれた人物だったが、その未来は永遠に閉ざされてしまった。
結果、その優秀な技術は「才能もないのに夢想を語る科学者もどきを食い物にする」という詐欺行為に使われるようになった
実名報道した記者と殺人犯を生かしておきながら、自分の言い分を封殺した司法へ憎しみをもつようになり、
その10年後、彼に当時の新聞記者がイカサマ実験の依頼をしにきたことで、彼らへの復讐計画を実行する。
何やらやたらメカニカルだがその過程で何があったのかは不明。
- マダム・ローザイク
さまざまな蝋人形が展示されている《マダム・ローザイクの館》の主。マダムというが、まだ26歳の美人さん。そのしぐさに心を奪われるプレイヤーも。
ローザイク家は、かならず本物から“型”を取るのが一族の《掟》であるらしい。
亡霊騒動を再現した玄真の蝋人形も例外ではなく、なんと“処刑”直後の玄真の身体から“型”を取っていた。なお、当時16歳。
その際に、まだ“死体”が柔らかく、“死後硬直”が起こっていないことから死後間もないことを見抜いたが、
黒幕に営業を保証する代わりに口止めをされた。
真相の一端を知っていたにもかかわらず、得をして始末はされなかった、稀有な人物である。
もっとも、任務に忠実な配下であるグレグソンが殺された辺り、彼女の命もいつ狙われてもおかしくはなかったと思われる。
《プロフェッサー》の2~4人目、さらに亜双義玄真とトバイアス・グレグソンの殺人教唆をした張本人。つまり一連の事件の黒幕。
クリムト・バンジークスが殺人犯であることを知り、彼を脅迫することで、自分に都合の悪い人物をつぎつぎに始末させていた。
クリムト死後は亜双義玄真を真犯人に仕立て上げる。*2
しかし、真相が書かれているであろうクリムトの《遺書》を発見できなかったため、玄真を“取引”をすることになる。
玄真が脱獄の際に持っているに違いないと判断し、ドレッバーに目撃されたこともあり、彼を謀殺するも、《遺書》は発見できなかった。
この事件に味を占めたのか、法で裁けない悪に私刑を行う暗殺集団《死神》を組織し、倫敦を裏表から支配していた。
その10年後、今度は司法長官の座を前に過去が明らかになることを恐れ、《死神》の成員を始末し始めるようになる。
しかし、成歩堂龍ノ介、亜双義一真、バロックらの尽力により、すべての真相が明らかになり、その悪行が英国王室にも知れたため、失脚。
女王によりすべての権限が剥奪され、公開裁判にて正当に裁かれるただの罪人となった。
【余談】
●全ての事件の始まりであり、最後の事件であるという点では、『逆転裁判』シリーズの「DL6号事件」を彷彿とさせる。
数多くの人間の運命が狂わされたのも同様である。
●本編では「10年前」と言われているが、これは『大逆転裁判2』時点での話。『1』開始時点では「9年前」となる。
●《プロフェッサー》の名前の由来はおそらく、ジェームズ・モリアーティ教授(Professor James Moriarty)であると思われる。
しかし、被告人も犯人も黒幕も教授というわけではないため、なぜ「プロフェッサー」と呼ばれるようになったのかは、劇中でも明らかにされていない。
●犠牲者が犬に食い殺されるのは、バスカビル家の魔犬のオマージュだろう。
●ミテルモンの偽名「ヒュー・ブーン」は『唇のねじれた男』から。
というか、彼が出てくる『大逆転裁判2』の第4話が、全体的に『唇のねじれた男』のオマージュ回である。
●亡霊事件の目撃者イーノック・ドレッバーは『緋色の研究』の被害者から。そんな装備でも大丈夫ではない
●シャーロック・ホームズもこの事件に詳しいが、なぜ詳しいのかは劇中で詳しくは語られていない。
恐らくは”相棒”から聞いたり、持ち前の推理力で真相をある程度分かっていたのだろう。
「‥‥と、こんなものですかね」
「流石でございます! 成歩堂さま! でも、記事としてはまだ不完全。さあ、どんどん追記・修正してくださいませ!」
「ええ、やってみます!」
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▷ コメント欄
- 結局なぜプロフェッサーなのか明らかになってないから、3があるならモリアーティポジのキャラが出るんじゃないかと思っている。 -- 名無しさん (2017-09-08 16:58:35)
- プロフェッサーといえばメグンダルが質屋で設定した合言葉も「Professor」だったのも何か意味があったのかな? -- リュウ (2017-09-08 17:50:23)
- 話が進み、真相が1つ1つ明らかにされるにつれて恐怖と衝撃を受けた事件。それだけに黒幕にトドメさしたシーンは痛快だったが -- 名無しさん (2017-09-08 19:25:26)
- ↑遊んでたら第一話の後半部がどんどんリフレインしたぜ… -- 名無しさん (2017-09-08 19:38:58)
- まさか、メグンダルも何か知っていたりして -- 名無しさん (2017-09-11 09:57:04)
- ほんとイーノックって余計なことしてくれたよな、10年後も屑だし。まあこいつがいなけりゃヴォルテックスは仕留められなかったが。 -- 名無しさん (2018-05-29 15:37:46)
- ローザイクさん美人なのに知りすぎてるから4、5話あたりで死ぬパターンだ勿体ないと思ったら余裕で生存したでござる -- 名無しさん (2018-10-29 10:54:51)
- ただワトソンやグレクソン殺すくらいだし司法長官目指すうえで邪魔になるかもしれんから死刑囚の蝋人形ごと火事として処理されていた可能性も無きにしも非ず -- 名無しさん (2018-10-29 10:58:28)
- 普通の事件かと思った。紛らわしいので「(逆転裁判シリーズ)」とか付けてはいかがでしょう? まぁDl6号事件とかもそういう注意書きはないですけども。 -- 名無しさん (2018-10-29 10:59:52)
- いらねーよ、そんなの -- 名無しさん (2022-07-18 22:32:59)
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*2 実際にクリムト殺害の真犯人だったと思われるが、物的証拠はなかった
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