第0章

EPISODE 00：第0章「暗黒時代・上」

 

（はじめに・前提知識）

ここはテラと呼ばれる世界。

この世界には風土病として、鉱石病（オリパシー）という死に至る伝染病がある。
単に「感染者」といえばこの病気の患者。
源石に触れたり、患者との濃厚接触により感染する。
今のところ完全な治療法はなく、不治の致死性の病。

またこの世界にはアーツと呼ばれる術があり、感染者になるとこの能力が強化される。

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天災と呼ばれる災害も、世界を悩ませる別の要因。
人々はこの天災から逃れるため、巨大な乗り物の上に都市を建造するという「移動都市」という方法をとっている。

 

ウルサス帝国の都市チェルノボーグ・中枢エリア

ドクター（あなた）は救命ポッドで、記憶喪失の状態で目覚める。

目に映ったのは、必死に自分に呼びかける少女、アーミヤ。
ロドスという組織を率いる彼女は、仲間であるドーベルマンらと共にドクターを救助しに来たのだった。

 

チェルノボーグ・各所

時を同じくして、チェルノボーグではレユニオンと呼ばれる感染者の一団が暴動テロを起こし、住民を襲っていた。

見て見ぬふりができないロドスの一行は、レユニオンと戦って住民を助ける。

しかしながら助けた住民に感謝されることはない。
ロドスもまた感染者から成る組織だから、とドクターに理由を説明するアーミヤ。
この世界では感染者であるというだけで、世間から嫌われひどい扱いをされるのだ。

それでもロドスは、問題の根本解決と感染者の治療という希望を捨てない。
そのために優秀な鉱石病研究者であるドクターの力が必要なのだと、ドーベルマンは言う。

一行は、都市に天災が迫っていることに気づき脱出を急ぐが、その後には追跡者の影があった。

 

チェルノボーグ・都市脱出を急ぐロドス部隊

謎の追跡者をかわしながら逃げる一行は、ウルサス軍を圧倒するレユニオンの強大な戦力を目にする。
参加を望む者は拒まない方針のレユニオン。
そこでは、居場所と復讐の機会を与えられた感染者たちが怒りを爆発させていた。

逃げる途中でアーミヤたちは、以前からドクターをよく知るAceの部隊とも合流しつつ、チェルノボーグからの脱出を急ぐ。

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追跡者の正体は、クラウンスレイヤーと呼ばれるレユニオンの幹部だった。
ついに彼女に追いつかれた一行だったが、メフィストと呼ばれる別の幹部がそこに現れ、ここは自分の縄張りだと主張する。
クラウンスレイヤーはしぶしぶその場を後にした。

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メフィストの狂気的な戦法に苦戦するドクターたち。
しかしその時、ロドスの援軍として到着したニアールのおかげでその場をなんとか離脱することができた。

逃げられたメフィストは、相棒であるファウストにロドスの後を追わせる。

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